モバイルアプリの開発を成功へと導く条件とは?

Xのアイコン

モバイルアプリのイメージ画像モバイルアプリは、モバイル端末上で稼働するアプリの総称です。スマートフォンといったモバイル端末のシェアは、インフラとして考えても良いレベルであり、モバイルアプリを提供してDXを図る企業も存在します。ただし、モバイルアプリの開発には言語の習得などハードルがあります。事前にポイントを理解しておくとスムーズな開発を実現できるでしょう。今回は、モバイルアプリの開発を検討している方へ向けて、その成功条件やおすすめフレームワーク・言語などをご紹介します。

モバイルアプリについてさらに詳しく知りたい方は、以下もご確認ください。

「モバイルアプリとは?種類や開発する方法、開発にかかる費用を解説」

 

目次

 

アプリ開発会社選びはプロにお任せ完全無料で全国5000社以上からご提案

即戦力のアプリ開発会社を探すなら「発注ナビ」

・ベストマッチな発注先が見つかる
・たった1日のスピード紹介
・ITに詳しいコンシェルジュがサポート
・ご相談~ご紹介まで完全無料

 

 

フィードバックも必要!モバイルアプリの開発を成功させる条件とは

モバイルアプリの開発を成功させるには、次のようなポイントを押さえておきましょう。

  • フレームワークを活用する

  • アジャイル開発を繰り返し実践する

  • モバイルアプリを客観的に評価し、アプリにフィードバックする

 

●フレームワークを活用する

モバイルアプリをローカルのテキストエディターで記述して、都度アップロードして検証する、というのは非効率です。モバイルアプリの開発を効率化するには、「フレームワーク」と呼ばれる開発プラットフォームを利用していきましょう。フレームワークの利用には、以下のような点でメリットがあります。

  • 指定言語をスムーズに入力できる

  • プリセットを流用して開発できる

  • クロスプラットフォームでの開発が可能になる

  • コードのエラーにすぐ気づける

おすすめのフレームワークは、ページの後半でご紹介していきます。

 

●アジャイル開発を繰り返し実践する

モバイルアプリの開発では、現在、「アジャイル開発」が主流です。従来の決めうちで長期間の開発を行う「ウォーターフォール開発」と比較して、仕様を柔軟に変更できる、リリースまでの期間が短い、繰り返し開発する中でフィードバックが得られるなどのメリットがあります。開発期間が短いアジャイル開発は、都度のアップデートが行われやすいモバイルアプリの開発に適しています。このアジャイル開発に関しても、後ほど詳しく説明していきます。

 

●モバイルアプリを客観的に評価し、アプリにフィードバックする

モバイルアプリがいくら画期的であっても、ユーザー目線で評価が得られないと普及しません。マーケティングベースでユーザーに沿った商品を開発することを「マーケットイン」といいますが、モバイルアプリ開発時にもこのマーケットインを意識しておく必要があります。客観的にアプリを評価してフィードバック、アップデートを行うにはいくつか方法があります。こちらも後ほど解説していくので確認しておきましょう。

 

おすすめをご紹介!モバイルアプリ開発に適したフレームワーク・言語とは?

ここからは、モバイルアプリ開発に適したフレームワーク、および言語をご紹介していきます。

 

●Flutter

Flutterは、Googleが開発しているフレームワークの一種で、iOS、Android両アプリの構築に対応しています。無料、そしてオープンソースで配布されているので、誰でも自由に利用可能です。また、さまざまな画面へ対応したアプリをスムーズに制作できるのもメリットです。UI(アプリ画面)のプリセットがたくさん用意されているので、テンプレートとしてデザインに活用できるでしょう。ただし、公式サイトは英語なので、インストールや習得に手間取る可能性はあります。

 

●React Native

Facebookが開発したフレームワークであり、同社が開発した「React.js」というライブラリを活用しながらアプリを開発していきます。iOS、Android両アプリ開発へ対応しています。JavaScriptを使えれば開発が可能で、Webエンジニアとして知識やスキルがあればスムーズにアプリを制作できるのがメリットです。すぐモバイルアプリ開発へ着手したい企業に適したフレームワークといえるでしょう。

