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Ajaxとはどういうもの?基本情報から仕組みまで詳しく解説

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インターネットが普及した1990年代の通信回線は、電話回線やISDN回線といった低速度のものを使用していた分、Webページを表示させるのに膨大な時間を要していました。
現代では、光回線や5Gのような通信速度が速い回線が登場したことにより、快適なネットサーフィンを楽しむことが可能となっています。

この快適なネットサーフィンを支える技術として「Ajax(エージャックス)」という新しい通信技術が登場していることをご存知でしょうか。
今回は、同期通信や非同期通信の基礎知識などを踏まえて、Ajaxのメリットや使用例などを詳しく紹介します。
企業のコーポレートサイトやECサイトに「Ajaxを活用したい」と考える企業担当者であれば、当コンテンツをご参照ください。

 

目次

 

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同期通信と非同期通信ってどういう仕組み?

Ajaxを理解する前に、基本情報として「同期通信」と「非同期通信」について簡単に学んでおきましょう。同期通信と非同期通信も、どちらも「サーバへの通信方法」として使われる言葉です。

例えば、ユーザーがブラウザを通して「Webサイトを閲覧しよう」とした場合、まずサーバに対して「HTTPリクエスト」をします。これに対してサーバ側は、受けたリクエストに対してレスポンスを返し、ユーザーのブラウザにWebページが表示される仕組みです。

同期通信は、端的に言えば「この一連のタスクを順序通りに行う方法」となります。リクエストに対し、レスポンスの処理が完了するまで、「ユーザーは新たな操作を行うことができません」。処理の完了を待つ必要がある分、「通信に時間がかかりやすい」という特徴があります。より簡単に言えば、キャッチボールのように通信が行われるのが同期通信なのです。

一方の非同期通信は、同期通信とは反対に「タスクの順序を無視する方法」となります。サーバ側がレスポンスの処理を行っている最中でもユーザーは新たな操作ができるので、スムーズな形でインターネット通信を行うことができます。わかりやすく言えば「さまざまな処理を並列に行える通信方法」という認識でも良いでしょう。

 

Ajax(エージャックス)とは?

Ajax(エージャックス)とは
単語 概要
A(Asynchronous) 非同期、タイミングを合わせず複数の処理または通信を行う方法
JA(JavaScript) Webページに動きをつけるのに使用するプログラミング言語
X(XML) 文章の見た目や構造を記述するためのマークアップ言語

Ajaxとは、AsynchronousとJavaScriptに、XMLを組み合わせて作られた造語です。先の項で紹介した非同期通信を、「JavaScriptの技術で実行すること」を指します。企業によっては、単純に「非同期通信」のことを指してAjaxと呼ぶケースもあります。AjaxはWebページに搭載されている技術ですが、このAjaxを使うことで、Webページ全体を更新することなく「一部分だけ情報を更新する」ことが可能です。Ajaxの技術そのものは古くから使用されていましたが、後述する検索エンジンや地図アプリに活用されたことで、ほかのWebページやサービスでも取り入れられるようになりました。

ここでいうXMLとは、「文章の見た目や構造を記述するためのマークアップ言語」のことですが、Ajaxを支える技術として、主にデータ管理の効率を高める用途に使用されます。XMLの特徴について、詳しい情報は以下のページでも解説しています。

■XMLとは?IT初心者にもわかりやすい基礎知識とHTMLとの違い

 

さて、Ajaxの特性である「ページの一部分だけ更新できる」と漠然とした話を聞いても、具体的な用途がわからないことには、Ajaxの特徴や効果を把握するのは難しいでしょう。以下の項では、Ajaxの具体的な使用例について、詳しく紹介します。

 

Ajaxの使用例

冒頭で解説した通り、Ajaxは快適なネットサーフィンを支える技術として、さまざまなWebページやサービスに利用されています。代表的な使用例は以下の通りです。

  • 検索エンジン

  • 地図アプリ

  • ECサイト

  • SNSサービス

 

●検索エンジン

検索エンジン

身近な例を挙げれば、Ajaxは「Googleの検索エンジン」にも搭載されています。Googleの検索エンジンは、検索したいキーワードをすべて入力せずとも、検索フォームに予測されたキーワードの候補が並びます。この技術にも、Ajaxが利用されているというわけです。この仕組みを単純に解説すれば、キーワードを入力しながらサーバ側でも処理を行い、予測キーワードだけを検索フォームに表示しているのです。

