「発注会社選び、発注金額の決め方、そのポイントはここ!」
発注ナビ: 次にお聞きしたいのは、開発会社の選び方です。発注会社は、発注前に数社を比較検討される場合が通常ですね。その際、どういうポイントで開発会社を選べば良いのでしょうか?
尾崎 会社の業務で使うシステムを発注する場合、「技術」と「業務」の両方を分かっている会社かどうか、というのは重要なポイントです。優れた業務システムの開発には、技術力と、業務知識にもとづくコンサルティング力が欠かせません。
発注ナビ:技術力とコンサル力、もしどちらかに偏っていると、どういうことが起こるのですか?
尾崎 技術力に偏りすぎていると、たとえば開発者が開発目的をはずれて最新技術に走ったり、「技術的にここまでしかできません」と壁をつくったりする、という可能性もなくはありません。
また、コンサル力に偏りすぎていると、
発注ナビ:技術力とコンサル力のバランス、ということでしょうか?
尾崎 まさにそうですね。システムを活用して、発注会社の問題解決を行なうのが開発会社。それができる会社かどうかの見極めは、大切なポイントかと思います。
発注ナビ:発注金額を決めることも、発注会社には悩みの種ですね。システムをいくらで発注するのが最適か、相場観がない担当者様も多いと思います。
尾崎 「いくら予算があるから、その予算内で」と予算ありきで考えるより、「システムの費用対効果」でお考えになることをおすすめします。
たとえば社内の業務効率アップのため、300万円でシステム導入したとき。その結果として見込める人件費などのコスト削減が、1年で300万円なのか、それとも30万円なのかでは、年間の費用対効果がまったく異なります。
前者は開発費用を1年で回収できますが、後者では10年かかります。後者の場合、「初期投資の金額として大きすぎる」とお考えなら、そこはぜひ、開発会社にご相談いただきたいですね。
システムの規模や機能は、あとで拡張できますので、まずは小さくはじめて、予算に余裕が出た時に追加開発できます。システム開発を長い目で考えていただくと、ムダなコストを大幅に減らせる可能性があります。
発注ナビ:なるほど。言われてみると基本的な計算ですか、それがおろそかになるケースも多いかもしれません。本日は参考になる話をいろいろ聞けました。
■システム開発の外注先探しにお困りなら
実績3000件を超える専門スタッフがご対応、まずはこちらのフォームよりご相談ください。
■発注ナビへ掲載をご検討の開発会社様はこちら
「発注ナビ」掲載のご案内(ご利用社数1200社突破!)