ホームページで何を伝えるのかは大きなテーマだ。会社の連絡先だけで、何をしている会社なのかが分からないようでは名刺代わりにもならない。
そんな無機質なホームページを、会社のビジネスがサイト訪問者によく伝わり、集客ができるものにリニューアルをしたいと思い立った株式会社ストレートは、発注ナビを介して、広告の世界で培ったデザイン力とブランディング力に強みを持つ株式会社シンデザインと出会った。
発注者が「満点の出来」と評価するホームページは、いかにして出来上がったのか。株式会社ストレートで制作兼営業を担当する大古田昌大氏と、株式会社シンデザインの代表である小松真弘氏にお話を伺った。
企業情報や企業理念だけのホームページを、もっと集客力があるものにしたい。
――ストレート様はどのようなビジネスを展開されているのでしょうか。
大古田氏:私たち株式会社ストレートは、CGを使った建築物のパースの制作、CGの制作・ディレクションを展開している会社です。CGアニメーションやVRゴーグルを付けて鑑賞するVR映像の制作、さらにはプレゼンテーションの制作、現場調査や作図、CADのトレーニング、設計支援のための人材派遣など、建築設計に関するあらゆる業務をワンストップでサポートしています。主な取引先は、大手ゼネコン、設計事務所、大手建材メーカー、大手家具メーカー、CADメーカーやベンダー、大手ハウスメーカー、中堅ビルダーなど多岐にわたっています。
――大古田様は、どのようなお立場なのでしょうか。
大古田氏:ずっと制作現場にいましたが2023年1月から営業兼制作ということで、営業業務も手掛けることになりました。そうした経緯もあり、集客のフックになるホームページを刷新する業務も担当しています。
――今回はホームページ制作のご発注でした。具体的にどのような課題があったのでしょうか。
大古田氏:もともと当社にはホームページはあったのですが、会社の紹介や企業理念の紹介に終始していて、具体的に当社が何の仕事を行っているのかが分かりにくいものでした。また、もっと集客力があるホームページに刷新したいと思いながらも、社内にホームページ制作に詳しい人がおらず、丸ごとお任せできる発注先を探していました。
また、事業がどんどん増えていっているのにも関わらず、ホームページの更新が追い付いてないことが気になっていたので、今回このタイミングでテコ入れをしよう、ということになりました。
本当に無料なの?と思いつつ、イマイチだったら別のサービスと考えていたが、信頼できる複数の制作会社を紹介してもらえた。機会があれば、また使いたい!
――既存のホームページはどのように制作されたのですか。
大古田氏:既存のホームページは個人の方にお願いしていたのですが、その方がプログラミングはできても、デザインは不得意だということで、デザイン面をお任せできる新たな発注先を探そうということになりました。
――今回、発注ナビをご利用くださいました。そこに至る経緯を教えてください。
大古田氏:Web業界に詳しくないので、ホームページ制作で検索して制作会社を見つけても、その会社がどういうところが得意で、どういうところが苦手なのかが分かりません。また、費用感もまったく分からなかったため、いくつかの制作会社のホームページを見て、予算感を把握しようとしていました。発注ナビを知ったのは、その時です。
ネット上で制作会社を探しているうちに、そういうサービスがあるのだと分かりました。発注ナビに問い合わせをすれば、要望に合う制作会社を見繕っていただけるということで、自分で会社を探す必要がなくなります。それなら試しに使ってみようということになりました。
――複数の類似サービスがある中で発注ナビをお選びいただきました。
大古田氏:最初に見つけたのが発注ナビでした。登録をすれば適した発注先を紹介してくれる。本当に無料なのかな?と思いました。適した発注先が見つからなければ別のサービスを使えばいいという軽い気持ちで使ってみることにしました。
――実際にご利用いただいた結果はいかがでしたか。
大古田氏:自分で一社一社探すよりスピーディーで、当社のニーズに合う業者を選定してくれるので大変助かりました。いくつかの制作会社を紹介してもらいましたが、シンデザインさんを含め、いずれもしっかりした信頼のおける会社が多数登録されているサービスであることが分かりました。また別の機会があれば、発注ナビを利用したいと思っています。
発注先選びの決め手になったのはデザイン力の高さと業界知識に基づいた提案力。
――シンデザイン様はどのようなビジネスを展開されているのでしょうか。
小松氏:私たち株式会社シンデザインはブランディングを得意とするデザイン制作会社で、Web・グラフィック・パッケージデザインなど領域にとらわれることなく制作をしています。
ホームページ制作・ECサイト構築はもちろんのこと、Webデザイン、グラフィックデザイン、パッケージデザイン、動画撮影、印刷、サーバ管理・更新まで、一気通貫でお客様をサポートしています。会社のブランディングから、ブランドを印象づけるあらゆるツールのデザインを得意としています。
――今回、ストレート様の案件にエントリーされましたがどこに着目されましたか。
小松氏:案件内容に「パース」と書かれていたので、この案件は楽しく関われそうだなと着目しました。過去にパース制作会社と取引があり、業界について多少の知見を持っていたので、それらを基に提案のイメージがありました。
そういった意味では、競合他社より業界のことが分かっていたため、あとは当社が得意とするデザイン性を見ていただければ、という思いでした。
――シンデザイン様を選ばれた決め手はどのようなところだったのでしょうか。
大古田氏:商談を進める中で、シンデザインさんの長年広告に携わってきたデザイン性の高さや、建築業界に関する知識があると知ったことが決め手です。お見積もりも想定していた予算内に収まっており、提案内容でシンデザインさんに決めました。
制作進行はスムーズ。シンデザインのクリエイティブな仕事でホームページは満点の出来!
