発注ラウンジTOP>アプリ開発>Flutterとは?基礎知識から具体的な使い方までわかりやすく解説

Flutterとは?基礎知識から具体的な使い方までわかりやすく解説

flutter-description

誰もがスマートフォンを所有する現代では、数多くのスマホアプリがリリースされています。企業の中には、利益拡大を目的に「スマートフォン向けのアプリ開発」を手掛けることも珍しくありません。
今はアプリ開発に役立つフレームワークも多く、手軽にアプリを作ることが可能です。
ただ、スマートフォンのOSは、主に「iOS」と「Android」の2種類が普及しているため、アプリ開発を検討する企業の中には「どうやって2つのOSに対応するアプリを作るか」で迷ってしまうケースもしばしばです。
そんな時は、検索エンジンでお馴染のGoogle社が手掛ける「Flutter(フラッター)」を導入してみてはいかがでしょうか。
今回は、アプリ開発を手掛ける企業担当者に向けて、Flutterの基本情報から具体的な機能に至るまで詳しく紹介します。

 

目次

 

アプリ開発会社選びはプロにお任せ完全無料で全国5000社以上からご提案

即戦力のアプリ開発会社を探すなら「発注ナビ」

・ベストマッチな発注先が見つかる
・たった1日のスピード紹介
・ITに詳しいコンシェルジュがサポート
・ご相談~ご紹介まで完全無料

 

 

Flutterとはどんなソフト?

Flutterは、スマートフォンのアプリケーション開発に特化したモバイルフレームワークの一種です。2018年にリリースされた比較的新しいフレームワークながら、機能性と将来性の高さから、システム開発に導入するエンジニアも少なくありません。このFlutterはオープンソースで利用できるため、企業や個人を問わず気軽に利用できるフレームワークです。そのため、スマートフォン向けのアプリ開発を検討している企業担当者であれば、開発のプラットフォームにFlutterの利用を検討しても良いでしょう。

ちなみにフレームワークとは、アプリやソフトウェア開発を行う際に必要となる機能や、基本的な骨組みをまとめたものです。完成している土台にコーディングをするだけなので、開発期間やコストを抑えてシステム開発を実現しやすくなります。以下の項では、Flutterの具体的な特徴や機能について詳しく紹介しましょう。

 

Flutterの特徴・機能

●iOSやAndroidのアプリを効率的に開発可能

Flutterが備える最大の特徴は、「iOSとAndroidのアプリを一度に開発できる」という点が挙げられます。通常、スマートフォンのアプリを開発する際は、OSによって「開発する言語を変える」のが一般的です。そのため、iOSとAndroidの両方でアプリをリリースする場合は開発コストが倍にかさみ、どちらか一方でのみリリースをする場合は訴求できるユーザーが限定的になる、という欠点がありました。

一方Flutterには、入力したコードをiOSとAndroidの両方に対応させるよう変換する機能が備わっています。つまり、一度のアプリ開発で両方のOSに対応できるため、開発コストを大幅に下げることも夢ではありません。効率性重視でアプリケーション開発を行いたい企業にとって、Flutterは最適なフレームワークと呼べるでしょう。ちなみに、Flutterのように異なるプラットフォームで同じアプリが動かせるプログラムのことを、「クロスプラットフォーム」と呼びます。

 

●独特のプログラミング言語(Dart)を使用する

Flutterでアプリケーションの開発を行う際は、Dart(ダート)というプログラミング言語を使うのが特徴です。Flutterと同じく、DartはGoogleによって開発されたプログラミング言語ですが、世界的に人気の高い言語でお馴染みの「JavaScript」の設計を踏襲して作られています。

このDartはパフォーマンスとセキュリティ性の高さに優れる一方、言語としての人気はあまり高くなく、習得しているエンジニアの数が少ないという特徴があります。とはいえ、Flutterのリリースに合わせてDartにも注目が高まっている影響から、将来的には期待ができる言語です。今後の普及を想定し、今のうちからFlutterの導入を進める企業もあります。

 

●JavaScriptと似た構文でコーディング可能

JavaScriptの設計を踏襲して作られた経緯から、Dartはプログラムの文法などもJavaScriptとよく似た特徴があります。JavaScriptに精通したエンジニアであれば、習得のしやすい言語と言えるでしょう。モバイルアプリの作成を検討しているエンジニアであれば、FlutterとともにDartの習得を検討するのも手です。

