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AWSパートナーネットワークでは何ができる?メリット・デメリットを紹介

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AWSのイメージ図

AWS(Amazon Web Services)は、Amazonが提供しているクラウドコンピューティングサービスです。その中には、AWSパートナーネットワークと呼ばれるプログラムがあります。本コラムでは、AWSパートナーネットワーク(APN)の概要やメリット・デメリット、登録方法などについて解説します。

 

目次

 

新規案件開拓の課題は「発注ナビ」で解決!システム開発に特化したビジネスマッチング

本気の発注者と最短1日でつながる

・コンシェルジュが依頼内容をヒアリング
・対応したい案件を選べるエントリー制
・エントリー時の見積作成は不要
・発注者の95%がエンドユーザー

 

AWSパートナーネットワークとは?AWSとの関係は?

まず、AWSパートナーネットワーク(APN)とは、AWSを活用してシステムの開発、仮想サーバーの構築、そしてコンテンツの配信などを行っている企業向けのグローバルコミュニティのことです。

AWSには、クラウドを利用したインフラストラクチャーからソフトウェア開発、営業支援までとても多くの機能が用意されていますが、それらを使いこなせる方がどの企業にも属しているわけではありません。そこで、AWSパートナーネットワークを通して、AWSの利用を促進しているというわけです。

AWSパートナーネットワークは、テクノロジーパートナーとコンサルティングパートナーの2種類に大別されていましたが、2022年からはパートナーパスという分類に変更されています。

 

●AWSパートナーパスの概要

テクノロジーパートナーは、2022年現在はソフトウェアパス・ハードウェアパス・サービスパス・トレーニングパス・ディストリビューションパスの5種類に分かれています。以下がそれぞれの内訳です。

パスの種類 概要 パスを活用する利点
ソフトウェアパス 「AWS Foundational Technical Review」という評価指標で、ソフトウェアを評価する ・セキュリティ、信頼性、運用に関するリスクを低減できる
・「Reviewed by AWS」の認定を受けられる
ハードウェアパス AWS デバイス認定プログラムでデバイスを評価する ・宣伝で顧客にアピールできる
・流通・販売に関するマーケティングのサポートを受けられる
サービスパス ランクに応じたサービスを受けられる ・ランクに応じたサービスやサポートが受けられる
・そのランクを使って製品の宣伝ができる
トレーニングパス AWSが提供するトレーニングを受けられる ・人材教育につながる
・AWSに関するスキルの向上に役立つ
ディストリビューションパス AWS関連の製品に関する様々なサポートを受けられる
例:製品の開発サポート、開発パートナーの募集、製品の導入サポートなど
AWSに関連する業務をサポートしてもらえる

 

AWSパートナーネットワークで得られるメリット5選

AWSパートナーネットワークに参加して得られるメリットについて、5つ紹介します。

AWSに関するスキルがアップするだけでなく、販売の促進や、開発製品の信頼性を示す証明などに活用できます。加入を積極的に検討している方は、必ずチェックしましょう。

 

●AWSのトレーニングを受けられる

AWSパートナーネットワーク(APN)を提供しているAWSには、トレーニングと呼ばれる研修プログラムが用意されています。

受講できるトレーニングには、エンジニア向けの初級トレーニングやハンズオン研修などのほか、セミナーや自己学習サポートなど多岐にわたります。また、パートナーネットワーク用に作られたトレーニングへ参加し、必要な知識をつけたり、スキルを伸ばしたりすることが可能です。

 

●AWS認定を取得できる

AWS認定は、AWSを用いた様々な専門知識やスキルの認定制度です。AWSについて一定以上の実力があることを証明できます。認定を取得すると、デジタルバッジをもらえるため、公式サイトに掲載すれば顧客やエンドユーザーなどにアピールができます。

AWS認定は、サービスパスの各ランクの維持条件にもなっているので、合格を目指して取り組んでみてはいかがでしょうか。 ここでサービスパスの各ランクとは、セレクトティア・アドバンスト・プレミアティアの3種類のことです。最上はプレミアティア、その次がアドバンストとなっています。

 

