東京都世田谷区に本社を構え、システムやアプリの開発、ホームページ制作はもちろん、広告運用代行やコンサルティング業務まで幅広く対応する合同会社フライングスター。コンサルティングに強みがあり、システムやアプリ、ホームページをただ作るだけにとどまらず、「お客様と一緒にビジネスを作り上げる」ことを得意としています。そんな同社の代表である澤氏に、他社とは違った同社の強みを伺いました。
少数精鋭でコンサルティングから、開発、運用まで対応、小回りが利くのが強み
―― システム開発やアプリ開発、ホームページ制作にとどまらず、広告運用代行、コンサルティングなど幅広くサービスを提供していますね。
フライングスター 澤氏： はい。システムやアプリを作るだけではなく、どう運用、活用するか、そして、活用してお客様がどうビジネスを成長させていくか、そこまでを伴走型でご支援させていただきたい、それが当社の想いです。広告運用代行などマーケティングも含めてワンストップで対応しているのにはそんな想いがあります。
しかも、当社はこうしたサービスを、私を含めて8名体制という少数精鋭でご提供しています。マルチタスクプレイヤーが多く、開発プロジェクトのマネジメントもできれば、実際にエンジニアとして開発もできます。少数精鋭なので、エンジニアを多く抱えている大企業とは違って小回りが利くところが強みです。人数が少ないがゆえに余計な人件費もかからず、正味の金額でシステム開発ができるというコスト面でも強みもあります。
当社の特長は何か？と問われれば、少ない人員で高いパフォーマンスを実現できる、だから他社より安価にシステムやアプリを開発できる、それが当社の特長ですね。
他にも少数精鋭だからこその強みがあります。人数が少ないとスタッフリソースが限られてしまうのでそれが弱みにならないかと思われがちですが、決してそうではありません。リソースが限られることで、反対に新しい開発案件がスタートする時点で「どのくらいの人数をアサインできるか」を正確に把握できます。だから、納期を正確にかつ明確にご提示できます。
さらに、少人数だと常にみんなが顔を合わせてあれこれと話すので、社内の風通しが良くなります。ある開発案件に行き詰まっている場合など、そのプロジェクトに直接参加していないエンジニアも含めて、みんなでアイデアを出し合ってお客様のご要望を実現できるように取り組んでいます。風通しが良いとみんながざっくばらんに意見を出し合い、最良の解決策を見出しやすくなる、ということもあると思っています。お客様にとっても当社のスタッフは意見を言いやすいのではないでしょうか。実際、これまでも口コミや既存のお客様からのご紹介などで新規のお客様が増えてきました。「紹介しても良い会社」と思っていただけているのは、当社に親近感を持ってもらえていただけているのでは、と感じています。
―― お客様はITに詳しい方ばかりではなく、本音を言うと「システムのことでいろいろと相談に乗って欲しい」という企業が多いのではと思います。そういった企業にとっても親近感を持てて、相談しやすいのは良いですね。
代表 澤氏
澤氏： 実際、お客様からの案件は相談ベースが多いです。だから、必然的にヒアリングやコンサルティング的なことが必要かつ重要となり、その機会も多くなります。ヒアリングを重ねるなかで、当初、お客様がお考えだったシステムとは別のかたちのシステムなどを、「本当に必要なのはこういった仕組みですよね」とご提案し、そちらを受注することも多々あります。そういった変化にも対応できるのも当社の強みです。柔軟に対応できるのは、幅広い実績や技術力を持っているからだとちょっと強めに言いたいところですね（笑）。
―― 確かに御社はシステム開発ひとつとっても、社内システムから金融系システム、オークションシステム、自動情報収集システム、商品受発注システム、音声認識システムなど幅広い開発実績があります。それに加えて広告運用代行やマーケティング設計などにも対応できると伺いました。やはり、幅広い実績や技術力があればこそだと思います。 それに、口コミや紹介、リピーターが多いということは、作って納品したシステムやアプリにお客様が満足して、御社を信頼しているからですよね。
澤氏： 信頼していただけるようにどの案件も「納品しておしまい」にはしないようにきちんとフォローをしています。当社は企業のコーポレートサイトを作るのが得意なのですが、作った後もお客様と連絡を取り合うことで、ホームページ作りをきっかけに、「じゃあ次はこんなシステムを」と仕事がつながっていくことが多いです。ホームページ作りが最初の案件で、そのヒアリングをしている中で「実はこういったビジネスを考えているのだけど、どうだろうか」とご相談をいただいたり、「それならこんなシステムはどうでしょうか」と提案させてもらったり……。そういった「つながり」を大切にしたビジネス展開を得意としていますので、ぜひ、みなさんにもお気軽にご相談をいただきたいと考えています。
「適正な金額」で「品質の高い」システムを作る
―― お客様からは相談ベースの案件が多いとのことですが、ヒアリングなどのときに気を使っていること、心がけていることなどについてお聞かせください。
澤氏： 意外と思われるかもしれませんが、まずは「お客様と仲良くなること」を優先しています。それは、「お客様と『なあなあ』の関係になる」ということではありません。お客様のことを理解していないとこちらも良い提案ができませんし、当社のことを理解していただかないと、当社にシステム開発などを発注することで得られる「お客様にとってのメリット」もわかっていただけないだろうと考えているからです。だから、仲良くなることを重視しています。
