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ホームページ制作作業は内製できる?内製のメリットデメリットと内製化の流れ

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ホームページ制作作業は内製できる?のイメージ図

ホームページ制作を内製化することで、コスト削減やコミュニケーションの円滑化といったメリットが期待できますが、同時にスキル不足やリソースの限界といったデメリットも存在します。本記事では、内製化のメリットとデメリットを具体的に解説します。内製化を進める際のポイントや効率的な進め方についてもご案内しますので、自社リソースを最大限に活用してより良いホームページ制作を実現するために、内製化を検討中の担当者の方は、ぜひご一読ください。

 

目次

 

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ホームページ制作を内製するメリット・デメリットは?

ホームページ制作の内製化を検討しているのであれば、事前にメリットとデメリットの両方を知っておくと良いでしょう。以下で、ホームページ制作の内製におけるメリットとデメリットをそれぞれ3つずつご紹介します。

 

●メリット1.制作や運用時のコミュニケーションが取りやすい

内製であれば、自社内で各種作業を完結させられます。外部の制作会社と連携をとる必要がなくコミュニケーションコストをカットできるため、制作作業や運用時のコミュニケーションを円滑にとれるのがメリットの一つです。制作を外注するとなると、各種打ち合わせにはじまり要件定義や制作物へ対するフィードバック、変更、修正、コンテンツの更新などの度に外部へ連絡をとらなくてはなりません。こうしたコミュニケーションコストが重なり、通常業務のリソースが圧迫されることも考えられるでしょう。内製であれば、打ち合わせやフィードバック、変更や修正の際に必要となる各種コミュニケーションコストも抑えられます。

 

●メリット2.外注コストを抑えやすい

依頼先を選定する時間的なコストをはじめ、デザインやプログラミング、コンテンツ制作といった各種費用も大幅に削減できます。外注コストをカットできれば、その分だけ社内の人材育成や機材の導入といった投資活動へ充てることも可能です。CMSやホームページ作成ソフトの導入などにも、浮いた費用を活用できます。

 

●メリット3.ベンダーロックインの可能性が低い

ベンダーロックインとは、依頼を受注している制作会社が独自の製品や技術を使った囲い込みを指します。発注先を囲い込むことでほかの会社への依頼を困難にし、実質的な依存状態にするのがベンダーロックインの問題点です。ホームページ制作の現場のみならず、IT業界全体でしばしば問題視されています。ベンダーロックインの状態になると他社への依頼やサービスの乗り換えが困難になり、ホームページ制作の計画に狂いが生じるおそれがあります。ホームページ制作を内製化すればベンダーロックインが起こりづらくなり、自社の計画どおりに制作を進めやすくなります。

 

●デメリット1.自由度が低くなる可能性がある

高度な機能やプログラムを搭載したホームページ、コンテンツ数が多いホームページを制作する際は高度な専門スキルが必要です。自社内の人材やスキルレベルによっては、できることが限られてしまう場合があります。思うようなホームページを制作することが困難になり、結果的に自由度が低くなる可能性があるため、「Web制作のスキルがある人材が不在」「人員数が足りない」という場合は、迅速に人材確保や育成に着手しなくてはなりません。

 

●デメリット2.人員配置が難しい

ホームページ制作を内製化する場合、通常業務と制作業務を同時進行しなくてはなりません。そのうえ、社員のWeb制作スキルや業務量のキャパシティを考慮しつつ作業を割り振る必要があるため、適切な人員配置が難しいという課題があります。人員配置が上手くいかないと、制作業が滞ることにくわえ、通常業務の進行にも悪影響が及んでしまいます。業務量が想定以上に増えた際、キャパオーバーになり対応が追いつかなくなることも考えられるでしょう。通常業務と制作業務の量を明確にし、今後の業務量の増減も視野に入れたうえで、人員確保と配置を行わなくてはなりません。

 

