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お客様で機能追加も簡単! 使いながら「育てていける」、そんなシステムもSMILEなら構築できます。

 

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2019年に創立35周年を迎えた株式会社OSK。基幹系・情報系の統合パッケージソリューション「SMILE」シリーズを活用したシステム構築をはじめ、FileMakerを活用したシステム構築、スクラッチによる受託開発に強みを持つシステム開発会社です。同社のマーケティング本部 取締役上席執行役員 石井 ふみ子氏とソリューション本部 上席執行役員 吉澤 雅己氏、ソリューション部 部長 武田 建司氏に、自社開発の国産パッケージの特長、それを活用したシステム開発の優位性について伺いました。

 

長い歴史に裏打ちされた信頼と実績の「SMILE」シリーズ

―― OSKといえば、1984年設立の歴史あるシステム開発会社です。改めて自社の特長や強みをどのようにお考えですか。

OSK 石井氏 当社は、もともと大塚商会のシステム研究部門であった大塚システム研究所が、1984年に大塚システムエンジニアリング株式会社として独立したシステム開発会社です。

現在では、基幹系・情報系の統合パッケージソリューション「SMILE V」シリーズを活用した基幹システム(業務システム)の構築に強みがあります。あわせて、企業内の情報整理・伝達・共有に必要な機能を網羅した統合型グループウェア「eValue V」を活用したシステム構築も当社が得意とするところ。さらに、CADシステムの開発、ITコンサルティングなど幅広く事業を展開しています。

また、SMILE VやeValue Vなど、パッケージソリューションとそのカスタマイズだけではカバー仕切れないような複雑な業務をシステム化したいというお客様もいらっしゃいます。そんなお客様に対しては、必要な機能やシステムを受託開発し、パッケージと連携させるなどして、お客様が本当に必要とされるシステムを開発・構築しています。

さらに、最近ではAI(人工知能)やBI(ビジネスインテリジェンス)ツール、RPAなど先進的な技術を組み込んだシステム開発にも取り組んでいます。例えば、カスタマーサービス向けのソリューションでは、利用者からの問い合わせにAIを利用したチャットボットが応対する機能を追加したり、SMILE VシリーズとBIツールを連携させて売上や原価など経営に関するデータの解析機能を盛り込んだり、お客様のご要望に対して最適な提案ができるのが当社の特長です。

 

―― OSKの「SMILE」シリーズといえば、基幹系のパッケージソリューションとして広く知られ、業種・業態問わず多くの企業に導入されています。

石井氏 初代のSMILEが発売されたのは、今から約40年も前の1979年です。当時はオフコンの時代で、システム開発といえばフルスクラッチが当たり前でした。システムを最初から最後まで手作りで仕上げていくので、効率も良くなく、また、お金もかかりました。つまりは、多くの企業にとってシステム構築は時間も費用もかかり、簡単に導入・活用できるものではなかったのです。

そこで、システム構築をもっと簡単にできないものかと、販売管理、会計、人事給与の3業務についてパッケージソリューションを開発して販売しました。これが、SMILEシリーズのスタートです。

一方、当社ではSMILEシリーズとは別に情報系のグループウェアを開発していました。ワークフロー管理やドキュメント管理、スケジューラ、コミュニケーションツールなどがパッケージになったグループウェアのeValueシリーズです。

基幹系のSMILEシリーズと、情報系のeValueシリーズと2つの製品ラインナップがあったのですが、システムを導入してくださるお客様にとっては、基幹系と情報系のシステムを連携させて一体で使っていただくことが重要です。業務システムとグループウェアなどの情報系システムが連携していないと、お客様には導入したメリットをフルに実感していただけないのですね。そこで、2018年にSMILEの基盤にeValueを完全統合しました。それが基幹系・情報系統合パッケージソリューションのSMILE Vです。

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基幹系と情報系グループウェアを完全統合した純国産パッケージ

―― SMILEシリーズは、40年以上にわたってバージョンアップを繰り返し、そのたびに利用者の声が反映され、要望の多かった機能が標準搭載されるなど、パッケージとしての完成度が高まっています。あらためて特長や強みをお聞かせください。

石井氏 特長は3つあります。まずは、純国産であること。純国産で、しかも基幹系パッケージソリューションと情報系グループウェアが一つの基盤の上で完全に統合されています。 基幹系と情報系が完全統合されたパッケージソリューションは、国産ではもちろん海外製品を含めてもSMILEだけではないでしょうか。

