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ホームページリニューアルの目的とは?成功に導く発注先の選び方や費用もチェック

ホームページリニューアルの図

ホームページを公開してからある程度の年月を経ると、「デザインが古くなってしまった」「今よりもサイトの機能性を高めたい」「これからはSEOを強化していきたい」「掲載している情報が増え、整理ができなくなった」などといった、運営していくうえで様々な課題や要望が出てくることでしょう。

都度修正が可能な点がホームページの利点ではありますが、時代の流れにそぐわなかったり構造上問題があったりする場合は、ホームページのリニューアルをする必要があります。

今回は、ホームページのリニューアルについて、事例を交えながら適切なタイミングや詳しくご紹介します。

 

目次

 

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ホームページはいつリニューアルすべき?

インターネットを取り巻く環境の変化は著しく、5年も経つとサイトの印象が古く感じるようになります。そのため、一般的にホームページの耐用年数は3~5年といわれています。サイトを訪問したユーザーに古く、使い勝手の悪そうな印象を与えると、離脱率も高くなるでしょう。ここではホームページをリニューアルするタイミングについてご紹介します。

 

●ホームページのPVやCVRが減っている

実際にユーザーがサイト内で特定のページが表示された数を表す「PV」や、サイトにアクセスしたユーザーが商品購入、会員登録などのコンバージョンに至った割合を表す「CVR」が減少している場合は、ホームページのコンテンツやユーザビリティなどに大きな原因がある可能性があります。売上に直接かかわる問題であるため、なるべく早めにリニューアルを検討したほうが良いでしょう。

 

●会計処理のタイミング

ホームページは、企業の売上向上や採用などを目的として作成されるため、全額を広告宣伝費として費用処理することができます。そのため、決算が近づいてくるとホームページのリニューアルを行う企業が増加します。その期が予想以上の利益が出ることが予想され、急きょ広告宣伝費を投入してホームページをリニューアルしたり作成したりするケースもあります。また、事業転換の助成金を用いてホームページをリニューアルするケースも多く見受けられます。

 

●社内人事の刷新や周年のタイミング

会社の経営者や代表者などの社内人事が刷新し、社名やロゴも心機一転新しいデザインになる時や、創業何周年記念事業の一環としてホームページをリニューアルするケースも多いです。リニューアルまでいかなくとも、周年を記念する特別なサイトやページを作成することもあります。

 

●表示が崩れる

ブラウザのバージョン更新に対応できず、レイアウトの崩れやホームページが正常に動かなくなる場合があります。ユーザーが閲覧しにくいホームページや操作性が悪いホームページは、検索エンジンの評価といった面でも悪影響を及ぼしかねません。法人サイトの表示が崩れてしまっている場合は、企業イメージを損ねる結果につながることも起こり得ます。こういった事態を避けるために、ホームページのレイアウトが崩れている場合はリニューアルを検討したほうが良いでしょう。

 

●セキュリティ性が低い

通信技術の進歩と比例して、Web上のセキュリティ対策も日々進歩しています。中でもホームページのSSL化は重要な要素の1つです。SSL化とは「Secure Sockets Layer」の略称で、ネット上の通信を暗号化する技術を指します。たとえ情報が流出しても、通信が暗号化されている分、第三者が情報を読み取ることが難しくなるため、ユーザーにとっても「SSLが導入されたサイトはセキュリティ性が高い」という認識だといえます。SSLを導入したサイトは、URLの冒頭部が「https://」に変更されます。

SSL化はセキュリティの向上だけではありません。Webブラウザの「Google Chrome」は、SSL化していないホームページに「保護されていません」という警告が表示される仕様になっています。また、GoogleはSSL化されたサイトの検索結果の順位付けを優遇すると明言しています。安全性を重要視するユーザーには、SSL化されていないサイトは避けられてしまう可能性もあります。

 

●競合他社がリニューアルした

競合他社がホームページをリニューアルした際には、デザインや操作性、見やすさを自社のホームページと比較してみましょう。ホームページのデザインや操作性、見やすさなどの観点から、他社のホームページのほうが良い印象を与えている場合もリニューアルを検討する1つのタイミングです。ただし、同様のホームページを作るのではなく、あくまでも他社のホームページを参考に自社のオリジナリティが活かせるホームページを作成することが重要です。

