jQueryでできることとは?基本的な書き方や勉強法も紹介

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jQueryのイメージ図

ブログ作成やWeb制作の経験がある方は、jQuery(ジェイクエリー)というJavaScriptライブラリの名前を聞いたことがあるでしょう。一方で、「今からjQueryを学ぶべき?」「jQueryでどんなことができるの?」という疑問をお持ちの方もいれば、「jQueryは時代遅れだ」「いや、まだ便利に使える」という正反対の意見に戸惑っている方もいるかもしれません。
本記事では、jQueryの概要や使用するメリット、基本的な構文をはじめ、勉強方法、言語としての将来性についても解説します。jQueryについて知りたいという方は、ぜひ参考にしてください。

 

目次

 

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jQueryって何?メリットとデメリットは?

そもそもjQueryとはどういう目的で生まれ、現在どのような使い方をしているのかご存知でしょうか?ここでは、jQueryの概要、JavaScriptライブラリとしての特徴、実装するメリットやデメリットについて紹介します。

 

●jQueryとは?

jQueryとは、2006年にジョン・レシグ氏がリリースしたJavaScriptのライブラリです。ライブラリとは、複数のプログラムを再利用しやすい形にまとめたファイルのことです。jQueryは、JavaScriptを使ってできることを便利な形でまとめたもので、当時は使いにくかったJavaScriptの標準APIを補完するライブラリとして爆発的に流行しました。Web系の技術発展に大きく貢献した世界標準のJavaScriptライブラリであり、2022年時点でもWebサイト制作の現場でjQueryは用いられています。

 

●jQueryの特徴は?

jQueryは、JavaScriptのコードを簡潔に書くことを目的に開発されたライブラリです。そのため、JavaScriptに比べると、短いコードで済むという特徴があります。例えば、DOM操作やAjaxによるサーバーとの通信など、JavaScriptで書くとやや難しくなるような実装も簡略化できます。
jQueryには多様なプラグインがあり、独自機能を追加できる拡張性があるため、目的に見合う機能をピンポイントで追加可能です。Webサイト制作では、便利なプラグインを使うためにjQueryを利用するケースもあります。

 

●jQueryのメリット

jQueryのメリットは、「短いコード量で動かせること」「どのブラウザでも同じコードが使えること」です。jQueryを用いることで高度な処理を簡単に実装でき、コードの可読性も高くなります。

例えば、マウスオーバーでアニメーションさせる、時間経過でページの画像・カラーを変化させるといった実装も、jQueryでは簡易的な形で記述できます。

jQueryが出た当時は、JavaScriptで同じコードを書いてもブラウザごとの差分が激しかったばかりか、バージョンの違いで挙動が変わるブラウザも存在しました。そんな各ブラウザの差分を吸収してくれる存在としてjQueryは優秀でした。

 

●jQueryのデメリット

jQueryのデメリットは、「動作が重たくなりやすいこと」「ほかのライブラリ・フレームワークと競合すること」です。

jQueryの動作速度ついて例を挙げると、単純な動作でも素のJavaScript(Vanilla JS)より処理速度が落ちます。現在では、コーディングが楽になるからという理由でjQueryを選ぶことは少ないです。現在のJavaScriptはとても使いやすくなり、ブラウザ間の差分も小さくなっているため、jQueryではなく素のJavaScriptを書くという選択肢のほうが効果的な場面が多いです。

Web開発の現場では、ReactやVue.jsなどの別のライブラリやフレームワークを採用するケースも多くなりました。その場合、jQueryが使われていると予期せぬ動作をするケースがあるため、共存させるための処理を別途行うか、jQueryを素のJavaScriptに置き換えるといった手間が生じます。
このような問題点から、jQueryはWebアプリ開発にはあまり用いられていません。

Webサイト制作にはよく用いられていますが、Chromeに実装されたCSSの擬似クラス「:has()」と競合して不具合が生じるといったケースもあるため、脱jQueryの動きが徐々に広がっています。

 

jQueryとJavaScriptの違い

JavaScriptはプログラミング言語の1つです。一方で、jQueryは「ライブラリ」と呼ばれるプログラムの集まりのことであり、プログラミング言語ではありません。jQuery本体は、JavaScriptで構成されています。

jQueryはざっくりいうとJavaScriptをより便利かつ早く使えるようにしたパーツのようなものです。JavaScriptだと数行にも渡る処理が、jQueryでは固有の記法を使って1行程度で済みます。

JavaScriptを用いたプログラムの集合体であるjQueryに対して、素のJavaScriptは「Vanilla(バニラ)JS」と呼ばれることもあります。飾り気のないVanilla JSのほうが、より便利な機能を付随させたjQueryよりも処理が早いというのも異なる点です。