――制作進行は順調でしたでしょうか。
大古田氏:制作過程ではシンデザインさんにお願いしておいて良かったと思うことが数多くありました。
たとえば、素材の準備に時間がかかってしまいました。当社はCGを売りにしているのですが、これはひとつひとつ作らないと提供できません。しかもホームページに載せるものだけに、とことんこだわりたい。ぎりぎりまでお待ちいただいたので自信作を渡すことができました。
CGのビジュアル面の良さや動きなども、しっかり伝えてもらえていて、クリエイティブな仕事をされていることが、とてもよく伝わってきました。
小松氏:パース制作についてある程度知っていたこともあり、素材を揃えるのは大変なのではないかな、と予測はしていました。お忙しい中、連絡や手配をしっかりとしてくださっており、制作も進めやすかったですね。
――制作で特に意識したところはありますか。
小松氏:シンプルながらもこだわりがある印象を持てることと、プロフェッショナル感をしっかり出すことを心掛けました。
ストレート様はCG、パース制作に強みがあるので、素材として提供していただいたものがすごくきれいでした。それらの素材を、更にホームページのビジュアルとしてふさわしいように調整し、デザインしました。
事業内容としてパース制作がベースとなりますが、それ以外にも、パノラマ、VR、プレゼン資料、教育、派遣など幅広い事業を展開している会社としての見せ方も、こだわりをもっています。お客様からのお問い合わせに、いかにつなげるかという点も意識して制作しています。
大古田氏:ホームページは2022年末にリニューアルを果たしました。満点の出来だと思っています。
――その後も両社のお付き合いは続いているのでしょうか。
大古田氏:ホームページ制作中に、広告紙面のデザインのご依頼もしています。
小松氏:嬉しいお話で、ホームページ以外にもグラフィックデザインや付随するランディングページのお仕事をいただいております。ありがとうございます。
成功の鍵は発注者と製作者の事前のイメージ共有。発注企業の社内での要件定義は大切。
――今回の制作を振り返って、いかがでしたか。
大古田氏:ホームページの制作を発注するのが初めてだったので、当初は不安もありました。現状の課題を説明した後、サイトマップやワイヤーフレームが、早い段階で提案してもらえたことにびっくりしました。ワイヤーフレームがあると、こういうものができるというのが素人目にも一目瞭然で、不安はありませんでした。
小松氏:要件定義がしっかりしていたため、ヒアリングから制作へスムーズに移れました。
ホームページのイメージが具体的に用意されていたり、会社としての強みをしっかりまとめていただけていたりと、ヒアリングで掘り下げた部分もありますが、ストレート様側で意見をまとめ、準備ができていたことが、制作のしやすさにもつながっています。必要な素材も、制作に時間のかかるCGやコピーを除き、多くを短時間でご支給いただけました。その分、こちらも早くしなければ!という気持ちになりました。
ホームページの制作においても、前段階の準備はとても大切で、発注者と制作者がお互いにイメージを共有できるかどうかが成功のポイントだと考えております。そういう意味でもストレート様は事前準備がしっかりされていたので、制作を進めやすかったです。
――両社の今後の展開をお聞かせください。
大古田氏:当社が得意としているのは建築をフィーチャーしたプロダクトやその派生です。そういう意味でお客様が限られています。今後も、お客様のターゲットはそのままに、CG、CAD、計測・調査、人材などを包括し、ワンストップでサービスをご提供し、サービス内容の充実や質の向上に努めていければと考えています。
また、新しい取り組みとしてはコンサル業務を軸として、たとえば、作業フローの改善や海外展開をされたいというお客様に向けた代行業務も展開していきたいと考えています。当社はすでにベトナムに2つの支社を展開し、現地でCG制作を行っています。現地法人をイチから立ち上げた手法を、お客様にもご提供できればと思います。
小松氏:今後は、ホームページやランディングページを、より効果的に提供できるような商品を考えており、当社の強みであるデザイン性はそのままに、うまく工数を調整して、デザインに落とし込めればと思います。
他にも、デザイン視点で、営業をサポートするコンサル的な業務も行なっているので、Web、グラフィック、動画など、領域を縛らないクリエイティブを、お客様に提供できるよう努めてまいります。
大古田氏:当社は業界の範囲が限られているので、マーケティングが重要だと考えています。この先、人材派遣や人材紹介の分野が伸びていくのではないかとも考えています。マッチングサービスなども展開できるのではないかと夢が膨らんでいます。
小松氏:その際は、ぜひご一緒させていただければ幸いです。当社からもご提案できることがあるかと思います。
――ありがとうございました。
■関連リンク
発注会社:株式会社ストレート
開発会社:株式会社シンデザイン
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