●プログラムに参加できる

AWSが用意している様々なプログラムを申請することで、自社の実績や強みを証明できます。また、申請プログラムによって、開発スキルの向上につながるコンテンツも利用可能です。参加できるプログラム例は、以下の通りです。

プログラム例 概要 プログラムのメリット
AWS マネージドサービスプログラム AWSの運用保守に関する知見や実績などの能力を十分有しているかを評価するプログラム ・認定資格を得られる
・顧客に自社の信頼性をアピールできる
AWS サービスデリバリープログラム 特定ワークロード・ソリューション・顧客に対して、技術力や顧客サービスを提供しているかを評価するプログラム 上記と同様
AWS Well-Architected パートナープログラム AWS の導入・構築において、AWSが提示するベストプラクティスに従っているかどうかを適切に評価するプログラム
(ベストプラクティスとは:運用上の優秀性、セキュリティ、信頼性、パフォーマンス効率、コスト最適化)
・企業と顧客との信頼関係を強化できる
・品質の高い製品をリリースできる

 

●資金の援助や割引サービスを受けられる

AWSパートナーネットワークに加入すると、各サービスにかかる利用料の割引や、年間一定額のクレジットクーポンをもらえます。また、ランクに応じて、専用ファンドの利用も可能です。

サービス/ファンド名 概要
有償トレーニング割引 AWS 主催の有償トレーニングが20%割引される
AWSクレジットクーポン 年間3,500ドルのクレジットクーポンを進呈
「案件促進」ファンド 案件規模にかかわらず、検証または移行ワークロードを顧客に提供する案件において、一定額の資金を提供
「製品/ソリューション開発」ファンド 新しいシステムや製品を開発に必要な資金を支援
「マーケティング開発」ファンド 一部のマーケティング活動にかかる資金を援助
(一部のマーケティング:E メールキャンペーン、電話マーケティング、顧客向けイベントに関するマーケティング)

 

●販売促進のサポートを受けられる

AWSパートナーネットワークには、販売促進につながる様々なサポートがあります。例えば、AWS営業による営業支援やソリューションアーキテクトの提案支援などです。また、リード獲得支援として、展示会への出店やセミナーの実施なども行っています。

AWSの支援を受けて案件を獲得するのと並行して、自社に合う開発案件を受注する方法もあります。それが、Win-Winのビジネスパートナーを見つける「ビジネスマッチング」を活用することです。発注ナビでは、システム開発・Web制作会社向けに案件獲得の課題解決をお手伝いしています。AWSの活用と合わせて、ご利用ください。

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AWSパートナーネットワークの登録方法

AWSパートナーネットワークへの登録方法について紹介します。登録するまでは、難しい操作などは必要ありません。ですが、登録の理由や事業内容についてなど、AWSのサービスを受けるにあたって必要な情報が多いので、準備をしたうえで取り掛かるのをおすすめします。

 

●会社を登録する場合

まずは、会社を登録する流れです。使用するメールアドレスはビジネス用を使ってください。個人アカウントでは登録できません。また、アライアンスリードとは、代表窓口という意味ですので、会社を登録することができる法的権限を持つ方が登録するようにしましょう。

  1. 公式サイトにアクセス
  2. 氏名や会社名などの必要事項を入力
  3. 本人確認
  4. 会社のプロフィール情報、会社の事業内容などを入力
  5. 登録完了

 

●従業員を登録する場合

会社で働く従業員の登録は、会社登録後でないと行えません。順番を間違えないよう注意しましょう。登録の流れは、基本的に会社登録と同じです。ビジネス用のメールアドレスを使って登録を進め、本人確認ののち必要情報を入力すれば登録完了です。

 

【注意】パートナーを維持するには様々な条件がある

AWSパートナーネットワークは、登録を継続するのに条件があります。条件はすべて満たさねばならず、それに必要な資金や人材を確保しなければなりません。

AWSパートナーネットワークの登録を継続したいなら、まずは資金面・人材面をクリアするところから始めましょう。

 

●年会費を支払う

AWSパートナーネットワークには年会費があります。セレクトティア・アドバンストティア・プレミアティアで同額2,500ドル必要です。支払う時には、送金とクレジットカードの利用ができるほか、支払い代行サービスを利用する方法もあります。

