
ネットショップを始めてみたいけれど、何から手を付けていいかわからない方も多いのではないでしょうか。そんな方におすすめなのが「BASE」です。専門知識がなくても、だれでも手軽にオンラインショップを開設できるサービスとして、多くの個人やスモールビジネスで選ばれています。この記事では、BASEの基本や料金プラン、便利な機能、実際の始め方まで解説します。
目次
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BASEとは?ネットショップ開設に人気の理由
ネットショップを開きたいと考える方にとって、「BASE」はとても始めやすいサービスです。専門的な知識がなくても、パソコン操作が苦手な方でも、簡単に自分だけのネットショップを持てるという点が多くの方から選ばれてきました。今ではすでに200万件以上のショップがBASEで開設されているという実績があります。ネット販売は、以前に比べて特別なことではなくなり、誰でも気軽にチャレンジできる時代になっています。
これから自分のブランドを作りたい方や、趣味で作ったものを販売してみたい方にとって、BASEはとても心強い選択肢となるでしょう。
●BASEの基本概要
BASEは「誰でも、簡単に、すぐに」ネットショップが作れるクラウドサービスです。一般的にネットショップを開くには、パソコンやウェブの専門知識が必要だと思われがちですが、BASEならそういった難しさを感じずにスタートできます。
操作もとても直感的で、商品登録やショップデザイン、決済方法の設定までを一つの管理画面でまとめて行えるのが大きな特長です。例えば、SNSのアカウントを作る感覚で始められるので、「本当に自分にもできるだろうか」と不安な方でも、気軽にチャレンジしやすいです。
BASEが多くの人に選ばれている理由は、「コスト」「技術」「時間」といった、これまでのネットショップ開設の大きな壁を取り除いたことにあります。初期費用も月額費用もゼロで、すぐに自分のショップをオープンできる点はとても魅力的です。
●どんな人に選ばれているのか
BASEは幅広い人に利用されていますが、特に次のような方に支持されています。
ネット販売未経験の個人や小さなチーム
はじめてネットで商品を売ってみたいという方にとって、BASEはとても始めやすいサービスです。リスクがないので、アイデアを試すことができます。
クリエイターやハンドメイド作家
自分で作ったアクセサリーや雑貨、アート作品などをネットで売りたい方にもBASEはぴったりです。デザイン性の高いショップが簡単に作れるので、自分の世界観を表現できます。
副業として趣味を収益化したい方
会社員の方が本業とは別に、自分の趣味をネット販売で収益化するケースも増えています。BASEなら売れなければコストはかからないので、気軽に副業を始められます。
小規模店舗や新規事業を検討する個人事業主
実店舗を持ちながらネットショップを併用したい方や、新しい事業としてネット販売にチャレンジしたい方にもBASEは活用されています。
BASEの料金プラン:気になるコスト面をチェック
ネットショップを始めるとき、一番気になるのは「お金がどれくらいかかるのか」という点ではないでしょうか。BASEには「スタンダードプラン」と「グロースプラン」という2つの料金体系が用意されており、どちらも初期費用はかかりません。月額費用がゼロから始められるので、「まずは試してみたい」という方に特におすすめです。
商品の売上があったときだけ手数料が発生する仕組みなので、売上が立たないうちは費用がかからないというのが大きなポイントです。
(※2025年11月時点)
●スタンダードプランの特徴
スタンダードプランは、初期費用も月額費用も一切かかりません。
実際に商品が売れたときだけ、「決済手数料3.6%+40円(1注文あたり)」と「サービス利用料3%」が発生します。
例えば、5,500円(商品代+送料)の注文が入った場合の手数料計算例は以下の通りです。
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 注文金額(例) | 5,500円 |
| 決済手数料 | (5,500円×3.6%)+40円 = 238円 |
| サービス利用料 | 5,500円×3% = 165円 |
| 合計手数料 | 403円 |
| ショップ受取額 | 5,097円 |
また、売上金を銀行に振り込む際には、振込手数料(250円)がかかります。振込申請額が2万円未満の場合は事務手数料500円も必要になります。そのため、売上がまとまってからまとめて振り込むのがおすすめです。
このように、スタンダードプランは「とにかく気軽に試してみたい方」や「売上が安定しない初期段階」にぴったりのプランです。
