創業75年を迎える鋼板加工メーカー、関根床用鋼板様の採用サイトをリニューアルしました。
社長交代を機に組織の若返りと業界内でのポジション向上を掲げる同社にとって、採用の接点で「ここで働きたい」と思わせる訴求力が課題となっていました。
歴史ある企業の実績と、これから変わっていく姿勢の両方を伝える採用サイトとして、情報設計からデザイン、WordPressでの実装までを一貫して担当しています。
プロジェクト概要
- クライアント:関根床用鋼板株式会社様
- 業種:鋼板加工
- 制作種別:採用サイトリニューアル
- 対応範囲:ディレクション、デザイン、UI設計、WordPress、コーディング
- CMS:WordPress
- 公開年:2026年
デザイン方針
「スポーティ」「スタイリッシュ」というキーワードを起点に、ダークトーンを基調とした構成を提案しました。当初はコーポレートのベースカラーであり、クライアントから共有された参考サイトも黒基調であったことから、メインカラーに黒を据えた案を提示しています。
一方で、黒は採用サイトのイメージカラーとしては想起しづらい側面もあるため、応募者の連想につながりやすいブルーを軸にした案も並行して提案し、比較検討のうえブルーの採用が決定しました。黒の持つ重厚感を残しながら、写真の色調を青みに寄せることで、現場のリアリティを損なわずにクールで前向きな印象に振り切っています。
メインビジュアルでは、ロゴのあしらいにちなんだ「75」を、未来やその先へ向かう矢印にも見えるグラフィックとして再構成しました。創業75年という事実を、過去の実績ではなく次に向かうサインとして提示しています。書体はシャープな印象に合わせ、欧文にJost、和文にZen Kaku Gothic Newを採用しました。
「伝統×変革」というテーマ設定
「伝統と変革が共存する現場で未来をつくる」をトップのキャッチコピーに据え、ABOUTセクションでは「この会社の次の75年をつくるのはあなたかもしれない」と読み手に接続しました。守ってきた価値と変えるべきものを併記することで、安定と挑戦のどちらを求める応募者にも届く語り口を設計しています。
メインビジュアルとの視覚的な切り替え
ABOUTセクションの背景にはロゴのシンボルマークを大きく配置しました。メインビジュアルからの切り替わりでイメージが競合しないよう余白を広く取り、下部の現場写真は自動スクロールで流すことで、静止と動きのリズムを持たせています。
職種ごとの解像度を上げたコンテンツ構成
営業・工場・情報システム・経理総務の4職種それぞれに、部署の役割と仕事の中身を明記しました。メインターゲットは新卒ですが、中途採用を受け入れない印象は与えたくないというご要望を踏まえ、社員インタビューには入社年度と「新卒/中途」の区分を併記。どちらの経路の応募者も、自分の入り方を重ねながら読める構成としています。
応募までの導線設計
ヘッダーにENTRYボタンを常設し、スクロール中も応募への入口が視界から外れない状態を維持しました。加えて、ページ下部にはFAQと募集要項・選考プロセスへのバナーを配置し、「応募前に確認したいことがある」という段階で立ち止まった応募者を、離脱ではなく次の情報へ送る導線としています。
自社発信を継続できる運用基盤
WordPressで構築し、社員インタビューなどは管理画面から更新できる状態としました。トップページの固定部分はテーマ側に実装しています。あわせてInstagramへの導線を用意し、サイトとSNSの両輪で発信を積み上げていける状態としました。