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ニアショア開発って何?オフショア開発との違いはあるの?

システムやソフトウェア開発を主業とする企業の中には、本社の近くに開発拠点を備えて「ニアショア開発」を行う会社が数多く存在します。
今回は、「ニアショアで開発を委託する利点を知りたい」、「地方で拠点開発をしてニアショア促進の体制の構築したい」と考える企業担当者に向けて、ニアショアの基礎知識やメリットなどを詳しく紹介します。

 

目次

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そもそもニアショアってどういう意味?

ニアショア(Near shore)とは、直訳すると「近くの海岸」や「そばにある沿岸」などを意味する言葉です。

ビジネスにおいて、ニアショアは「地方企業への外注」または「近い場所にある企業や事業所への外注」を指す言葉として使われています。システムやソフトウェア開発の分野では、近場の企業や地方企業へ開発業務を依頼することを指して「ニアショア開発」と呼ぶのです。

例えば、都心部にあるシステム会社が、地方の企業や事業所に開発業務をアウトソーシング(外部委託)するのも、「ニアショア開発」に該当します。ソフトウェア開発で、システムの開発業務や保守運用を海外企業へ発注するのは珍しくありませんが、ごく近い地方企業へ発注するケースも少なくありません。開発業務の外部委託を検討している企業担当者であれば、ニアショア開発の具体的なメリットや発注方法などを理解しておくことを推奨します。

 

ニアショアで開発を行うメリットは?

●開発コストを抑えられる

都心部と比較すると、地方は最低賃金が低めに設定されていることが多い分、「人件費を抑えやすい」のが特徴です。また、地理的に近距離の企業同士であれば、海外企業に発注した場合と比較して従業員の行き来もしやすく、移動にかかるコストの削減にも繋がります。これらの点から、ニアショア開発は開発コストを抑えやすい外注方法として、コスト重視の案件に適しています。

 

●コミュニケーションをはかりやすい

先に挙げた「従業員の行き来がしやすい」という点は、コミュニケーションの円滑化にも繋がります。外注先のスタッフへの指示出しや、密なやり取りがしにくくなれば、開発業務に支障を来すこともあるでしょう。開発の際に、万が一トラブルが発生した場合も、近距離の企業であれば「すぐに対応がしやすい」というのも、ニアショア開発のメリットとして挙げられます。

 

●災害のリスクを回避しやすい

地震や台風によって大きな被害を受けやすい日本では、災害の被害によって企業活動の停止を余儀なくされることもあります。ニアショアによって、複数の開発拠点を設けることで、災害発生時のリスクを分散させやすくなるのです。例えば、本社だけを都心部に設置し、開発拠点を地方企業に移せば、災害のリスク回避に対して高い効果を発揮します。ただし、企業同士の距離があまりに近い場合、コスト削減や災害のリスク回避といった恩恵が受けにくくなることを留意しておきましょう。

 

ニアショア開発のデメリットや問題点

●エンジニアの確保が難しい

都心部と比較をして、地方は人口が少ない分「人材を確保しにくい」という欠点があります。「エンジニアのスキルが低い」、「システム開発に必要なプログラミング言語を扱えるエンジニアがいない」などの理由で、案件によってはニアショア開発が困難となるケースもあるほどです。

 

●発注先を選定するのが難しい

先のような理由から、ニアショア開発は「外注企業を見つけにくい」デメリットも存在します。人気のある地方や企業は、ほかのシステム会社の案件をすでに受注していることも多く、スケジュールの都合がつかないこともしばしばです。そのため、ニアショア開発を依頼する際は、候補として複数の地方や企業を挙げておくことをおすすめします。

コスト削減やリスク回避といった多くのメリットを受けられる一方で、ニアショア開発にはこうしたデメリットもあるのです。このニアショア開発のデメリットを解消しやすくする方法については、後述する「ニアショア開発を担うシステム会社の探し方」の段落にて紹介します。

 

ニアショアを促進させる地域の取り組み

地方によっては「ニアショア開発に最適な地域」ということを、積極的にアピールしている自治体もあります。経済活動や産業の活性化を目的に、補助金の進呈や固定資産税の免除などの制度を設け、企業の開設や移転を奨励している自治体は少なくありません。自社の開発拠点を増やす際の拠点選びにおいてはもちろんのこと、こうした自治体にはシステム開発を担う企業が集まりやすいため、ニアショア開発でシステム開発を発注する際に注目してみるのも良いでしょう。

開発拠点誘致に積極的なエリア | ニアショア機構

 

「誘致に積極的な自治体を詳しく知りたい!」という企業担当者の人であれば、国内のニアショア開発推進を目指す「一般社団法人 日本ニアショア開発推進機構」のホームページをご覧ください。

 

「オフショア開発」とは何が違う?

