近年では、動画サイトやSNSを活用した製品・サービスのPRが一般化しているため、動画制作を検討しているのではないでしょうか?近年では様々なツールが用意されており自社で制作することも可能です。しかし、クオリティの高い動画に仕上げたいからプロに依頼したいという方も増えています。では、プロに依頼した際にどの程度予算が必要になるのかは気になるのではないのでしょうか?また、提示される見積もりがどのように決まるのかも知っておきたいですね。
今回は、動画制作における費用相場や見積もりの内訳に加えて、コストを抑えるためのポイントなどをご紹介します。できるだけ予算をかけずに動画制作を外注依頼したい方は、必見です。
目次
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動画制作の見積もりの内訳
動画制作を依頼する際は、制作会社に見積もりを取ります。しかし、見積もりの内訳や目安を理解していなければ、提示された金額が妥当かどうかの判断ができません。依頼先選びで失敗しないためにも、まずは動画制作の見積もりがどのような費用かを把握しておくことが大切です。
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企画費
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人件費
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諸経費
上記の3つで構成されていますので、それぞれ詳しく見ていきましょう。
●企画費
動画制作における企画費とは、受注する制作側が依頼者に対して動画制作の目的や意図をヒアリングしたうえで、企画内容を固めていく段階にかかる費用です。具体的には、動画の構成や台本作成のほか、制作スタッフ・キャストの選定、進行管理などが該当します。
企画は発注者側のイメージや理想に近い動画を制作するために重要な工程です。そのため、複雑な構成になると打ち合わせや調整に時間を割く必要があり、その分費用も高くなります。一般的な企画費の目安は、数万~数十万円程度です。
●人件費
人件費は、企画の段階で選定した制作スタッフやキャストにかかる費用です。動画制作にかかわる人数やスキル、工数によって料金が左右します。コストを抑えられれば数万円程度で済むこともありますが、場合によっては数百万円ほどの高額な費用がかかることもあります。スタイリストやヘアメイクを雇ったり、アニメーションを導入したりすると、その分人件費に加算されます。一方で、自前で準備ができればコストを抑えられるため、調整しやすい部分ともいえます。
●諸経費
諸経費に該当するのが、カメラや照明といった撮影に必要な機材のレンタル料やロケ費用、交通費などです。スタジオを借りて撮影を行う場合の賃料も諸経費に含まれます。そのほか、いわゆるロケハンといわれるロケ地の下見を行った際にかかった人件費や交通費、宿泊費も諸経費として加算されます。金額の目安は状況によって異なりますが、機材にかかる費用として数万~十数万円程度、スタジオのレンタル料で10万円以上です。
動画制作にかかる費用の相場は?
動画制作といっても商品紹介から企業PR、採用動画など、使われる動画の用途は様々です。動画内容によって動画制作にかかる費用も大きく変わってくるほか、動画を公開する媒体も影響するポイントといえます。例えば、YouTube、テレビ、そしてSNSなどが挙げられるでしょう。また自社の公式ホームページや企業・学校のプロモーションイベントなどで流すことも考えられます。
このことから動画制作の依頼にかかる費用の目安は、公開媒体が限られて、ある程度の品質と内容を確保した動画なら数万~十万円前後、広い媒体で公開を予定しており、専用の高品質で充実した内容の動画なら数十万~数百万円です。
動画制作の費用はなぜ高くなる?
