企業にとって最も重要なキャッシュフローを明確化することができる会計システム。導入することで、経理作業の効率化を図ることができます。
本記事では、企業活動に必須ともいえる会計システムの開発の依頼を検討している方に向けて、会計システムを導入するメリットや開発にかかる大まかな費用相場について解説していきます。
さらに、日本最大級のシステム開発会社ポータルサイト「発注ナビ」が厳選した、会計システムの開発でおすすめの開発会社をご紹介します。
目次
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1.会計システムとは?
会計システムとはその名の通り、企業が行う会計業務を担うシステムを指します。会計システムを導入してIT化を進めることにより、日々の仕訳や帳票・決算書作成といった業務の効率化と、従業員の負担軽減が期待できます。
会計システムの導入は、主に、その会社に合った会計システムをスクラッチで開発する場合と、すでに製品化されているシステムやパッケージをそのまま会社に導入する場合の2パターンに分けられることがほとんどです。
また、搭載される機能や役割に応じて、以下のようにいくつかの種類に分けられます。自社の業務においてどの作業や工程を効率化したいのかによって、適切な会計システムを導入・開発することが重要になるでしょう。
財務会計システム | 伝票や帳票の入出力、帳簿や決算書の作成など、会計業務の基盤となる書類作成に特化したシステム |
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管理会計システム | プロジェクト管理や予実管理、経営分析といった、自社の経営状況の把握や会社の成長のための意思決定に役立つ機能を多く搭載したシステム |
債務管理システム(債権管理システム) | 売掛金や買掛金といった債務・債権情報の取引先ごとの一元管理や、債務の未払い分を支払いできる機能などを搭載したシステム |
2.会計システムを導入するメリット
会計システムを導入することには、主に以下の5つのようなメリットがあります。
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経理・会計業務を効率化できる
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人的ミスのリスクを軽減できる
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新しい税制度の設立や現制度の変更に対応しやすくなる
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経営状況の把握がしやすくなる
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複数拠点でのデータ共有がしやすくなる
ここからは、それぞれのメリットについてさらに詳しく解説していきます。
●経理・会計業務を効率化できる
経理・会計の業務では、仕訳や伝票作成などで毎日発生する取引の内容を事細かに入力していく必要があります。
しかし会計システムを導入することにより手入力や確認作業の手間とコストを軽減できるため、会計業務全体の効率化が見込めるでしょう。
また、仕訳データへ入力したものを試算表や決算資料などへ自動反映させたり、入力するデータの予測変換を行ったりといったさまざまなサポート機能をシステムに付与することで、業務の効率化をさらに進めることもできます。
●人的ミスのリスクを軽減できる
会計システムには会計業務の自動化や補助を行う機能が搭載されています。そのため、紙による手書きやExcelなどへの手入力で作業を進めるよりも、数値のミスや二重計上などの人的ミスを防ぎやすくなります。
仮にデータに不備があったとしても、ミスと思われる箇所を強調したり、警告を表示したり機能を使うことで、該当箇所の特定と修正が容易になります。細かなケアレスミスが起こりづらくなる仕組みを作れるため、作成担当者だけでなく確認担当者の負担も軽減できるでしょう。
また、担当者の経験やスキルの差などでミスの有無が左右されづらくなるので、業務や作成資料に一定以上のクオリティを保ちやすくなるメリットもあります。
●新しい税制度の設立や現制度の変更に対応しやすくなる
現行の税率や税制度が変更された場合、その内容を確認し、適切かつ確実に対応していくための調整が必要です。
一方、会計システムは法改正や制度の変更にスムーズに対応できるようアップデートを続けているのが一般的なため、アップデートや設定の変更などを行えばすぐに最新の法や制度に対応することができます。
改正された制度の把握や書類への反映などを担当者が手作業で行う必要がなくなるため、法改正後の人的ミスを防ぎやすくなり、会社全体のコンプライアンス順守にもつながります。
