コーディングの外注依頼先の種類は?費用相場や外注時のポイントなどについても解説!
2022.04.13
Webサイトの制作で納期が押していたり、人手が不足していたり、コストを抑えたかったりする際にコーディングの外注(アウトソーシング)を検討する方は少なくありません。しかし、コーディングの外注をする際の注意点をしっかり押さえておかないと、無駄なコストが発生しがちです。そこで今回は、コーディングの外注での失敗を防ぐため、コーディングの外注のメリット・デメリット、コーディングの外注先の種類などを詳しく紹介します。
目次
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コーディングを外注するメリット
コーディングを外注するメリットとしては、以下のものが挙げられます。
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コーディングのコストを抑えやすい
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Webサイトのクオリティをアップさせやすい
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業務効率の向上につなげやすい
●コーディングのコストを抑えやすい
コーディングを外注することで、Webサイトを製作するコストを抑えやすくなります。社内でコーディングを任せようとすると、人件費が直接かかってきます。しかし、コーディングを外注することでそのコストは人件費という大きなコストではなく、外注費としてコーディングができます。コーディングを比較的安価で請け負ってくれる企業や個人が多いため、簡易的なものであればコーディングはできるだけ外注にするのがおすすめです。
●Webサイトのクオリティをアップさせやすい
コーディングを外注で任せたほうが、クオリティの高いWebサイトを構築してもらいやすくなります。自社でコーディングできる部署があり、内々で制作できれば、わざわざ発注先を探す手間は省けるかもしれません。しかし、エンジニアの業務量によってはコーディングを依頼できないこともしばしばです。コーディングを外注で依頼すれば、コーディングの技術を持った人にコーディングを依頼できます。サイトの挙動やSEO、デザインなどを加味したクオリティの高いWebサイトを作りやすいでしょう。
●業務効率の向上につなげやすい
コーディングだけに限りませんが、外注すると業務効率の向上につなげやすくなります。外注で業務を依頼するというのは、簡単にいえば自分たちの仕事を他人に任せることを意味しています。他人に仕事を任せるということは、それだけ自分たちに時間の余裕が生まれるということです。時間の余裕が生まれると、コア業務に注力をして利益拡大につなげることもできます。
コーディングを外注するデメリット
一方で、コーディングを外注するデメリットとしては以下のものが挙げられます。
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すぐに更新ができない
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規模によってコストが肥大化しやすい
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外注先とのコミュニケーションがうまくいかない時がある
●すぐに更新ができない
コーディングを外注した場合、すぐにコーディングを依頼した納品物の更新ができません。コーディングをした人が自社の従業員であれば、異常を感じた場合にすぐに連絡して更新してもらえます。一方、コーディングした人が外部の人だと、状況を自社でも把握して更新してもらうのに時間がかかってしまいます。
●規模によってコストが肥大化しやすい
コーディングを外注で依頼するとなると、人件費はかからなくても外注費がかかってしまいます。Webサイトの規模やコーディングの内容によっては、外注費が肥大化することもしばしばです。特に、オプションを付けたりとサービス内容を拡充したりするとコストはかさんでくるでしょう。外注費を抑えるには、内製するものと外注するものを明確に分け、必要な分だけを外注するのをおすすめします。
●外注先とのコミュニケーションがうまくいかない時がある
外注先との連絡で、外注先とのコミュニケーションがうまくいかないこともあります。特に、打ち合わせという形でなくメールで更新のやり取りをしようとすると、正確にその情報が伝わらないこともあります。認識にずれが生じた結果、見当違いの納品や更新が行われることも少なくありません。コミュニケーションエラーをなくすためには、直接打ち合わせすることをおすすめします。対面できなくてもWeb会議ツールを利用する、といった方法で顔を合わせて話すことは可能です。
コーディングを外注する時の依頼候補とは
コーディングの発注先として、主に3つの候補が挙げられます。
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Web制作会社
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コーディング代行業者
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フリーランス(個人事業主)
●Web制作会社