 

●フラッシュ(Adobe Flash)が使われている

かつて多くのホームページで採用されていたフラッシュですが、今のWebブラウザはデフォルトでフラッシュを表示しない仕様になっており、スマートフォンではサポートされていません。また、発行元のアドビ社は2020年末にフラッシュの開発と配布、サポートを終了しています。フラッシュが使われているホームページは、リニューアルを検討しましょう。

 

●ホームページの構成が複雑になった

ホームページを公開してから年月を経ると、掲載している情報が増えて、コンテンツの構成が複雑になる傾向にあります。ホームページ上の情報やコンテンツの構成が複雑になると、訪問したユーザーが必要な情報を見つける前に離脱してしまう可能性があります。また、かつてのホームページは更新作業が難しかったり、業者に依頼しなければいけなかったり、使い勝手が悪いものも多くありました。現在では、専門知識を持っていなくても更新ができるシステムが増えています。リニューアルをしたことによってコストや手間を軽減できるケースも多いため、定期的にリニューアルを検討することが大切です。

 

ホームページのリニューアルがもたらす6つのメリット

ホームページをリニューアルすることで得られるメリットは多くあります。具体的なメリットについてご紹介します。

 

●1.デザイン面における向上

ホームページのデザインには流行があるため、古い印象を与えるデザインは企業のイメージにも影響を及ぼしかねません。リニューアルをすることで新しく綺麗なデザインになるだけでなく、UI面の改善も図れます。見やすく使いやすいデザインになることによって、ユーザーからの評価が上がる効果が期待できます。

 

●2.機能面における向上

ホームページを定期的に更新し、情報を発信することは運営上の重要なポイントの1つです。リニューアルの際に更新を自社で行えるようにすることで、更新や修正の負担を軽減する機能面における向上が見込めます。自社で更新ができるようにするためには、CMSを導入すると良いでしょう。

CMSとは、「Contents Management System(コンテンツ・マネジメント・システム)」の略称で、Webサイトの知識をお持ちでない方でも簡単にWebサイトの記事作成や更新ができるシステムです。代表的なCMSとして、「WordPress」や「Movable Type」が挙げられますが、ほかにも多くのCMSがあるため、企業の目的に合わせて選択しましょう。

 

●3.スマートフォン対応が可能

ホームページがスマートフォンに対応しているかということを示す基準を「モバイルフレンドリー」といいます。従来のホームページは、パソコンで見ることを前提として作られる傾向にありました。しかし、近年スマートフォンが急速に普及したことにより、スマートフォンでホームページにアクセスすることが可能になりました。それに伴い、サイトを閲覧する際にスマートフォンを使用するユーザーが増加しています。スマートフォンの画面でモバイルフレンドリー非対応のサイトを見ると、文字や画像が非常に小さくなり見づらく、ユーザーがホームページから離脱してしまう可能性が高まります。 また、Googleは2015年に、スマートフォンで検索された場合にはモバイルフレンドリーに対応しているホームページを優遇し、より検索順位の上位を獲得しやすくするというシステムのアップデートを行いました。このことから、モバイルフレンドリーに対応していないサイトは、SEO的な観点からも評価されないデメリットがあります。スマートフォン対応をしていないサイトはリニューアルが必須だといっても過言ではありません。

 

●サイト構造を整えることができる

ホームページ公開から年月が経つと、ページ数や写真・画像が増えていき、サイトの構造が複雑化してしまいます。そのため、ユーザーが見つけたい情報に辿り着きづらくなることも起こり得ます。リニューアルでサイト構造を整えることによって、ユーザーが必要な情報にアクセスしやすくなるだけでなく、更新や修正の負担を軽減できるメリットがあります。また、SEOを意識したサイト構造にすることによって、Googleのクローラーにも適切に構造を伝えられるようになります。

 

