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忙しすぎてシステム導入の時間が割けない!電話一本で発注を即決し、社長業に専念

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有限会社アルタンク×株式会社エムプラスの扉絵

業務を効率化して忙しさを緩和するためのシステムであるにもかかわらず、忙しさのためにその発注・導入に時間を割けないというケースは珍しくない。そんな時は、発注ナビを利用することで、発注先探しの手間を大幅に削減できる。しかし、有限会社アルタンクでは、さらに時間を節約するため、発注ナビで紹介された開発会社からの最初の電話で発注を決めたという。その後、システムの導入が成功し、今では社長業にも専念できるようになった。詳しい経緯を、発注元の有限会社アルタンク・代表取締役の野村光昭氏、発注先の株式会社エムプラス・代表取締役の眞塚一氏、両名に伺った。

 

不動産デジタル広告の制作業務を効率化し、忙しさを緩和するための新システム構築へ。

有限会社アルタンクの野村様

有限会社アルタンク
代表取締役 野村光昭氏

――アルタンク様はどのようなビジネスを展開されていますか。

有限会社アルタンク 野村氏:当社は起業から20年目を迎えます。主に不動産の広告制作を行っており、大手デベロッパーともお取引をさせていただいております。

かつては折り込みチラシの制作がメインでしたが、現在はインターネット広告の制作が中心となっています。その中でも、レインズ(REINS:国土交通省から指定を受けた不動産流通機構が運営するシステム)用の物件広告を制作する業務が大きな割合を占めています。

 

――今回、システムを発注された背景について教えてください。

野村氏:折り込みチラシの時代は、1案件につき1回の制作で完結していたので、比較的手離れが良かったのですが、デジタル化に伴い状況が変わりました。

現在は、企画の立ち上げから物件が完売するまでの間、随時レインズに掲載する情報も更新していく必要があります。当社は常時数百という案件を抱えています。その中で、価格改定や成約済みといった情報も迅速に反映しなければならず、更新作業がパンク状態に陥っていました。社内でも、価格などの情報変更を反映した後は、お客様に通知し、ダウンロードの上確認してもらうようにシステム化していましたが、それでも足りません。

とにかく忙しいので、さらなる業務の効率化に向け、新たにオリジナルシステムを構築したいというのが今回の背景にあります。

 

商談のアポ取り電話に、「この電話で決めちゃえ」と即決!

――今回発注されたシステムについて教えてください。

野村氏:当社では、Adobe社のIllustratorを使って制作したものをPDF形式で納品しています。そこで兼ねてより課題となっていたのが、ちょっとした変更であってもお客様ご自身で行うことが難しい、というものでした。PDFを直接編集するにはAdobe社のAcrobatというアプリケーションを使うことが一般的ですが、わずかな変更のために導入してもらうには高額で、お客様の費用負担が大きいです。また、多機能のため、全てのお客様が使いこなせるか、という懸念もありました。

そこでWeb上でお客様が直接PDFの修正を行えるシステムを構築できないかと考えました。

 

――すでにお付き合いがある開発会社にお願いすることは考えなかったのですか。

野村氏:これまでは個人事業主の方にお願いしていたのですが、今回は大掛かりなものになることが想定されたため、組織で動ける法人の事業者にお願いしようと思いました。また、PDFをWeb上で編集するということが、果たして可能なのかどうか、ということも分からなかったので、そちらについても相談したいと考えていました。

 

――発注ナビはどのようにしてお知りになりましたか。

野村氏:開発会社を探そうとネットで検索したら、検索結果の上位に発注ナビがありました。とりあえず発注ナビのホームページを見てみたところ、良さそうだと思い申し込みました。

 

――発注ナビからは3社ご紹介しました。

野村氏:3社それぞれに、商談のアポ取りのご連絡をいただきました。ところが、大変申し訳なかったのですが、その当時とても忙しく、なかなか打ち合わせの予定が立てづらい状況だったため、商談日を決められず、他の2社については、とりあえず、ある程度のお話をしただけで終わってしまいました。エムプラスさんについては、電話をいただいた眞塚社長がエンジニアだったため、その電話で具体的な相談をさせていただき、結果として、その場で決めてしまいました。。

 

――初回のアポ取りの電話をもらって、その場で発注先を決めたということですか。

野村氏:忙しくて商談日を設定している余裕がないから、「この電話で話を詰めていっちゃえ」と思い、眞塚社長に技術的なこともいろいろ相談した結果、これなら発注しても大丈夫と確信し、お願いすることにしました。

 

アポ取りの電話で受注。忙しさが伝わってきたので、できる限りその場でお客様の疑問を解決した。

――エムプラス様は、普段どのような開発案件を手掛けているのですか。

株式会社エムプラス 眞塚氏:私たちエムプラスは2010年に設立した大阪のシステム開発会社です。エンタープライズシステムからスマホアプリの開発まで、お客様の課題を解決するITソリューションをご提供しています。

ビジネスの内訳は受託開発よりも、エンジニアをお客様のもとに送り込むSES(システムエンジニアリングサービス)の割合が多かったため、このままでは良くないと思い、発注ナビを利用し始めた矢先のことでした。ちょうど1~2カ月目で、新着の中に今回のアルタンクさんの案件を見つけてエントリーしました。

 

