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失敗しないECサイト構築の見積もり準備と制作会社の選び方

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ECサイトの構築を制作会社に依頼する場合、必ずやっておきたいことが「相見積もり」です。
同時に複数の業者に対して見積もりの提案を出すことで、不適切な取引を防いだり、サービスの質を比較したり、値段交渉がしやすくなるといったメリットがあります。
ここでは、ECサイト制作を失敗しないための見積もり準備と、制作会社の探し方を解説します。

 

目次

 

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ECサイト構築の見積もり前に抑えるべき項目

ECサイトを専門の制作会社に依頼する場合、必ず見積もりをしてから発注先を決めるようにしてください。ECサイトの見積もりを依頼する前に知っておくと役立つ、よくある見積もり項目の「企画・ディレクション」「進行管理」「サイト設計」「デザイン」「コーディング」などについて解説します。

 

●企画・ディレクション

ECサイトの制作を始める最初の段階で発生する、打ち合わせやアイディア出し、提案書の作成などが「企画・ディレクション費」として含まれることがあります。ただし、厳密にどの作業範囲までとは決まっていません。そのため制作会社によって、企画・ディレクション費の相場も異なります。見積もりを依頼して、ディレクション費が項目に入っていた場合は、どんな作業内容を想定しているのか事前に確認することが大切です。

 

●進行管理

進行管理費は、ECサイト制作のプロジェクトが始まってから終わるまでの間、プロジェクトを管理するのにかかるプロジェクトマネジャーやWebディレクターの作業コストを算出した費用のことです。プロジェクトの規模に比例して費用が上がることが多くなっています。プロジェクトマネジャーやWebディレクターは、ECサイト制作を円滑に進めるためには不可欠の存在です。値下げ交渉も可能ではありますが、安くし過ぎると品質に影響が出る可能性があるため注意しましょう。

 

●サイト設計

サイト設計費とは、「コンテンツ設計」や「サイトマップ作成」、「ワイヤーフレーム作成」などが当てはまります。コンテンツ設計では、どんなコンテンツ(ページ)が必要なのかを考えて洗い出します。そしてサイトマップ制作の段階で、洗い出したコンテンツをカテゴリに分けて階層型構造にして、必要なページが抜けていないか確認する工程を行うのです。ワイヤーフレームは、ECサイトのレイアウトを定める設計図です。これは、ページのタイプごとに異なるものを設定する場合があり、1ページあたりの単価と必要数の金額が見積書に記載されます。

 

●デザイン

ECサイトのみならず、Webサイトやシステム開発などでも発生するのがデザイン費です。ECサイトの場合、デザインを制作するページ数に応じて費用が発生します。近年はPCとスマートフォン用のデザインが決めることがほとんどです。この場合、PCとモバイル用のデザイン費が見積書に記載されます。また、ページのデザイン以外に、ロゴや画像の制作も依頼する場合も、その分の費用も発生します。ECサイトの場合、掲載する商品の写真も撮影してもうら場合は、撮影費として追加されることもあるのです。

 

●コーディング

デザインが決定したページを、HTMLやCSSなどのプログラミングコードを使用してコーディングする作業の費用も発生します。デザイン費と同様に、コーティングが必要なページ数分の費用が発生します。自社に専用の技術者がいれば、コーディング費がかからないこともありますが、一般的には一緒に依頼することが多いです。PCだけではなくモバイル用にレスポンシブ対応や、JavaScriptを使用した動きのあるデザインのECサイトの場合は、コーディング費も高くなります。

 

●環境設定

ECサイトを公開・運用するために必要なサーバ構築やドメインの取得、CMSの組み込み、お問い合わせ機能の設定、SSL導入などが環境設定に含まれます。それ以外にも、CMSのライセンス、有料のAPSなども必要な場合に、見積もりに入ることがあります。環境設定の項目は、制作会社によって含まれる項目が異なることが多いため、事前に内容を確認しておくと安心です。

 

●テスト・動作確認

ECサイトの構築が完了した後に、動作テストを行います。動作テストとは誤字脱字チェックや各機能の動作確認・記事投稿機能のチェックなどです。それ以外にも、システムや機能が複雑な場合、様々なパターンで動作テストを行うことになるので高額になることもあります。動作テストを行わずに納品された場合、品質に影響が出る可能性もあるため必須の項目です。

 

●マーケティング・SEO施策

ECサイトを制作するだけではなく、その後のマーケティングやSEO施策を依頼する場合に、見積もりとして費用が発生します。マーケティングやSEO施策には、「アクセス解析・分析」、「リスティング広告」などが当てはまります。ECサイトを制作して終わりではなく、流入を増やして顧客を獲得し売上を上げることがゴールです。ECサイトを本格的に始めるのであれば、プロに依頼して施策をすると安心でしょう。

制作会社によって見積書の項目が異なります。ここで紹介していない項目もありますし、独自の項目になっていることもありますので、わからない部分があれば必ず質問をしましょう。

 

ECサイト制作にかかる費用相場

ECサイトの制作費用は、規模や実施する機能によって費用相場が大きく異なります。また、制作依頼をする外注先、ECサイトの構築方法によっても差が出るのです。費用相場としては、最低限の機能とシンプルなデザインのもので10万円程、完全オリジナルかつ大規模なECサイトにする場合は1,000万円以上かかります。

