誰もがスマホやパソコンを所有する現代社会では、インターネットが日常的な存在になりつつあります。
そんな時代において、自社製品やサービスの販促を効果的に行うために、ホームページはとても役に立ちます。
企業によってはECサイトやコーポレートサイトを効果的に運営し、事業戦略の要(かなめ)とするケースも珍しくありません。
そこで今回は、「ホームページ制作にかかる費用を知りたい」「Webサイトの発注を依頼したい」企業担当者に向けて、具体的な費用相場や発注方法などを詳しく紹介します。
費用相場や発注方法を把握すれば、コストを抑えつつ目的に合ったホームページを作成しやすくなります。
目次
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ホームページは外注で作成できるの?
結論から言えば、自社にデザイナーやエンジニアがいなくても、ホームページを作ることは可能です。システム開発会社の中には、ホームページ制作を発注できる企業が数多く存在します。自社製品を扱うECサイトから、企業紹介に役立つコーポレートサイトに至るまで、ホームページであれば何でも作成を依頼できると言っても過言ではありません。具体的に制作を依頼できるホームページの種類と、おすすめの企業については、以下の図を参考にしてください。
外注できる主なホームページの種類 | ||
---|---|---|
種類 | 概要 | どんな企業におすすめ? |
ECサイト(ショッピングサイト) | 物やサービスの売買を行うWebサイト | 自社製品を販売したい企業 実店舗以外の販路を確保したい企業 海外への商品展開を検討している企業 |
コーポレートサイト | 企業に関するさまざまな情報を伝えるWebサイト | 自社のブランディングを強化したい企業 ステークホルダーとコミュニケーションをはかりたい企業 |
採用サイト | 従業員の採用活動を目的としたWebサイト | 新卒や中途採用者を増やしたい企業 求職者に対して自社の情報を伝えたい企業 |
プロモーションサイト | 商品やサービスの宣伝に特化したWebサイト | ユーザーに対して特定の商品やサービスを訴求したい企業 新製品や新サービスのプロモーションを強化したい企業 |
ちなみにシステム会社の中には、ホームページの制作だけではなく改修(リデザイン)を受け付けている企業もあります。「運営しているホームページをもっと良くしたい」「今風のデザインに整えたい」というケースにおいても、外注を検討することをおすすめします。
ホームページ作成の費用相場は?
ホームページ作成における費用相場 | |
---|---|
種類 | 金額 |
ECサイト(ショッピングサイト) | 10万円~500万円以上 |
コーポレートサイト | 10~300万円以上 |
採用サイト | 10~150万円以上 |
プロモーションサイト | 10~100万円以上 |
先に挙げた種類別に、ホームページ作成にかかる制作費の相場を紹介しましょう。具体的な金額は上記の通りですが、どのホームページを作るうえでも、金額に大きな差が生じます。これは作りたいホームページの規模や、システム会社の料金設定などの要因で、費用が変動するためです。この他、ホームページ作成を1からすべて外注する方法(フルオーダー)や、一部分だけを作ってもらう方法など、依頼の内容によっても費用は変動します。
したがって、費用相場はあくまでも目安の金額ととらえておくと良いでしょう。より具体的な金額を把握したい方であれば、ホームページ作成を担うシステム会社から見積を貰ったうえで、具体的な金額を把握するのをおすすめします。
とはいえ、機能を追加すればするほど、規模が大きくなればなるほど「費用が高くなりやすい」のは、どんなサイトを作成するうえでも変わりありません。システム会社にホームページ作成を依頼する際は、サイトの規模はどのくらいか、サイトに必要な機能は何なのかをしっかり決めておくと、正確な見積を算出しやすくなります。
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ホームページの作成以外にかかる費用とは?