さて、「ニアショア開発」の基本情報を紹介できたところで、ニアショアとしばしば混同される「オフショア開発」についても紹介しておきましょう。「地方へ開発依頼」をするのがニアショア開発に対し、「海外の企業や事業所へ開発依頼」することを「オフショア開発」と言います。ベトナムやフィリピンのように、国内にITエンジニアを多く抱える国は多く、開発案件のほとんどをオフショア開発で担うシステム会社もあるほどです。

ニアショア開発とオフショア開発を比較すると、オフショア開発のほうが開発コストを抑えやすく、人材確保がしやすいというメリットがあります。ですが、オフショア開発は海外企業に依頼をする分「エンジニアと意思疎通がしにくい」、「進捗管理や問題解決が難しい」、「現地責任者の育成が困難」などのデメリットもあります。

ニアショア開発 オフショア開発
詳細 地方企業への外注
近い場所にある企業や事業所への外注
海外にある企業や事業所への外注
メリット 開発コストを抑えやすい
エンジニアとの意思疎通が容易
進捗状況の管理がしやすい
災害のリスクを回避しやすい
エンジニアの確保がしやすい
ニアショアよりも開発コストを抑えやすい
デメリット エンジニアの確保が難しい
発注先を選定するのが難しい
エンジニアとの意思疎通がしにくい
進捗管理や問題解決が難しい
現地責任者の育成が困難

 

それぞれの違いを端的にまとめると、上図の通りになります。とはいえ、先に挙げた特徴はあくまで目安にすぎません。開発を担う企業によって開発にかかる費用や得意な案件は異なるので、ニアショアとオフショアの単純な比較は困難であることを留意しておきましょう。

以上の点を踏まえると、「ニアショアとオフショアのどちらを選ぶべき?」という点に関しては、それぞれの特徴やメリット・デメリットなどを考慮したうえで、外注方法を選択しましょう。どちらにしても長所と短所があることを理解しつつ、案件によってニアショアとオフショア、または自社開発などを使い分けることをおすすめします。

 

ニアショア開発を担うシステム会社の探し方

最後に「開発業務を外注したい!」と考える企業担当者の人に向けて、ニアショア開発を担うシステム会社の探し方を紹介しましょう。システム会社を探す際は、IT企業のホームページに直接調べる方法もありますが、効率を求めるならば検索サービスやマッチングサービスの利用を推奨します。

これは、検索サービスやマッチングサービスには、企業ごとの具体的な事業内容や実績を掲載しているためです。掲載されている事業内容や実績をもとに、「何を開発するのが得意なのか」、「費用はどの程度かかるのか」、「アフターケアは整っているのか」といった情報を、比較検討しながらシステム会社を探すことができます。案件に最適な企業を選ぶことで、コストを抑えつつ開発効率に優れたシステムやソフトウェア開発の依頼が可能です。数多くのシステム会社が紹介されている分、検索サービスやマッチングサービスなら、先の段落で述べた「エンジニアの確保が難しい」、「発注先を選定するのが難しい」というニアショアの欠点も、解消がしやすくなっています。

とはいえ、外注に不慣れな企業担当者の場合、「似ている会社が多くて比較検討が難しい」という悩みを持つ方も少なくないでしょう。そんな時は、システム開発に精通したスタッフを備える検索サービスまたはマッチングサービスの利用おすすめします。

専門スタッフがいる検索サービスまたはマッチングサービスであれば、開発案件の内容や予算などを吟味したうえで、最適なシステム会社を選んでくれます。ITの知識や技術のあるなしに関わらず依頼ができるので、「自社でニアショア開発を始めたい!」というケースに是非ご利用ください。

 

 

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