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BPR(業務改善)とは?導入方法やメリットについて詳しく解説

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政府が提唱する「働き方改革」や、ビジネスのグローバル化など、令和の現代では労働環境が大きく変わりつつあります。
従来通りのやり方では「利益を上げ続けることが難しい」という状態を打開すべく、企業でBPR(Business Process Re-engineering)の実施を検討するケースもしばしばです。
BPRを成功させることができれば、業績回復や利益拡大に繋げることも夢ではありません。

このBPRは、テレビのニュースや経済紙などでも取り上げられることが多く、「名前だけ何となく知っている」という方も少なくないでしょう。
今回は、BPRについて詳しく知りたい企業担当者の方に向けて、BPRの基本情報からメリットに至るまでを詳しく紹介します。

 

目次

 

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BPR(Business Process Re-engineering)とは何のこと?

BPRとは
頭文字 読み方 意味
B(Business) ビジネス 仕事、業務内容
P(Process) プロセス 過程、工程
R(Re-engineering) リエンジニアリング 再設計

BPRとは「Business」「Process」「Re-engineering」の頭文字から付けられた造語です。わかりやすく言えば、BPRは「業務改革」を指す言葉として使用されています。従来の業務フローを見直し、抜本的な改革を行うことで大きな改善を促すという概念(または考え方)です。元来、BPRは欧米で提唱された考え方ですが、日本国内でも使用されるようになりました。

言葉が普及した結果、ビジネス以外でも「抜本的な見直しを行うこと」を指して、BPRと呼ばれるケースもあります。例えば、総務省では自治体や行政の業務改革を行うことを指してBPRという言葉を使用しています。

参考:「国の行政の業務改革に関する取組方針」に基づくBPR等の取組 / 総務省行政管理局

 

業務改善とは何が違う?

BPRが業務改革を指すとすると、「BPRは業務改善と何が違うの?」という疑問を持つ方も少なくないでしょう。それぞれの違いを端的に表現すれば、業務改革は「業務フローの全体を見直すこと」を指し、業務改善は「業務フローの一部分のみを見直すこと」を指します。業務改革と業務改善のどちらも「業務の見直し」を行う点は同じですが、見直しを行う範囲に違いがあるのです。

このほか、業務改革と業務改善には「見直しのスピード」にも差異があります。業務改革は、改革の名が示す通り「一気に見直しをはかる」のに対し、業務改善は「少しずつ見直しをはかる」のが特徴です。意味が似通っている分、混同して使用されるケースもありますが、おおまかな違いは上記の通りになります。以下では、BPRにおける「業務改革の具体的な内容」について詳しく紹介しましょう。

 

具体的な業務改革の内容とは?

ひと口に「業務改革」と言っても、その内容は業界や企業によって大きく異なります。

  • 本社の間接業務(バックオフィス業務)を担う子会社を設立する

  • 自社で制作していたWebコンテンツを外部企業に委託する

  • 基幹システムや経営管理システム(ERPシステム)を導入する

上記のように、BPRに該当する改革の内容はさまざまです。分社化やアウトソーシングのように、企業の体制や業務そのものを抜本的に見直すのがBPRなのです。このほか、部署の統廃合をしたり、従業員の評価基準を変更したりするのも、BPRに該当します。一方、従業員の配置換えや業務フローの改善といった小規模な変更は、先の項で紹介した業務改善に該当します。「企業や業務のあり方を一から見直す」という特性上、BPRを成功させると業務改善よりも大きなメリットを享受できると言えるでしょう。

 

BPRにはどんなメリットがある?

  • 業務のアウトソーシング化によって、人的なコストが減少しやすくなる。

  • システムによって業務が自動化すれば、ヒューマンエラーを防止しやすくなる。

  • 組織の改革や業務内容に見直すことで、業務の品質向上や効率化を推進しやすくなる。

  • 品質向上による顧客満足度の向上、従業員のモチベーションの向上など

BPRに該当する業務改革は幅が広く、そのメリットを一概に述べるのは困難です。端的に言えば、上記のようにBPRは「業務効率化や品質向上に繋げやすい」というメリットがあります。業務改革の規模が大きくなれば、得られるメリットも比例して大きくなるのが、BPRの特徴です。

一方、BPRは抜本的な改革を行う都合上、「業務改善よりも実施が難しい」というデメリットも存在します。対応範囲が広い分、「現場の理解が得られない」「方針と現場の動きが乖離する」などの可能性もゼロではありません。企業でBPRを実施する際は、目的や手順をしっかり理解しておくことをおすすめします。

 

企業でBPRを実施するには?