 

●Ionic

Ionicは、JavaScriptやHTML、CSSといった言語でモバイルアプリやWebアプリを制作できるフレームワークです。チュートリアルが提供されているので、最初の使い方をスムーズに覚えられます。また、最新のモバイルデバイスに対応したパフォーマンスを、簡単に組み込めるのもメリットです。最新のWebアプリである「PWA」(プログレッシブウェブアプリ)も制作できるので、モバイルアプリを制作する場合だけでなくPWAでサイトを制作したい場合にもおすすめです。

 

●Monaca

Monacaは、大手企業への導入実績も豊富なフレームワークです。HTMLやJavaScriptでモバイルアプリ、デスクトップアプリ、Webアプリといったさまざまなアプリケーションを構築可能になっています。「Vue.js」といったライブラリを使いながら効率的にアプリ開発できるので、「いろいろな種類のアプリを作りたい」と思っている方におすすめのフレームワークです。また、スタッフが開発支援を行ってくれるサービスも提供されているので、初心者でも安心してモバイルアプリといったアプリの開発へ取り組めます。

 

●Xamarin

Windowsで馴染み深いMicrosoftが提供している、モバイルアプリ用開発フレームワークです。C#をベースにアプリ開発ができるほか、Visual Studioを使いながら開発が可能で、スムーズにファイル管理しながらクロスプラットフォームアプリを開発できます。C#を学習したことのない方にとってはハードルが高めですが、汎用性の高いフレームワークといえるでしょう。

フレームワークの次は、開発言語をご紹介していきます。

 

●iOSアプリを開発:Swift、Objective-C

iOSアプリ専用の開発言語としては、以下の2種類があります。

  • Swift:Appleが独自に開発した新言語

  • Objective-C:C言語ベース

どちらでも開発は可能ですが、優先順位としてはSwiftのほうが上です。これには、Objective-Cより高速なアプリが開発可能、Objective-Cとも互換性があるといった理由が挙げられます。ただし、Objective-Cの既存コードを組み合わせるといった場面では、両言語のスキルが役立つでしょう。

 

●Androidアプリを開発:Kotlin、Java

Android用のアプリ開発には、以下のような言語が使われます。

  • Kotlin:Androidアプリ開発用として公式に認定されている言語

  • Java:汎用性の高い昔からある開発言語

結論としては、Kotlinの利用がおすすめです。これは、Swiftのように高速性や互換性などの点で使いやすいという理由があります。また、コードの学習に関しても簡潔に記述できるので、理解しやすい分ハードルが低くなっています。

 

モバイルアプリ開発では当たり前!アジャイル開発を実践した方が良い理由

ここでは、モバイルアプリに適したアジャイル開発について簡単に解説していきます。

 

●アジャイル開発とは

アジャイル開発は、端的にいえば「開発やリリースの工程を短期間で繰り返す」開発手法です。スピーディなリリースや機能改善などが求められやすいモバイルアプリでは、必須ともいえる開発手法になっています。工程を繰り返すという特性から、フィードバックを反映させやすいのもポイントです。ただし、何度も工程を繰り返していくので、予定より納期が遅れる、予算が膨らむ、スケジュールの管理が複雑になるといったデメリットがあります。そこでスケジュールを綿密に立て、ツールを使って効率的に工程管理を行うといった工夫が必要です。アジャイル開発の詳細は、以下のページでご紹介しています。

アジャイル開発とは?今さら聞けない開発手法のメリット・デメリット

 

●開発工程の例

アジャイル開発を始めとしたシステム開発は、以下のような開発工程で行います。

  1. 要件定義:自社の課題やシステムで開発したいこと、必要な機能などを明確にする
  2. 基本設計・詳細設計:画面内容やプログラミング内容などを設計していく
  3. 開発開始:設計内容を基に実際の開発を始める
  4. テスト:希望通りにエラーなくシステムが稼働するか検証を行う
  5. リリース:実際に指定の媒体でシステムをリリースする

