地質調査報告書の作成業務を効率化するWebシステムを構築しました。
柱状図作成システムから出力されたXMLを取り込み、土質試験に応じた定型文の挿入、孔内水位グラフの生成、試験結果の転記、グラフ作成などを自動化。さらに、地図サービスや社内の受注管理システムと連携することで、地質調査に必要な基礎情報の転記作業も効率化しました。
専門性の高い地質調査業務に対して、実際に動作するプロトタイプを用いながら毎週のワークショップで仕様を確認し、現場の業務に即したシステムとして構築しました。
株式会社ジーベック様向けに、地質調査報告書作成システムの構築を支援しました。
地質調査報告書は、建設工事や開発計画を立てる際に、地盤の強度、地下水の性質、地形、地層、土質などの情報を整理し、所定の計算式に従って評価・分析するための重要な報告書です。従来は、試験結果の転記やグラフ作成などに多くの手作業が発生しており、報告書作成にかかる単純作業の効率化が課題となっていました。
本システムでは、主に3つの機能を構築しました。
1つ目は、柱状図作成システムとの連携です。柱状図作成システムから出力されたXMLを取り込み、実施した土質試験に応じた定型文の挿入や、孔内水位グラフの生成などを自動化しました。これにより、報告書作成時の転記作業や定型処理の負担を軽減しました。
2つ目は、地図サービスとの連携です。緯度・経度の情報をもとに、地図サービスから複数パターンの地図を取得できるようにしました。取得した地図は、移動、拡大・縮小などを柔軟に調整でき、報告書に適した形で活用できるようにしています。
3つ目は、社内の受注管理システムとの連携です。受注管理システムと連携することで、地質調査の基礎情報を報告書側へ転記する作業を自動化しました。これにより、入力ミスの削減と作業時間の短縮を実現しました。
開発は、弊社の開発アプローチであるReservoir Wayにより実施しました。地質調査業務は専門性が高く、紙の仕様書だけでは完成イメージを共有しづらい領域です。そのため、本物に近いプロトタイプを用いながら、毎週のワークショップで画面や動作を確認し、要件定義、設計、開発を機能単位で反復しました。
その結果、現場の状況やニーズをシステムに反映しながら、報告書作成における単純作業を効率化できる仕組みを構築しました。これまで数時間かかっていた手作業部分を削減することで、担当者が評価・分析といった専門業務に専念しやすい環境を整えました。