●5.コンテンツを改善できる

長年ホームページを運用していると、コンテンツが充実していく一方で、コンテンツが重複しているケースもあります。重複コンテンツは適切な設定ができていないとインデックスされない場合や、外部からの参照時に重複コンテンツが選ばれて、SEOにおいて重要な要素である被リンクが分散して獲得できない可能性も高まります。重複コンテンツを削減し、優先順位をつけることによってSEO対策の見直しにもつながります。

 

●ユーザーの動線を改善できる

リニューアルのメリットとして、ユーザーがホームページ内を回遊しやすくなる点も挙げられます。前述のとおり、長年運用しているホームページはコンテンツが蓄積していく中でユーザーが情報にアクセスしづらくなる傾向にあります。コンテンツをカテゴリで分類するなどの導線設計を行うことによって、ユーザーが必要な情報へアクセスしやすくなるほか、CV導線が改善されることでCVR向上効果も期待できます。また、更新・修正の負担が軽減され、業務効率化にもつながるといえるでしょう。

 

ホームページのリニューアルが失敗してしまう理由

ホームページをリニューアルしても、サイトによっては「アクセスが減ってしまった」ということも起こり得ます。ホームページのリニューアルが失敗してしまう原因について、詳しく解説します。

 

●デザインしかリニューアルしていない

古い印象を与えるデザインを刷新することで直帰率は減少させることができても、ただのデザインリニューアルだけでは、ユーザビリティが向上せず、集客につながりません。コンテンツの配置や内容、サイト内の導線がユーザビリティに大きく影響します。SEO対策やコンテンツマーケティングを改善することで集客につながるため、デザインだけでなくユーザビリティの点にも注意することが重要です。また、デザインを重視して動画や画像を多用することによって、サイトの表示速度が遅くなってしまうケースもあるでしょう。サイトの表示速度が遅くなると、ユーザーの離脱だけでなくSEOの観点からも評価が下がるリスクが起こり得ます。デザインと実用性のバランスに注意することもポイントの1つです。

 

●SEO対策がされていない

ホームページのリニューアルは、SEOの対策を行うことができる機会です。SEOはコンテンツ内のキーワードのみではなく、HTMLなどの内部構造とも深い関係にあります。キーワードを戦略的に盛り込めていなかったり、適切なタイトルやディスクリプションが設定されていなかったり、リンク切れの放置などといった点に注意が必要です。

 

●リニューアルの目的があやふや

本来ホームページは、認知拡大や商品の購入、予約の獲得など目的があって作成されます。目的を達成するためには、あらかじめ目的に応じた対策が必要です。そのため、見た目を良くするというだけの理由でリニューアルすればいいというわけではありません。目的達成のために行うべきことを考えてリニューアルするのがポイントです。

 

●内容が煩雑になった

リニューアルしたことで、サイトを訪れたユーザーが「どこに何があるのかわからない」という状態は避けなければなりません。リニューアル前のホームページの問題点を改善するために、新たなページを詰め込み過ぎると起きやすい事象です。目的を達成するための優先順位を明確にして、サイト内に取り入れるようにしましょう。

 

●発注会社とのコミュニケーション不足

最終決定者の要望を、Web担当者が理解しきれていないことや発注会社との連携不足で、リニューアルが失敗してしまうこともあります。場合によっては、リニューアルがある程度進んでいる状態にもかかわらず、根本を覆すような事態になりかねません。初期段階でリニューアルする目的を明確にして、発注会社にすべてを任せることは避けましょう。また、方向性とは違う提案を受けた場合は指摘するなど、自社でコントロールすることも大切です。

 

●リダイレクト処理がされていない

リニューアルの際にドメインを変更したり、構造を変化したことでURLが変わったり、というケースも多く見受けられます。基本的に、検索エンジンはURLが引越ししたことを把握しません。ホームページのURLが変わった場合は、新しいURLへ自動的に遷移させるリダイレクト設定が必要です。リダイレクト設定がされていないと、ユーザーや検索エンジンが新しいページを見つけづらくなり、サイトの評価や検索結果の順位にも影響を及ぼします。

 