●経営状況の把握がしやすくなる
会計システムは入力データをリアルタイムで把握したり、試算表を作成・確認できたり機能が搭載されているものも多いため、システムを利用しない場合と比べて経営状況や財政状況を迅速に把握できるようになるでしょう。
財務諸表の作成は会計処理とは別作業になるため、経営者や意思決定権を持つ人材が仕訳作業や決算業務に追われて経営状況の把握や分析に時間を割けないというケースも多いです。
会計業務と財務諸表作成を並行して進めることで月次決算や四半期決算に関する業務の負担を減らしたり、リアルタイムで作成された試算表を確認して各種残高や期間ごとの損益などをスムーズに把握したりといったこともできるため、意思決定や軌道修正にスピード感を持たせることができます。
●複数拠点でのデータ共有がしやすくなる
支社や事業所などの別拠点が国内外に複数ある会社が、それぞれの拠点に会計データを共有したいというケースもあるでしょう。その場合はクラウド型の会計システムを活用することで、他拠点とのデータ共有や修正・チェックが容易になり、会計業務全体の効率化につなげることができます。
本来、複数拠点間でのデータ共有は、各拠点における会計データを一度本社で回収・チェックを行い、必要に応じて各拠点へ修正依頼を送るという体制が多いでしょう。そのため紙ベースで会計業務を行う会社の場合、帳簿の確認だけでもかなりの時間がかかることがあります。
一方、インターネットを経由してデータのやり取りを行えるクラウド型の会計システムであれば、離れた拠点同士でもリアルタイムで確認し合うことができます。会社と契約している税理士や会計事務所などとやり取りする場合であっても同様にリアルタイムで行えるため、コミュニケーションにかかる無駄な手間を省くこともできるでしょう。
3.会計システムの開発にかかる費用相場
会計システムを開発する際にかかる費用相場は、システムの導入方法や開発の範囲などによってさまざまに変動します。
導入方法ごとの大まかな費用相場は以下の通りです。
パッケージソフトなど、既存の会計システムを導入する場合 | 10万円前後 |
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既存の会計システムを自社向けに拡張する場合 | 50~300万円程度 |
自社向けの会計システムをゼロベースでスクラッチ開発する場合 | 300万円以上 |
ただし、上記の費用相場はあくまでも目安です。実際の開発費用は、開発に携わるエンジニア、プログラマー、ディレクターなどのメンバー一人ひとりにかかる人件費や、システムを開発する期間や工数に応じて変動するのが一般的です。
そのため、会計システムの開発にかかる費用相場を知りたいときは複数のシステム開発会社に相談し、提示された見積もり価格や開発内容を比較検討するようにしましょう。
4.会計システムの開発会社を選ぶためのポイント
会計システムの開発を開発会社へ依頼するなら、以下に挙げる4つのポイントを意識することが大切です。
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会計システムの開発が得意な開発会社を選ぶ
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自社と相性の良い会計システムを開発できる会社を選ぶ
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システム開発後のサポートが充実している開発会社を選ぶ
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システム開発会社が提示する見積もり価格で選ぶ
以下で、それぞれについて詳しく解説していきます。
●会計システムの開発が得意な開発会社を選ぶ
システム開発は、開発ができる会社ならどこへ依頼しても同じクオリティのシステムが出来上がるというものではありません。会計システムを開発するなら、会計システムの開発で豊富な実績があるシステム開発会社や、会計システムの開発が得意なシステム開発会社に依頼するのがベストです。
また、可能であれば自社と同じ業界や業種での開発実績が多い会社に依頼できるとさらに安心できるでしょう。会計システムは業界・業種ごとに求められる機能や仕様が変わることも少なくないため、業界特有のノウハウやニーズを熟知している開発会社に依頼することで、より自社の業務内容に沿った使いやすいシステムを導入しやすくなります。
●自社と相性の良い会計システムを開発できる会社を選ぶ
会計システムの使いやすさは、自社の規模や業務内容に応じて大きく変わるのが特徴です。開発を依頼するなら、自社の従業員数や効率化していく主な業務が何なのかに応じて、適切なシステムを開発できる会社を選ぶようにしましょう。
