積算システムとは?導入する際のポイントや効果を解説

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建築図面と電卓

建築・土木業を営む企業の中には、「見積もり・積算業務で入力ミスをなくしたい」「担当ごとの見積もりデータを共有できるようにしたい」といった悩みを抱えるケースも少なくありません。建築業界で見積もり・積算業務は重要です。しかし作業が複雑なため、Excelでデータを作成すると時間や手間がかかり、入力ミスも多くなるでしょう。また、担当者ごとに管理すると、形式がバラバラなため業務効率を下げてしまいます。
積算システムは面倒な見積もり・積算業務を効率的にしてくれるシステムです。この記事では積算システムを導入するメリット・デメリット、積算システムの選び方、積算システムの例を紹介していきます。

 

目次

 

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積算システムとは

積算システムとは建築・土木業における見積もり・積算業務を、数値を入力するだけで、自動計算・集計をしてくれるシステムです。積算システムを企業に導入することで、見積もり・積算をスピーディーに算出しやすくなります。見積もり・積算業務は細かく正確さを必要とするため、業務工数や作業量がかさみがちです。

積算システムは、バラバラな入力フォームではなく統一されたフォーマットで作業できるため、使いやすさにも秀でています。また、データを一元管理できるため、見積もりの作成から保管までをスムーズに行えるのもポイントです。

 

積算システムを導入するメリット・デメリット

積算システムの導入には以下のようなメリット・デメリットがあります。メリット・デメリットの両方をふまえて導入しましょう。

積算システムを導入するメリット・デメリット
メリット 計算ミスが少なくなる
業務工数や作業量が削減できる
設定の自由度が高い
デメリット 入力ミスの可能性が高い
自由度が高いため、入力者によって形式や項目がばらつきやすい

 

●メリット

〇計算ミスが少なくなる

積算システムの導入で、計算ミスを減らしやすくなります。操作は、Excelなどの表計算ソフトとほとんど変わらず、コピー&ペースト・挿入などでの計算式の崩れ、印刷の崩れもなく安心して利用できます。積算・見積もり業務は入力項目が多く、Excelでの作業は時間もかかり入力ミスが発生しがちです。精緻さを要求する作業は、スタッフのスキルに依存しているため、数値の間違いや二重入力などのミスも発生しやすくなります。その結果、どんぶり勘定になりがちな積算や過少見積もりはコスト増加の原因にもなるのです。積算システムの導入は、こうした計算ミスの問題を解決します。

 

〇業務工数や作業量が削減できる

積算システムは、担当者の入力負担を減らし精度も高められます。積算・見積もり業務は作業が細かく短期間で処理する必要があるため、心身ともに負担が大きな仕事です。しかしExcelでの作業は内訳書と単価のチェック作業の確認、作業ミスの修正などに多くの時間を費やしてしまいます。積算システムはそうした従業員の負担を減らし、作業工数を削減できます。また、Excelでの設計書の出力も可能なため、設計に関する業務も簡略化できます。積算システムの導入は、単純計算やチェック作業にかける労力を減らし、業務の効率化につながるでしょう。

 

〇設定の自由度が高い

積算システムがあれば、積算計算式や係数を自由に設定できます。下記のように、自由に設定可能です。

  • 手書きのような細やかな設定ができる

  • 自由な階層構造を構築できる

  • 過去物件から対象データを抽出し、利益率や成約率の分析ができる

  • ソフトウェアによっては別のソフトウェアとの連携もできる

  • 特定の分類や規格で採用単価の算出方法を変更できる

  • 費目・区分ごとの部分確認ができる

 

●デメリット

〇入力ミスの可能性がある

積算システムのデメリットは、データの複雑な部分や細かい部分が読み込まれず、入力ミスにつながってしまうことです。担当者がその都度チェックしなくてはならないでしょう。特に注意すべきはBIMモデルを利用した場合です。重複・未入力・誤入力などの間違った入力をすると、正確な結果が算出されない可能性があります。

 

