お盆休みを利用して、海外に行った方も多いのでは?それ、まさに「越境」ですね!こんにちは、発注ナビです。
IT・ウェブ業界で、「やはり儲かる!」と以前からすでに話題の越境EC。そのスペシャリストに聞く、今回は第2回目のインタビューです!
↓↓第1回目はこちら↓↓
知らないと損する!話題の「越境EC」についてスペシャリストに聞いてみよう。
※越境EC…日本から海外に向けてインターネットで商品販売を行うこと
登場するのは、スターフィールド株式会社の代表取締役・星野さん。なぜスターフィールドかといえば、それは星(STAR)・野(FIELD)さんだから。皆さん要チェック!越境ECのスペシャリストといえば、こちらの星野さんです。
中国での成功を阻む大きな壁は取り払われた!
発注ナビ:
前回は越境ECの将来性についてお聞きしました。たとえば中国では現在、アメリカや日本の商品がECで2兆2000億円も売れるポテンシャルがあるという話。そのポテンシャルが、2年後の2018年には、3兆9000億円になるとか。
星野さん:
2015年の1年間でみると、中国の消費者が日本やアメリカからECで商品を購入した金額は合計1.6兆円。前年と比べると33%も伸びました。
発注ナビ:
33%!海外で商品を売る「越境EC」が大きく儲かる可能性を秘めているというのは、噂でも、希望的観測でもなく。
星野さん:
数字から分かる事実です。
発注ナビ:
ただ、こんなに儲かるはずの中国向けの越境ECが、なぜ最近になってやっと盛り上がり始めたのか?中国の経済発展やECの普及は、だいぶ前から進んでいたことです。それは、ある大きな「壁」が立ちはだかっていたからだ、というお話でしたね。
星野さん:
そうです。
発注ナビ:
その壁とは?
星野さん:
決済です。
発注ナビ:
決済?
中国3大決済への対応。それは絶対条件。
星野さん:
実は中国では、たとえばVISAやMASTERといった、日本ではおなじみのインターナショナルなクレジットカードのシェアが、たった1%です。
発注ナビ:
VISAやMASTERのシェアが、たったの1%??では、中国の人たちはいったいどんなカードで買い物をしているのですか。
星野さん:
「銀聯」や「Alipay」、「WeChat Pay」です。
発注ナビ:
銀聯は、かすかに聞いたことが…。あとの2枚は正直初耳。日本では全然メジャーじゃない!
星野さん:
「銀聯」「Alipay」「WeChat Pay」は中国3大決済と言われていて、この3つのカードだけで、オンライン決済のシェアの80%以上を握っているのです。
発注ナビ:
中国だけのローカル現象!つまり…
星野さん:
中国向けのECを成功させるには、この3大決済に対応しなくてはなりません。
発注ナビ:
なるほど。これが壁ですか!どんなに商品がよくても、この3大決済に対応していないECサイトは中国で成功できない。
星野さん:
そこで、スターフィールドは日本で初めて、中国3大決済に対応したECシステムを開発し、提供しています。
発注ナビ:
中国ECに進出するのを阻む大きな壁を取り払ったわけですね。ちなみに商品の売上げは、やはり「元」で受け取ることになるのですか?
星野さん:
いえ、スターフィールドならすべて円建てです。商品登録は日本円のみで可能ですし、リアルタイムの通貨変換機能もあります。また、売上はすべて日本円で入金されます。
越境ECを成功させるなら「LaunchCart(ランチカート)」
アメリカより、ヨーロッパより、まずは中国。
発注ナビ:
決済の仕組みを整え、きちんと入金されるようにする。EC運営において、これは基本中の基本ですよね。
星野さん:
将来性に満ちた海外マーケットで、日本企業にECで成功していただくためのインフラ(基盤)を提供することが、私たちのサービスの大きな目的。特に今は、中国市場が持つ抜群の将来性は見逃せません。
発注ナビ:
確かに!中国、そしてアメリカ、ヨーロッパ…夢が広がる!
星野さん:
そうですね。ただ、これから越境ECに参入するなら、まずは中国一国にしぼって取組むのがおすすめです。
発注ナビ:
欲張りすぎは良くない?
星野さん:
といいますか、いきなりいろいろな国へ進出しなくても、まずは中国一国だけで十分な利益を得られる可能性がとても高いからです。
発注ナビ:
なるほど。中国には十億人以上も人が住んでいますし。
星野さん:
中国のECマーケット規模は、すでに世界第1位。しかも、2位のアメリカから7位の韓国までの合計6カ国を全部足しても、中国には勝てないのです。
発注ナビ:
そういうことなら、まずは中国マーケットに集中して取組んだほうが、効率がよいと言える。
星野さん:
そうですね。前回もお話ししたとおり、日本のEC事業者さんにとって、中国は他国と比較して一般的に成功しやすいマーケットです。日本製品に対する人気や信頼性が非常に高いですし、衣食住の生活文化も似ていて消費者をマーケティングしやすいのもポイント。さらに、距離も近いですから商品をすばやく届けられます。上海などの主要都市へなら、今は東京から2日で配送できます。
発注ナビ:
ただ、中国はいまだ発展途上国であり、本当に安心して継続的にビジネスできるのか、ノウハウがない日本人にとってはまだまだ不安要素もありますね。
星野さん:
以前に比べて、中国でのECビジネスは確実に参入しやすい状況になっています。実際にスターフィールドのお客様も含め、すでに中国ECで成功している日本企業はたくさんあります。ただ、皆さんも想像されるとおり、本当に成功させるには、経験者だけが知るちょっとしたノウハウやテクニック、絶対に押さえておかなければいけないポイントがあるのも事実です。
発注ナビ:
では、それを次回のインタビューで!よろしくお願いします。
第1回『知らないと損する!話題の「越境EC」についてスペシャリストに聞いてみよう。』
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