要件定義がしっかりしていれば、のちの工程もぶれなく進みます。また、システムの完成後はテストも重要です。テストせずにリリースしてしまうと、ユーザーがエラーといった問題に直面して、うまくシステムを活用できないリスクがあるからです。アジャイル開発では上記の工程を繰り返して効果を得ます。システム開発工程の事例は、以下のページでも詳しく解説しています。

システム開発の工程(流れ)とは?覚えておきたい略語も解説

 

レビュー分析などが重要!モバイルアプリを客観的に評価するには

モバイルアプリを客観的に評価するには、次のような方法を取ってみましょう。

 

●アプリストアやレビューサイトのレビューを分析

モバイルアプリの配信プラットフォームとしては、App StoreやGoogle Playなどがありますが、そこにはユーザーレビューが投稿・表示されインストール時の意見として活用されています。ユーザーレビューは星評価とともに、突然フリーズした、トップ画面のメニューが使いにくいといったさまざまなトラブルに関する意見が寄せられます。

このユーザーレビューはアプリユーザーにとってだけでなく、アプリ開発者側にとっても有益な情報です。また、アプリ専用のまとめレビューサイトでも意見が投稿されています。そちらも参考にしながら、改善方法や追加すべき機能などを決定すると安心です。

 

●ユーザーアンケートを実施

アプリレビューだけでなく、ユーザーアンケートも取ってみると良いでしょう。ユーザーアンケートを取るには、ポップアップでアプリ内にメッセージを出す、メールで詳細なアンケート依頼を送るといった手法が考えられます。

簡単なアンケートであれば、アプリにそこまで高評価をしていない方でも回答してくれるかもしれません。しかしユーザーアンケートでは、アプリに良い評価をしているロイヤリティの高いユーザーも参加してくれる可能性があります。よってロイヤリティの高いユーザーから細かい意見をもらいながらフィードバックしていけると、より良いモバイルアプリが作れるでしょう。

 

●評価指標を作成

マーケティング的に冷静な判断を行うには、評価指標の作成が重要です。モバイルアプリに使える評価指標としては、以下のようなものが挙げられます。

  • NPS:商品・サービスの良い評価を広めてくれるユーザーの数を計測

  • ARPU:ユーザー1人当たりの平均課金額を計測

NPSでは、0~10の段階でユーザーの評価度合いを計測していきます。これにより、ユーザー満足度を数値化できるのがメリットです。また、ARPUではアプリユーザー全体の課金平均額を評価できるので、うまくモバイルアプリで売上を獲得できているか判断できます。ほかにも指標は存在するので、目標値も決めながら活用してみると客観的な評価が下せます。

 

モバイルアプリ開発の経験を蓄積する方法

モバイルアプリ開発の経験を蓄積するには、下記のような方法が有効です。

 

●ノーコードのプラットフォームを使ってみる

ページ内で便利な開発プラットフォームをご紹介してきましたが、中にはプログラミングが難しいケースもあります。そこで初心者へおすすめしたいのが、「ノーコードプラットフォーム」です。ノーコードのプラットフォームでは、誰でもコードを触らずに、既存のパーツから組み合わせてアプリを開発できます。機能やデザイン面の制約はありますが、アプリの構造や動きなどを知るには適切なプラットフォームです。

 

●配信済みのアプリを真似して制作する

すでに人気のあるアプリを真似して、必要な機能やデザインを考えるのも有効です。Webサイトといったオンラインで提供されるプロダクト全体で考え、既存機能やデザインを真似して制作を行う方法もあります。ただし、著作権といった権利を侵害していないか確認する、ビジネスで提供する際は独自機能も考えていれるといった点に注意しないとトラブルになりますし、モバイルアプリが広がりません。社内でアプリを使用するだけならば、機能がほかのアプリと似ていても良いかもしれませんが、商品として提供する場合は、競合に埋もれてしまうリスクもあります。

 

●アプリ開発会社に制作を外注して、ノウハウを構築する

アプリをゼロから独自で作るのが不安な方は、まずは外注してみるのも手です。企業のさじ加減にもよりますが、ノウハウの提供を受けながら協力して開発ができるケースもあります。ただし、企業の質が悪いと適切なアドバイスが受けられないので、「マッチングサイト」を活用しながら良質な企業を探してみてください。マッチングサイトであればスタッフの意見も聞きながら、スムーズに開発企業とのマッチングが可能です。相見積もりや意見のすり合わせなども簡単にできます。

