O2Oや、オムニチャネルというキーワードに注目している方には、特に紹介したい開発会社さん。それが東京都渋谷区本社のSamuraiです。同社は、O2O対応のECサイト構築パッケージを開発している企業。今回、代表の須永さんと取締役の小関さんに話を聞きました。その内容をざっくり言うと…
売上2桁成長!躍進中のアパレルブランド、その裏側を支える開発会社
O2Oの相談ならSamurai。テーマは「O2Oのリーディングカンパニー」
ECサイトとリアル店舗の“垣根”は、もはや消えつつある
アパレル業界大注目の2桁成長!あの人気ブランドの躍進を支える「スマホ会員カード」
発注ナビ:Samuraiさんは、駅ビルから街のお店、通販サイトまで、本当に様々なショップのシステム開発支援をなさっていますね。なかでも特に注目したいのが、人気ファッションブランドを複数展開するマッシュスタイルラボさんの事例です。詳しく教えていただけますか?
須永 マッシュスタイルラボさんは、「snidel」「gelato pique」「FRAY I.D」「Lily Brown」などの人気ブランドを展開する企業です。13年9月〜14年2月までの国内売上高は、前年同期比36%アップの136億円。全店舗が売上2桁成長となっている、まさに躍進中の企業です。
マッシュスタイルラボさんに関するシステム開発で、ぜひご注目いただきたいのが、フィーチャーフォン(ガラケー)とスマートフォンの会員カード化です。
発注ナビ:従来のような紙のカードではなく、お客さんのガラケーやスマホを会員カードにしたのですか?
小関 そのとおりです。アパレルに限らず、どんな業態の店舗でも今は、会員カードの活用が進んでいます。しかし、「会員カードを改善したい」と考えている店舗経営者様は多く、特に、紙のカードは導入しやすい反面、利用者にとっては「持ち歩くのが面倒だ」ということで、カードを持ちたがらない人もたくさんいます。
発注ナビ:確かに、紙のカードはよく家に忘れてしまいますね。それに、いろんなお店のカードを何十枚も持つと、管理が大変です。
須永 お客様目線ではもちろん、店舗側からしても、紙のカードには改善の余地があります。たとえば紙の会員カードですと、そこに記されたお客様の来店履歴や購入金額など、重要なお客様情報を整理して活用するのが大変です。また、場合によっては、配っているだけでお客様情報すら収集していないこともあります。
発注ナビ:お客様の情報すべてがシステムのなかに蓄積されていれば、たとえば来店頻度や、購入アイテムの種類に合わせて、一人ひとりのお客様に合わせた来店促進メールを自動的に送ったりできます。しかし紙の会員カードですと、そういったことは難しいですね。紙のデータを全部集計しなければなりません。
小関 ガラケーやスマホを会員カードにすれば、常に利用者が持ち歩いている媒体を通して、お客様の来店情報や購入情報を、簡単に店舗の端末からすべて収集でき、社内のシステムで一元管理できます。
発注ナビ:そうして集めたデータを、お客様への情報配信や、来店促進に向けて有効活用するのですね。マッシュスタイルラボさんでは、店舗の業績アップにかなりの効果があったと聞いています。同社店舗の2桁成長を、Samuraiさんが裏側で支えているのですね。
須永 おかげさまで、このスマホ会員カードは2014年春にリリースされ、すでに6ブランド、約140店舗で導入されています。将来的には、ECサイトとリアル店舗のポイント統合も実現可能なシステムとして導入しました。
発注ナビ:ポイントを統合すれば、リアル店舗とECサイトが、自社内でお客様を取り合うという好ましくない状況もなくなり、店舗どうしで販売の相乗効果が生まれます。まさにO2Oですね!
「当たり前」になるO2O。ECサイトとリアル店舗の垣根は消えつつある
発注ナビ:O2Oというキーワードが小売業界で普及する今、Samuraiさんは、今後さらに注目を浴びそうです。御社のECサイト構築パッケージ「Actual Revolution(AR、アール)」について教えていただけますか?
