『Web制作会社をインターネットで探そうとしても、膨大な件数の検索結果が表示され、自社に最適な会社をどうやって選べばいいのか分からない』……といった悩みは、情報が溢れる現代ではよくある。手当たり次第問い合わせをして打ち合わせるのはあまりに効率が悪いだけではなく、たとえ検索しても、検索結果はWebマーケティングに一定のリソースを割くことができる企業が上位に表示されやすいのが現状だ。
設立時に内製で開設した自社ホームページのデザインを改善したいiTMS株式会社は、発注ナビを利用することで、ごく小規模なリニューアルに『ちょうどいい』Web制作会社を効率よく探すことに成功した。発注ナビとの出会いや、Web制作会社選定に至るまでの経緯などについて、同社CFOの福田一行氏にお話を伺った。
会社設立にあわせ内製したホームページのブラッシュアップが課題に

iTMS株式会社
取締役CFO 管理部長 福田一行氏
―― iTMS株式会社様の事業や福田様の役割についてご紹介いただけますか。
iTMS株式会社 福田氏:当社は、医療機関との共同研究により、医療・医学データを利活用するための臨床情報統合基盤「VAPORCONE」や、”データを収集できる”をコンセプトとしたEDCシステム「E-Catch」を独自に開発し、医療機関や研究機関に向けて提供する、テクノロジーサービスプロバイダーです。臨床研究や治験などのデジタル化により、医療業界のイノベーションを目指しています。共同研究は国内の医療機関がメインですが、データ解析などは海外企業と協働で取り組んでおり、エンジニアを中心に40名ほどの職員を抱えています。
私は、CFO(最高財務責任者)として財務・経理グループと総務グループを束ねる立場で、自社ホームページの構築・運用なども担当しています。
―― 今回、ホームページをリニューアルすることにした理由や背景を教えてください。
福田氏:当社は2022年に設立しましたが、1期目はまだ資金に余裕がなかったこともあり、OSSのWordPressを使い、フリー素材をイメージ画像に利用するなどして、自分たちで調べながらコストを掛けずに内製しました。
もともと、ごく限られたターゲットに対し、当社の事業やサービスについて必要最低限の情報を提供することが目的で、情報の更新頻度が少ない静的なサイトで制作の難易度が低かったため、なんとかなっていた状況です。とはいえ所詮は素人仕事なので、デザイン面や細かな仕様など不満な点も多々あり、しかるべきタイミングでリニューアルをと考えていました。
3期目に入り経営も軌道に乗ってきたので、プロの手でデザインをブラッシュアップしてもらいつつ、細かい不具合を解消したうえでサイトの英語表示機能も追加しようということで、リニューアルに向け動き出しました。
インターネット検索では望めない、”ちょうどいい”Web制作会社との出会いを果たす
―― 発注ナビについては以前からご存知だったのでしょうか。
福田氏:いいえ、まったく知りませんでした。まずはインターネットでWeb制作会社を検索して調べ始めましたが、比較的規模の大きな会社が上位に出てきて、実際にいくつか問い合わせをして打ち合わせもしてみました。しかし費用面含め、今回の限定的な依頼にフィットした、「ちょうどいい会社」に依頼できているのかどうか疑問でした。
1~2週間ほど業務の合間にインターネットで探し続ける中で、1日で開発会社を探してもらえる発注ナビを知り、このままあてもなく探し続けるよりはと考え、無料で利用できるとのことで早速相談登録しました。
―― 発注ナビに相談するにあたり、要件はどの程度決まっていましたか。
福田氏:内容自体の大きな変更や追加はなく、テキストなどのコンテンツは当方で用意して、主にデザイン面のブラッシュアップをお願いしようと考えました。前職で自社ホームページの制作に関わったことはありますが、あくまで口を出すだけの立場で、特にノウハウもなかったので、あまり細かく要件を固めることなく臨みました。
要望事項として挙げたのは、簡単な情報更新は自分たちでできるようにCMSを使うこと、スマホ表示と英語表示に対応させること、既存サイトでできていなかったアクセス解析を実現させることくらいでしょうか。それから、製薬メーカーや臨床データを扱う企業のホームページ制作実績があればなおよい、といった希望も出しました。制作の相場感もまったく分からなかったので、予算は提示していません。ただ、若手社員と一緒に自分たちがイメージするデザインに近い既存サイトを探して、参考資料として提示しましたね。
―― 発注ナビから紹介した5社はいかがでしたか。
福田氏:比較的規模の小さな会社を複数紹介いただきました。あのままインターネットで検索していても、こういう会社とは出会えなかっただろうなと納得しました。5社すべてから見積もりをいただき、70万円くらいから300万円弱まで幅があったと思います。
初回打ち合わせで相手方の印象が特に良かった株式会社スタイルクリエイツさんと、独自開発の多言語翻訳システムを持っていて、翻訳の精度が期待できる別会社の2社に絞りました。最終的には、後者の金額が合わなかったため、英語によるサイト制作の実績もあり費用的にもリーズナブルなスタイルクリエイツさんを選びました。
それから、当初の要件にはなかったのですが、学会などで名刺代わりに使用する簡単な事業紹介パンフレットを、ホームページのコンテンツを流用して作りたいという話が途中で出てきて、それについても対応いただけるということで、併せて発注することにしました。2024年12月初旬に相談登録してから2ヵ月、先日ようやく正式契約にこぎつけ、ゴールデンウィーク前後のリリースに向けていよいよ実制作に入るところです。
今後、デジタルコンテンツの制作だけでなく、システム開発でも発注ナビを利用してみたい
―― 最後に、発注ナビの評価や今後の利用予定などお聞かせください。
福田氏:先ほども言いましたが、インターネット検索で見つかるのは、Webマーケティングにリソースを割くことができる規模の会社が中心のため、今回のような小規模なリニューアルを依頼するのは、少し気が引けるところがあります。
その点発注ナビであれば、当社が希望する要件や規模感を踏まえたうえで手を挙げていただける、最適な会社とつながることができます。「発注ナビ」は、今回のようなホームページや動画などデジタルコンテンツの制作会社だけでなく、システムやアプリの開発会社紹介にも強みがあるということで、今後、ちょっとした業務システムを開発する時など利用してみたいと思います。
――ありがとうございました。
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