Web制作会社はコーディングだけでなく、Webサイトの企画やデザインにも対応してくれます。コーディング以外にもWebサイトの企画・デザインもまとめて任せたい場合におすすめの発注先です。ただし、代行できる作業量が増える分、コーディング代行業者やフリーランスと比べると料金は少し高くなってしまいます。コーディング以外の作業も自社ではどうにかすることができないという場合には、Web制作会社の優先順位を高くすると良いでしょう。
●コーディング代行業者
コーディング代行業者は、その名の通りコーディングに特化した発注先です。最新のコーディング技術でコーディングしてもらえる可能性が高く、コーディングの経験も豊富な人が多いため、クオリティ・作業スピードともに期待できます。料金はWeb制作会社よりも安く、フリーランスよりもやや高額です。高い技術力がある程度確保されているため、コーディングのみの対応の割にはそれなりにコストが高くなっています。また、コーディング代行業者というだけあって、Webサイトの企画・デザインは受け付けていないこともあります。
●フリーランス(個人事業主)
フリーランスは、簡単なコーディングから専門的なコーディングまで柔軟な形で募集しやすいです。Web制作会社やコーディング代行業者とは違って、クラウドソージングやSNSなどでつながりやすいため、手軽に探せて手軽にメッセージを送りやすいです。さらに、料金はWeb制作会社やコーディング代行業者よりも安く、コーディングのレベルによって変わってきます。柔軟に依頼しやすいフリーランスですが、使える開発言語が事業者ごとでかなり違ってきます。依頼する前に使える開発言語を確認してから依頼するように注意しましょう。
外注先とうまくコミュニケーションをとるポイント
外注先としっかりコミュニケーションをとっていくためのポイントとして、以下のものが挙げられます。
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連絡方法を統一し、複数の連絡手段を確保する
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依頼する際の注意事項・要望を共有する
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適宜話し合いの場を設けて、目標や進捗を話し合う
●連絡方法を統一し、複数の連絡手段を確保する
事前にどの連絡ツールを使うか話し合って決めておかないと、思うように連絡ができないことがあります。例えば、自分の使っている連絡ツールが使えても、相手の使っている連絡ツールがメンテナンスなどで使えないというケースも少なくありません。また、運営の事情によって連絡ツールそのもののサービス提供がなくなったりすることが稀にあります。そういった場合に備えて、お互い連絡が通じる状況を統一化させるために連絡方法を統一しましょう。万が一、仕様している連絡ツールが使えなくなった時のため、複数の連絡手段を確保しておくのが理想です。
●依頼する際の注意事項・要望を共有する
外注先に依頼する際には、正確な情報共有が重要となってきます。特に注意すべき事項や要望は念を押して伝えておいたりエビデンスを残しておいたりすると、コミュニケーションエラーを避けられます。伝えるべき話があったら、忘れてしまわないうちにすぐに情報共有をするように心掛けましょう。
●適宜話し合いの場を設けて、目標や進捗を話し合う
可能な範囲で適宜話し合いの場を設けて、目標や進捗状況を話し合うようにしましょう。コーディングしてできたシステムが目標を達成できるものでないと意味がありません。目標をきちんと伝えることが大切です。また、スケジュール通りに作業が進んでいなかった場合は、納期の関係もあるため、進捗状況をこまめに共有するように意識しておいたほうが良いです。
「要望」ではかる発注先の選び方
発注先とコミュニケーションをしっかりとって要望を伝えていくことを前提に、以下のことを意識して発注先を選んでみてください。
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実績を見せてもらえるか依頼する
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納期日に関する要望を伝え、仕事の早さや工区の余裕さを確認する
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要望に関するやり取りから、コミュニケーション能力をチェックする
実績を持たない企業や個人を発注先として選ぶのはリスクが高いです。そのため、実績を見せてもらえるか確認することを心掛けてください。また、納期日を伝えて完成までのスケジュールの目安を立ててもらうことも大切です。そのスケジュールを見て、各工程の仕事のスケジュールに余裕があるかどうかで判断してみるのも良いでしょう。ほかにも、発注先の候補と要望のやり取りをする中で、コミュニケーション能力をチェックしておくと、依頼してから失敗のリスクが減らせます。初めからコミュニケーションがうまく取れないと、そのあともコミュニケーションも円滑に進行しない可能性もあるため、意思疎通のはかりにくい相手への依頼は避けるのが無難です。
とはいえ、はじめて外注を依頼するという企業担当者の場合、「企業を見つけられない」というケースも多いでしょう。Webサイトのコーディングを得意とするシステム会社は多く、企業を探して比較検討をするのは困難です。そんな方に向けて、発注ナビではホームページ制作を得意とする企業を公開しています。複数の企業からコーディングをしてくれるシステム会社を選びたいという方であれば、以下のページをご参照ください。都内のエリアを中心に、ホームページ制作を得意とする企業を公開しています。
外注依頼の費用相場はどれくらい?