●発注会社の対応範囲を把握できていない

リニューアルを外注する際に、発注会社の対応範囲を把握できていないことも失敗の原因の1つです。自社と発注会社の間で対応範囲に齟齬があると、不具合が発生したりリニューアルの目的が達成できなかったりということも起こり得ます。発注会社に、コスト内でどの程度対応してもらえるのか、対応してもらえる作業範囲を把握しておくことも重要です。

 

有名企業の公式ホームページの事例

ホームページをリニューアルすることによって、企業理解を促進したり企業イメージを向上したりすることに成功した有名企業の公式ホームページの事例について詳しくご紹介します。事例から、ホームページをリニューアルする際に着目すると良いポイントを見てみましょう。

 

●トヨタ自動車の例

日本を代表する企業の1つであるトヨタ自動車株式会社には、たくさんのサービスサイトがあります。今回事例としてご紹介するのは、日本語の企業公式サイトです。トヨタ自動車株式会社のプレスリリースによると、これまでトヨタの公式サイトは2011年、2014年、2019年にリニューアルを行ってきました。リニューアルのポイントは以下のとおりです。

 

Webサイトの見やすさの向上

見やすいメイン画面や次のページを見たくなるような画像アイコンを配置したり、コンテンツの中身には、平易な記述とわかりやすい画像や動画・図解を多数掲載したりすることで、サイトの見やすさの向上を意識しました。また、2019年には情報へのアクセス性の向上を目的に、ページごとのデザインを統一し、スマートフォンやタブレット端末でも見やすいレイアウトを採用しています。

 

マルチデバイスへの対応

文字情報を極力減らし、タッチ式端末でも画面操作を快適に行えるように、大きめの画像アイコンを配置したり、コンテンツを自動的に最適化し表示するレスポンシブ・Webデザインを新たに採用したりすることで、マルチデバイスへの対応を行いました。

 

企業の想いや情報を伝えるコンテンツの新設

わかりやすいストーリー形式で紹介するコンテンツや、トヨタに関する様々な話題や出来事を写真や映像を交えて、タイムリーに紹介するニュースルームを新設することで、企業の想いや情報をわかりやすく伝えています。

リニューアルのポイントにおいて、目まぐるしく変わるインターネットの環境に対応し、どの端末でも見やすいレイアウトやシンプルに統一することを意識していることがわかります。「サイトの中で迷うことがない、必要な情報にすぐアクセスできる」という点が重要なポイントだといえるでしょう。

 

●花王の事例

花王株式会社は、2017年に花王グループの企業情報をしっかり訴求することを目的に、コーポレートサイトのコンテンツと設計を刷新しました。リニューアルプロジェクトのポイントは、以下の3つです。

 

  • コーポレートサイト群全体のマクロ構造を再設計し、企業コミュニケーションを強化

  • AEMを活用して、一貫性があり運用負荷の低いWebサイトを実現

  • 100人を超えるステークホルダーを巻き込むプロジェクトマネジメント

 

リニューアルの課題は、トップ画面に様々なコンテンツの入り口が並び、重要な情報が深い階層にあるなど、情報の見つけにくさにありました。また、グローバル向けのサイトと日本公式のサイトが併存していたことも、ユーザーの視認性に悪影響を及ぼしていました。上記の課題を、重複コンテンツを整理しナビゲーションを統一することによって、必要な情報にアクセスしやすく、回遊性の高い設計を意識することで解決しました。また、AEM(Adobe Experience Manager)を活用して全体のページタイプテンプレートを設計したことで、シンプルで一貫性のあるサイトになり、運用負荷の軽減にもつながりました。花王の事例においても、「必要な情報にアクセスできる」「シンプルで一貫性のある見やすいデザイン」という点が重要であることがわかります。

参考:株式会社コンセント:事例紹介「花王 コーポレートサイトリニューアル」

 

●渋谷公園通りの事例

渋谷公園通商店街振興組合が地域の情報を発信している「渋谷公園通りWebサイト」は、2022年にリニューアルを行いました。老朽化に伴うシステムの刷新と情報発信力のさらなる向上を課題に抱えていましたが、システムとデザインを刷新することによって、より見やすく、公園通りをイメージさせるポップなサイトになりました。