たとえば「中小企業の経営者が兼務している会計業務を効率化し、手間を減らして経営業務に集中したい」といった場合は、スムーズな仕訳や決算書作成がしやすい会計システムの開発が得意な会社を選ぶことが大切です。
一方、「会社の規模が大きく、会計業務の経験や知識が豊富な社員からそれらが浅い社員までさまざまなレベルの従業員が操作する」といった場合は、誰にとってもわかりやすく使いやすい機能とデザインのシステムを開発することが得意な会社が求められるでしょう。
●システム開発後のサポートが充実している開発会社を選ぶ
システムは開発して終わりではなく、開発後どのようにシステムを機能させ、運用していけるかが重要です。そのため、会計システムの開発と導入が終わった後のサポートが充実している開発会社かどうかを確認するのがおすすめです。
また、開発会社がどのようなサポート体制を整えているかを確認するだけではなく、窓口と連絡がつながる曜日や時間帯が自社の営業時間とマッチしているかどうか、システムトラブルが起こった際にシステムの仕様を把握している担当者とスムーズに連絡がつながるか、なども確認しておくとさらに安心です。
●システム開発会社が提示する見積もり価格で選ぶ
同じ機能や仕様の会計システムを開発する場合であっても、開発会社側のリソースや得意分野などさまざまな理由から見積もり価格に差が出ることがあります。そのため、システム開発の依頼先を選ぶ際は複数社から見積もりを取り、費用相場を確認することが大切です。
一方、見積もり価格の安さだけで開発会社を選ぶと、希望どおりのシステムを導入できなかった場合に開発し直しになったり、発注先を選ぶ段階からやり直す必要が出てきたりすることで、かえって開発費用がかさむリスクがあります。そのため、費用の安さだけに注目せず、開発会社の提案力やこれまでの開発実績など、総合的な観点から依頼先を選ぶこともポイントです。
5.会計システム開発で失敗しないためのポイント
会計システムを開発する際は、以下に挙げる4つのポイントにあらかじめ留意することが必要です。
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開発するシステムの仕様は事前に練っておく
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会計システムがもつリスクについて知っておく
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税率や制度の変更に対応しやすいシステムかを確認する
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担当者にとって使いやすい設計のシステムを開発する
ここからは、それぞれのポイントや注意点についてさらに詳しく解説していきます。
●開発するシステムの仕様は事前に練っておく
システム開発は、システムの仕様や機能について発注側と開発側の間でどれだけスムーズにやり取りできるかで、クオリティやその後の運用のしやすさが大きく変わります。
本格的に開発に進む際は、開発会社からの確認や問い合わせについて明確な回答ができるよう、事前に開発するシステムの仕様をできるだけ練っておくようにしましょう。
たとえばアクセス権限の付与設定、ドキュメントやワークフローのUI/UXなど、システムを一つ開発するといっても、さまざまな仕様や機能をどのようにするかについて、隅から隅まで決めておく必要があります。
システムの仕様の練り方が足りない場合、開発側との意思疎通がスムーズにいかず、最悪の場合プロジェクトが炎上してしまうこともあります。エンジニアレベルの専門知識までは不要ですが、開発会社とのコミュニケーションが行える程度にはシステムの仕様についてよく知り、練っておく必要があるでしょう。
●会計システムがもつリスクについて知っておく
会計システムは業務の効率化や人的ミスの軽減などに大きく役立つ便利なシステムですが、その反面、印刷物などの紙を使った業務と比べてデータの改ざんがしやすく、思わぬデータの破損や抜け漏れが起こりやすいというリスクもあります。
また、会計システムは経理、会計、財務などのあらゆる機密情報をシステム内に集約していることも多く、不正アクセスや情報漏洩の標的にもなりやすいです。これらの理由から、会計システムにはデータの暗号化、アクセス権限の設定、データ復元手順の確立といった強固なセキュリティ対策を施すことが必須になります。
また、発注側が自社内でできる対策として、元のデータとバックアップを別々のサーバに保存するなどの体制作りを開発と並行して行えるとより良いでしょう。
●税率や制度の変更に対応しやすいシステムかを確認する
会計システムは、社会情勢に合わせてフレキシブルに変更されていく会計基準や税率・税制度をスムーズに適用し、変更後の税率や制度で運用していけるかどうかがとても重要です。