詳しいECサイト構築の費用相場について知りたい方は「ECサイト(通販サイト)の構築にかかる費用の相場とは」で解説していますので、こちらを確認ください。

 

見積もり金額をなるべく低くする方法

ECサイトの制作を外部に依頼する際に、思っても見ず高額になることがあります。その原因として、ECサイトの制作をすべて丸投げしてお願いしたり、納期を相場よりも短く設定したりすることが挙げられます。見積もりの段階で、費用を抑えられるように交渉するためには、「丸投げ・お任せをやめる」、「不要な機能を搭載しない」、「短期納品にしない」などが挙げられますので、実践してみてください。

 

●丸投げ・お任せをやめる

ECサイトの制作を外注する際に、概要だけを伝えて後はすべてお任せすると見積もり金額が割高になります。丸投げ・お任せの状態になると、細かいヒアリングをしたり、事前調査が必要になったりするため、そこから予想される作業も見込んだ費用が余計に発生するのです。その費用を発生させないためには、見積もりを依頼する段階で具体的なイメージと概要を伝えることと、見積もり金額として算出してほしい項目も決めて依頼しましょう。

 

●不要な機能を搭載しない

ECサイトを制作する際に、参考としてWebサイトを見ることもあると思います。その度に、この機能が欲しい、あのデザインにしたい、動きをつけたいなどと要望をてんこ盛りにすると工数も増えて見積もりも高くなります。最新の機能やトレンドを取り入れることは大切ですが、本当に必要な機能なのかは一度冷静になって精査した方が良いでしょう。その上で、要望には優先順位をつけて依頼してください。

 

●短期納品にしない

ECサイトだけに限りませんが、短期納品にすると割増料金や特急料金という形になり、費用が高くなります。その理由としては、短い納期で仕上げるために人員を確保し、さらにスケジュールを調整したり、残業を増やしたりしなければならないためです。また、確認やテストの工数も増えることになり、外注側の負担も大きくなります。そのため、費用も高くなるのです。なるべく短期納品にならないようにスケジュールを逆算して進めましょう。

 

●デザインのイメージを明確化する

制作会社はデザインについて、ある程度修正指示が入ることを想定して見積もりを作成します。そのため、デザインのイメージが抽象的だと後から修正が多く入ることを懸念して単価を高めに設定するところがほとんどです。最初から具体的に決めるのは難しいと思いますが、ある程度イメージをまとめておいて、大きくズレないように要素を伝えましょう。

 

失敗しない制作会社の選び方のポイント

ECサイト制作を依頼する場合の外注先の選び方としては、以下の3点が挙げられます。制作したいECサイトにマッチする会社を見つけるためにも、ポイントを抑えておきましょう。

 

●制作実績を確認する

制作会社を知るには、過去の制作実績を確認することです。多くのWeb制作会社では、制作実績を紹介しています。制作実績のどこをチェックしたら良いのかと言うと、直近の制作実績を見るようにしましょう。会社として歴史があると、古い制作実績も記載していることがあります。しかし、あまりに古すぎるとシステムやデザインが、今の基準に当てはまらず参考にならないことがほとんどです。そのため、直近1~2年の制作実績を確認して、自社の要望にあったECサイトを作れるか確認しましょう。

またECサイトの構築実績だけではなく、ECサイトの設定や運用ノウハウを持っているかを確認できると良いでしょう。確認方法としては、過去にECサイトを運用していた実績があることや、Eコマースの設定・運用を行っていたという記載があると安心して依頼ができます。もし外注先に直接聞ける機会があれば、実際にどんなECサイトを手掛けていたのかも確認できるとより良いです。

 

●制作会社の業務範囲を確認する

ECサイトの制作を依頼する場合、どの業務範囲までお願いできるのか事前にチェックしましょう。ECサイト制作には、構築、設定、運用の3段階があります。「構築」は、一般的なWebサイトを構築する範囲内に留まり、「設定」では決済や物流といったバックエンドの設計まで可能です。「運用」までできる制作会社であれば、ECサイトを構築して公開した後も、集客支援やメンテナンスも引き受けてくれます。

ECサイトを構築した後に、自社で設定や運用をするのか、それともすべてお任せするのかなどによって、選ぶべき制作会社が変わります。運用まで対応できる制作会社は多くありませんので、見積もりの段階で業務範囲がどこまで可能か事前に確認しておくと安心です。

 

ECサイトの外注先におすすめの制作会社

ECサイトの構築を外部に依頼する場合、様々な実績がある開発会社に依頼できれば安心感があります。ビジネスを成功させるためにも、ECサイトの構築に強い会社の詳細が下記のページにまとめてありますので、参考にしてみてください。

ECサイトは制作したら終わりではありません。ECサイトで使われるショッピングシステムは、定期的にバージョンアップをする必要がありますし、セキュリティ強化として対策も行う必要があります。何年も更新しなくて良いというものではないため、ECサイトを制作した後は、その後のスケジュールを立て計画的に運用して行きましょう。

 

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