〇自由度が高いため、入力者によって形式や項目がばらつきやすい

積算システムは、入力者によって形式や項目がばらつきやすくなります。生産システムが備える自由度が高さは、時にデメリットとなることもしばしばです。多機能なため、かえってソフトの操作が難しくなる場合もあります。

 

積算システムの選び方

積算士システムは、以下の点に気を付けて選ぶ必要があります。

 

●業務に幅広く対応できる機能を備えたシステムを選ぶ

積算システムは、内訳書編集システム・仕上数量概算システムなど、業務に幅広く対応できる機能を備えたシステムを選ぶことをおすすめします。複数のシステムの連携で、複雑な積算・見積もり業務がスムーズになるのです。安価なソフトでは対応できないシステムも多く、精度の高い積算はできないでしょう。時間とコストを考え適切なシステムを選ぶことが大切です。

 

●BIMモデルと連携できるシステムを選ぶ

建設業界ではBIMモデルの採用が増加傾向です。BIMモデルと連携したシステムを選ぶことで、通常の積算業務より3割程度の効率化ができます。普通の積算システムで、BIMモデルの積算をすると算出結果が積算基準に適した数量にならない場合があるのです。そのため、BIMモデル対応の積算をする場合、BIMモデルと連携できるシステムを選ぶことをおすすめします。

ここでいうBIMとは、Building Information Modeling(ビルディング インフォメーション モデリング)を略した言葉です。建物を建築する前にコンピュータで実際の建物と同じ立体モデル(BIMモデル)を構築します。BIMモデルではCADと異なり最初から3次元で設計することで、修正された場合図面がリアルタイムで反映できるのです。

 

●簡単に操作でき、かつ確認・見直しが容易な積算システムを選ぶ

積算システムは簡単に操作でき、かつ確認・見直しが容易なものを選ぶことをおすすめします。操作が難しいと使いこなせず効率が悪くなるでしょう。操作が簡単なシステムは作業時間も大幅に短縮できます。

 

積算システム例を紹介

代表的な積算システムの、以下のとおりです。

 

●ゴールデンリバー

「ゴールデンリバー」は、土木積算システムとして高い評価を得ています。スピーディーに設計書を作成できる「便利機能」や積算環境に対応できる「データ構築」で、入力負担を軽減できるでしょう。精度の高い積算ができるシステムです。

ゴールデンリバー
特徴 自動積算機能 ・設計書に記載された条件を読み取り、歩掛データと照合し積算
5年ごとのリプレイス不要 ・初期費用以外のランニングコストは、年度ごとのデータサポート費のみ
電子設計書取込 ・PDFとExcelの金抜設計書が取込み可能
・設計書画面と電子設計書を連動
毎月「建物物価」「積算資料」のデータを提供 ・「建物物価/土木コスト情報」
・「積算資料/土木施工単価」
対応工種 国土交通省(土木・港湾・営繕)、農林水産省、厚生労働省(上下水道)
用途 公共工事の入札時の土木積算

 

●ATLUS REAL Evo

「ATLUS REAL Evo(アトラス レアル エボ)」は、従来の土木積算システム「ATLUS」シリーズより進化しました。画像形式の設計書データを取込み、高精度な積算を実現できます。主な機能は、以下のとおりです。

  • OCRで解析し積算

  • 積算アシスト機能

  • オンデマンド機能

ATLUS REAL Evo
特徴 迅速な積算 ・ハイブリッド設計書の自動解析エンジン
・画像形式設計書の取込み
・積算アシスト
正確な積算 ・オンデマンドで最新・最適な単価・歩掛データ
・建物物価・積算資料のデータ
・ミス防止「わかる積算機能」
安心の積算 ・サポート体制の充実
用途 土木積算・見積もり・実行予算

 

●メビウスR

「メビウスR」は積算業務初心者から経験者まで使いやすい積算システムです。以下の機能が追加され積算工数と手間が大幅に軽減できるようになりました。主な機能は、以下のとおりです。

