AWS(Amazon Web Services)とは、Amazonが提供しているWebサービスの総称です。AWSではクラウドコンピューティングの仕組みを利用して、サーバ・データベース・ストレージなど幅広いサービスが貸し出しています。本記事ではAWSについての基礎知識や主な提供サービス、メリット・デメリットなどを紹介します。くわえて、AWSの導入事例や覚えておきたい用語、AWSの導入支援サービスについてもまとめました。
目次
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AWSの基礎知識
AWSとは「Amazon Web Service」の略語です。その名のとおり、Amazonが提供しているクラウド型サービスを指します。AWSは単体のサービスではなく、以下のような複数のサービスを利用できます。
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仮想サーバの作成
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ビッグデータ分析
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システム開発環境の構築
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データベースの運用
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AI(機械学習)機能の利用
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動画や画像などのコンテンツ配信
●利用価値が高いAWSの豊富なサービス
AWSでは、大きく分けて90以上、より細分化すると700以上のサービスが提供されています。これらのサービスをまとめて「AWS」と呼びます。AWSは仮想サーバの構築やコンテンツ配信、クラウドによるデータ管理など様々なリソースを確保できるのが特徴です。身近な例を挙げると、動画ストリーミングサービスの運用や提供の事例が挙げられます。AWSで提供されているコンテンツ配信サービスの「Amazon CloudFront」は、動画のストリーミングサービスである「Amazon Prime Video」や「Hulu」で導入されています。AWSのように、インターネットを経由してサービスを提供するシステムは「クラウドコンピューティング」と呼ばれます。サーバを構築する必要がなく、インターネット環境とパソコンやスマートフォン、タブレットなどのデバイスがあればサービスを利用できるのが特徴です。中でも、AWSは特に高いシェア率を誇っているクラウドコンピューティングサービスです。調査会社「Synergy Research Group」によると、2023年8月時点におけるAWS(Amazon)のシェア率は約33%で、Microsoft(22%)やGoogle(11%)を抑えてトップと報告されています。
AWSが選ばれる理由
AWSは、GoogleやAmazon、MicrosoftやIBMと並んでシェア率の高いクラウドコンピューティングサービスです。そんなAWSが選ばれる理由を、以下で紹介します。
●必要なサービスのみを選べる
AWSは仮想サーバのほか、90以上のサービスが提供されています。幅広いジャンルのITリソースやWebサービスを網羅している上、その時々のタイミングで必要なサービスを必要なだけ柔軟に確保できるのが強みです。例えば、「繁忙期の時期だけリソースを補強する」「閑散期は必要最低限のリソース以外のサービスを停止する」といった使い方ができます。機能を持て余してしまう心配がありません。
●従量課金制である
AWSは初期費用が無料であることにくわえ、料金体系には従量課金制を採用しています。サービスを利用した時間や、通信量に応じた費用だけを払えばOKです。タイミングに応じて機能を追加・停止させて、料金やリソースを調整も可能です。時間単位での課金になるため、サービスの検証や実験的なプロジェクトなどにも活用できます。このことから、AWSは「余計なコストが発生しにくい」サービスだといえます。
●セキュリティが高い
Amazonが「自社サーバとして利用していたもの」を、クラウドコンピューティングサービスとして提供しているのがAWSです。したがって、Amazonが持つ高いセキュリティレベルが、サービスにそのまま活かされています。政府や金融機関、小売業者や医療機関などのセキュリティ要件・コンプライアンス基準もクリアしています。
●パフォーマンスに優れている
AWSは、世界の11エリアに地域にサーバを設置しています。ユーザーに最も近い設備からサービスが提供されているため、常に高いパフォーマンスを保ったままサービスを利用できます。さらに、ハードウェアの更新も定期的に行われているのも特徴です。
AWSのメリット・デメリット
AWSには、メリットだけでなくデメリットもあります。AWSを導入する前に、メリットとデメリットの両方を把握し、自社に適した導入計画を練ることが大切です。
●AWSのメリット
AWSのメリットとして挙げられる点は、以下のとおりです。