そのため、開発・導入するシステムがアップデートやメンテナンスで最新の法的要件にも対応していけるのかどうかを確認しておくことをおすすめします。対応できるシステムの場合は、別途費用が必要となるのか、無料で対応してもらえるのかどうかも確認しておけるとベストでしょう。
また、会計業務の知識や経験が浅い場合は、常日頃から会計基準や法制度に関する情報の十分なキャッチアップができていないということもあるでしょう。そのため、自社内で普段から経理業務・会計業務を行っている担当者に協力を募るなど連携をあらかじめ取っておくことも大切です。
●担当者にとって使いやすい設計のシステムを開発する
会計システムを開発するうえでとても重要なのが、実際に会計業務に携わる担当者にとって使いやすいシステムを作ることです。
専門知識が浅い社員でもどこで何ができるのが分かりやすく使いやすい設計の会計システムであれば、現場でも運用や情報共有がスムーズとなり、引継ぎなどの手間を減らすことができます。
反面、どこに何があるのか分かりづらいデザインで会計業務の専門知識が深い社員でなければまともに扱えない設計の会計システムでは、現場にシステムを使った業務が浸透しづらく、最悪の場合「作ったきり使っていない」ということも起こりうるでしょう。
また、システムのユーザーとなる会計業務の担当者が自身で設定を変更できたり、新機能追加などのカスタマイズができたりといった拡張性が高いかどうかも確認するようにしましょう。拡張性が高いシステムを作ることができれば、他の業務システムやツールなどとの連携により、より使いやすいシステムにできたり、詳細なデータ分析ができたりするメリットがあるためです。
6.【技術力が高い】会計システム開発会社4社
●ハニカムウエア株式会社
会計に関するあらゆる業務分野のシステム開発に豊富な実績を持つ開発会社
ハニカムウエア株式会社は横浜市中区(馬車道)を拠点とし、首都圏を中心にさまざまな顧客の依頼に応えています。2011年に設立した、まだ比較的新しい会社ですが、既に上場企業を中心に30以上の開発実績があり、高く評価されています。徹底したユーザー指向開発をポリシーとして、特にオープンソースを組み合わせた多数のWeb業務システムをクラウド上にアジャイル開発で構築してきました。
これまで社員の給与を計算し、管理するシステムや入力された伝票情報を請求や支払い情報として管理するWeb業務システムなど、さまざまな業務システムを開発してきました。顧客・販売管理から財務・会計、人事・給与まであらゆる業務分野に幅広く対応が可能。オープンソース・Web技術を駆使した高品質システムの低コスト・スピード開発や、リバースエンジニアリング手法を駆使した既存のシステムのリニューアルを得意としています。また、アプリからインフラまで、企画・設計から開発・運用までを一気通貫で提供しています。
会社所在地 | 神奈川県横浜市中区南仲通4-49 福久ビル8F-A |
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設立 | 2011年2月 |
対応エリア | 関東 |
対応領域 | 業務システム、WEBシステム |
●ダイレクト・コンサルティング株式会社
短納期・低コストのアジャイル開発で効率的なシステム開発を実現
社名のとおり、経営戦略に基づくビジネス・システムの再構築を顧客に直接提案し、基幹系・業務系システムの開発・導入の支援を行うダイレクト・コンサルティング株式会社。システム化計画立案、システム設計開発、ネットワーク構築といった全社的なインフラ構築から、人事評価・目標管理・コンピテンシー管理システムの構築や会計システムの導入まで幅広く対応可能です。特に業務Webアプリケーションの設計・開発が強み。Magic社の「uniPaaS」という開発ツールを導入することで短納期・低コストの「アジャイル開発」を可能にしています。
また、社員の目標管理・能力評価を支援する「マネジメント・ヘルパー」や、株主総会の議事進行と想定問答を提供する「株主総会支援システム」、戦略的な会計システムなど、管理部門の業務への支援を提供しています。今後も企業経営の経験を生かし、より付加価値の高い業務改善・再構築のコンサルティングとともに、「uniPaaS」をコア技術とした効率的な業務システム開発を実現させていきます。
会社所在地 | 東京都台東区上野3-2-2 アイオス秋葉原ビル4F |
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設立 | 1999年5月 |
対応エリア | 関東 |
対応領域 | 業務システム |
●株式会社グッドウェーブ
会計業務の効率化実績あり。難易度の高い案件にも定評がある少数精鋭のエンジニア集団
