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プライベートクラウドとパブリッククラウドの違いを徹底解説!

クラウドサービスには、「プライベートクラウド」と「パブリッククラウド」の二つのサービス形態があります。
クラウドサービスを利用してみたいと思って、適当に選んでしまうと、導入後の思わぬコストの発生やランニングコストの増加な
どによって、失敗につながってしまう場合があります。
今回は、会社に合った正しいサービス選定のために、プライベートクラウドとパブリッククラウドの違いやそれぞれの特徴とメリット・デメリットなどについてご紹介します。

目次

 

プライベートクラウドとは?

「プライベートクラウド」と「パブリッククラウド」にはどのような違いがあるのでしょうか?まずは、プライベートクラウドについてお伝えします。

●プライベートクラウドとは?

プライベートクラウドとは、特定の企業や個人だけが利用できるように構築された専用サービスです。言葉の通りプライベートな環境を実現するクラウドサービスで、リソースを効率的に使用し、共有することが可能です。

●プライベートクラウドの特徴

プライベートクラウドは、専用のクラウド環境を持てることが最大の特徴です。専用環境のため、OSやソフトウェア、ミドルウェア、回線といった総合的な環境をユーザーが自由にカスタマイズできます。
代表的なプライベートクラウド事業者には、「IBM」や「富士通」「NEC」といった大手企業があります。多くの企業はセキュリティ面を優先する傾向があるため、プライベートクラウドを検討しがちです。

 

パブリッククラウドの特徴

もう一つのクラウドサービス形態であるパブリッククラウドについて、解説します。

●パブリッククラウドとは?

パブリッククラウドは不特定多数のユーザーに提供するサービスです。一つのクラウド環境を企業や組織にかかわらず、多数のユーザーで共有します。サーバ本体やOS、ソフトウェア、回線にいたるまでパブリッククラウド事業者から準備された環境を使用します。

●パブリッククラウドの特徴

パブリッククラウドは、すでにシステムが確立された設備を利用するため、個人で新たに準備する必要がなく、クラウド環境をすぐに利用開始できます。個人・企業を問わず、誰でも利用可能なことも特徴の一つです。利用人数が五人程度のときや低予算で済ませたいという場合は、パブリッククラウドがおすすめです。
「Google」「Microsoft」「@nifty」などが代表的なパブリッククラウド事業者です。パブリッククラウドでは、ハードウェアや通信回線などを所有していないため、事業者が提供する大規模データセンターのサーバを利用します。

 

プライベートクラウドとパブリッククラウドはどう違う?

プライベートクラウドとパブリッククラウドには、専用と共有という大きな違いがあります。それぞれどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。

●プライベートクラウド

<メリット>

プライベートクラウドは専用環境であり、ほかの回線や環境から切り離されたクローズドクラウドです。セキュリティ面も独自に設定することが可能で、高度なセキュリティ環境を実現できます。また、企業内で個別に機能しているシステムをプライベートクラウドで統一することにより、効果的なシステム運用が可能です。
また、専用環境のため自由な設計・変更ができ、セキュリティポリシーやシステム形態がクラウド環境の仕様に制限されることがありません。セキュリティポリシーやシステム形態に合わせて独自にクラウド環境を作り込めることは、プライベートクラウドの大きなメリットといえるでしょう。

<デメリット>

プライベートクラウドは、すでに設定された環境を活用するパブリッククラウドに比べて、独自に環境を作り上げていく必要があるため、初期費用やランニングコストが高額となります。しかし、プライベートクラウドを一カ月や二カ月など短期間で利用することはあまり想定されていないので、長期契約が前提です。そのため、短期間だけお試しで使用するといった利用方法は基本的にできません。

また、プライベート環境のため、独自のメンテナンスや設定が必要です。サーバ環境のメンテナンスや設計をはじめとした、高いITスキルや知識が必要となる可能性が高いでしょう。

 

●パブリッククラウド

<メリット>

パブリッククラウド事業者から提供された環境を利用するので、ユーザー側で新たに環境を準備する必要がありません。そのため、契約後にすぐ利用を開始できます。
また、OSのバージョンアップやセキュリティ強化など、定期的なメンテナンスは、クラウドプロバイダーが行います。社内に専門知識を持つ社員を配置する必要がないため、システム担当者の負荷が軽減されるでしょう。

月額利用料金などランニングコストはもちろん必要ですが、初期導入費用がほぼかからないのもパブリッククラウドの強みです。使いたいときに必要な分だけという利用方法が可能で、一カ月のみの短期利用や、お試しで利用することもできます。

<デメリット>

パブリッククラウド事業者が提供する環境を利用しているため、システム障害の発生や定期メンテナンスで稼働が止まってしまう危険性があります。システム障害の発生時は、ユーザーで対応することができないため、事業者側による復旧を待つしかありません。
また、使いたいプログラム言語やミドルウェア、ソフトウェアがあっても提供事業者側で対応していない場合は、使用できません。サーバの仕様による制限を受けた運用になるということを常に覚えておきましょう。

 

運用スタイルに合ったクラウドサービスの選定方法

では、メリットやデメリットを理解した上で、どちらのクラウドサービスを選定すれば良いのでしょうか。自社に合ったクラウドサービスの選び方についてご紹介します。

●失敗事例

まずは、よくある失敗事例を見ておきましょう。
一つは、初期費用を抑えようとパブリッククラウドを選定した場合です。システム計画が甘く見積もりができていないと、導入後のサービス規模拡大によって月々のランニングコストが想定よりも大きく肥大してしまうことがあります。
もう一つは、セキュリティを重視してプライベートクラウドを選定した場合です。システム障害の発生時に、切り分けやシステム対応などができる社員がおらず、復旧に時間とコストがかかるおそれがあります。

これら二つの失敗事例の原因は、どちらも自社の運用スタイルに合致したサービスを選定できなかった点にあります。

●自社に必要な運用スタイルを検討する

システムの規模や導入コスト、導入後に想定しているサービスの規模など、事前に計画と検討をじっくり行います。その後に、クラウドサービスの特徴を比較して、自社の運用スタイルに合ったサービスを選定するのが、失敗しないクラウドサービスの選び方です。

 

二つのクラウドサービスの違いを知って最適な選択を!

パブリッククラウドとプライベートクラウド、この二つのサービスの違いをしっかりと理解することが、クラウドサービス選定を成功させるためのポイントです。
最終的にどちらのクラウドサービスを選択する場合でも、自社の運用スタイルに関する事前計画をじっくり行うことが求められます。
両者のクラウドサービスの特徴やメリット・デメリットを理解できていれば、自社の目的と照らし合わせて、最適なサービスを正しく選ぶことができるでしょう。

 

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