もうひとつの特長は、業種・業界別のテンプレートが用意されていて、しかも、そのテンプレートがそれぞれの業種・業界に特化しています。基幹系の業務では通常、会計業務と人事給与業務は業種・業界が違ってもやるべきことはほぼ同じです。一方、販売管理の業務は業界・業種ごとに異なります。例えば、アパレル業界にはアパレル業界に独特の販売管理の方法があるのです。

ところが、市場に多くある販売管理パッケージは、業種・業界に特化していない汎用的なものか、特定の業種・業界に特化したパッケージかのどちらかです。汎用的なものでは、その業界・業種に特有な商慣習などには対応できず、導入しても「もっともシステム化したかった独特の業務は手作業のまま」というケースが良くあります。その部分だけをスクラッチで開発しようとすると大きな費用がかかってしまうといった問題もありました。

一方、その業種・業界に特化したパッケージでは、商慣習などを踏まえた独特の販売管理業務をシステム化できたとしても、特殊な作りになっているパッケージなので会計や人事給与など他の業務システムと連携させるのが難しいといった問題がありました。

ようは、従来の販売管理のパッケージソリューションは、汎用的なもの、業種・業界に特化したもの、それぞれに一長一短があったのですね。一方、SMILEシリーズは、どの業種・業界でもほぼ同じ汎用的な販売管理業務をカバーする標準機能の上に、業種・業界別のテンプレートをかぶせて使うイメージです。

例えば、アパレルのテンプレートを使うと、アパレルに特化した販売管理業務をシステム化できるのです。さらに、会計や人事給与など他の業務システムとは汎用的なベースの部分できちんと連動して使っていただけます。テンプレートは製造業向け、食品卸業向け、出版業向け、ビルメンテナンス業向けなど幅広く用意しています。

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マーケティング本部 取締役上席執行役員 石井 ふみ子氏

 

開発パートナー1社が「1業種特定」で業界特化のテンプレートを開発

―― 多くの企業では、システムが自社の業務にどれだけ適合し、どこまでの業務を効率化できるのかをとても気にすると思います。その意味では、業種・業界に特化したテンプレートが用意されているのは大きな魅力ですね。

石井氏 しかも、業種・業界テンプレートは、単純に「業種・業界に特化している」だけではなく、特化の度合いがとても深いのです。当社には、SMILEシリーズの開発パートナーがいますが、業種・業界テンプレートについては、「パートナー1社につき1業種・業界」を選定し、徹底的に特化して開発しています。

いわば、「アパレル一筋」や「流通一筋」といったパートナーがいて、長年、その業種・業界のシステム開発を専門でやってきているので、業務理解の度合いもとても深い。市場に多く出回っている業種・業界特化の専用パッケージソリューションと同等の機能、柔軟性、拡張性を備えたテンプレートなのです。さらに、特定の業種・業界でのシステム開発の経験が豊富な開発パートナーが、お客様のところに出向いて商談から納入まで対応するので、安心してお任せいただけます。

SMILEシリーズにはさらに特長があります。独自の開発ツール「Custom AP Builder」です。SMILEシリーズの標準機能ではちょっと足りない、少し追加したいというお客様が、この機能を使うことで、自社で色々な機能の追加ができます。例えばメール一括送信や入力画面の自由設計、モバイル対応、マスターデータの検索機能追加などが可能です。販売管理や会計の業務で、データが変更になった部分のみを検知して、自動で処理する自動実行機能も追加可能です。

基幹系パッケージソリューションで業務システムを構築しても、こういった細々した機能をシステム開発会社に依頼してカスタマイズすると費用も高くつきます。また、会計などの業務は法改正にも即座に対応しなくてはならず、その対応をシステム開発会社に外注していたのでは間に合わないことも多いのです。Custom A Builderは、SMILEシリーズを導入した企業で、自分たちが使いやすいように調整できる機能なのです。

このCustom AP Builderがあることで、自社でさまざまなツールを開発して作り込み、結果的にSMILEシリーズを長い間使っていただいているお客様が多いです。使いながら「育てていける」パッケージなのです。メジャーバージョンアップする時にも、Custom AP Builderで作ったプログラムを移行できるツールを用意しているので、手間なくそのまま使うことができます。

SMILEシリーズには、ベーシック、スタンダード、プレミアムと3シリーズあり、従業員規模によって選んでいただけます。Custom AP Builderは、全てのシリーズで使うことができるツールです。

 

FileMakerとの連携やAI、BIツールの活用など高い拡張性が強み

―― 多くの企業では基幹系パッケージソリューションを導入してそのまま使うのではなく、他の業務アプリケーションやAI、RPAなどと連携させたいというニーズがあると思います。SMILEシリーズは拡張姓や柔軟性も大きな特長ですね。

