
開発現場では、生産性や効率化がますます重視されています。そんな中、ターミナルで自然言語によるコード生成や修正ができるAIツール「Claude Code」が注目を集めています。この記事では、Claude Codeの仕組みや導入メリット、具体的な使い方や他のCLI系AIツールとの違いまで、初めての方にもわかりやすく解説します。CLI作業をもっとスマートにしたい方や、AIコーディング支援の最新トレンドを知りたい方は必見です。
目次
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Claude Codeとは
Claude Codeは、Anthropic社が開発したターミナル(CLI)特化型のAIコーディング支援ツールです。大規模言語モデルClaudeシリーズ(OpusやSonnetなど)を搭載し、普段使いのターミナル上で自然言語の指示だけでコード生成や修正、リファクタリング、テスト自動化、Git操作、ドキュメント作成まで多様な開発タスクをサポートします。
このツールは、SSH接続したリモートサーバやDocker環境でも、ブラウザやエディタを開かずに利用できる点が大きな特徴です。幅広い開発現場に柔軟に対応し、エンジニアの日々の作業効率を大きく向上させます。
●開発の背景
従来のAIコーディング支援ツールはVSCode拡張機能やWebチャット型が中心でしたが、これらではターミナル中心の開発現場を十分にカバーしきれませんでした。Claude Codeは、CLI主体で作業するインフラエンジニアやリモートサーバ利用者のニーズに応える形で誕生しています。
Anthropic社はセキュリティと透明性を重視し、ユーザーによる都度承認や危険コマンドの制御、データポリシーの明確化を設計思想に組み込んでいます。
また、OSS開発やエンタープライズの多人数・多環境運用まで想定し、柔軟なワークフローの構築ができるのも特徴です。
●利用できる場面
Claude Codeは、ローカルPCだけでなくSSH経由でアクセスするリモートサーバやクラウドインスタンス、Dockerやコンテナ環境など幅広い現場で利用できます。
たとえば、プロジェクト全体の大規模なリファクタリングや複数ファイルへの同時修正、設計や依存関係の自動解析にも強みがあります。
また、CI/CDパイプラインの自動化やGitHub Actionsとの統合にも適しており、主要OSのCLIやクラウド、エディタをまたぐ混在プロジェクトでも一貫したAI支援が可能です。
Claude Codeの主な機能
Claude Codeは、多彩な機能で開発者の生産性向上を支えます。ここからは主な機能の特徴を詳しく紹介します。
●自然言語によるコード生成
Claude Codeは、Python、JavaScript、Go、Java、Ruby、TypeScriptなど、現代の開発でよく使われる言語に対応しています。
ファイル全体だけでなく、「この関数を書いてほしい」「テストケースだけ生成して」など細かな粒度でも指示できます。
さらに、プロンプトで設計方針や制約条件を伝えれば、それを反映したコードをAIが出力します。
●リポジトリ全体の理解
プロジェクト全体の設計や依存関係をAIが把握できる点も大きな特徴です。
/initコマンドを実行すると、カレントディレクトリ以下のコードベース全体をスキャンし、ディレクトリや主要ファイルの役割、プロジェクト全体の構造を自動でまとめます。
また、CLAUDE.mdファイルが自動生成され、コーディング規約や設計概要をAIが記憶し、以降の対話やコード生成時に参照します。
●バグ修正とリファクタリング
エラーメッセージやログをターミナルに貼り付けるだけで、AIが原因を特定し修正案を提示します。
Planモードやスラッシュコマンドを使うことで、AIが段階的なリファクタリング計画を立て、承認後に修正を実行できます。
複数ファイル横断の一括修正にも対応しており、大規模プロジェクトでの作業効率化やヒューマンエラーの防止にもつながります。
●Git操作の自動化
コミットやプルリクエスト(PR)の作成、差分要約、レビュー補助といったGit操作も自然言語で指示できます。
ローカルCLIだけでなくVSCode拡張機能とも連携し、作業内容の履歴管理やAIによるコミットメッセージの生成も可能です。
チーム開発ではAIがPRレビューや説明をサポートし、メンバー間のコミュニケーションや情報共有を円滑にします。
●ドキュメント自動生成
プロジェクトの規約やチーム運用ルール、設計思想をまとめたCLAUDE.mdやユーザーメモリ、個人用カスタム設定ファイルなども自動で作成できます。
これらをAIに覚えさせることで、チーム全体で知識の定着やルールの再利用が容易になります。
Claude Codeの料金プラン
利用者の用途や規模に合わせて、API従量課金と定額課金プランが用意されています。
●従量課金(APIプラン)
Anthropic ConsoleでAPIトークンを取得し、利用量に応じて料金が発生する仕組みです。
サーバサイド連携や自動化タスク向けに適しており、利用頻度に応じてコストを柔軟に調整できます。
| モデル | 入力(100万トークンあたり) | 出力(100万トークンあたり) |
|---|---|---|
| Claude Opus 4.1 | 15ドル | 75ドル |
| Claude Sonnet 4 | 3ドル | 15ドル |
※表示されている価格はすべてアメリカドル(USD)です。
※2025年9月時点の情報となります。最新情報は公式サイトでご確認ください。
月々のコストは、プロジェクトや用途によって数ドルから数百ドルまで変動します。
●定額課金(Pro/Maxプラン)
- Claude Pro:月額20ドル(年契約なら月額17ドル相当)でClaude ChatとClaude Codeの両方が利用できます。
- Claude Max:Proの5倍または20倍の利用枠を持ち、月額100ドルからと、大規模開発やチーム向けのプランとなっています。
プランごとに同時利用セッション数や連続利用時間、APIクォータが拡大され、ヘビーユーザーやエンタープライズ利用にも対応します。