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初期費用や契約費用がかからない
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サーバやHDDが不要であるため導入しやすい
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必要に応じて柔軟にリソースを増減できる
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従来のオンプレミスのように容量検討・サーバ選定などを行う必要がない
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機能の更新頻度が高く、高いパフォーマンスが見込める
クラウドコンピューティングサービスならではの手軽さや、必要に応じてリソースを調節できる柔軟さがAWSのメリットだといえます。
●AWSのデメリット
AWSのデメリットとして注意しておきたいのは、以下の点です。
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従量課金性であるため正確な料金の見積もりが難しい
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継続的な学習や情報収集が必要になる
AWSの各サービスには従量課金制が採用されているため、毎月の費用を割り出したり、正確なコスト感を掴んだりするのが難しいという面があります。また、AWSは技術や機能の更新頻度が高く、継続的に知識を吸収することが求められます。
AWSのシステム構築で覚えておくと良い用語
AWSを使ってシステム構築を行うのであれば、「AZ(アベイラビリティゾーン)」をはじめとする以下の用語を覚えておくことをおすすめします。AWSを使う機会がない方へ向けて、システム構築でよく使われる用語を紹介します。
●AZ(アベイラビリティゾーン)
AZとは、データセンターを指す言葉です。AWSのサービスは、複数のAZに各システムが保管されることで成り立っています。
●Region(リージョン)
リージョンとは、本来は「地域・領域」という意味を持つ用語です。そこから転じて、クラウドサービスの場面ではデータセンター群の所在地のことを指します。なお、日本国内におけるAWSのリージョンは東京・大阪に存在しています(2023年9月時点)。
●インスタンス(Instance)
インスタンスとは、AWSクラウド内に建てられた仮想サーバを指します。RDSやEC2によって構築された仮想サーバをカウントする際の単位として用いられます。
●サブネット
サブネットとは、AWS VPC(Amazon Web Service Virtual Private Cloud)という1つの大きなネットワークを、さらに小規模に分割したネットワークのことです。
●IAM(アイアム)
IAM(Identity and Access Management)とは、AWSサービスへのアクセス権限を管理できるサービスです。IAMを活用することで、AWS内で誰がどのような権限を持つのか・どのような認証や認可が必要になるのかといった要素を決定できます。
●AMI(Amazon Machine Image)
AMI(Amazon Machine Image)とは、「EC2インスタンス」を立ち上げるための起動テンプレートを指します。EC2インスタンスとは、AWSのサービスの1つである「Amazon EC2」で構築する仮想マシンのこと。AMIは、このEC2インスタンスを立ち上げるために必要な機能がまとまっているものだと考えましょう。具体的には、OSやAWSアカウントの権限、ブロックデバイスマッピングなどの情報がまとめられています。
AWSのサービス
AWSでは、ストレージサービスや仮想レンタルサーバサービスなど、複数の独立したサービスが提供されています。ユーザーは、それらのサービス群の中から必要なサービスを選べます。以下では、AWSのサービス群の中でも特にポピュラーなサービスをピックアップしました。
●AmazonEC2(Amazon Elastic Compute Cloud)
EC2は、必要な時にだけ使用できる仮想レンタルサーバです。利用容量やアクセス量に合わせて、利用料金が変動します。名称にある「Elastic」とは、「伸縮性のある」「弾力性に富む」という意味の単語。EC2では運営しているWebサイトの規模やアクセスによる負荷に応じて、利用する容量を変更でき、名前のとおり柔軟な運用が可能です。突発的なアクセス数の増加にも、しっかりと耐えうる柔軟性を備えています。
●RDS(Amazon Relational Database Service)
RDSとは、AWS内で利用できるリレーショナルデータベースのことです。データベースを構築するためのサーバを購入する必要がなく、契約後すぐにデータベースを構築できます。くわえて、MySQLやOracle Databaseなど、ポピュラーなデータベース管理システムをそのまま使えるのもRDSの魅力です。
●Amazon CloudFront
Amazon CloudFrontとは、Webサイトで簡単にコンテンツ配信ができるサービスです。動画や画像などのコンテンツファイルを、コンテンツデリバリーネットワークを介してユーザーに配信する仕組みとなっています。EC2サービスと同じく、初期費用や毎月のコストは不要の従量課金性サービスです。