また、コンテンツマネジメントシステム(CMS)を導入することで、セキュリティ問題を解消しながら、約150ある店舗や企業の組合員自らがイベントやセールなどの情報を自ら発信することが可能になりました。渋谷公園通り情報の事例からは、「見やすさ」「自ら情報を発信するために更新できるシステムを導入する」ことがポイントだといえるでしょう。

参考:ホームページリニューアル│渋谷公園通り情報

 

ホームページをリニューアルする具体的な手順

ホームページをリニューアルする際に失敗しないためには、進め方も重要な要素の1つです。具体的な手順を解説します。

 

●ホームページの使い勝手を確認する

まずは、現在のホームページの課題について分析しましょう。サイト担当者やユーザーの視点でサイトやコンテンツを見て、デザインや設計の不備、更新のしやすさなど細かい点まで挙げていきます。単独では気づきにくい箇所もあるため、複数人で分析をするのが良いでしょう。

 

●数値で課題を分析する

課題の分析は、数値の部分でも見つけることができます。数値の分析には、ホームページを分析するGoogleアナリティクス、Google Search Consoleを利用しましょう。どちらもGoogleが提供する無料で使えるアクセス解析ツールです。

Googleアナリティクスからは、アクセス数やユーザーの傾向や属性、流入元などの情報を把握できるため、分析時に活用しましょう。例えば、アクセスが多いのに問い合わせが少ない場合、サイト内の「問い合わせフォーム」に問題があるかもしれません。このように数字から課題を仮説立てすることができます。

一方、Google Search Consoleは、運用しているホームページがGoogleからどのように認識されているかを教えてくれます。また、ユーザーがどのようなキーワードで訪問しているかを調べることも可能です。例えば、URLの正規化、モバイルフレンドリー対応など、ホームページにおける具体的な改善案を知ることができるので、リニューアルの課題を決める際には役立つことでしょう。

注意点として、先に挙げたツールは「導入する以前のデータ」を解析できないという点を留意しておきましょう。もしもサイトにツールを導入していない場合、将来的にデータが必要となる可能性も考慮し、早めの導入をおすすめします。

 

●リニューアルによる目標の設定

課題の分析ができたら、リニューアルをしてどのような効果を期待するのか、具体的な数値目標を設定します。集客することが目標なら、「ホームページからの問い合わせや予約数を5%アップさせる」など、事業に応じて数字を設定しましょう。目標を設定することで、担当者や発注会社と目的意識の共有が図れます。

 

●発注会社を決定する

発注会社はホームページ制作会社や広告代理店、マーケティング会社など多岐に渡ります。得意としている部分が異なるため、複数の発注会社に見積もりを依頼しましょう。発注会社によって人件費や体制が異なることで見積もり内容も大きく変わるため、料金だけで判断するのではなく提案内容からも判断するようにしましょう。

また、ホームページをリニューアルしたら終わりではなく、その後の運用も大切です。リニューアル後の修正や問題点があった場合のサポートなど、運用まで考えた提案をしてくれる発注会社を選ぶようにしましょう。

 

●プランニング

発注会社が決定したら、リニューアルのプランニングを発注会社と進めていきます。見積もり時にある程度リニューアルの目的を伝えているため、プランニングでは、発注会社からの提案書に沿ってブラッシュアップしていく形になります。

 

●ホームページの制作や必要な環境設定を行う

プランニングで決定した内容をもとにホームページ制作が行われます。制作におけるデザインやコンテンツ、環境設定は専門知識が必要なので、発注会社に任せましょう。制作に入るとデザインの変更は困難なため、注意しましょう。大きな修正が発生すると追加費用を請求されるケースがあります。

 

●納品

制作が完了したら、テスト用のサーバにアップされたホームページをチェックします。問題がなければ本番用のサーバに公開されて納品が完了します。

以下の点に注意してチェックしましょう。

 

  • パソコンやスマートフォンの表示で崩れがないか

  • リンクにミスがないか

  • 誤字・脱字がないか

  • 旧ホームページにアクセスした時に新しいホームページへリダイレクト(転送)されるか

 

以上の工程を完了させることで、ホームページのリニューアルが完了します。とはいえ、ホームページの耐用年数を考慮すると、リニューアルから数年で、再びホームページのリニューアルをする必要が出てくるでしょう。冒頭で紹介したリニューアルすべき時期を参考に、目標設定や発注会社などを検討することを推奨します。

 

発注会社はどうやって選ぶべき?