OSK 武田氏 はい。SMILEシリーズは、FileMakerなど既存のアプリケーションをはじめ、AI、BIツール、RPAなどと連携できる拡張姓も大きな特長です。特に、FileMakerと組み合わせた実績は豊富にあります。例えば、ある業務システムでは、スマートフォン(iOS)で使うことが多い部分についてはFileMakerアプリケーションとして開発し、SMILEシリーズとデータ連携をさせた事例などがあります。

また、AIを活用した事例では、AIチャットボットを開発し、SMILEシリーズと連携させました。AIチャットボットを経由して、例えば今日の売上の集計結果などをやり取りできる仕組みを構築しました。

BIツールと連携させて、データ分析の機能を追加した事例もあります。例えば、一般消費者向けのサービスを提供している企業では、1日あたりのトランザクションがとても多くなることがあります。そうなると、日々のデータ集計に非常に時間がかかるので、専用のBIツールを導入し、データ分析に必要なあるトランザクションだけを抽出して集計する仕組みを構築しました。こうしたSMILEシリーズとBIツールの連携で、日々1億件にも達するデータを処理しているお客様もいます。

さらに、FileMakerなどのアプリケーションやAI、BIとの連携でもカバー仕切れない、特殊な機能をご要望の場合には、当社の受託開発チームが対応いたします。どのような機能を実装して、どのようなことを実現したいのか、そのために必要な開発は何かなど、コンサルティングから開発、実装までトータルで対応することができます。

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ソリューション部 部長 武田 建司氏

 

OSK 吉澤氏 SMILEシリーズとの連携では、昨今、働き方改革との関連で、モバイル連携の問い合わせが多いです。どういう使い方をするかによって、kintoneやFileMakerなど最適なソリューションを活用して全体を構築します。

モバイルでいうと、お客様によっては、スマートフォンに電波が届かない場所でもシステムを使うなど、常時、ネットワークに繋がっているとは限らないケースもあります。スマートフォンやタブレット端末などを活用しながらも、オフラインでも業務を処理したいという要望は意外に多いのです。

そういったシチュエーションで強みを発揮するのがFileMakerです。FileMakerだとスマートフォンやタブレット端末の中だけで処理ができて、会社に戻ってからデータ連携させることも可能です。kintoneの契約を持っているなら、kintoneで構築しようという提案もできます。さまざまな形でSMILEシリーズとモバイルを組み合わせて提案することが可能です。

多く企業では、決算処理などをスピーディーにやる必要がある中、販売管理や生産管理、会計処理などの業務を、それぞれの担当者が自己完結的に実施し、それらを最終的に統合するなどしていたと思います。そうしたばらばらだった業務を、SMILEシリーズを導入することで、ひとつの共通の基幹系パッケージソリューションの基盤上で一元管理できるようになります。それによって、在庫を正確に確認できるようになったり、原価やコストを明確化できたり、経営判断に必要な会計情報を把握できるようになります。そこに、メリットを感じていただけていると思います。

また、パッケージの中で色々な機能のオンオフができるので、まずはカスタイマイズせずにパッケージをそのまま導入するだけでも、お客様の環境に合わせて使い勝手を変えることができます。その意味では、導入しやすいシステムです。

まずは、カスタマイズせずにお使いいただき、それから必要に応じてカスタマイズしたりツール連携したり自動化したりなど、拡張していけるのがSMILEシリーズの大きなメリットだと思います。

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ソリューション本部 上席執行役員 吉澤 雅己氏

 

―― 今後、SMILEシリーズをどう進化させていくお考えでしょうか。

石井氏 どんな業種・業界のお客様であっても、ビジネスの形態は以前のように単純ではなくなりました。以前であれば、アパレルブランドならリアルな店舗で販売し、お得意様にはダイレクトメールを送るなどしていました。それが、現在ではECサイトでも販売し、デジタルマーケティングも不可欠というように、お客様のビジネスのスタイルがどんどん複雑に進化しています。

そうした状況の中、SMILEシリーズに求められるのは、他のアプリケーションやシステムとの連携でしょう。今、APIを拡充させているので、既存のクラウドサービス、MAなどのアプリケーション、関連企業のシステムなど外部システムなどとシームレスに連携できるようにする機能を、今まで以上に拡充するような展開を考えています。

SMILEシリーズの中だけで完結するのではなく、他との組み合わせで機能や利便性をさらに高めていきたいと考えています。

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