●Amazon S3(Amazon Simple Storage Service)
Amazon S3とは、Amazonのサーバを利用したストレージサービスです。容量が無制限のクラウドストレージであり、容量を細かく見積もったりあらかじめ余分な容量を確保したりといった作業が必要ありません。データのバックアップ先として利用するのはもちろん、容量の大きなデータを扱ったり、静的コンテンツによって構成されたWebサイトを公開したりする際にも活用できます。
●Amazon Workspace
Amazon Workspaceは、クラウドタイプの仮想デスクトップサービスです。サーバ上にある仮想パソコンのデスクトップ環境を、利用ユーザーのデバイスに転送する仕組みとなっています。利用ユーザーはネットワークを通じてサーバ上の仮想デスクトップを遠隔操作でき、これによって作業を進められます。クラウドタイプの仮想デスクトップであるため、 インターネット環境とデバイスがあれば時間・場所を問わずアクセス可能です。空き時間を使った作業やリモートワークなど、様々な働き方にフィットするサービスだといえます。
●Amazon Route53
Amazon Route53は、AWSによるDNSサービスです。AWSで開発した各種サービスに、任意のドメイン名を設定して公開できます。例えば、AmazonEC2でWebサービスを開発し、ユーザーへ提供したとしましょう。この時のドメイン名を「example.com」と名付けた場合、Amazon Route53がEC2とexample.comというドメイン名を紐づけて任意のURLとして公開できます。
●Elastic Load Balancing
Elastic Load Balancing(ELB)は、AWSが提供するロードバランシングサービスの総称です。ロードバランシングサービスとは、Webサイトのサーバの負荷を分散させるサービスを指し、サーバの負荷分散を担うツールは「ロードバランサー」と呼ばれます。Elastic Load Balancingでは、Application Load Balancer(ALB)をはじめとする複数のロードバランシングサービスが提供されており、用途に応じたサービスを選んで利用できます。
●AWS Lambda
AWS Lambda(ラムダ)は、サーバレスのプログラム実行環境です。利用ユーザーは、用意したプログラムコードをLambdaへ設定するだけでプログラムを実行できます。これまでは、プログラムコードのほかアプリケーションサーバやWebサーバ、各種対応OS環境を用意する必要がありました。AWS Lambdaであればこれらの用意の必要がなく、開発を高速化・効率化できます。
●Amazon VPC(Virtual Private Cloud)
Amazon VPCは、AWS上にプライベートな仮想ネットワークを構築できるサービスのことです。AWSアカウントを使って専用のネットワークを構築し、ネットワーク内にEC2やRDSなどのAWSリソースを任意に配置できます。インターネット環境に接続する公共VPCはもちろん、セキュリティ性の高いプライベートなVPCの作成も可能です。
●Amazon DMS(AWS Database Migration Service)
Amazon DMSは、直感的な操作でデータベースをAWS内へ移行できるサービスです。移行中もデータベースは利用可能で、移行作業による業務の停止リスクが低いという特徴があります。オンプレミス環境からAWSへの移行、その逆の移行作業時に重宝するサービスです。商用データベースやオープンソースデータベースなど、様々な種類のデータベースの互換性を備えているのも魅力です。
AWSの導入企業例6選
AWSの導入・活用事例を3つピックアップいたしました。各企業がどのようにAWSを活用し課題を改善したのか、ケーススタディの参考としてお役立てください。
●1.森永製菓株式会社の事例
2020年1月に、全システムをAWSへ移行させた森永製菓株式会社。2011年の東日本大震災での計画停電をきっかけに、事業継続計画(BCP)を見据えたデジタルインフラの構築を検討していました。2017年、サーバ機器の更新をきっかけにクラウドの導入が本格化。複数のベンダサービスを比較した結果、AWSの運用安定性に着目したといいます。くわえて、自然災害・事故など不測の事態が発生した際に備えるDRサイト(災害復旧システム)の構築が可能であることも決定打となりました。
AWSへの移行後は、災害対策と生産性向上、どちらにも効果がみられたといいます。これまでは、コスト面の懸念から主要システムのみを二重化し保護していましたが、AWSの導入によりすべてのシステムの二重化に成功。全システムに対し、災害対策を実現できたと報告されています。また、自社データセンターでシステムを運用する必要がなくなったことで、コア業務に注力しやすい環境が整いました。このように、AWSの活用によりさらなる生産性向上が見込めます。
●2.全日本空輸株式会社(ANA)の事例