  • Web認証

  • シームレス化

  • 設計書の取込

メビウスR
特徴 操作性と機能性の充実 ・Web認証によるシステムの起動
・ダウンロードによる利用でリモートワークにも対応
設計書取込の多様化 ・PDF/Excel、画像形式の設計書を取込可能
自動化 ・「おまかせ積算」による自動化
シームレス化 ・サーバー上のデータとローカルデータの同期が可能 ※オプション機能
用途 公共工事の入札時の積算

 

●ヘリオス

「ヘリオス」は業界初のBIM対応の建築積算システムです。スーパーゼネコンを含んだ全国800社を超える企業がヘリオスを導入しています。構造計算・仕上積算・見積もり・明細書作成まで、すべてヘリオスで対応可能です。BIM連携機能があるため、別々のソフトを使う手間を省け、型枠・鉄骨・土工・地業などの数量も算出できます。ヘリオスの導入で、作業効率の改善にも期待ができます。

ヘリオス
特徴 構造積算 配置機能 ・積算知識がなくても直感的に操作可能
土工事自動計算 ・配置された部材の断面サイズ・レベル情報から自動計算
チェック ・軸組図・断面図・3Dビューアの自動生成
仕上積算 配置機能・表 ・平面図のように部材配置
・数量を算出するだけではなく、官公庁への提出可能な数量調書の印刷
PDF・DXF計測機能 ・設計図の図面データをシステムに読み込み可能
見積もり書
インターフェース
工種別見積もり書 ・数量・単価・金額の組み合わせを最大5種類設定可能
・Excel見積もり書の読み込み可能
インターフェース ・さまざまなデータの入出力が可能
BIM連携 建築分野で使われている以下のソフトウェアとの連動 ・ 部材の作成・部材の配置の作業工数を軽減可能
【設計】 ・意匠設計・構造設計・施工図作成などのソフトウェアとのデータ共有
・Autodesk Revit ・BIM連携により国際規約に縛られたIFCを使わずローカルファイルでの実現が可能
・Archicad  
・GLOOBE
【企画】
・TP-PLANNER
【鉄骨】
・すけるTON
【施工】
・J-BIM施工図CAD
【構造計算】
・Super Build/SS3
・Super Build/SS7
・SNAP
・BUS-6
・BUS-5
・BRAIN
BIM連携で算出できる項目 ・土木・地業の自動算出
・コンクリート
・型枠の自動算出
・鉄骨
・内部仕上関連
・建具関連

 

積算システムの開発を依頼するのもおすすめ

前述のように既存ソフトウェアを購入する方法もありますが、以下のような要望がある方は実績のあるシステム開発会社に依頼するのがおすすめです。

  • 「自社独自のシステムを作りたいけど開発技術がない」

  • 「開発を専門家に任せたい」

  • 「法令改正に伴うカスタマイズを適宜行いたい」

また、外注するメリットについては、以下のページでも詳しくご紹介しています。開発の具体的な流れについても合わせて解説しているので、アウトソーシングを検討している方は、ご参照ください。

スクラッチ開発とは?パッケージ開発との違いについても紹介

 

積算システムの導入はコストカットや負担の軽減にもなる

建築分野で必須の積算・見積もり業務は、作業が細かく短期間で正確に処理する必要があるため、心身ともに負担が大きな仕事です。Excelでの作業は入力の間違いや二重入力のおそれがあり、コスト増大の原因となります。積算システムの導入は作業者の負担を減らし、計算ミスもなくします。積算システムを選ぶには、以下の点に注意してシステムを選択することが欠かせません。

  • 業務に対応した機能を備えたシステムを選ぶ

  • BIMモデルと連携できるシステムを選ぶ

  • 操作が簡単なシステムを選ぶ

特に操作が難しいと使い方を習得するのに時間がかかり、効率化にはつながりません。また、BIMモデルとの連携はひとつのソフトでふたつのデータを共有できるため、利便性が高いでしょう。自社に合う積算システムを選び、コスト管理の徹底化を図りましょう。積算システム開発を得意とする企業は、以下のページでも詳しく解説しているので、開発を検討する企業担当者の方は、企業選びにご利用ください。

 

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