今回は、「SEO会社選び」について。
料金体系の違いはサービス内容の違いによるもの
短期間で成果が目に見えやすいのが成果報酬型
長期的にホームページの「強い体質」を作ってくれるのが固定費型(コンサルティング型)
はじめに
SEO会社の料金体系は、「成果報酬型」と「月額固定型」に大別できます。
料金体系の違いはサービス内容の違い
これは単に料金体系の違いというよりは、サービス内容の違いが反映されたものですから、「大きくふたつのタイプのSEO会社に分類できるんだ」という理解が正しいかもしれません。
また、月額固定型のSEO会社は、「コンサルティング型(総合サービス型)」と「複数スモールキーワード対策型」とに細分できます。
これらのタイプはサービス内容がどのように違い、どういった基準でSEO会社を選べばいいのかを考えてみましょう。
成果報酬型
成果報酬型のSEO会社の典型的なサービス内容は、ひとつのキーワードあたり「検索エンジンで何位以内に表示されたら成功とみなす」として報酬を決定するというものです。会社によっては「5位以内ならいくら、10位位内ならいくら・・・」という風にスライド式に報酬を決定している場合もあります。
検索順位を決定づけるアルゴリズムは随時修正が加えられ、また競合他社との相対的な要因によっても順位の変動リスクがあります。急激な順位の下落が発生した場合は報酬を支払う必要がないため、順位下落のリスクをSEO会社にもヘッジできるというメリットがあります。
依頼主にとっては費用と効果の関係がわかりやすく、また他種のSEO会社に比べて順位上昇のスピードが高い傾向があります。ただし、契約を終了するとたちまち順位が下落してしまうリスクも考慮しておくべきでしょう。
価格帯は会社によってさまざまですが、全般的にやや高めの傾向があります。
複数スモールキーワード対策型
複数(5~10)のスモールキーワード(同業他社との競合が少なく、検索回数も比較的少ないキーワード)に対し、月額固定料金でSEO対策を施してくれるサービスです。「業界内で、競合会社が強大なシェアを握っているため、ビッグキーワードでの上位表示は困難。スモールキーワードでニッチな顧客をできるだけ拾いたい」といったニーズには適しているでしょう。
また、「成果報酬型の契約をするまでもなく、ひととおりの対策で上位表示が狙える」というスモールキーワードに対して、こうしたサービスを利用することで顧客の取りこぼしを減らせる可能性もあります。
価格帯は全般的に安めですが、必ずしも成果が保証されるわけではありません。
コンサルティング型
コンサルティング型のSEO会社は、ホームページの内部修正を行い検索エンジンに高く評価してもらえる環境を整え、また、外部からの自然リンクを増やすという「正攻法」でホームページの体質改善を行い、中長期的に着実に検索エンジンの上位表示を狙います。
メリットとしては、ホームページの品質を向上させることで、検索エンジンのアルゴリズム変更や競合他社の施策に限らず安定した検索順位を保ちやすい点などが挙げられますが、成果報酬型サービスほど急激な順位上昇効果がみられない場合もあるでしょう。
おわりに
SEO会社を選ぶ際は、こうした価格体系・サービス内容の違いを理解したうえで、自社のニーズに合ったサービスを提案してくれる会社を選んでください。