航空券の予約・発券情報、運航実績など膨大なデータを取り扱っていたANA。クラウド環境への大規模なデータ移行を見据えて、AWSのサービス「Amazon EC2」「Amazon S3」「Amazon Redshift」などを採用しました。AWS導入の決定打は、国内外における豊富な導入実績や、機密情報を扱えるセキュリティの高さにあったといいます。大規模なデータの移行には、高い安全性と直感的な操作性を持つAWS DMSを導入。20年以上蓄積してきたデータを、オンプレミス環境からスムーズに移行できました。
●3.ミニストップ株式会社の事例
コンビニチェーン「ミニストップ株式会社」は、競争力の向上を目標に全社的なIT化・クラウド化に着手しました。そこで、Webサイトをはじめ給与管理システムやPOS管理システムをAWSへ移行。さらに、大規模な情報システム向けのデータレイク(情報を留めておく貯蔵庫)をAWS内に構築しました。また、運用負荷が高くブラックボックス化が進んでいた基幹システムもAWSへ移行したといいます。移行の結果、インフラコストや運用負荷の削減に成功。特に、インフラコストは約7割の削減に成功したと報告されています。
●4.株式会社エイチ・アイ・エスの事例
大手旅行代理店である株式会社エイチ・アイ・エスは、グローバルなITの人材の確保やシステムのキャパシティの確保といった課題を抱えていました。そこで、自社のシステムが稼働しているデータセンターと、AWSのプライベート接続が可能な「AWS Direct Connect」をはじめとするAWSサービスを導入。どこにいてもツールにアクセスできるクラウド環境や、拡張性の高いネット環境の構築に成功しました。
●5.クックパッド株式会社の事例
クックパッド株式会社では、料理動画の配信サービスである「cookpad storeTV」の配信にAWSを導入。それまでは、運用や保守のコストに課題がありました。そこで、AWS IoT Coreを導入し、MDMを自社開発してモバイルデバイスの管理業務の効率化に役立てました。そのほか、AWS Lambdaなども導入し、フルサーバレスでの構築に成功しています。
●6.株式会社日本経済新聞社の事例
日本経済新聞の課題となっていたのは、日経電子版への膨大なアクセス数と、それに伴うサーバ管理です。そこで、サーバにはAmazonEC2、負荷分散装置としてElastic Load Balancing、閲覧ユーザーのセッション管理にAmazon DynamoDBをそれぞれ導入しました。これによって、負荷に応じた柔軟な対応が可能になったと報告されています。また、紙媒体の新聞画面を電子端末から閲覧できる「紙面ビューアー」にはAWS Lambdaも採用されています。AWS Lambdaの効果により、紙面画像の処理コストも削減されました。
AWSの導入支援サービスとは
仮想サーバの構築やクラウドストレージの確保など、AWSのサービスや機能は多岐にわたります。自社に合ったAWSサービスを選定して導入するまでに、予想以上の時間がかかることも十分に考えられます。そんな時に検討したいのが、AWSの導入支援サービスの活用です。
●AWS導入支援サービスの対応範囲
AWSの導入支援サービスでは、システムの要件定義に始まり、実際の環境構築やサービス稼働までを依頼できます。「どんなAWSサービスを選定すれば良いのかわからない」「AWSの導入にあたって自社内ではリソースが確保できない」といったケースで、活用したいサービスです。AWS導入支援サービスの一般的な対応範囲は、以下のとおりです。
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ヒアリング:システムに関する要望のヒアリング
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要件定義書作成:ヒアリング内容をもとに要件定義書作成
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事前検証:技術的な視点からシステムの効果を検証
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設計書作成:ヒアリング内容/検証結果をもとに設計書を作成
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AWS環境構築/移行:設計書をもとに環境を構築、移行
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サービス稼働:サービス環境の引き渡し、運用開始
●AWSの導入支援サービスを利用するメリット
AWSの導入支援サービスを利用するメリットは、「適切なAWS環境を構築してAWS料金を最適化できる」という点にあります。AWSは多機能であるゆえ、適切に使いこなすためには専門的な知識や経験が必要です。導入支援サービスを利用することで、求めるシステムに沿った適切な構成や設計を提案してもらえます。AWSの導入支援サービスを提供している企業をお探しの方は、発注ナビをお役立てください。発注ナビでは、確かな専門知識を持ったITコンシェルジュが外注先の選定をサポート。丁寧なヒアリングのもと、ご要望に合ったAWSの導入支援・構築支援会社をご紹介いたします。
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