●デメリット3.コスト意識が持ちにくくなる可能性がある

ホームページ制作を外注する場合、必要な費用は「外注費」として明確に可視化されるため、比較的容易にコストを把握できます。しかし、内製すると人件費をはじめ設備費や運用費、そのほかの雑費などを全て把握しなくてはなりません。これによって正確なコストを算出することが難しくなり、制作費用が不明瞭になります。費用が不明瞭になることでコスト意識を持ちにくくなり、無駄な支出が増える可能性もあるでしょう。どのような方法でコスト管理を行うか、内製へ踏み切る前に決めておく必要があります。

 

ホームページ制作の内製化の進め方

ホームページ制作を内製化する際の流れを把握しておきましょう。ホームページのジャンルや規模にもよりますが、ホームページを内製する場合はおおむね以下のような流れで作業が進みます。

 

●内製化の目的を明確にする

なぜホームページ制作を内製で進めたいのか、目的を明確にしましょう。内製化の目的が曖昧だと、制作や運用における方針が定まらず迷走のもととなります。「ホームページの制作や運用のコストを削減したい」「更新頻度を上げて集客率を高めたい」といった目的を洗い出すと同時に、定量的な目標値も設定しましょう。目標の設定時には、「制作や運用のコストを/いつまでに/◯%削減」「ホームページの集客率を/いつまでに/◯%アップ」のように、具体的な数値と期限を決めることが大切です。

 

●自社内のスキルやリソースを調査する

ホームページ制作には、Webデザインをはじめプログラミングやコーディング、コンテンツ制作など様々なスキルが必要となります。「自社の社員がどの程度のWeb制作スキルを所有しているのか」「制作業務へ割り振れそうなリソースはどの程度あるのか」という点を調査しましょう。そのうえで、内製化が現実的か否かを判断しなくてはなりません。内製化に必要なスキルと実際のスキルにギャップがあった場合は、通常の業務と並行して研修やトレーニングを実施する必要があります。また、リソースが足りない場合は、人員の補充が必要となるかもしれません。自社のスキルとリソースを正確に把握できていないと、制作業務だけでなく通常業務にも悪影響が及びます。

 

●ツールを選定する

ホームページを制作するためのツール(プラットフォーム)を選定します。ホームページ制作で広く使用されているツールの一つが「CMS(コンテンツマネジメントシステム)」です。CMSとは、高度なWeb制作スキルがなくてもホームページのコンテンツの制作や管理を行えるツールのこと。テキストやデザイン情報、画像などを一元管理できるほか、ブログのように直感的な作業でホームページを構築できるのが魅力です。特に高い支持を得ているCMSツールとしては、「WordPress(ワードプレス)」や「Drupal(ドルーパル)」などが挙げられます。CMSツールのほか、Webデザインツールやアクセス解析ツール、SEO分析ツールなども必要に応じて選定しましょう。

 

●サイト制作のフローを整理してタスク管理

Webサイト制作は、一般的に以下の流れで進めます。

  1. 企画
  2. デザイン
  3. コーディング
  4. テスト
  5. 公開
  6. 運用

これらの流れは、あくまでも大枠です。それぞれの工程をさらに細分化してタスク内容を洗い出し、優先度をつけましょう。社員のスキルと業務のキャパシティを考慮したうえで、作業を割り振っていきます。タスクの抜け漏れ防止に、プロジェクト管理ツールやガントチャートツールなどを導入するのも良いでしょう。

 

●制作と品質管理

各種デザインやコーディング、コンテンツ制作などの作業工程へ移ります。各工程の責任者と期限を設定したうえで、適切に進捗管理を行いましょう。完成したWebページは、動作確認や表示確認をいます。「ページ全体が問題なく表示されるか」「表示速度は適切か」「レスポンシブデザインがきちんと反映されているか」などの点をチェックすると良いでしょう。また、SEO対策の一環としてタイトルタグやメタディスクリプションの設定をチェックすることも大切です。