株式会社グッドウェーブはシステム開発業務の第一線で経験を積んだ少数精鋭のエンジニアが在籍する開発会社です。在籍する社員は30代、40代以上のベテラン揃いで、あらゆる業種・業務のシステム開発、サイト制作に対応可能で、システム企画や設計、開発のプロジェクトマネジメントなど、難易度の高い業務にも定評があります。業務システム活用について設計経験豊富なエンジニアがゼロから支援します。人事給与・会計・営業支援システムなど実績が多数あります。丁寧で親切な対応を心掛けており、開発コストパフォーマンスの良さにも自信があります。
過去の事例としては、会計の基幹システムから抽出したエクセルデータを利用して、決算時に付加的に必要な画面や帳票などを出力する決算支援システムを構築しました。100画面、60帳票と出力の種類が多く、これまで時間をかけて手作業で行っていた業務の効率化に成功しました。
会社所在地 | 東京都中央区日本橋浜町2-48-4 平和MKビル5F |
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設立 | 2008年8月 |
対応エリア | 関東 |
対応領域 | 業務システム |
●株式会社レザボア・コンサルティング
「開発のやり直し」による納期や費用の変動が少ない、失敗しないシステム開発に強い会社
株式会社レザボア・コンサルティングは、システム開発の最上流であるコンサルティングから、システムの設計・開発、保守までを一気通貫で提供できるのが強みの渋谷区の会社です。
同社は開発担当者と運用担当者が情報を共有し、連携しながら運用しやすいシステムの開発を行うDevOpsの手法を採り入れています。原則として同じ担当者が設計・開発と運用を行うことで、開発の後工程であるテスト・ビルド・リリース等の信頼性・安定性・運用性を確保。これにより品質の高いシステムを提供できるのが特長です。
同社は銀行・証券業界の各種業務はもちろんですが、企業の会計に連動/連携するシステムの開発にも大きな強みを持っています。金融をはじめとしたさまざまな企業の業務系システム開発の経験が豊富で、Salesforceのようなパッケージの導入から、求められるニーズにピッタリと合うスクラッチ開発のシステムまで、多様なソリューションを提供可能です。
同社は独自の取り組みとして、「ハイブリッド・アジャイル」というスタイルの開発手法を進めています。これは、ウォーターフォール型開発と、柔軟性の高いアジャイル型開発の長所を取り込んだ開発スタイルのことで、しっかりとした全体設計を行いつつ機能単位でスピーディーな開発を行えるというもの。早い段階で動く状態のシステムをお客様に確認していただくこともできるため、完成してから「イメージしていたものと違う」といった齟齬が生じません。
同社独自の開発手法により途中での開発し直しが起こりにくいため、納期や費用の変動が少なく、システムの安定性や信頼性を担保した開発に強い同社。最上流のコンサルティング段階からのご相談も可能なため、システムの導入を失敗させたくないという方には、ぜひともおすすめしたい一社です。
会社所在地 | 東京都渋谷区神宮前6-23-4 桑野ビル2F |
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設立 | 2022年6月 |
対応エリア | 全国 |
対応領域 | 業務システム、WEBシステム |
システム開発会社選びはプロにお任せ会計システムの実績豊富な企業多数!
7.【多様な業種で実績が豊富な】会計システム開発会社5社
●株式会社キャッツ
会社独自の業務のシステム化も対応可能。豊富な実績と長年のノウハウで適切なシステムを開発
株式会社キャッツは1982年創業の神奈川県横浜市に本社があるシステム開発会社。創業者から現社長、社員までメンバーほぼ全員がエンジニアという技術者集団です。若手からベテランまでさまざまなクラスのエンジニア一人ひとりが能力を発揮できる約50名という少数精鋭体制で、エンジニアが商談・ヒアリングの時点から担当し、技術情報の提供や具体的なシステムの提案をするので安心です。
販売管理・経費精算・勤怠管理など一般的な業務のシステムはもちろん、独自業務のシステム化も対応可能。長年培ってきた業務分析力と企画設計力を生かして、業務効率化に役立つシステムをオーダーメイドで提供しています。また、新規システムの開発だけではなく、他社で過去に開発したシステムの運用・改善についてもオープンシステムからWindowsシステムまで幅広く対応できます。
会計システム、販売管理システム、物流システム、保険業システム、給与システムなど、さまざまな用途のシステム開発や設計で豊富な実績を持っています。
会社所在地 | 神奈川県横浜市中区相生町6-104 横浜相生町ビル6F |
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設立 | 1982年7月 |
対応エリア | 関東 |
対応領域 | 業務システム、WEBシステム |
●株式会社エクステック