 

●AWSパートナーのラーニングパス取得者がいる

AWSパートナーが提供しているラーニングパスの取得者が、セレクトティアでは4名、アドバンストでは8名、プレミアムは20名が必要になります。ただ取得するのではなく技術面とビジネス面それぞれのラーニングパスを、条件者数の半数ずつ取得していることを条件にしています。

ラーニングパスを取得する目的は、基礎的なスキルを伸ばし、専門的な分野へと発展させることです。ラーニングパスの例として、Accreditation、Cloud Economics AccreditationやFoundationsなどがあります。

AccreditationはAWSクラウドコンピューティングの基礎知識を学ぶコースで、クラスルームなら1日、デジタルなら4時間です。その後、テストに合格すると、AWS Accreditation取得となります。

 

●AWS認定資格取得者が在籍している

AWSパートナーネットワークに加入条件の中には、AWS認定資格取得者の人数がランク別に設定されています。具体的な必要人数は、セレクトティアでは、AWS基礎認定取得者2名・AWS技術認定取得者2名。アドバンストは、4名・6名、プレミアは10名・25名とセレクトティアと比べると数倍の人数が必要になります。

AWS認定資格は、3つのレベルと1つの専門からなる資格です。その中に12の資格があります。12の資格は以下の通りです。

認定資格コースの種類 受験条件 資格
FOUNDATIONAL(基礎コース) AWS使用して6ヶ月以上経過 AWS Certified Cloud Practitioner
ASSOCIATE(中級) 1年間AWSを使用し、かつ適切な問題解決と解決策が講じられる ・AWS Certified Solutions Architect – Associate
・AWS Certified Developer – Associate
・AWS Certified SysOps Administrator – Associate
PROFESSIONAL(上級) 2年間AWSを使用し、かつ設計、運用、トラブルシューティングの経験がある ・AWS Certified Solutions Architect – Professional
・AWS Certified DevOps Engineer – Professional
SPECIALTY(専門知識) 試験ガイドで指定されたSpecialty分野に当てはまる ・AWS Certified Advanced Networking – Specialty
・AWS Certified Data Analytics – Specialty
・AWS Certified Database – Specialty
・AWS Certified Machine Learning – Specialty
・AWS Certified Security – Specialty
・AWS Certified: SAP on AWS – Specialty

 

●案件ノルマと月額料金の支払いが課せられる

AWSパートナーネットワークのランクがセレクトティアの場合は、1年で3件以上のローンチと月々1,500ドル以上の収益が必要です。これが最低条件です。

アドバンストは、年間20件・月々10,000ドル以上、プレミアは年間50件・月々50,000ドル以上に加え、AWS コンピテンシー、AWS MSP、または AWS Well Architectedが3件、6ヶ月以上のティア継続実績が必要です。

 

AWSパートナーは本当に必要?成約数を伸ばすほかの方法とは

AWSの実績をもとに営業力を伸ばしたり、AWSスキルを獲得したりするなど、明確な目的があれば登録しても良いでしょう。
ですが、他社が利用しているから・そのうち必要になりそうだから、といった曖昧な理由なのであればおすすめしません。もし、成約数を伸ばしたいという目的なのであれば、「ビジネス向けマッチングサービス」や「IT営業代行」などの利用を検討してみましょう。

ビジネス向けマッチングサービスは、BtoB企業同士を結びつけるサービスです。提供したいサービスや商材とそれを必要としている企業とを仲介してくれます。IT営業代行は、自社のソフトやサービスの営業を代行してくれるサービスです。
どちらも、リード獲得を委託することにより、自社のリソースを開発や運用に充てられる利点があります。また、営業力が弱い会社であっても、良質なリードの獲得が期待できるでしょう。

発注ナビは、前者のビジネス向けマッチングサービス。システム開発・Web制作に絞っていることで、専門性の高い案件でもミスマッチを防ぎながら受発注が可能です。コンシェルジュが仲介するため、自社の営業力にかかわらずご利用いただけます。開発案件をお求めでしたら、ぜひ発注ナビをご利用ください。

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