株式会社エムプラスの眞塚様

株式会社エムプラス
代表取締役 眞塚一氏

――最初のお電話で、いろいろな技術面の相談があったそうですね。

眞塚氏:私はかつて写真館のシステム開発、今で言うところのDXの案件に携わった経験がありまして、その際、画像合成処理も手掛けていました。そのため、PDFの取り扱い、PDFの内部構造、Adobe社のスクリプト、PDF関連のフリーのライブラリなど、多くの知見があり、それが役立ちました。Adobe社のツールを使うと費用的に見合いませんが、こういうやり方ならコストを抑えることができるというような提案もさせていただきました。

 

――アポイントメントを取るつもりが、いきなり技術的な相談になって驚きませんでしたか。

眞塚氏:当社も規模が小さいため、忙しい状況というのはとても良く理解できます。野村さんのお話ぶりから、「絶望的に忙しく、もう5分10分が惜しい」という感じがひしひしと伝わってきました。ですから、私の方でも出来る限りご対応していこうと、いろいろな疑問もその場で解決できるようにお答えし、こちらからもいくつかその場でご提案をしました。

 

――その場で信頼関係を築けたことが、今回の即決につながったのですね。

 

こだわったのは、子どもにも使えるような分かりやすさ。文字やボタンのサイズは想定していたよりもかなり大きなものに!

――開発はどのように進みましたか。

眞塚氏:1度ご挨拶に伺って契約が済んでから、1日でプロトタイプを作成し、野村社長にお見せしました。そこからはトントン拍子で開発が進んでいきました。野村社長がとてもお忙しく、話を聞くのが難しいという状況はありましたが、限られた打ち合わせの機会と時間を有効に使いながら開発を進めるようにしました。

 

――大阪から東京まで足を運んだのですか。

眞塚氏:いえ、当社は大阪の会社ですが横浜にも拠点があります。そこからだとアルタンクさんのオフィスまで電車で1時間ほどなので、直接ご訪問しました。

 

株式会社エムプラスの眞塚様

実際に使用するお客様のことを
考えて開発しています

――システムを発注する際にこだわった部分がありますか。

野村氏:お客様の中には、パソコンに苦手意識のある方がたくさんいらっしゃいます。触れる機会の少ない年配者だけでなく、若い世代でもタブレットを利用している方が多く、パソコンのキーボードが必ずしも得意というわけではありません。

そこで眞塚社長には「子どもや小学生でも使えるシステムにして欲しい」とお願いしました。実際に、価格や日付などの数字を変える部分は、それこそお子さんでも操作できるような設計にしてもらいました。結果として、当社のお客様からも好評をいただいております。

 

――お子さんでも使えるように、ということで開発時に苦心された部分はありましたか。

眞塚氏:今までの感覚で「きっと、こういう機能が必要になるはず」と作っても「必要ない」とのご判断をいただき、闇に葬った機能もいくつかありました。たとえばデザインを後から変える機能、詳細を出力する機能などは、お蔵入りになりました。

それから、想定していたよりも文字やボタンのサイズを大きくする必要がありました。ボタンは画面の1/3ぐらいのスペースに配置し、誰が使っても間違えようがないぐらいの思い切ったデザインにしています。

 

社長に時間の余裕ができたことは、システムが結果を出したということ。開発者冥利につきる喜び!

――システムはすでに完成して稼働しているのですか。

野村氏:はい。昨年末から本格的に稼働しています。納品は9月でしたが、データの入れ替えに2~3カ月掛け400件ほど移行しました。DX化が進んだおかげで、社長としての業務もできるようになりました。

眞塚氏:野村社長に時間の余裕が生まれたのは、システムがきちんと結果を出しているということですから、開発者冥利につきる喜びです。

 

――今回のシステムが完成した後もお付き合いは続いているそうですね。

野村氏:眞塚社長から、いくつか提案もいただいていますし、こちらからも「こういうシステムが欲しいけど、できる?」みたいなことを相談しています。身近な知り合いにエンジニアがいなかったので、私のようなITの素人が考えることが技術的に実現できるのかどうかを知る術がなかったのですが、そこに「できますよ」と、裏付けのある答えをくれるのは嬉しいですね。

 

――具体的にどのような相談をしているのですか。

野村氏:たとえば地図ですね。駅から現地までの地図を手軽に作成できないだろうかと。Illustratorで制作する前段階の処理をできないだろうか、というものや、見積書や請求書の自動作成など、幅広くいろいろと相談しています。

 

――最後に、それぞれ発注ナビの使用感を聞かせてください。

野村氏:登録も分かりやすくスムーズに進みました。ネットで申し込むサービスの中には複雑なものもありますが、発注ナビは、どこまで書けば良いのか、どう書けば良いのかも迷うことがなくストレスもありませんでした。コンシェルジュからのフォローアップの電話も助かりました。いろいろなタイミングで連絡をもらえたので、それがリマインドとなり、忙しい中でもスムーズに話を進めていくことができました。

眞塚氏:かれこれ利用し始めて一年半というところですが、案件へのエントリーはしやすいと感じています。アルタンクさん含め発注ナビ経由で取引を開始した複数のご新規企業様とは、継続的に良いお付き合いをさせていただいています。

 

――ありがとうございました。

 

■関連リンク

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株式会社エムプラス

株式会社エムプラスの特徴・実績・費用例

 

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