さまざまな業種・業態の会計システム開発で実績あり
Windows系からオープンソース系までさまざまな開発要件・環境に対応できる幅広い技術力が強みの株式会社エクステックは、1997年の設立以来さまざまな顧客と取引を重ねてきました。これまでシステム開発を手がけてきた業種も幅広く、さまざまな業界・業務の知識を蓄積しているので、課題解決・目的達成を実現するのにふさわしいシステムの企画から設計、開発、運用までトータルサポートできます。
現在は、大手企業や上場企業からも信頼を獲得しています。設立以来19期連続の黒字経営を実現していて、財務・事業基盤の安定性も強みの一つ。安心して継続した依頼が可能です。開発中・納品後のフォローにも注力しており、顧客にとって必要なサポートを継続して行います。
豊富な実績のなかには、流通業向けに商社基幹システム (国内/海外債権、予算実績管理、財務会計、与信)の開発、サービス業向けに会計パッケージシステム(SuperStream)の導入、製造業向けにグループ統合人事給与就業管理システムの開発などがあり、多くの業種・業態のビジネス課題を解決するシステム開発をおこなっています。
会社所在地 | 大阪府大阪市西区京町堀1-4-22 肥後橋プラザビル9F |
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設立 | 1997年8月 |
対応エリア | 関東、関西 |
対応領域 | 業務システム、WEBシステム |
●株式会社アドベンテック
多様な分野・領域のシステム開発を得意とする、ワンストップ対応も可能な開発会社
株式会社アドベンテックは、2007年7月に創業された東京都千代田区のシステム開発会社です。
これまで銀行、保険、証券といった金融系、自治体や地方公共団体などを顧客とする公共系システム、カーシェアリングサービス、飲食店の注文システム、医療系模試システムといった、さまざまな分野・領域のシステムを開発しています。
また、社内の業務用システムに至っては、一般的な財務・会計や販売・在庫管理といったシステムも幅広く手掛けています。センサーからデータを収集し処理するようなIoTシステムの開発もお任せすることができます。
案件によってはコンサルティングのフェーズから承っているものもあり、その場合は、ビジネスの分析、潜在的な課題の掘り起こしなど、かなり踏み込んだところからお客様を力強くサポートしてくれます。開発したシステムを安心して末永く利用できるよう、納品後の運用支援までもワンストップで対応可能なのもポイントです。
質の高いエンジニア一人ひとりが最大のパフォーマンスを発揮できる環境を整え、さまざまな業界・業種のお客様に対し丁寧にヒアリングで適切なシステムを提案・開発してきた同社。システム発注を検討している全ての方におすすめできる一社です。
会社所在地 | 東京都千代田区神田三崎町2-13-1 田辺ビル2F |
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設立 | 2007年7月 |
対応領域 | 業務システム、WEBシステム、アプリ開発 |
●日本システムランド株式会社
ユーザー志向のシステム構築に定評のある精鋭技術者集団
日本システムランド株式会社は、東京都中央区八丁堀に位置する、業務システム開発やWebシステム開発に力を入れている会社です。エンジニア一人ひとりが高い付加価値を生む仕事ができる環境と制度を備え、精鋭技術者集団として十分機能していく体制づくりに注力しています。
同社は発注者となるお客様の要望を整理し、次世代に向けた効率的なシステム運用ができるよう、システムのコンサルティングから対応できるのが特長です。ユーザー志向を重視した信頼性と柔軟性のあるシステム構築ができる確かな技術力ときめ細やかな対応力で、これまでに多くの顧客から高い評価を得てきました。
なかでも多くの実績を有しているのが、基幹業務や経営・管理情報系のアプリケーション開発です。お客様の経営課題を含めてコンサルティングを行い、経営が多角化してくことを見据え、丁寧に開発を進めていきます。
会計システムの開発実績としては、財務会計システムや銀行の時価会計システムなどが挙げられます。要件定義から設計・開発、保守・運用まで一貫して対応可能なので、ベンダー同士のコミュニケーションがうまくいかずシステム開発に手間取ったり、お客様のコミュニケーションコストがかかったりするリスクを抑えられるでしょう。
また、同社はクラウド対応にも注力しており、Azure、AWSのクラウド開発も可能です。既存システムをクラウド上に移行する対応も行えるため、これからDXの基礎を築きたいという方にもおすすめできる一社です。
会社所在地 | 東京都中央区八丁堀2-26-9 八丁堀グランデビル |
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設立 | 1983年5月 |