 

●ホットリロード(HotReload)機能

クロスプラットフォーム以外の代表的な特徴として、Flutterには「ホットリロード」と呼ばれる機能が搭載されています。端的に言えば、ホットリロードとは「プログラムの変更を即座にUIへ反映する機能」です。通常、アプリケーション開発でプログラムを変更すると、変更内容を実機で確認するのに長い時間を要します(ビルドをする必要があるため)。

ですが、Flutterのホットリロード機能を使えば、入力したコードが即座に実機に反映されるため、変更内容を確認しつつアプリケーション開発を進められます。ビルドの待ち時間を大幅に削減できるのは、開発をスムーズに進めたい企業担当者にとっても嬉しいポイントです。クロスプラットフォームとの相乗効果により、Flutterは高い開発効率を実現しています。

このほかにも、Flutterの特徴として「デザインを自由にカスタマイズしやすい」「処理速度が高速」などが挙げられます。オープンソースなので費用をかけずに導入できるのも、エンジニアや企業担当者にとって嬉しいポイントです。

 

Flutterを使うと何ができる?

  • 地図アプリ

  • 業務アプリ

  • 画像編集アプリ

  • マッチングアプリ

  • ショッピングアプリ

  • ライブ配信アプリ

繰り返しになりますが、ハイブリッドな開発ができるFlutterは、iOSとAndroidの両方でリリース予定のアプリケーションを作成可能です。ひと口にiOS・Androidのアプリケーションといっても、その種類はさまざまですが、例を挙げれば上記のようなアプリを開発することができます。スマートフォン向けのアプリ開発を検討している企業担当者であれば、高い開発力に定評のあるFlutterの導入を検討するのも良い方法です。

このほか、Flutterはスマートフォン向けのアプリ以外にも、Webアプリケーションも同じコードで作成することができます。以上の点を踏まえれば、Flutterは「さまざまなデバイスで稼働するアプリを手軽に作りたい」というケースにおいては、高いパフォーマンスを発揮しやすいフレームワークと言えます。なお「スマホのアプリ開発ってどうやるの?」という疑問を持っている方であれば、以下のページをご参照ください。Androidアプリを例に、アプリ開発に必要なものや言語について解説をしています。

初めてAndroidアプリを開発する人のための基本情報

 

Flutterを使用する際の注意点

機能や特徴だけを見ると、Flutterは非の打ち所がないフレームワークにも思えますが、使用するうえで注意点はいくつか存在します。

1つは、Flutterは「すべてのアプリをiOSとAndroidの対応させられない」という点です。例えばアプリ開発をするうえで、OSに依存する機能(カメラや通知機能など)を使用する場合は、iOSとAndroidのそれぞれで個別に実装する必要があります。個々に搭載する必要がある分、開発するアプリによってはKotlin(コトリン)やRubyなど別のプログラム言語が必須となるケースもしばしばです。

また、Flutterは英語の技術情報が多い一方で、「日本語で書かれた技術情報や文献が少ない」という特徴があります。自社でFlutterの使用中に何かしらのトラブルが発生した際は、少ない情報から解決策を見出す必要があります。この、日本語で情報を探しにくい特徴は、海外生まれのフレームワークや誕生して間もないフレームワークによくある特徴です。

このほか、Flutterはオープンソースのライブラリが少ないのも欠点です。リリースされて日が浅い分、将来的に増加していく可能性は高いものの、ライブラリで実装できない部分は独自で開発をする必要があります。アプリ開発のためにFlutterを導入する際は、これらの点を把握したうえで検討をすると良いでしょう。

 

Flutterの使い方を学ぶには?

Flutterのオフィシャルサイトでは、Flutterの詳しいチュートリアルが公開されており、詳しい使い方を学べる仕組みです。おまけに、SNSや動画共有サイトを通じた情報共有なども行われているため、最新情報を余さず取得することができます。オフィシャルサイトには、Flutterの具体的なインストール方法なども並行して掲載されているため、個人や企業を問わず容易に導入することができるでしょう。

一方、Flutterは海外での開発実績に優れる一方、日本では発展途上のフレームワークです。そのため日本語の教本や学習サイトは少なく、プログラミングスクールで取り扱っているケースも少ないという特徴があります。JavaScriptと似ている分コードの書きやすさに優れるものの「自社のエンジニアに習得させる」のは、まだまだハードルが高いとも言えるでしょう。

 

Flutterを使ってアプリ開発をするには?