発注会社を選ぶことも、ホームページのリニューアルの成功において重要です。発注会社の選び方のポイントについて、ご紹介します。

 

●費用

費用によって、リニューアルで実現できることは異なります。発注会社によって見積もり内容も変わるため、リニューアルの規模や機能ごとの大まかな費用相場を把握しておきましょう。費用相場を大幅に逸脱していないかを確認することが大切です。

リニューアルの目的や具体的に追加したい機能などを明確にし、費用の内訳を理解するようにしましょう。

 

●制作実績

ホームページ制作会社には、特定の分野や業種などに特化している会社があります。まずは、ホームページの制作会社の得意分野をチェックしましょう。自社の分野を得意とする制作会社に依頼することで、Webに関する知識はもちろん、その分野や業種特有の慣習や専門知識などを考慮したうえで、的確な提案を受けることができるでしょう。

次に、自社の業種の実績があるかどうかということにも着目しましょう。同じ業種の制作実績や同様の目的の制作実績があるか、という点がポイントです。制作実績の数だけでなく、実績の内容までしっかりと確認することが重要です。

 

●SEO対策の有無

ホームページをリニューアルすることをきっかけにSEOの対策を実行することによって、新規顧客を開拓するなど集客面でも大きな効果が期待できます。SEO対策を行っている制作会社では、SEOを前提とした競合調査やキーワードの分析をサイトに組み込んだ制作が可能なため、よりSEOの効果を高めることができます。

 

●コミュニケーションの取りやすさ

ホームページのリニューアルは、短くても半年以上はかかります。そのため、リニューアルの要件の確認や打ち合わせなど、スムーズにコミュニケーションが取れる会社でないと、リニューアル完了までの期間が大幅に伸びてしまうことも起こり得ます。不明点が発生した場合でも迅速に対応してくれるか、ということは重要なポイントです、見積もりを依頼したタイミングから、レスポンスの速度に注目しておきましょう。

 

ホームページのリニューアルっていくらかかるの?

リニューアルにかかる費用は、ホームページの規模や刷新する箇所や内容によって大きく異なります。

デザインを少し新しくするだけなのか、複雑なシステムを導入したいのか、それによっても数万円~数百万円以上の開きがありますし、機能を追加すれば追加するほど費用は増加します。

上記を考慮したうえでの金額の目安になりますが、リニューアルにかかる費用は最初にホームページを作成した時の費用と大きく変わることはないでしょう。ホームページ作成時に100万円かかったのであれば、リニューアル時にも100万円近くかかることになります。これまで利用してこなかった新たな機能を増やす場合には、ホームページ作成時よりも金額が高くなることもあり得ます。

費用の内訳としては、発注側と開発側のディレクション費やリニューアルに伴うデザイン費、コーディング費、コンテンツ費、システム費などがあります。

 

ホームページリニューアル時の費用負担を抑えるポイント

リニューアルの費用を節約するためにはいくつかポイントがあります。詳しくご紹介します。

 

●既存ホームページのコンテンツをできる限り活かす

まず、リニューアルの費用負担を抑えるためには、既存のホームページのコンテンツを活かすことが重要です。新たにコンテンツを作成すれば、その分費用が増加していきます。現在使っているテキストや画像などの素材は、できるだけ使い回すのがポイントです。

 

●複数のホームページ制作会社から見積もりをとる

ホームページ制作会社から見積もりを取る際には、複数の会社から見積もりをとり、提案内容も含めて比較検討しましょう。リニューアルにかかる費用の大まかな相場はありますが、対応内容に対する費用は会社によって大きく異なるため、一社だけではなく必ず複数の会社に見積もりを依頼することが大切です。