 

●地図アプリ

地図アプリ

このほか、Google Mapのような地図アプリも、Ajaxを活用した代表的なサービスと言えるでしょう。地図をスクロールしながら新しい地図の読み込みを続けることで、滞りなく地図を表示させ続けることができます。仮に、Ajaxの技術を使われていない地図アプリを操作すると、地図をスクロールさせるたびにページ全体を更新する必要があります。

 

●ECサイト

Ajaxの活用方法としては、ショッピングサイトの商品ページなども良い例でしょう。扱う商品の数が多いショッピングサイトなどは、商品ページの数が増えてしまうケースも珍しくありません。ページを移動するたびに更新の処理が発生しては、ユーザーに多大なストレスを与えてしまいかねません。そんな時にAjaxを使えば、ページを移動させずに商品を次々に表示させることができます。

 

●SNSサービス

さらにAjaxの技術は、TwitterやFacebookのような「SNSサービス」で利用されることもあります。先に挙げた地図アプリと同じく、Ajaxを用いたSNSサービスはブラウザをスクロールするだけで過去のタイムラインをシームレスに表示させることが可能です。

このAjaxは、JavaScriptの通信機能を使って実現している技術のため、JavaScriptを得意とするシステム会社がソフトウェアやアプリ開発に利用することもしばしばです。JavaScriptが得意なエンジニアを抱える企業であれば、Ajaxを使ったシステム開発を検討してみてはいかがでしょうか。

 

Ajaxにはどんなメリットがある?

企業でAjaxを導入するメリットは、コーポレートサイトやECサイトの「パフォーマンスを高めやすくなる」という点に尽きるでしょう。例えば、先に挙げたような「地図アプリやSNSを企業のサイトに導入したい」という場合は、Ajaxの技術を使えば簡単に搭載することができます。工夫次第でさまざまな用途に活用できるのが、Ajaxの魅力と言えるでしょう。

また、メールボックスやチャットツールなどにAjaxを使えば、メールやメッセージの送受信に合わせて自動的に更新させることも可能です。Webページの一部分だけを更新するため、サーバ側にも負担がかかりにくく、通信量の抑制にも繋がります。「操作性の高いホームページ」や「ユーザーに待ち時間を感じさせないWebページ」を作りたい企業担当者であれば、Ajaxが強い味方となってくれます。

ただし、AjaxはJavaScriptの技術で実行されているため、JavaScriptが利用できないブラウザだと、Ajaxも同時に使えなくなります。加えて、目に見えないところで通信処理が発生する分、セキュリティに脆弱性が生まれやすい懸念もあります。Ajaxを活用する場合は、これらのメリットやデメリットをしっかり把握しておくことが大切です。

 

WebページやサービスにAjaxを導入するには?

最後に、WebページやサービスにAjaxを活用したい企業担当者に向けて、Ajaxの導入方法について解説しましょう。「Google Web Toolkit」や「jQuery」など、Ajaxの開発に特化したフレームワークは数多く存在します。これらを利用すれば、Ajaxをサイトやサービスに組み込むのも容易となるでしょう。

とはいえ、フレームワークがあってもIT初心者の場合は、フレームワークそのものを使いこなすのも難しいかもしれません。Ajaxを支えるJavaScript(またはDocument Object Model)に精通したエンジニアがいないと、Ajaxを扱うのが困難なのも事実です。

そのため、自社でAjaxを使ったサイトやサービスの開発が難しい場合は、外部企業へ発注をすることをおすすめします。JavaScriptを扱えるシステム会社の中には、Ajaxの開発を手掛けているケースも珍しくありません。「コーポレートサイトに地図アプリを載せたい!」「ショッピングサイトの商品ページにAjaxを導入したい」など、細かい用途に対応できるのも、システム開発における外注の魅力です。

以下では、数あるIT技術の中でもJavaScriptの開発を得意する開発会社を掲載します。Ajaxを使ったシステム開発を検討している企業担当者であれば、以下のページを参照に希望するシステム会社を探してみてはいかがでしょうか。

 

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