さて、BPRの基本情報とメリットを把握できた所で、BPRの具体的なフローを紹介しましょう。以下の手順を踏むことで、BPRをより成功させやすくなります。

  • 業務フローを見直す

  • BPRの目的を明確にする

  • 戦略や方針を決定する

  • 決定した施策の実行

  • PDCAを回す

 

●業務フローを見直す

BPRを検討する際は、まず業務フローを見直して「どのように業務が進むのか」を明確にしましょう。企業全体の業務フローを明らかにすることで、不要な業務が見つかったり、ボトルネックとなっている箇所が発見できたり、現在抱えている経営課題の顕在化に繋がります。

 

●BPRの目的を明確にする

問題点を明らかにしたら、「何の目的でBPRを実施するのか」「BPRの対象となる部署や業務はどこか」「期待する効果」などを決定しましょう。不要な業務まで改革してしまうと、コストが余計に発生してしまう可能性もあるため、計画内容や対象の明確化は不可欠です。

 

●戦略や方針を決定する

BPRの対象が明確となった後は、具体的な改革方法を立案します。方法はさまざまありますが、例えば「この業務は本当に必要か」「アウトソーシングできるか」「システムの導入で自動化できないか」などの観点から、戦略を立てるのがおすすめです。抜本的な改革を行うという都合上、BPRは企業のトップや役員などが中心となって計画を進行します。

 

●決定した施策の実行

戦略や方針が決定したら、計画を実施するフローに移行します。実施の前に、計画の概要やルール、BPRに取り組む必要性などを従業員全体に共有することが不可欠です。BPRの旗振り役は企業のトップや役員が担いますが、情報共有が後手に回ると現場に混乱が生じやすくなります。

 

●PDCAを回す

計画を実施できた後でも、PDCAを回してBPRの効果を検証しましょう。効果が不十分の場合は、その都度計画を修正する必要があります。また、期待していた通りの結果が出たとしても、検証を続けてより高い効果を追求するのも良い方法です。なお、成功と失敗のどちらにしても、再び業務改革を実施する時に備えて、計画や実施内容を細かく記録することをおすすめします。

以上がBPRのおおまかな手順となりますが、業務改革は企業の経営状況や社会情勢などの要因にも左右されるケースが多く、必ず成功させる方法は存在しません。不確定要素が多くて「なかなか検討や実施に踏み切れない」という場合は、経営コンサルタントに依頼をするのも良いでしょう。企業経営の課題や改善策を提案してくれるので、BPRを検討するうえでアドバイスを貰うことができます。

 

BPRはERPやDXと何が違う?

BPR、ERP、DXの違い
言葉 意味
BPR 「業務改革」を指す言葉
ERP 企業経営の資源(モノ、ヒト、カネ)を適切分配する考え方
DX デジタル技術を浸透させることで業務改革を目指す概念

BPRと類似している概念に、ERPやDXという言葉も存在します。混同を避けるためにも、それぞれの意味を簡単に解説します。

ERPは、「企業資源計画(Enterprise Resource Planning)」の頭文字から作られた言葉です。わかりやすく言えば、企業が保有しているヒト・モノ・カネという資源を一元管理して、業務改革に役立てるという概念を指します。一方のDXは、デジタル技術を浸透させることで業務改革を目指すという概念です。

ERPもDXも考え方や概念を指す言葉ですが、業務改革を成功させるには、ERPとDXのどちらも欠かすことはできないでしょう。企業が持つ資源を適切に管理できれば、無駄なく業務に資源を活かすことができますし、技術革新が進む現代では、業務にツールやアプリ(デジタル技術)は不可欠です。

考え方の参考にもなるため、BPRを検討するうえではERPやDXについても学んでおくことをおすすめします。

 

BPRの推進に役立つシステムはある?

最後に、BPRの推進に役立つシステムとして「基幹システム」について簡単に紹介しましょう。

基幹システムとは、その名の通り「業務の根幹を担うシステム」を意味します。分かりやすく言えば、業務に欠かせないシステム(またはソフト)という認識でも構いません。例えば、小売業の販売管理システムや、銀行の入金管理システムなどが基幹システムに該当します。システムごとに機能は異なりますが、業務に見合った基幹システムを導入することで、手動で行っていた業務プロセスを自動処理に切り替えることも可能です。

業務の効率化や属人化の防止、ヒューマンエラーの削減に繋げられる点から、BPRの推進に基幹システムの導入を検討する企業も珍しくありません。この基幹システムの詳細を知りたい方であれば、以下のページをご参照ください。基幹システムの導入方法やメリット、具体的な選び方に至るまで詳しく解説しています。

■基幹システムとは?ERPの違いや導入のメリット

 

 

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