 

jQueryとJavaScriptの使い分け

jQueryとJavaScriptを選ぶ基準は、「パフォーマンス」と「制作効率」です。

「パフォーマンスを重視」したい場合には、JavaScriptの利用をおすすめします。jQueryよりも、JavaScriptのほうが高速で処理できるからです。特に、大規模なWebサイト・Webアプリであれば、JavaScriptのほうが向いています。

一方、できるだけ早くリリースしなければならない場合、特にマルチブラウザ・レスポンシブ対応が必須のWebサイト制作においてはjQueryを使うほうがスピーディーに制作できるケースがあります。jQueryは動作が重たいといわれますが、パフォーマンスをそれほど重視しない小~中規模程度のプロジェクトであればjQueryの恩恵を受けやすくなります。

つまり、パフォーマンスを求める場合にはJavaScript、早くリリースしなければならないという場合にはjQueryが向いています。

 

jQueryができること

jQueryを導入して実装できる機能について解説します。jQueryの売りは、簡潔かつスピーディーにコードが書ける手軽さにあります。すでにシステム開発では保守以外で使うことは少なくなりつつありますが、Webサイト制作の現場では今でも活用されています。

 

●非同期通信Ajaxが手軽に使える

jQueryの功績を語るうえで外すことのできない技術がAjaxです。jQueryを使えば、Ajaxを簡潔に記載できます。 AjaxとはJavaScriptを使ったサーバーとの非同期通信のことです。クライアント側とサーバー側で通信の足並みを揃えず、Webページの一部だけを更新することで、再読み込みをしなくても表示内容を変更できます。この技術から、指でマップを移動できる地図アプリやシームレスにタイムラインを表示するSNSなどが誕生しました。

 

●アニメーションを簡単に実装できる

jQueryはJavaScriptをより簡潔に扱えるようにしたライブラリであるため、WebサイトのHTMLやCSS要素を置換・移動させる、画像・テキストの透明度を変えるといった処理が簡潔に記載できるほか、エフェクトやアニメーションも簡単に組み込めます。
例えば、画面をスクロールする度にデザインを変えたり、画面の読み込み時にLoading画面を表示したり、画面全体に雪や桜の花びらを散らせたりといった動作もすぐに実装できます。

 

●Webサイトのレスポンシブデザイン対応が簡単

スマートフォンやタブレット端末が普及してからは、Webサイトのデザインはどんなブラウザ・デバイスにも対応するレスポンシブデザインが基本になりました。多様なデバイスからの見え方を最適化するための方法はCSSでも提供されていますが、デザインの反映が難しいケースもあります。そういった時には、jQueryが役立ちます。
jQueryには、デバイスやOSを検知してブレイクポイントを設定したり、画面サイズに合わせて画像表示を変えたりするレスポンシブ対応のためのプラグインも豊富です。window.matchMediaメソッドを使うことで、CSSのメディアクエリに応じた条件分岐ができるのも便利です。

脱jQueryの動きは進んでいますが、便利な点もあるため、いきなり使われなくなるということはありません。しかし、新しいシステムを構築するという場合には、jQueryではなく、JavaScriptや目的に即した言語を学習するほうが良いかもしれません。

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jQueryの基本的な書き方

jQueryの基本的な考え方は、ブラウザ上で何かの動作(イベント)をトリガーにして、要素を指定し、変更を加えることです。jQueryの基本的な書き方について解説します。

  • jQueryの読み込み方

  • 基本構文

  • セレクタの記述

  • メソッドの種類

 

●jQueryの読み込み方

まずは、ライブラリを読み込みましょう。jQueryの導入には2つの方法があります。
1つは「ライブラリをダウンロードする(パスを指定する)」方法。もう1つは「CDN(Content Delivery Network)のURLを指定する」方法です。

ライブラリのダウンロードをするとオフライン環境下でも扱えるようになり、CDNを使うと読み込みが早くなるといったメリットがあります。

 

<ダウンロードしてパスを指定する方法>

  1. jQuery公式サイトでライブラリをダウンロードする
  2. ダウンロードしたライブラリを作業フォルダに格納する
  3. HTML<script>タグにライブラリのパス(格納先)を指定して読み込む

 

<CDNを使う方法>

  1. jQuery公式のCDNリンクをコピーする
  2. HTML<script>タグにURLを貼り付ける

 

●基本構文

指定したセレクタに対して、メソッドを実行し、DOM操作を行うというのがjQueryを扱ううえでの一般的な流れです。jQueryの基本構文は、以下のように表されます。

$("セレクタ").メソッド("パラメータ[引数]");

セレクタで要素を指定し、「クリック」や「マウスオーバー」といった動作を発動のトリガーにしたい場合には、メソッド部分に記述していきます。処理のトリガーとなる動作のことを「イベント」といいます。

 

●セレクタの記述

セレクタとは、CSSを適用させたいHTML要素を指定するために用いるものです。セレクタには、HTMLのタグ・id・classを指定したり、条件を絞り込むフィルタを記述したりできます。セレクタを使うことにより、任意のHTML要素をjQueryで操作できるようになります。