このような品質管理テストを行う際は、チェックリストや品質管理表を活用するのがおすすめです。例えば、各タスクの担当責任者やテスト結果、完了期限をまとめた以下のような表で品質管理を行う方法があります。

作業内容 作業担当責任者 テスト結果 完了期限
デザイン Aさん OK 20◯◯年◯月◯日
コーディング Bさん OK 20◯◯年◯月◯日
タイトルタグ/メタディスクリプション設定 Cさん 修正必要 20◯◯年◯月◯日

自社の制作体制に合わせて、使いやすい品質管理表を活用しましょう。

 

●サイト公開後の運用体制を決める

ホームページの公開後は、各種ツールを活用して効果測定を行う必要があります。運用担当者や担当チームを決定したうえで、ホームページ運用に必要なスキルを社員に身につけてもらうことも大切です。最新のSEO施策などに関する研修を導入したり、Webデザインやフレームワークのトレンドを定期的に発信したりすると、ホームページの運用に必要なリテラシーを高められます。

アクセス解析をはじめ、ホームページ内におけるユーザーの滞在時間や離脱率やコンバージョン率、流入経路などを分析するのが一般的です。これらを分析したうえでホームページの課題を見つけ、適切に改修しなくてはなりません。各種効果測定を行うことで、課題だけでなく強みも明確になります。ホームページの課題を解消しつつ、強みを伸ばす戦略を練ることが可能です。

 

ホームページ制作の内製を進める際のポイント

ここでは、ホームページ制作の内製化を成功させるために押さえておくべきポイントをご紹介します。

 

●内製化すること自体を目的としない

ホームページを内製化する目的は、コスト削減や生産性の向上などにあります。「後々のために、Web制作のナレッジを社内に蓄積させたい」というゴールを掲げているケースもあるでしょう。内製化は、目的を達成するための手段の一つに過ぎません。内製化そのものを目的とするのは本末転倒だといえます。

 

●ツールの導入も検討して内製化を効率化する

社内のスキルやリソースを踏まえて、制作作業を効率化できるツールを導入しましょう。直感的に操作できるCMSツールをはじめ、プログラミングやコーディングの知識がなくても操作できるノーコードツール、ローコードツールを活用するのも手です。Web上に公開されているデザインテンプレートや、HTML/CSSテンプレートを活用するという手段もあります。

 

●見込み顧客の行動動線を考慮する

見込み顧客の行動導線を考慮し、ホームページ内の導線設計を定期的に見直すことが重要です。ホームページ内の導線設計が改善されれば、お問い合わせや資料請求、商品購入といった成果につながりやすくなります。分析ツールを活用してホームページ内のユーザーの行動を追跡したり、流入元からの行動を解析したりといった方法が有効です。

特に、流入元からのユーザーの行動が施策の重要なヒントとなることもあります。流入元からどのような経路で自社ホームページへ訪問したのかを把握できれば、ポップアップ表示やレコメンド機能などを活用してより興味関心が高いと考えられるページへ誘導できます。

 

●役割分担を決める

内製化を成功させるためには、適切なチーム編成と役割分担を行わなくてはなりません。例えば、ホームページ制作にかかわる役割とその業務内容は以下のとおりです。

役割 主な業務内容
PM(プロジェクトマネージャー) ホームページ制作業務全体の進行管理、および統括
デザイナー デザインの作成と実装、修正
コーダー HTMLおよびCSSでのコーディング
テスター 各種品質チェックとテスト結果のフィードバック

社内メンバーのスキルレベルとキャパシティを踏まえて、適切に役割分担を決めましょう。必要に応じて、スキルアップのための研修や勉強会を実施するのも手です。

ホームページ制作の内製化が成功すれば、コストカットやナレッジの蓄積など様々な効果が期待できます。一方で、「企業サイトとして作り込んだホームページを制作したい」と考えるケースもあるでしょう。クオリティをより重視したい場合は、専門知識のあるWeb制作会社へ外注するのがおすすめです。

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