今回は、「主要CMSの種類まとめ」について。
導入しやすいCMSとは
高機能なCMSとは
特定の目的に特化したCMSとは
はじめに
CMS選びのポイントについて
CMSにはさまざまな種類があり、それぞれに個性や特長があります。それぞれのCMSの概要を知っておくことで、用途や目的に最適なCMSを選ぶことができるでしょう。また、CMS構築を外注する際、どんな会社でもすべてのCMSに対応できるわけではありません。採用したいCMSを決めておくことで外注先選びもスムーズになるのではないでしょうか。
そこで、主要なCMSの特徴を比較してまとめてみました。
導入しやすいCMS
○WordPress
インターネット調査サービス「W3Techs」によれば、WordPressは全世界のwebサイトの23.1%が採用しているというメジャーなCMSです。(2014年10月10日現在の情報)
これは全CMSの世界シェアの61.1%にあたりますが、日本ではWordPressの市場シェアはさらに高いといわれており、圧倒的な強みを見せています。
基本操作が簡単で、プラグイン(拡張プログラム)を追加することでさまざまな機能が追加できるというメリットがあります。また、WordPressはオープンソースで利用無料、誰でも自由にカスタマイズが許されているため、豊富な有償・無償のテーマ(ビジュアルデザインおよびテンプレート)やプラグインが選択できる点も魅力です。
○Joomla
「ジュームラ」と読みます。WordPressに次ぐ世界シェアを誇り、管理画面のインターフェースの良さ、豊富なデザインテンプレート、エクステンション(拡張機能)で人気を集めています。
高機能なCMS
○XOOPS
「ズープス」と読みます。一般的なCMSのほか、本格的なコミュニティサイトも構築できる高機能さが魅力です。会員専用ページや、セミナーなどの申し込みページといった商用利用も想定しています。
ただし作り込みにはそれなりの専門知識が必要なので、web制作会社などへの外注が望ましいかもしれません。
○Drupal
「ドルーパル」と読みます。世界シェア3位のCMSで、ホワイトハウスやNASAのwebサイトもDrupalで作られていたという高い実績を誇ります。
特定の目的に特化したCMS
○Geeklog
「ギークログ」と読みます。ブログサイトやニュースサイトの構築に特化したCMSで、シンプルな手順で投稿できるのが特徴です。ただし、ほかのCMSに比べて自由度はやや低く、あまり多彩な目的には使いやすくないかもしれません。
○EC-CUBE
「イーシーキューブ」と読みます。日本発のEC向けCMSです。
受注管理や顧客情報管理など、ECサイトに必要な機能がきめ細かく作りこまれています。ダウンロード販売商品も取り扱えるため、コンテンツ販売ビジネスにも対応できるでしょう。
おわりに
CMSの種類はさまざま。どれを選ぶかはあなた次第。じっくり検討してみてください。
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