ホームページの作成にかかる費用と併せて、それ以外の費用についても簡潔に触れておきましょう。
ホームページは、「作成が完了すれば以降はずっと無料」というものではありません。作ったホームページを運用する中で、費用が発生します。例えば、ホームページを作るうえで必要なサーバーやドメインの維持費などが良い例でしょう。いずれもホームページの作成にかかる費用ほどではありませんが、ホームページを所有している限り発生する費用です(月額で数百円から数千円)。この他にも、ホームページの運営をシステム会社に依頼すると、以下のような費用が発生します。
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掲載しているコンテンツを更新する費用
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障害が発生した際のメンテナンス費用
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アクセス解析やレポート費用
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SEOのコンサルティング費用
サーバーやドメインなどを含むこれらの費用は、製作費に対して「運用費」と呼ばれるものです。ホームページの製作費用と同様、運用費の具体的な費用相場は、ホームページの種類や規模、発注するシステム会社によって異なります。
具体的な運用費の金額を教えて
運用費は「サイトの種類や目的」から、おおまかな金額を算出できます。
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集客を目的としたECサイトの運用費:月額10万円から30万円
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企業の紹介するコーポレートサイト:月額5,000円から1万円
例えば、企業でECサイトを運用する場合、利益の向上や販路の拡大を目指すには、成長戦略をしっかりと立ててサイトを運用することが求められます。集客のためには、競合サイト分析やSEO施策などを継続的に行う必要がある分、運用費も高くなります。おおまかな目安としては、サイト制作にかかった費用の10分の1程度が運用費の目安となるでしょう。例えば、300万円で作ったECサイトの場合は、月額の運用費は10万円から30万円になります。
一方、企業の概要や事業内容を紹介するコーポレートサイトの場合は、集客を目的とする必要が少ない分、運用費もECサイトほどかかりません。先の項で紹介したサーバーやドメインの維持費、またはメンテナンス程度なので、具体的な金額としては、月額で5,000円から1万円になります。
結論として、ホームページ作成を外注とする際は、予算を検討するうえで製作費と運用費の両方を考慮しておくことをおすすめします。「運用費を抑えてホームページの製作費を多めに配分する」「ホームページの規模を小さくして運用に注力する」といったように、目的に合わせて予算を配分しましょう。
ちなみにシステム会社によっては、ホームページ作成をプラン(パッケージ)で販売しているケースも珍しくありません。これは、ホームページの作成と運用、サポートを包括的に行ってくれるプランです。製作費と運用費を合算してリーズナブルな料金設定になっていることも多く、費用を抑えてホームページの作成と運用を依頼することができます。システム会社によって、プランの内容や料金は異なりますが、希望に見合ったプランが見つかった時は、契約を検討するのも良いでしょう。
ホームページの作成を外注する際の注意点
ホームページ作成にかかる費用について紹介できたところで、作成を外注する際の注意点を解説します。
●内製で構築できるものを洗い出す
ホームページを外注する際は、「何を作成してもらうのか」を明確にしましょう。例えば、一部分のWebページだけ作成するのであれば、ホームページをフルオーダーで作ってもらうよりも費用を抑えやすくなります。予算や工数と相談したうえで、内製と外注を使い分けることをおすすめします。
また昨今は、WordPressやMovable TypeなどのCMS(ホームページを手軽に運営管理するツール)が普及しています。CMSを使えば、コーディングやデザインの知識に自信のない方でも、ホームページの制作管理を行うことも可能です。製作費や運用費を可能な限り抑えたい場合は、CMSの使用を検討するのも手です。
●複数の見積を出したうえで比較検討をする
繰り返しになりますが、ホームページは作成を依頼する企業ごとに費用や開発期間が異なります。そのため希望通りのホームページを作るためには、複数の企業から見積を貰ったうえで比較検討をしてください。見積の段階で、アフターケアや障害発生時のサポート体制などを確認しておくのも良いでしょう。
この他、「ホームページに必要な要件が満たされているか」の確認も忘れずに行っておきましょう。事前にしっかりと確認ができていれば、ホームページの完成後に「必要な機能が搭載されていない」「セキュリティ対策が行われていない」などのトラブルを回避しやすくなります。
ホームページ作成が得意な企業を探す方法
最後に、ホームページ作成が得意な企業を探す方法について解説をしましょう。
ひと口にホームページ作成と言っても、「ECサイト構築に実績のある企業」「コーポレートサイトが得意な企業」など、システム会社ごとに得意とする案件は異なります。システム会社のオフィシャルサイトやパンフレットなどを通じて、企業ごとに比較検討をすることが可能です。とはいえ、企業のサイトやパンフレットをいちいち確認するのは物理的に困難ですし、IT初心者の方の場合は、「比較の方法が分からない」というケースも少なくないでしょう。
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そこで、ホームページ作成を得意とする企業を見つける際は、発注ナビのように複数の会社から比較検討ができるマッチングサービスの利用を推奨します。マッチングサービスを使えば、作りたいホームページや予算などに合わせて、最適な企業を選ぶことが可能です。外注のノウハウがなくても手軽に利用できるうえ、IT専門のコンシェルジュがヒアリングを行ってくれます。企業の問題解決に最適な企業をピックアップしてくれるので、オフィシャルサイトやパンフレットを通じて探すよりもずっと早く、外注先を見つけ出すことができます。
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