今回は、「ネット広告会社・webマーケティング」について。
会社によって異なる「強み」を見抜いて上手に使い分ける
リスティング広告またはDSP広告に強みを持つ会社を選ぶ
理屈だけではダメ。提案力の高い会社を選ぶ
はじめに
会社の種類・得意分野を知る
ネット広告の種類や、webマーケティングの手法にはさまざまな種類があります。それを手がける広告/マーケティング会社も、それぞれ「強み」を持つ分野が違いますから、その「強み」を比較してうまくチョイス、あるいは使い分けを行うことが重要です。
ネット広告会社の選び方
ネット広告の代表的なものとして、「リスティング広告」と「DSP広告」の2種類が挙げられます(ネット広告の種類の詳細については別の記事で取り上げる予定です)。
ネット広告会社・webマーケティング会社を選ぶ際は、このどちらかを得意とする会社を最初に選ぶべきでしょう。もちろん、もっとニッチな分野に特化した広告会社もあるわけですが、そういう会社とのお付き合いは、後にもっとネット広告について熟知してからでも遅くありません。
リスティング広告に強い広告会社・マーケティング会社とは?
リスティング広告とは、Google検索やYahoo!検索などの検索エンジンの検索結果ページに表示される広告です。ユーザーが検索したキーワードに連動して広告が表示されるため、ニーズを持つ潜在顧客の可能性が高い人にだけピンポイントにメッセージを届けられるというメリットがあります。
リスティング広告に強い会社の選び方は、
「キーワードを設定するとき、どのようなロジックで言葉を選びますか?(あるいは組み合わせますか?)」
「うちの業界・業種で効果的なオススメキーワードはどういったものでしょう?」
「その根拠について教えて下さい」
「御社の成功事例と、そのコピー集(文例集)を見せていただけますか?」
などと質問してみることです。これを数社に対して行い、回答を比較してみれば力量の差は一目瞭然でしょう。
DSP広告に強い会社とは?
DSP(Demand Side Platform)広告とは、ネット上のさまざまな広告枠に対し、横断的に「もっとも効果的と思われる媒体に、安い費用で」広告を出稿するという仕組みです。あらかじめターゲットの属性や行動履歴などを設定しておき、そのターゲットがよく見る媒体に対して優先的に広告が出稿されます。
DSP広告を上手に使いこなすには、ターゲットの属性や行動特性について熟知しており、適切な絞り込みが行えるノウハウを持った広告会社・マーケティング会社を選ぶことが重要です。
「うちの同業他社、あるいは近似の業界での成功事例と、その費用対効果を教えて下さい」
といった質問を数社にぶつけてみれば、その会社の力量を客観的に比較検討できるでしょう。
おわりに
広告会社やマーケティング会社には「分析力や理論は鋭いが、企画立案力が弱い」という、評論家タイプ・研究者タイプの担当者も少なくありません。「では、うちの場合は具体的にどうすればよいと思いますか?」という質問をぶつけてみて、具体的な提案ができずに平凡で一般的な提案、あるいは第三者的な反応を示すような会社は考えものです。