小関 当社の事業目標は「O2Oのリーディングカンパニー」。このテーマのもと、ECサイトとリアル店舗の連携、いわゆるO2Oに対応したECサイト構築のパッケージを提供しています。オムニチャネル化が、資金力のある大企業だけのソリューションではなく、中小規模の企業でも展開できるようにするべく、開発したのが「Actual Revolution(AR、アール)」です。
発注ナビ:最近では大手小売企業を中心に、O2Oに力を入れるサイトが増えています。御社の「Actual Revolution(AR、アール)」には、どのような実績があるのですか?
須永 たとえば、オリーブ・デ・オリーブさんのような人気ブランドの運営企業をはじめ、非公開の実績を含めると、アパレル業界へすでに多数の導入事例があります。また当社は、ソニーが出資するフェリカネットワークスや、JRグループの時刻表情報サービスと事業提携を行なっています。アパレルのほか、駅ビル業や、その他小売業向けの導入実績もたくさんあります。
発注ナビ:資金力のある大手企業はさておき、中小や新進の会社なら、「O2Oに取り組みたいが、初期投資が大きくて無理」という声もありそうです。「Actual Revolution(AR、アール)」も、導入には大きなコストがかかるのでしょうか?
小関 一般的に、O2Oを実現するためのECサイト構築は数千万、場合によっては数億ものコストがかかるケースもあります。しかし「Actual Revolution(AR、アール)」なら、コストを圧倒的に低く抑えながら、O2O対応のECサイトを一度で実現できます。
発注ナビ:なるほど。ワンストップサービスと、コストパフォーマンスが特徴ですね。
須永 O2Oの最新技術、最新テーマにはもちろん対応しています。たとえば今、iBeaconやNFCなどの近距離無線通信技術が注目を集めています。店舗に来店したお客様、または近くまで来た人に、お店の情報をプッシュ配信したり、クーポンを配布したりするには、この近距離無線通信技術が欠かせません。「Actual Revolution(AR、アール)」は、iBeaconやNFCの最新技術に対応しています。そのため、効果の高い最先端のマーケティングサービスが実現できるのも「Actual Revolution」の大きな特徴の一つです。
発注ナビ:なぜ御社は、O2Oの最新技術、最新テーマに精通しているのですか?
小関 その理由はまず、代表の須永や私、社員たちが、これまでECや電子マネー、ICカードなどのO2O関連分野で、専門性の高いキャリアを追求してきたこと。おかげさまで、すでに実績に恵まれています。また、O2O分野で最先端を行く企業とも事業提携しています。そして何より、当社は「O2Oのリーディングカンパニー」というテーマを掲げ、O2O分野で世界を代表する企業となるべく努力を続けています。
発注ナビ:O2Oに本気で取り組みたいという発注会社さんに、御社をぜひ教えたいですね。
須永 なお当社は、他の開発会社さんと積極的に提携を組んでいます。先に挙げたソニーグループや、JRグループの会社などがその一例。「O2Oの技術やノウハウを持つ会社とパートナーシップを組みたい」という開発会社さんと、今後さらにコラボレーションしていきたいですね。O2Oの考え方や仕組みが、世の中にもっと普及し、多くの小売企業様が業績を伸ばせるよう、他社と協力します。
発注ナビ:Samuraiさんが持つO2Oの知見、技術がもっと普及すれば、私たちの買い物がもっと便利に、楽しくなりそうですね。ECサイトとリアル店舗の垣根は、ますます消えていきそうです。本日はありがとうございました。
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O2Oで小売に革命を!「Actual Revolution」
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Actual RevolutionはO2Oというネットだけでなく実店舗の売上をあげたいという企業様向けに作られたO2Oプラットフォームです。 O2O専業の会社として数多くのコンサルティング経験をもつ当社が、海外国内含めたO2O事例を分析し現在のトレンドと思われる機能を全て取り入れて作り上げたプラットフォームです。
実店舗とのポイント・商品在庫連動、店舗取り置きなど大手企業でしか導入できなかったサービスも全て実現可能です。
またiBeaconを取り入れたGeofenceマーケティング機能など大手企業でもまだ実験段階の機能もすでに機能として取り入れています。
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