対応領域 | 業務システム、WEBシステム |
●SOLIZE株式会社
財産を守るシステム開発で強みを発揮。品質の高さに絶対の自信を持つ会社
SOLIZE株式会社は、東京都千代田区に本社を置き、30年以上の経験を活かした高品質なモノづくりを得意とする開発会社です。
同社は、人の身体生命や財産に直結する自動車業界をはじめとした領域で活躍されるシステム開発に豊富な実績を持っており、30年以上にわたり3DCADなどを用いて製品設計や製品開発を行ってきました。ほかにもソフトウェア開発や第三者検証といったシステムエンジニアリング、XRアプリケーション開発等を展開しており、高い技術と豊富な経験を有しているのが特徴です。
同社のシステム開発は、開発物の品質を高めるために、開発とテストをそれぞれ独立したチームが担当するのも特徴の一つ。開発はもちろんテストの工程を含めてワンストップで対応しつつ、テストにおける第三者性を維持することができます。
企画、要件定義、設計、開発、テスト、リリース、保守運用の全ての工程に対応できる体制を整えていることに加えて、JSTQB認定テスト技術者資格のISTQBパートナープログラムにおいて「Gold Partner」の認定を受けているため、品質面には絶対の自信を持っているとのこと。
この体制は、人の身体生命、財産、経済活動に直結するシステムである、医療業界や金融業界で使われるシステム、企業の財産を守るための管理会計システム、人事会計システムの開発において効果を発揮します。これらのシステムを開発するなら、ぜひ一度同社にご相談してみることをおすすめします。
会社所在地 | 東京都千代田区三番町6-3 三番町UFビル3F |
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設立 | 1990年7月 |
対応エリア | 関東、中部・北陸、関西、九州・沖縄 |
対応領域 | 業務システム |
システム開発会社選びはプロにお任せ会計システムの実績豊富な企業多数!
8.【会計業務関連の製品・サービスを持つ】会計システム開発会社4社
●株式会社コアソフト
ワンストップ対応によるコスト削減に強み。自社クラウドサービスの提供も可能な開発会社
株式会社コアソフトはコンピュータやIT分野に関してお客様の要望を実現する多数の経験と実績があることが強み。早い時期から医療系の物流システムに携わってきました。院内で発生する医療機器や器具、薬品などの医療材料の頻繁な移動を正確に管理し、医療材料が常に過不足のないようにするための堅牢性や確実性を担保した管理システムの開発実績が多数あります。また、ITシステムを効率よく、導入効果を明確にした上で開発を進めることが可能です。
開発・導入したシステムの保守・拡張はもちろん、関連するシステムの設置や調整、リプレースなどまで、ワンストップで必要なサービスを全て提供しています。ワンストップサービスは顧客の負担を軽減し、拡張やリプレースになどに際しても、無駄のない提案が可能となるため、コスト削減に大きく寄与します。
また、自社サービスとして会計ソフトの弥生会計、弥生販売をクラウド環境で利用できる「eCloud」を提供。自社サーバを持たずに利用することができ、外出先での作業や複数拠点・ユーザーのファイル共有が可能になります。月額固定料金でリーズナブルな価格帯のため、中小企業にとっても利用しやすいサービスとなります。
会社所在地 | 東京都台東区浅草橋5-2-3 鈴和ビル6F |
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設立 | 2000年12月 |
対応エリア | 関東、中部・北陸、関西、中国・四国、九州・沖縄 |
対応領域 | 業務システム、WEBシステム、アプリ開発 |
●株式会社ソースリンク
クラウド活用による低コスト導入に強みを持つシステム開発会社
2014年12月に設立された株式会社ソースリンクは、Microsoft社のパートナー企業として、主に「Microsoft Dynamics 365」などMicrosoftのクラウドERP/CRMソリューションを活用した業務システム、Webシステムの構築、カスタマイズなどに対応しています。とりわけ、営業支援システム(SFA)や顧客管理システム(CRM)の領域でのシステム開発では、複数のシステムをDynamics 365に統合して、データ連携を含めて構築し、業務効率化を実現するなどといった豊富な実績があります。
スクラッチ開発の業務システムを個別に運用した場合、「導入コストや運用コストが高い」、「ハードウェアのメンテナンスが必要」、「システム間のデータ連携がスムーズでない」、「専任の情報システム管理者が必要」といったハードルがあります。しかし、クラウドを利用することで、ハードウェアの設置や管理が不要となり、低コストでの導入が可能になります。