●グロースプランの特徴
グロースプランは、ショップの売上が安定してきた方向けのプランです。
月額16,580円(年払いの場合)の利用料が必要ですが、1回ごとの取引手数料が大幅に下がります。
決済手数料は2.9%(Amazon PayやPayPalの場合は3.9%)で、サービス利用料はかかりません。
目安として、月商が50万円を超えてくる頃には、スタンダードプランよりグロースプランのほうがトータルコストが安くなる設計です。
売上が安定してきたら、負担の少ないグロースプランを選ぶことで利益を守ることができるでしょう。
| 項目 | スタンダードプラン | グロースプラン(月払い) |
|---|---|---|
| 初期費用 | 0円 | 0円 |
| 月額費用 | 0円 | 19,980円(年払いは16,580円) |
| 決済手数料 | 3.6%+40円 | 2.9%(Amazon/PayPalは3.9%) |
| サービス利用料 | 3% | 0円 |
| 振込・事務手数料 | 振込250円+事務500円(2万円未満時) | 同左 |
どちらのプランも、最初は「お試し」でスタンダードプランから始めて、売上が伸びてきたらグロースプランへ切り替える方法が一般的です。
BASEが人気の理由:ショップ運営に役立つ機能が満載
BASEは料金面だけでなく、ショップを運営していく上で「便利」と感じる機能が数多くそろっています。
ネットショップ運営が初めての方でも安心して使い続けられる理由は、次のような点にあります。
●デザインテンプレートで“自分らしい”お店をつくれる
BASEでは、多くの無料デザインテンプレートが用意されています。
ロゴやメイン画像、カラーを設定するだけで、自分だけのオリジナルショップを簡単に作ることができます。
さらに「BASEデザインマーケット」では有料テーマも販売されており、よりこだわったデザインやレイアウトも実現可能です。
もしHTMLやCSSの知識があれば、「HTML編集App」を利用してより自由なカスタマイズもできます。
●決済方法が豊富で安心
商品を販売するうえで、「お客様がどんな決済方法を使えるか」は大切なポイントです。
BASEなら、クレジットカード、コンビニ払い、銀行振込、キャリア決済、PayPal、Amazon Payなど、主要な決済方法をまとめて導入できます。
しかも「BASEかんたん決済」なら、申し込むだけですぐにこれらの決済手段を導入できるので、細かい手続きをする必要がありません。
お客様も安心して買い物ができ、ショップオーナーも手間なく決済管理ができます。
●SNS連携やアプリ経由で集客しやすい
ネットショップを開設しても、お客様に知ってもらえなければ意味がありません。
BASEではInstagramやYouTube、TikTokなどのSNSと連携できる拡張機能(App)が用意されています。
また、1,100万人以上が利用しているショッピングアプリ「Pay ID」にも商品が掲載されるので、新しくショップを始めた方でも多くの人に商品を見てもらえるチャンスが広がります。
ショップをフォローしてくれたお客様にプッシュ通知で新商品の情報を届けたり、クーポンを発行してリピーターを増やしたりと、集客サポート機能も充実しています。
●拡張機能(Apps)で思い通りのショップ運営が可能
BASEには「BASE Apps」という拡張機能の仕組みがあり、ショップの運営スタイルに合わせて、必要な機能を自由に追加できます。
例えば、予約販売や抽選販売、レビュー機能、クーポン配信、会員制ショップ化など、さまざまなニーズに応じてAppを選んでインストールできます。
はじめはシンプルに始めて、売上が伸びたり新しいアイデアが出てきたら、必要な機能だけを追加できるので、無駄がありません。
●運営ノウハウやサポートも充実
BASEは、ショップ開設後もオーナーの成長を後押しする運営サポートが充実しています。
公式Webマガジン「BASE U」では、最新のノウハウや成功事例、ショップ運営のヒントが分かりやすくまとめられています。
もし困ったことがあった場合も、ヘルプページやメールでの問い合わせ窓口があるため、初心者の方でも安心して運営を続けることができます。
ただし、リアルタイムのチャットや電話サポートはないので、疑問点は自己解決を意識しながら運営していくのがポイントです。
BASE開設までのステップ
実際にBASEでネットショップを開設する手順はとてもシンプルです。
ネットに慣れていない方でも、以下のステップを一つずつ進めるだけで、すぐに自分のショップをオープンできます。
●BASEでショップを開く手順
- アカウント作成
BASE公式サイトでメールアドレス、パスワード、ショップURL(例:https://〇〇〇.base.shop)を入力します。 - メール認証
