今回は、SEO対策におけるキーワードの選定方法について。
「逆転の発想」でターゲット目線のキーワードを選定する
ビッグキーワードよりもロングテールキーワードの方が重要
仮説と検証でさらに効果的なキーワードを見つけよう
はじめに
キーワード選定は「逆算の発想」で
SEOを考えていく上で、適切なキーワード選びは非常に重要です。しかし、例えば「オリジナルデザインのスーツを売る店だから、キーワードは『紳士服』でいいだろう」というような安易な選定は避けるべきでしょう。
キーワードは、「あなたの製品やサービスを求めるであろう見込み顧客=ターゲット」が、「あなたの製品やサービスを求めるとき」にどのようなキーワードで検索するか?という発想で選定するべきです。つまり、「あなたが選定する」のではなく、「ターゲットに検索されるであろう」キーワードを探すという逆転の発想が求められます。
要になるキーワードを決める
Webページには必ず「テーマ」があります。ひとつのページに多くのテーマが存在すると、何が言いたいのかわからない散漫な情報しか伝えられなくなりますから、テーマはひとつに絞りましょう。
SEO用語では、検索エンジンから訪れるユーザーが最初にたどり着くページのことを「ランディングページ(LP)」といいます。LPのテーマをひとつに絞り込み、そのテーマと関係性の深いキーワードを選定することはSEO上非常に重要です。このキーワードはページの要になるものですから、
・多くのユーザーが検索する
・そのキーワードを聞いてすぐ連想する商品やブランドがない
・ターゲットが検索するときに自然に思い浮かべる
・圧倒的に強いライバルが存在しない
という条件を満たすものである必要があります。
ロングテールキーワードを探しだす
要になるキーワードの候補をある程度集め、実際にそのキーワードで検索してみましょう。あなたのライバルとなる、圧倒的に強い強豪がひしめいているキーワード(ビッグキーワード)はあきらめ、複合キーワードやスモールキーワードを選ぶことによって成果が出やすいケースもしばしばあります。
これは「ロングテールキーワード」というもので、ビッグキーワードに比べて検索回数は少ないのですが、検索する人は「意欲の高いターゲット」である可能性が高く、ロングテールキーワードで検索した人は、ビッグキーワードに比べてクリック率、コンバージョン率が高いといわれています。
オリジナルデザインに自信を持つスーツ専門店なら、「スーツ」や「スーツ専門店」というビッグキーワードは狙わず、「スーツ+オリジナル」「スーツ+デザイン」といった複合キーワードや、「かっこいいスーツ」「おしゃれなスーツ」といったスモールキーワードなどがロングテールキーワードになる可能性を持っています。
ただし、「自分の強み・特徴はなにか?」というポイントからキーワードが離れないようにしましょう。あなたに興味のないユーザーをいくら誘導しても無意味です。
おわりに
キーワードの選定には、Googleの「キーワードプランナー」などのツールも役立ちます。しかし、いくら便利なツールでも、結局のところ「このキーワードで何人をサイトに誘導できたか」「コンバージョン率とキーワードの関係性はどうか」というようなことは実際に試してみなくてはわかりません。
SEOマーケティングは生き物です。仮説に基づいてキーワードを選定し、その効果がどうか測定する。また別の仮説を立て、キーワードを変えて効果を試してみる。定期的にこのような「仮説と検証」を繰り返すことで、より精度の高い効果的なキーワードを選定できるようになるでしょう。
<参考URL>
バズ部
http://bazubu.com/seo-keyword-6574.html
ALLEGRO
https://www.allegro-inc.com/seo/119.html
DML
http://dmlab.jp/words/b016.html
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