見積もりをとった際には、費用だけでなくリニューアルの目的が達成できる内容か、抱えている課題を解決できる内容が盛り込まれているかどうかも確認しましょう。費用が安くても、問題を解決したり目的が達成できなかったりするようでは本末転倒です。また、見積書を提示して金額を交渉するのはマナー違反になります。相見積もりをとっていることだけを伝え、適正な価格で提案してもらいましょう。

 

●掲載コンテンツの優先順位を決める

掲載するコンテンツの優先順位を決め、取捨選択をすることも重要なポイントの1つです。ホームページに掲載するコンテンツが増えれば増えるほど、費用も嵩むため、掲載するコンテンツの優先順位を決めて不要なコンテンツは削除しましょう。掲載コンテンツの優先順位を決めることは費用負担を抑えるだけでなく、ホームページの構成を整理することにもつながります。

 

リニューアル後には何をすればいいの?

ホームページのリニューアルは完了して終わりではなく、リニューアル後にするべきことがいくつかあります。ここでは、リニューアル後にすることについて詳しくご紹介します。

 

●各種動作チェック

ホームページが正常に表示されているか、リンクやリダイレクトの設定などの動作確認をしましょう。リニューアルにおいて、リニューアル前のページのSEO評価を引き継ぐためにリダイレクト設定をしたり、新しくリンク先を設置したりすることがあります。しかし、これらの設定が正しく行われていないこともあるため、注意しましょう。リンクやリダイレクトの設定が正常に行われていないと、ユーザーがアクセスしたいページに辿り着けないことで満足度が下がってしまうだけでなく、SEOの評価にも悪い影響を及ぼします。

 

●プレスリリースの出稿

プレスリリースを出稿することで、ホームページをリニューアルした目的や今後自社が目指していく企業の姿などを伝えることができます。多くの方に向けて告知を行うことができるため、大規模なリニューアルを行った際にはプレスリリースを出稿すると良いでしょう。

 

●公式SNSでの告知

今やSNSは、私たちの生活の中でも大きな影響を与えるツールのうちの1つです。公式SNSで告知することによって多くの方に拡散できます。具体的にはFacebookやX(旧Twitter)、Instagramなどでプレスリリースと同様に発信しましょう。

 

●顧客へのヒアリング

社内の評価だけでは正確な効果が測れないこともあるため、ユーザーや顧客にアンケートを取るなどといった方法で、リニューアルしたホームページの感想をヒアリングしましょう。ユーザーの声を聞くことで、予想できない改善点が見つかる可能性もあります。ユーザーによる客観的な意見は非常に重要なため、コストがかかってもやる価値があるといえるでしょう。

 

●継続的な効果検証

リニューアル後には、アクセス解析を用いた効果検証を行うことも重要です。リニューアルするにあたって掲げた目標や実績数値を達成できているかという指標になるためです。GoogleアナリティクスやGoogle Search Consoleを使って検証しましょう。リニューアル前とリニューアル後で期間を設定することによって、「リニューアルによって訪問数がどのように増えたか」「リニューアルによって離脱率がどれくらい減ったか」などを知ることができます。以下の点に注目して、検証を行いましょう。

 

  • ホームページのアクセス数

  • 成功率アップを目的として設置したページのアクセス数やCV数

  • サイトの滞在時間

  • 狙っているキーワード検索からの流入数

 

リニューアル後の検証を行うことによって、ホームページがさらに良いものになります。効果測定と検証は継続的に行いましょう。

ホームページのリニューアルは、デザインや機能性だけでなくSEOやマーケティングも踏まえて行うことが大切です。日本最大級のシステム開発会社ポータルサイト「発注ナビ」にご依頼いただければ、ITの知識やシステム開発の知識をお持ちでいなくても、専門知識を持ったコンシェルジュが数ある開発会社の中から得意分野・制作実績などを踏まえて最適な発注先をご提案いたします。2023年12月時点で、ご紹介実績は18,000件、対応社数は全国5000社以上、紹介達成率92%となっています。平均4~5社を厳選し、最短1日でご紹介!ご相談は完全無料です。自社のホームページのリニューアルを検討している企業担当者の方は、開発会社探しにぜひご利用ください。

 

 

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