ここでは、テキストを赤色にするメソッドを使い、セレクタを使って要素を特定する記述の一例をご紹介します。

$(".class_ li ").css("color","red");

このように記載することで、<li>で括られている項目がすべて赤色に変わります。

また、セレクタに特定の記号を使うことで、複雑な条件で要素を取得できます。例えば、

$("#name>ul").css("color","red");

このように「>」を使うと、id名「name」の直下にある<ul>のテキストだけを変更できます。

$("li:has(ul)").css("color","red");

フィルタを用いることで、<li>の中に<ul>要素を含むもの(入れ子構造になっているリスト要素)だけをピンポイントで指定できます。

$("a[href*='.com']").css("color","red");

<a>タグの中で「.com」という文字列を含むテキストを赤色に変更するといった部分一致にも対応しています。

 

●メソッドの種類

メソッドの部分には、指定したセレクタに対して「どのような操作をしたいのか」を記述します。オーソドックスなメソッドとしては、「.text()」「.css()」「.html()」などが挙げられます。たくさんのメソッドが存在するため、自分が使いたいメソッドを調べて、その都度習得するのが良いでしょう。

.text()では、要素の値をテキストとして取得します。

$("h1").text("タイトルの置換");

こうすると、<h1>で括られたすべてのテキストが「タイトルの置換」という名前に変更されます。

.css()では、CSSの値を取得します。

$(".c_name").css("color","red");

class名「c_name」で括られているテキストが赤色になります。

.htmlでは、HTMLの値を取得します。

$("h2>.c_name").html("<a href='XXX.com'>テキストを差し替えます</a>");

<h2>タグ直下にあるclass名「c_name」の中身を「テキストを差し替えます」というアンカーテキストに上書きします。

イベント処理

jQueryでは、マウスの操作・移動、キー入力、ドキュメントの読み込み、画面サイズの変化、フォーム送信、スクロールといった「イベント(何らかの変化)」が発生したタイミングで処理を行うという手法がよく用いられます。イベント処理を行う場合には、「.on()」というメソッドを使います。


$("セレクタ").on(イベント名, "要素" , function (){
// 処理を記載する
});

「イベント」の代表的な例として、click(クリック)、load(読み込み)、submit(フォーム送信)などがあります。


$("ul").on("click","li",function(){
alert("クリックされました");
});

<ul>の中の<li>要素がクリックされた時に、「クリックされました」というアラートを表示します。


$(window).on("load",function(){
alert("読み込み完了しました");
});

すべてのデータの読み込みが完了したら、「読み込み完了しました」というアラートを表示します。


$(document).on("submit","form.c_name",function(){
alert("送信しました");
});

「c_name」というclass名が付随したフォームが送信された時に、「送信しました」というアラートを出します。また、条件分岐を使えば、内容に不備がある際に送信をキャンセルすることも可能です。

 

jQueryは学習すべき?

jQueryには多くのメリットがありましたが、近年ではあまり使われなくなってきています。特に、新規のWebアプリ開発ではほとんど採用されないライブラリです。したがって、新規開発をする場合には、別の言語から学習をスタートしたほうがいいでしょう。

Webアプリ開発においては他言語のライブラリやフレームワークが台頭し、あえてjQueryを利用する必要がなくなっています。また、Internet Explorerが終了したことでブラウザ間の差分が小さくなったため、重くなりがちなjQueryではなく、素のJavaScriptで書くという選択肢もとれるようになってきました。

jQueryの流行は落ち着いてきましたが、Webサイト制作では未だに根強い人気があります。もしWebサイト制作・運用でjQueryに触れる機会があるなら、学習する価値はあるでしょう。一方で、CSSの新しい擬似クラスと競合してjQueryに不具合が生じるという事例も出ているので、「Webサイトでも新規制作なら素のJavaScriptが良い」という風潮も生まれつつあります。

使われなくなりつつある技術だから勉強しなくても良いというわけではありません。「jQueryが使われているアプリ・サイトを保守する」「jQueryを素のJavaScriptに差し替える」といった必要性があれば、jQueryを読めるに越したことはありません。コードを差し替えるにしても、どういう挙動を実現するべきかについては、既存のjQueryを読んで正しく理解する必要があります。jQueryを読めるようになれば、修正時やコード差し替え時にも、素早く対応できます。

jQueryはコンパクトで便利なJavaScriptライブラリではありますが、システム・アプリの開発時にはほとんど使われておらず、新規で採用することはおすすめできません。
Webサイト制作ではよく活用されていますが、新規でjQueryを実装するケースは減っています。独学で言語やライブラリ・フレームワークについて学習する際の選択肢として、jQueryの優先順位はそう高くありません。jQueryに関心があるなら素のJavaScriptを選び、そうでなければ目的に見合ったプログラミング言語を学ぶのが良いでしょう。

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