コーディングの外注は、Webサイトの規模や依頼先によって相場が大きく変化します。
例えば、ブログのように小規模なWebサイトの場合、コーディングの規模は小さい上に複雑な機能も必要ありません。コーディングの費用も抑えやすく、高くても8万円程度に落ち着きます。一方、企業や製品のサービスサイトをコーディングする場合、サイトの規模は大きくなります。おまけに動的なコンテンツなどの導入も必要となるため、コーディングの費用は高くても50万円程度になります。もちろん、機能の追加や運用保守などが加われば、その分費用も高くなります。これらの相場はあくまで目安としてとらえつつ、外注の前にしっかりと見積もりを出すのがおすすめです。
外注依頼から納品までの流れ
外注依頼をして納品してもらうまでの流れは以下の通りです。
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外注候補の会社から見積もりを依頼する
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好条件(技術面、依頼料などから判断)の外注先に発注する
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コーディング開始
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テストチェック
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納品
外注候補の企業に見積もりを複数依頼しておきます。そして、見積もってもらった企業の中から最も条件の良く外注先にコーディングを発注しましょう。発注が正式に決まったらコーディングの詳細について話し合い、実際にコーディングをしてもらう流れです。コーディングをしてシステムが完成したら、正常に作動するかテストチェックをしてもらいます。テストチェックをして異常が見られなければ、成果物が納品されるので検収していきましょう。
外注依頼をする時のポイント
外注依頼をする際には、以下のポイントを押さえて依頼をしてください。
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発注先を決める前に要件を固めておく
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「一括見積」の作成を必ず外注先候補に依頼する
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外注先が得意な開発言語を把握しておく
●発注先を決める前に要件を固めておく
発注先を決める前に要件を固めておくことが大切です。まずはシステムを導入する目的を明らかにして、その目的に沿った形で要件を固めていきます。そして、固めた要件の内容に合った発注先を探して、依頼候補の発注先をいくつか挙げておきましょう。
●「一括見積」の作成を必ず外注先候補に依頼する
決めた要件に合った依頼候補の発注先を決めたら、一括見積で複数の候補先に見積もりを依頼してください。ここでいう一括見積とは、一度の入力でまとめて複数の候補先に見積もりを作成してもらう方法です。この方法だと発注先ごとに見積書を作成する必要がないため、効率良く費用の見積もりを算出できます。一括見積についてより詳しく知りたい方は、以下のページをご参照ください。システム開発における一括見積の基本情報や、個別見積との違いについてわかりやすく紹介しています。
●外注先が得意な開発言語を把握しておく
外注依頼では外注先が得意な開発言語を把握して依頼することが重要です。開発言語はいくつも種類があって、開発言語ごとに適した作業が決まっています。そのため、作りたい成果物に合った開発言語を使える外注先に発注する必要があります。依頼候補の企業や個人が使える言語をよく確認しておきましょう。
コーディングの外注は今後のやり取りも見据えて
今回は、コーディングの外注依頼先の種類や費用相場などについて詳しく紹介しました。
コーディングの外注依頼は、コストカットや業務効率というメリットがある反面、成果物の更新をしてもらうために手間暇がかかってしまうといったデメリットもあります。それらを理解した上で、コーディングの外注を依頼してみてください。コーディングを外注依頼する際は複数の見積もりをとって、依頼先の使える開発言語や実績、コミュニケーション能力などを総合的に判断して、正式な依頼先を決めていきましょう。
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