メルマガ配信システムはCRMの一種で、メールを顧客の契約別に、多種多様な方法で送信する役割を担うソフトウェアです。しかし、メールの送信システムを運用するにあたっては、セキュリティや守るべき法律について注意する必要があります。
メルマガ配信システムとは
メルマガ配信システムとは、メールマガジンを登録されたメールアドレス宛に配信するシステムです。登録者の数によっては、大量のメールを送信することになるため、分割送信を要することもあります。また、有料メルマガの場合が、送信前に課金処理がなされているかどうかの管理が発生します。定期購読している場合は、購読期間が過ぎていないかをチェックするのも、メルマガ配信システムの仕事になります。
メルマガ配信システム構築で大切な「MTA」とは
メルマガ配信システム構築において、実際のメールを配信するソフトウェアのことをMTA(Mail Transfer Agent)と言います。MTAは、メルマガ発行者の作成したメールを、それぞれの登録者のメールアドレス宛に振り分け、内容を配信する処理を請け負うソフトウェアです。
運用上の注意として、MTAは悪意のある外部のスパムメールサービスに狙われやすい、という特徴があります。よって、セキュリティには十分に注意する必要があります。MTAとは別に、メールサーバーを保護するソフトウェアを用意するのが一般的です。
HTMLメルマガとは
昨今は、通信速度が改善したこともあり、単純なプレーンメールだけではなく、よりリッチな表現力を持ったHTMLメルマガの送信も一般的になりつつあります。HTMLメルマガにおいては、通常のホームページと同じように、HTMLタグを利用した表現力の豊かなメールを作成できます。ただし利用する場合は、メール全体のサイズが大きくなることや、事前に送信するメールに危険なタグが含まれていないかをチェックする処理が必要になります。また、利用者によっては古いメールクライアントを使っているため、正確に表示できないケースもあるので、注意が必要です。
特定電子メール法(オプトイン)とは
メール配信については、厳守すべき法律があります。それが「特定電子メール法」です。正確には「特定電子メールの送信の適正化などに関する法律」といい、宣伝や広告を目的とした電子メールのうち、受信者の同意のないものなどを規制する法律です。具体的には送信者のメールアドレスや氏名を表示する義務、あるいは架空電子メールアドレスへの送信を禁ずることなどが定められています。この法律は、多発する迷惑メールを取り締まるために制定されたもので、違反すると罰則を伴います。
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