登録したアドレスにBASEからメールが届くので、本文のURLをクリックして認証を完了します。 - 運営情報の入力
管理画面からショップ運営に必要な情報(販売者名・住所・電話番号など)を入力します。これは特定商取引法で定められている項目です。 - 決済方法の選択
「BASEかんたん決済」を申し込み、クレジットカードやコンビニ払いなど、使いたい決済方法を選びます。 - 商品登録
商品名・説明・価格・在庫数などを入力し、商品の画像をアップロードします。写真は複数登録できるので、商品の魅力をしっかり伝えましょう。 - デザイン編集
用意されたテンプレートから好きなデザインを選び、ロゴやテーマカラーを設定してショップの雰囲気を作り込みます。 - ショップ公開
すべての準備が整ったら、管理画面で「公開」に切り替えるだけで、ネットショップが世界中からアクセスできる状態になります。
●開設後の運営サポートも充実
ショップを公開した後も、BASEはさまざまな形でオーナーの成長を支えてくれます。
「BASE U」や公式セミナーでは、ネット販売のノウハウや最新のマーケティング情報を学べる機会が用意されています。
また、Pay IDアプリやSNS拡張機能を使えば、効率的に販促や集客ができます。分からないことがあれば、ヘルプページやメールサポートも利用できますので、はじめてのネットショップ運営でも安心してチャレンジできます。
BASEの活用例と他サービスとの比較視点
BASEは、ハンドメイド作家だけでなく、飲食店やアパレルブランド、個人クリエイターなど幅広いジャンルで活用されています。
事業規模や目的に応じて、さまざまな使い方ができるのも大きな魅力です。
●こんな方にはBASEがおすすめ
BASEは次のような方に特におすすめです。
趣味や副業でネットショップをはじめてみたい方
初期費用・月額費用ゼロなので、思い立ったらすぐチャレンジできます。
小規模事業や個人事業主で、費用を抑えたい方
ネットショップ運営に不安がある方でも、リスクなくスタートできます。
ECサイトの比較検討中で、まずは「お試し」したい方
本格的なネットショップ運営を始める前に、BASEでECの基本を経験してみるのも良いでしょう。
●成長や独自化を目指すなら外注や他サービスも検討してみる
BASEに慣れてきて、売上や商品数が増えてくると、「もっと集客を強化したい」「デザインや機能をさらに充実させたい」と考えるようになる方も多いです。
そんな時は、ECサイト制作会社に依頼したり、運営代行サービスを使ったり、ShopifyやSTORESなど他のサービスに移行するのも一つの方法です。
主要なECプラットフォーム比較のイメージは以下の通りです。
| 項目 | BASE | STORES | Shopify |
|---|---|---|---|
| ターゲット | 個人・副業・小規模ビジネス | 個人・実店舗と連携した事業者 | 中〜大規模事業者・越境EC |
| 料金体系 | 初期・月額無料プラン中心 | 無料&有料プラン選択制 | 月額固定費+従量課金制 |
| デザイン自由度 | テンプレート中心・有料テーマ有 | テンプレート中心・カスタム制限 | カスタマイズ性が高い |
| 集客支援 | Pay IDアプリが強み、SNS連携 | SNS連携中心 | SEO・ブログ等が強い |
| 拡張性 | BASE Appsで機能追加 | 機能はシンプル | アプリで高拡張 |
| サポート | メール中心 | メール・チャット | コミュニティ活発 |
BASEは「まずは試す」「リスクを最小限にしたい」という方に最適です。本格的に独自性を出したい場合や事業規模が大きくなった場合は、外部の力を借りて次のステップに進んでみましょう。
まずはBASEでネットショップを体験してみよう
ネットショップ運営の成功には、「まずやってみる」ことが何より大切です。BASEなら、費用の心配をせずに、自分のアイデアや作品を世界へ届ける第一歩が踏み出せます。
最初はうまくいかなくても、経験を積むことで自然とショップ運営のコツが分かってきます。運営を続けていく中で、「もっと売上を伸ばしたい」「デザインにこだわりたい」と思ったタイミングで、グロースプランへの移行やプロへの外注も検討してみてください。
発注ナビでは、企業のニーズに合わせたシステムやサービスを開発できるベンダーやメーカーを数多くご紹介しています。
「自社に合った開発会社がわからない」「選定にできるだけ時間をかけずにスムーズに導入したい」とお考えのご担当者様は、ぜひ一度発注ナビの利用をご検討してみてはいかがでしょうか。
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