「発注ナビ」でも、アプリ開発会社をご紹介させていただいています。以下のページから詳細を確認して、マッチングできそうな企業が見つかれば依頼を検討してみてください。

 

今回はモバイルアプリの開発のコツやおすすめフレームワーク・言語などをご紹介してきました。モバイルアプリの開発は難しい部分もありますが、ノーコードツールって開発するといった選択肢もあります。ただし独自性の高いモバイルアプリを開発する場合はスキルが必要なので、実績豊富な開発ベンダーを探して、開発そのものを外注することも成功への近道と言えるでしょう。

 

アプリ開発の最適な発注先をスムーズに見つける方法

アプリ開発会社選びでお困りではありませんか?
日本最大級のシステム開発会社ポータルサイト「発注ナビ」は、実績豊富なエキスパートが貴社に寄り添った最適な開発会社選びを徹底的にサポートいたします。
ご紹介実績:22,000件(2024年10月現在)

外注先探しはビジネスの今後を左右する重要な任務です。しかし、

「なにを基準に探せば良いのか分からない…。」
「自社にあった外注先ってどこだろう…?」
「費用感が不安…。」

などなど、疑問や悩みが尽きない事が多いです。
発注ナビは、貴社の悩みに寄り添い、最適な外注探し選びのベストパートナーです。
本記事に掲載するシステム会社以外にも、最適な開発会社がご紹介可能です!
ご相談からご紹介までは完全無料。
まずはお気軽に、ご相談ください。 詳しくはこちら

 

アプリ開発会社選びはプロにお任せ完全無料で全国5000社以上からご提案

即戦力のアプリ開発会社を探すなら「発注ナビ」

・ベストマッチな発注先が見つかる
・たった1日のスピード紹介
・ITに詳しいコンシェルジュがサポート
・ご相談~ご紹介まで完全無料

 

 

■アプリ開発に関連した記事

 

即戦力のシステム開発会社を探すなら「発注ナビ」

希望ぴったりの外注先がラクして見つかる
soudan_banner

人気記事

関連記事

関連特集

offer_banner
即戦力のシステム開発会社を探すなら発注ナビロゴ
発注ナビは、システム開発に特化した
発注先選定支援サービスです。
紹介実績
19000
対応社数
5000
対応
テクノロジー
319
紹介達成数
92%
システム開発の発注先探しで
こんなお悩みありませんか?
checkbox
なかなかいい外注業者
見つからない。
checkbox
ITの知識がなくて
発注内容をまとめられない。
checkbox
忙しくて外注業者を探す
時間がない
悩んでいる人物
発注ナビの主な特徴
IT案件に特化
IT案件に特化
日本最大級5000社以上のシステム開発・WEB制作会社が登録。IT専門だから細かい要望が伝わり、理想的なパートナーが見つかる。
ITへの不安を徹底サポート
ITへの不安を徹底サポート
専門コンシェルジュがしっかりヒアリングするので、IT知識に不安があっても、まだ要件が固まっていなくても大丈夫。
完全無料・最短翌日紹介
完全無料・最短翌日紹介
コンシェルジュに発注内容を話すだけで最短翌日に開発会社をご紹介。しかも完全無料・成約手数料も無し。
さらに
東証プライム上場
「アイティメディア株式会社」
グループが運営
ご相談内容は一般公開しないため、クローズド案件でも安心。
ご紹介企業は第三者調査機関にて信用情報・事業継続性を確認済です。

発注先探しの
ご相談フォーム

発注ナビは貴社の発注先探しを
徹底的にサポートします。
お気軽にご相談下さい。
必須
必須
必須
■必要な機能・課題■ご予算■スケジュールなど
■企画書やRFPの添付が可能です(10MBまで)

会員登録には、
発注ナビ 利用規約  及び 個人情報の取扱い 
「当社からのメール受信」への同意が必要です。