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組み込み系システム関連の資格まとめ

組み込み系システム関連には、どのような資格があるのでしょうか。

ETECは普遍性の高い総合的な能力を評価する資格

JSTQBは「テスト技術」に的を絞った資格

OCRESは国際標準団体であるOMGによって行われる資格

 

  

はじめに

組み込み系システムに関連する資格とは?

一般に、技術進歩の速いITの世界ではあまり資格は重視されない傾向にあります。しかし資格を取得している人は専門知識に加えてある程度広い分野の知識を網羅的に身に着けていると考えられるため、外注先を選定するにあたって、どのような資格を持っているのかはひとつの目安となるでしょう。ここでは組み込み系システムに関連する代表的な資格を紹介していきます。

 

ETEC

ETIC(Embedded Technology Engineer Certification)は正式名称を「組込み技術者試験制度」といいます。一般社団法人 組込みシステム技術協会(JASA)が開発・運営を行っている試験制度で、クラス2(エントリレベル)とクラス1(ミドルレベル)の2種類の試験があります。

クラス2では「組込みソフトウェア開発に関する一定以上の知識があることを判定します」となっており、エントリレベルの技術者が修得していなければならない知識の中から出題されます。

なお、出題範囲は技術要素(プラットフォーム)、開発技術(ソフトウェア詳細設計・ソフトウェアコード作成とテストなど)、管理技術(品質マネジメントなど)となっています。

クラス1では中級技術者の要求、設計工程、テスト工程における知識から分析能力までの総合力、現場リーダーとして不可欠な実装、QCD等の知識・能力、実装の実務能力が評価されます。

 

JSTQB

JSTQB(Japan Software Testing Qualifications Board)は正式名称を「テスト技術者資格認定」といいます。JSTQBというのは本来、この資格を運営している団体名で、国際的なテスト技術者認定組織であるISTQBの日本組織となっています。

システムに対する「テスト不足」はしばしば重大なトラブルの原因となりますが、必要なシステムテストを正しく実施し信頼性を検証するためには高いテスト技術力が要求されます。また、高いテスト技術力を持つということは、システム全体に対する理解力が広く深いことを意味します。そうした意味でテスト技術者資格認定は意義深い資格といえるでしょう。

試験は「Foundation Level(基礎レベル)」と「Advanced Level(上級レベル)」の2種類があります。

 

OCRES

OCRES(OMG-Certified Real-time and Embedded Specialist Program)は正式名称を「OMG認定組込み技術者資格試験プログラム」といいます。OMG(Object Management Group)という非営利の国際的団体によって開発されたプログラムで、世界130ヵ国以上で受験が行われています(日本での実施団体はOMGの日本パートナーであるUML教育研究所(UTI))。

組み込み系技術全般を対象とした資格ですが、オブジェクト指向やUML※に重点を置いているという傾向がみられます。

なお、試験は「ファンダメンタル(初級)」、「インターメディエイト(中級)」「アドバンスト(上級)」の3レベルに分かれています。

※UML・・・Unified Modeling Language。オブジェクト指向のシステム開発におけるモデルの標準的表記方。

 

おわりに

それぞれの資格には特徴や意図があるということがおわかりいただけたと思います。必ずしも「資格がないからいい仕事はできないだろう」とは言えないIT業界ですが、こうした資格の特徴を理解しておくことで、仕事を外注するにあたり、より適切な業者を選定するのに役立つのではないでしょうか。

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