高品質で内容が充実した動画の制作を依頼するとなると、その分制作費が増えます。動画制作の見積もりが高くなる要因を理解しておくことが大切です。今回は、動画制作の費用が高くなる理由を3つご紹介します。
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動画制作に時間や人件費が必要
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動画の表現のこだわり
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動画の尺が長い
●動画制作に時間や人件費が必要
動画制作では、動画の品質にこだわると、その分かかわるスタッフの数も多くなります。制作にかかわるスタッフが多くなれば、その分人件費がかかるのは当然です。また、ロケや長時間の編集など、制作時間が増えればさらにコストがかかってきます。
●動画の表現のこだわり
近年の動画制作は、技術的な進歩から表現の自由度が高くなっています。例えば、企業PRをするにしても、アニメーション・3DCG・実写など、様々な選択肢があります。また、エフェクトやテロップなどの特殊効果のバリエーションも豊富です。表現方法にこだわるほど制作にかかる工数が増えるため、比例して費用もかかります。動画制作を依頼する際は、費用と照らし合わせながら依頼するようにしましょう。
●動画の尺が長い
動画の尺も費用に大きく影響するポイントの1つです。尺が長くなればメッセージ性に富んだ作品が作れる可能性がある一方で、編集に時間がかかるため、その分費用がかかってしまいます。また、作業時間が延びる分、スタッフの拘束時間も長くなるため人件費も比例してかかることも想像にむずかしくありません。
動画制作は自社で行うことも可能ですが、技術がない場合、外部の会社に依頼するほうが無難です。発注ナビは、知識のある専門スタッフが御社にあった企業を厳選してサポートを行います。外注先を探す際には、ぜひ発注ナビの利用をご検討ください。
動画制作の見積もりの確認ポイント
動画制作はかかわるスタッフの数や尺の長さ、内容によって大きく見積もりが変動することがわかったかと思います。そのうえで、動画制作の見積もりで失敗しないためにも、見積もりで確認すべきことも整理しておきましょう。
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動画に関する権利を明確にする
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使用素材の購入費や制作費・追加料金を確認
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見積もりに交通費やロケ費は含まれているか
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わからない点は契約前に質問
以上の確認すべき内容を4つご紹介します。トラブルにならないためにも、それぞれのポイントをしっかりと把握していきましょう。
●動画に関する権利を明確にする
動画制作において、意外と見落としてしまう部分が動画に関する権利のことです。二次使用や編集権限にかかわってくる大切な部分のため、必ず明確にしておきましょう。見積もりの段階で明確にしておくとトラブルを防ぎやすくなります。
●使用素材の購入費や制作費・追加料金を確認
動画制作をするにあたって、BGMやナレーションを導入するケースも少なくありません。これらにかかる費用は、制作会社によって異なります。例えば、制作会社がそれらの素材を購入するか、オリジナルで制作するかで、費用が変わってきます。予算内で動画制作を行うためにも、見積もりの段階で素材にかかる費用について、確認しておくことが大切です。
●見積もりに交通費やロケ費は含まれているか
動画の内容によっては、ロケを行うケースも考えられます。ロケがあるにもかかわらず、見積書の内訳の中にロケに関する費用が明記されていない場合は、必ず確認しましょう。後になって別途請求されるケースを防ぐためです。
●わからない点は契約前に質問
動画制作に限ったことではありませんが、わからないことを放置してしまうと、後々金銭面や動画の品質などのトラブルにつながる可能性があります。
特に動画制作の見積もりは、専門用語が使われるケースも少なくありません。素直にわからないと伝えて、しっかりと説明を受けましょう。そうすることで、必要のない項目を省き、望んだところに予算をかけられます。
動画制作の費用を安くするコツ
動画制作をする際は、様々なコストがかかります。ですが、ちょっとしたコツを踏まえると費用を抑えられる可能性があります。3つの動画制作の費用を安くするコツをご紹介します。
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参考動画を用意する
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キャストは自社で用意する
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フリー素材を活用する
●参考動画を用意する
思いどおりの動画を作るためには、制作会社に対してイメージを的確に伝える必要があります。依頼者と制作側の認識を擦り合わせるためにも、資料用の参考動画を用意しておくと良いです。企画構成費用やリサーチにかかる費用、ディレクション費などを抑えられる可能性があります。動画制作を依頼する前には、YouTubeやSNS、他社の作品などを参考にして、資料になりそうな動画の目星をつけておきしょう。
●キャストは自社で用意する
動画制作をする中で、多くのコストを占めるのが人件費です。例えば、実写動画を制作するためには、キャストを用意しなければなりません。場合によっては、オーディションを実施することもあります。外注先にキャスト募集を依頼すると、その分手数料がかかってしまいます。そのため、キャストを自社で用意することができれば、人件費や手数料の削減につながります。
●フリー素材を活用する
動画は単に映像を撮るだけでなく、BGMやイラスト、静止画などを組み合わせることで完成します。これらの素材をオリジナルで制作すると、どうしても費用がかさみます。制作側と著作権に関する契約をする必要があるため、事務的な手間もあります。素材にかかる費用や手間を削減するためには、フリー素材を活用するのも1つの方法です。フリー素材の中に自社のイメージに合うものがあれば、活用すると良いです。また、自社で素材を用意するのもおすすめの方法といえます。ただし、フリー素材の中には商用利用を認めていないものもある点には注意が必要です。事前に利用規約を確認しておきましょう。
なお動画制作に向けて必要な素材やイメージ動画の資料を自社で用意したいと考えているが、編集は対応できない、部分的な撮影はプロに任せたいというケースもあるでしょう。このような場合は、外注がおすすめです。
発注ナビでは、自社に合う外注先を厳選してご紹介します。外注先を探す際には、ぜひ発注ナビの利用をご検討ください。
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