最後に、Flutterを使ってアプリ開発をする方法について言及しておきましょう。習得しているエンジニアが少ないという点で、自社内でFlutterを使ってアプリを開発するのは、中々難しいかもしれません。もしも、Flutterの扱いに長けたエンジニアがいたとしても、使用できる方が少なければ、チーム開発には不向きです。

もしも、「Flutterを使ってiOS・Androidのアプリを作りたい」という方であれば、外部委託でのアプリ開発を検討することをおすすめします。Flutterのフレームワークを使った開発に特化したシステム会社に依頼することで、ご希望通りのアプリ開発が行えます。Flutterだけに限らず、特定のフレームワークまたは開発言語を扱えるエンジニアがいない場合は、外部の企業に発注しても良いでしょう。「不足しているノウハウや技術を補える」のは、アウトソーシングにおける大きなメリットと言えます。

 

アプリ開発の最適な発注先をスムーズに見つける方法

アプリ開発会社選びでお困りではありませんか?
日本最大級のシステム開発会社ポータルサイト「発注ナビ」は、実績豊富なエキスパートが貴社に寄り添った最適な開発会社選びを徹底的にサポートいたします。
ご紹介実績:18,000件(2023年12月現在)

外注先探しはビジネスの今後を左右する重要な任務です。しかし、

「なにを基準に探せば良いのか分からない…。」
「自社にあった外注先ってどこだろう…?」
「費用感が不安…。」

などなど、疑問や悩みが尽きない事が多いです。
発注ナビは、貴社の悩みに寄り添い、最適な外注探し選びのベストパートナーです。
本記事に掲載するシステム会社以外にも、最適な開発会社がご紹介可能です!
ご相談からご紹介までは完全無料。
まずはお気軽に、ご相談ください。 詳しくはこちら

 

 

アプリ開発会社選びはプロにお任せ完全無料で全国5000社以上からご提案

即戦力のアプリ開発会社を探すなら「発注ナビ」

・ベストマッチな発注先が見つかる
・たった1日のスピード紹介
・ITに詳しいコンシェルジュがサポート
・ご相談~ご紹介まで完全無料

 

 

■アプリ開発に関連した記事

 

希望ぴったりの外注先がラクして見つかる
soudan_banner

人気記事

関連記事

関連特集

offer_banner
即戦力のシステム開発会社を探すなら発注ナビロゴ
発注ナビは、システム開発に特化した
発注先選定支援サービスです。
紹介実績
19000
対応社数
5000
対応
テクノロジー
319
紹介達成数
92%
システム開発の発注先探しで
こんなお悩みありませんか?
checkbox
なかなかいい外注業者
見つからない。
checkbox
ITの知識がなくて
発注内容をまとめられない。
checkbox
忙しくて外注業者を探す
時間がない
悩んでいる人物
発注ナビの主な特徴
IT案件に特化
IT案件に特化
日本最大級5000社以上のシステム開発・WEB制作会社が登録。IT専門だから細かい要望が伝わり、理想的なパートナーが見つかる。
ITへの不安を徹底サポート
ITへの不安を徹底サポート
専門コンシェルジュがしっかりヒアリングするので、IT知識に不安があっても、まだ要件が固まっていなくても大丈夫。
完全無料・最短翌日紹介
完全無料・最短翌日紹介
コンシェルジュに発注内容を話すだけで最短翌日に開発会社をご紹介。しかも完全無料・成約手数料も無し。
さらに
東証プライム上場
「アイティメディア株式会社」
グループが運営
ご相談内容は一般公開しないため、クローズド案件でも安心。
ご紹介企業は第三者調査機関にて信用情報・事業継続性を確認済です。

発注先探しの
ご相談フォーム

発注ナビは貴社の発注先探しを
徹底的にサポートします。
お気軽にご相談下さい。
必須
必須
必須
■必要な機能・課題■ご予算■スケジュールなど
■企画書やRFPの添付が可能です(10MBまで)

お問い合わせには、
発注ナビ 利用規約  及び 個人情報の取扱い  への
同意が必要です。