2025年9月時点ではClaude Codeは基本的にPro/MaxプランまたはAPI課金の有効化が必要です。無料利用の可否は公式ガイド等の最新情報を確認してください。
Claude Codeの導入方法
導入は非常にシンプルです。ここでは、公式推奨手順に沿って解説します。
●システム要件
- Node.js バージョン18以上
- macOS / Linux / Windows(WSLまたはGit Bashでの利用を推奨)
- Gitは必須ではありませんが、コミットやプルリクエスト自動化機能を活用したい場合に便利です。
●インストール手順
- Node.jsが未導入の場合は、公式サイトから事前にインストールしてください
- ターミナルで下記コマンドを実行
npm install -g @anthropic-ai/claude-code claude
- 初回起動時にAnthropicアカウントでPro/Maxプラン、またはAPI課金の認証を行います
- フォルダアクセスやターミナル連携など初期設定を完了すれば準備完了です
- 以降は自然言語やスラッシュコマンドでAIと対話できます
Claude Codeの使い方
導入後は、さまざまなコマンドやワークフローでAIの支援を受けることができます。
●基本操作
claude:対話型セッションの開始claude -p "XXX":一度きりの指示を即実行/init:コードベースをスキャンしCLAUDE.mdを生成/review:差分やファイルをAIがレビュー/help:利用可能なコマンドや説明を表示
●よく使うワークフロー
- 新規プロジェクト参加時、/initで全体設計や主要ファイルをAIが解説
- バグ修正依頼→AIによる修正案提案→承認後に自動適用
- 「コミットしてPR作成」「差分説明して」など自然言語で指示
- テストエラーやCI/CD失敗時の原因特定やリカバリ案もAIに依頼可能
Claude Codeの強みとメリット
Claude Codeには他ツールにはない強みが多くあります。以下で主なポイントを解説します。
●作業時間を短縮できる
定型的なコード作成やリファクタリング、Git操作、テスト自動生成などをAIが自動化することで、開発者はより本質的な業務に集中できます。
また、AIによる設計要約や作業計画で手戻りも減り、開発全体の効率が向上します。
●高品質なコード提案が得られる
Claude Codeはリポジトリ全体の文脈や依存関係を把握し、プロジェクトのコーディング規約や設計方針を反映した一貫性のあるコードを出力します。
冗長な指示をしなくても、現場の流れや「空気を読んだ」改善案を提案できるのが強みです。
●チーム開発に活かせる
AIによるレビュー要約やコミット説明、ドキュメント生成により、情報共有が効率化します。
CLAUDE.mdやカスタムメモリでチームのルールや文化をAIに覚えさせることができ、新メンバーのオンボーディングも円滑に進みます。
●セキュリティ設計が強化されている
ファイル編集やコマンド実行時には必ずユーザーの承認が入り、危険な外部コマンドやAPI呼び出しはデフォルトでブロックされます。
データ利用・保持ポリシーも明確に公開されており、個別にオプトアウト設定も可能です。エンタープライズ環境でも安心して利用できます。
●幅広い環境で利用できる
主要なOS(macOS・Linux・Windows)に対応しており、SSHやDockerを介したリモート・コンテナ環境でも安定して動作します。
開発者がどの端末や場所で作業していても、一貫したAI支援が受けられるのが大きな魅力です。
Claude Codeと他ツールの比較
ここでは、CLI型AIコーディング支援ツールであるCodex CLI・Gemini CLIとの違いを比較します。
| Claude Code | Codex CLI | Gemini CLI | |
|---|---|---|---|
| 開発元 | Anthropic | OpenAI | |
| 主なAIモデル | Claude Opus/Sonnet | GPT-5系 | Geminiシリーズ |
| ライセンス | プロプライエタリ | オープンソース | オープンソース (Apache 2.0) |
| セキュリティ設計 | 都度ユーザー承認必須 | ポリシーベース・クラウドサンドボックス | 重要操作のみユーザー承認 |
| 独自機能 | CLAUDE.mdで文脈理解 | GitHub CopilotやCursor等と連携 | MCP公式サポート・画像生成API連携 |
| 料金 | Pro/Max/APIプラン(無料利用は要最新情報確認) | ChatGPTサブスクリプション | 無料枠あり(1日1,000リクエスト等※) |
Claude Codeは特定プラットフォームに依存せず、CLI特化とセキュリティ重視の純粋なAIアシスタントを目指しているのが特徴です。Codex CLIはOpenAIエコシステム、Gemini CLIはGoogle Cloud連携やOSS開発で強みがあります。
参考:OpenAI Developers「Codex CLI」
参考:Google Cloud 公式ブログ「Gemini CLI : オープンソース AI エージェント(2025年6月25日)」
Claude Codeを導入して開発を加速しよう
Claude CodeはCLI専用設計のため、リモートやコンテナなど幅広い開発現場で活躍します。
コード作成からレビュー、ドキュメント化、CI/CD自動化まで、開発の全工程で生産性向上が期待できます。
まずは小さなタスクや個人利用から始め、AIの出力や使い勝手を確かめてみてください。徐々にバグ修正や新機能実装、チームでのプロジェクト運用へと活用範囲を広げていくのがおすすめです。
承認フローやドキュメント運用などセキュリティのベストプラクティスも活用しながら、Claude Codeの強みを最大限に引き出し、開発現場をより効率的に進化させてみてください。
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