会社所在地 | 東京都渋谷区道玄坂1-12-1 渋谷マークシティW22F |
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設立 | 2014年12月 |
対応エリア | 関東、中部・北陸、関西 |
対応領域 | 業務システム、WEBシステム |
●カコムス株式会社
中小企業への販売管理・会計・人事給与業務のシステム化も対応可能な開発会社
カコムスは1971年の創業以来、日本を代表する大手メーカーなど、業種や事業内容・規模を問わず、さまざまな顧客のシステム開発・運用支援を行ってきました。営業・販売支援システムや顧客・商品管理システム、生産・製造管理システム、ワークフロー管理システムなど、多くの実績やノウハウを蓄積しています。大阪、東京、名古屋に拠点を置き、東名阪の案件を中心に対応が可能です。
また、事業運営に不可欠なIT・Webシステムの開発・運用支援を行う企業として、情報セキュリティと情報管理について、業界標準であるISMS情報セキュリティマネジメントシステムをはじめとした各種対策に注力しています。また個人情報保護に関して、プライバシーマークの認証取得など、個人情報の保護と適切な情報管理を実行するなど、コンプライアンスに則した企業活動を行っています。
富士通社の統合業務ソリューション(パッケージ・SaaS)であるGLOVIA きらら製品の販売・導入支援も行っており、同製品をベースとした中小・中堅企業の販売管理・会計・人事給与業務のシステム化も相談が可能です。
会社所在地 | 大阪府大阪市北区堂島浜 1-2-1 新ダイビル26F |
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設立 | 1971年7月 |
対応エリア | 関東、中部・北陸、関西 |
対応領域 | 業務システム、WEBシステム |
●株式会社ワイ・シーソリューション
自社開発のパッケージシステムで自社に適切なシステムを低コストで導入可能
株式会社ワイ・シーソリューションは、AIに強みを持つ開発会社です。業務システムやWebシステムの開発はもちろん、それらのシステムにAIを組み合わせたソリューションの開発で多くの実績があります。
同社は「AI画像解析」「受託開発」「人材サービス」の3つの事業を柱として展開しており、このうち受託開発においては一般的な業務システムはもちろん、AIを活用したプラスαの機能を組み合わせた業務システムの開発を得意としているのが特長です。
業務システムのスクラッチ開発はもちろん、業務に必要とされるさまざまなシステムをワンパッケージにした業務管理システム「Gyoumu.cloud」を自社開発で提供していることも特徴です。勤怠管理や電子文書管理、会計システムなどの業務システムをはじめ、複数人での業務で活用できるコラボレーションツール、知識やノウハウ・アイデアの共有・管理ツールなど40種類以上のビジネスアプリケーションを1つのプラットフォームで使用することができます。
また、Gyoumu.cloudをベースにすることで社内のITインフラを簡単・リーズナブルに構築することができるのもポイントです。コストを安価に運用できるクラウド型での運用だけでなく、社内サーバを置いてオンプレミスで運用していくことも可能なため、コスト、納期、リソースなど、会社一つひとつのさまざまな状況に応じて、適切なITインフラを構築することができます。
自社開発のパッケージを活用することで、同様の機能を持つシステムをスクラッチ開発した場合と比べてコストを抑えて導入しやすくなるため、使いやすいシステムを低コストで開発・導入してほしいという方にぜひともおすすめしたい一社です。
会社所在地 | 神奈川県横浜市港北区新横浜2-4-19 富士火災横浜ビル4F |
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設立 | 2010年10月 |
対応エリア | 関東 |
対応領域 | 業務システム、WEBシステム |
今回は「会計システムの開発が得意な技術力の高い開発会社」、「会計システムの開発で豊富な実績のある開発会社」、「会計業務に関するパッケージ製品・サービスを提供する開発会社」という3つの観点から、おすすめの開発会社をご紹介しました。
企業の重要な業務システムである会計システムの開発を依頼するのであれば、豊富な実績や手厚いフォローのある企業を選んだ方が安心と言えます。
ゼロからスクラッチで開発するのではなく、要望によっては既製品を利用するのも1つの選択肢でしょう。多くの企業がシステム化だけでなく、業務課題の解決という視点で相談が可能ですので、会計業務のシステム化に課題のある方はまずはこれらの開発会社に声をかけてみるのはいかがでしょうか。
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