―― お客様とコミュニケーションをしっかりとって、課題やお悩みなどお客様が求めることをじっくり聞いて明確にしていくことを大切にお考えなのですね。
澤氏： そうです。それは先方が中小企業でも大企業でも変わりません。もうひとつ、これは当社に実際にご発注いただいたときのことになりますが、適正な金額でクオリティの高いもの、満足してもらえるものを提供することをとても重視しています。
当社にご相談をいただくお客様では、これまで他社にシステム開発や保守などを依頼していた場合が多くあります。その中には、お客様がITに詳しくないことを逆手にとって、驚くほど高額な費用を求められていたケースも意外に多くあるのです。相場を知らないお客様に対し、金額を盛っているのです。当社は「適正な金額」を徹底的に心がけています。お客様にこの金額でこの品質とご満足いただくことを第一に考えています。1回きりの受注ではなくて、長年お付き合いをさせていただきたいと考えているので、それにはご満足、ご納得いただくことが肝要なのです。
―― なるほど。とはいえ、お客様のお困りごとを「丁寧に聞いて解決する」こと、「良い提案をすることに強みを持つ」ことを謳っているシステム開発会社は数多くあると思います。そんな中でも御社が他社と決定的に違うのはどこだと思いますか。
澤氏： ビジネス全体の構築が得意ということです。お客様がアイデアを持ってきて、これで何かビジネスをやりたいのだけれどうまく思いつかない、じつはそんな相談に対応することが当社は得意なのです。ビジネスモデルの全体設計を考えて、売上をどのくらい見込むのかとか、ユーザーをどのくらい獲得するのか、月商や年商はどのくらいを想定できるかなど、全体を考えながら、ビジネスモデルを定量的に明確化し、さらにその実現のためのマイルストーンを作り、計画を立ててプロジェクトを進めていく、それができるシステム開発会社なのです。
アイデアを持ってくる人はアイデアベースなので、ビジネスの全体図まで考えていないパターンが多いです。話し合っている過程で「こうやって全体を考えると、今、御社に足りないのはこの部分のこのシステムですよね」と、最初の相談と違う部分の開発が必要とわかって、そちらをやることになる場合もあります。先ほど、「お客様が当初思っていたものと違うシステムやサービスの開発を受注することがある」とお話をしたのは、こういったパターンが意外に多いからです。
システムはあくまでビジネスを大きくするためのツール
―― ビジネスプランニング、コンサルティング、マーケティング、そうしたことまで御社にお任せできるのですね。たしかに、システム開発会社なのに、そこまでお任せできるのは少ないかもしれません。
澤氏： 私自身、フォトグラファーとして自分で撮影した写真をもとに、自分でブランディングしたりSNSを活用したりしながらビジネスとして成長させてきた経験があります。そういう経験があるので、スタートアップや中小企業の新規ビジネスの立ち上げ支援などもご相談いただけます。もし、予算が限られているのであれば、助成金や補助金を使う方法なども含めてご提案ができます。新規顧客を獲得していくという新規事業の「最初のカベ」についても、Web広告の打ち方などを予算内でどう展開していくかを考えてご提案できます。
―― システムはもちろん開発するけれど、システムはあくまでビジネスを大きくするためのツールとして使って欲しい、御社が本当に力を入れて取り組みたいのは、そのツールを使ってお客様と一緒にビジネスを大きくすること、ということでしょうか。
澤氏： その通りです。わかりやすく示すと、悩んでいるお客様の会社としっかりと向き合って、その会社の一員になったような気持ちになって、悩み、つまり課題の解決策を見つけ出すことを得意としています。ですから、すでに構築するシステムが決まっていて「言われたことをやってくれたら、それで良いんだよ」というような開発案件では当社の良さ、強みはあまり発揮できないのではないかというのが正直なところです。
先ほど、「お客様と仲良くなる」ことを大切に思っているとお話をしたのは、仲良くなっていく過程、コミュニケーションを重ねていく過程で、お客様が当社を必要としているのか、もしくは「言われた通りの仕組みを作るだけ」のシステム開発会社を求めているのかを確認するためでもあるのです。
―― お客様の悩みも課題もさまざまで、その解決策もさまざま、つまり「引き出し」が多くないと対応できないですよね。似たような課題に対し、「こんな解決策をご提案しました」といった知見や経験が多いのでしょうね。
澤氏： そうですね。たしかに多くの悩みを解決するお手伝いをしてきました。ユニークなところでは、ペット関連事業に新規参入するベンチャー企業のコンサルティングもやっています。Webマーケティングなどを展開したことで、ペット関連サービスのGoogle検索で1位になりました。立ち上げから携わり、一緒にリサーチしてテストマーケティングをやって、ランディングページを作って、広告を作ってと、全体設計を考えました。このように、相談してもらえれば一緒に考えることができますし、その分野に新規参入するかといった事業決断の支援も可能です。
単価の考え方や売上がどのくらい見込めるかや、月商はどのくらいで、人件費がどれだけかかってどのくらいの利益率なのか、そういったことまで一緒に考えます。システム開発やアプリ開発だけする単純なシステム開発会社とは一線を画していると思います。そういった当社の特徴をご理解いただいた上で、新規ビジネスについてお気軽にご相談いただければと思います。お力になれるように当社も全力で取り組みます。
