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Webクローラー開発の費用相場とは?失敗しない開発会社選びのコツも解説

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Webクローラーのイメージ図

近年、Webスクレイピングツールを自社で0から構築したいというニーズが急増しています。Webスクレイピングツールは、インターネット上にある情報を収集、保管、分析に役立ちます。中でもWebクローラーは重要な役目をもっています。ここではWebクローラーを開発したいが、「どの程度の開発費用が必要なのか?」「どのように開発していくのか?」などの疑問を持つ担当者の方向けに、Webクローラー開発費用の目安から開発費を抑えるポイント、失敗しないシステム開発会社の選び方まで紹介しています。Webクローラー開発の参考にしてみてください。

 

目次

 

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Webクローラーの概要

Webクローラーとは、簡単にいうとインターネット上にあるWebページを自動的に巡回し、その内容をインデックス化するプロセスです。インターネット上にあるWebページの内容を把握し、必要な情報を取得する目的で使われます。

例えば、Webクローラーは図書館の司書のようなものです。図書館の司書は、図書館にある本を整理し、一覧化して、利用者が必要な本を見つけやすくする役割を果たしています。同様に、Webクローラーは、Webページを巡回し、その内容をインデックス化することで利用者にとって必要な情報を見つけやすくする役割を担っています。

 

Webクローラーの開発費用の目安

WebクローラーはECサイトや、求人サイト、不動産の物件サイトなど多様なジャンルで使われています。しかしWebクローラー開発を外注した際、どのくらいの費用がかかるのか?疑問に思っている担当者の方は多いでしょう。ここではWebクローラーを外注した際の費用相場について紹介しています。

 

●Webクローラー開発費用目安

Webクローラーの開発費用は、技術的な要件や規模、開発者のスキルレベル、開発会社によって大きく異なります。Webクローラー開発に限らず、システム開発費用は、エンジニアの人件費がほとんどで、システム開発するためにエンジニア1人を1ヶ月間確保すると、80万円から120万円が必要といわれています。

この人件費を基に、開発に3ヶ月かかると仮定すると、最低でも80万×3ヶ月で240万円が費用となります。このように、システム開発費用は、エンジニアの単価と開発期間で、ある程度の費用目安を算出できます。また、最近では、月額1万円~5万円でWebクローラーを提供している会社もあります。

 

●開発費は人件費以外も必要

システム開発後、運用がスタートしてからも費用が発生します。例えば、運用後に新たな課題への対応や機能追加が必要になる場合、それらにかかる費用が発生します。また、システム障害は避けられないため、障害対応費用や保守費用などのランニングコストも考慮する必要があります。開発会社に見積もりを依頼する際には、保守費用やサポート体制についても確認しましょう。

Webクローラー開発は、無料で開発も可能ですが、大規模なクローラーを開発する場合には数十万~数百万ほど費用がかかります。正確な開発費用が欲しい場合は、複数の開発会社へ見積もりの依頼をしてみましょう。また見積もりを依頼する場合は、エンジニアの人件費や、開発期間、保守費用など、あとで比較検討しやすいように項目を指定しましょう。

 

Webクローラーを自分で開発できるか?

Webクローラーは、プログラミング言語の知識があれば内製で開発ができます。日々改良が加えられて質の高い性能を持ったフレームワークが提供されており、フレームワークを使用することで開発時間の短縮や品質の向上を図れます。また、開発をしなくても、無料で利用可能なツールもあります。ここでは、Webクローラー開発に利用できるフレームワークやWebクローラーについて紹介します。

 

●Scrapy

Scrapyは、Python(インタープリタ型の高水準汎用プログラミング言語)でクローラーを実装するためのフレームワークです。Scrapyの特徴として、自動でサイトをクローリングしデータの抽出が可能であり、抽出されたデータは保存して二次利用ができることが挙げられます。また、クローリングリクエストの間隔を調整することで、収集先のサイトへの負荷を軽減できます。負荷を軽減することでサイトの利用者への影響やサイト側からのブロックを回避することができます。さらに、エラーが発生した場合でも再度クロールを行う処理も可能です。

 

●Node-crawler

Node-crawlerは、Node.js(JavaScript環境)に基づいたWebクローラーです。Node-crawlerの特徴として、簡単にインストールして実装できる点や、好みのブログに掲載されているイメージ画像を一括ダウンロードしたり、指定のURLから画像をダウンロードできる機能があります。さらに、操作や指定方法が簡単で、はじめてWebクローリングする方におすすめです。これらの特徴により、Node-crawlerは手軽に利用できるWebクローラーとして人気があります。

 

●Heritrix

Heritrixは、拡張性が高いJavaベースのオープンソースWebクローラーの一種です。Heritrixの特徴として、Webアーカイブ用に設計されている点が挙げられます。また、Apache License, Version 2.0を採用しているため、ユーザーはそのライセンスのもとで自由に修正や再頒布などが可能です。

 

●ManifoldCF

ManifoldCFは、Apacheソフトウェア財団で開発され、Javaで作られたオープンソースのクローラーフレームワークです。ManifoldCFの特徴として、差分クロールができる点や、ファイルのアクセス権限などのパーミッション情報のクロールができる点が挙げられます。ManifoldCFは様々なシチュエーションでのクローリングに対応できるため、多くの開発者に利用されています。

 

●Screaming Frog

Screaming Frogは、PCにインストールして無料で使えるクローラツールの一種です。Screaming Frogの特徴として、まず無料で利用できる点があります。さらに、SEO観点で必要な機能が充実しており、サイトの最適化に役立ちます。また、画像のダウンロードなどは行わないため、サーバー側の負荷を軽減できるという利点もあります。

このように、高い性能を持つ無料のWebクローラーや、開発に必要なフレームワークが提供されています。フレームワークを利用すれば、自社で開発が可能であり、開発費用を抑えることもできます。しかし、自社のリソースが開発に取られることで、メイン業務に注力できなくなる、時間がかかりすぎる、または思っていたような品質にならないといったデメリットも存在します。自社にリソースやノウハウが不足している場合は、開発を外注することを検討しましょう。

 

●Webクローラーの開発費用を安くするコツ

Webクローラー開発だけでなく、開発費用を抑えるためには、開発期間や、人件費を抑えることが効果的な方法です。コストを抑えるために、実現したい機能や課題を明確にしておくことが重要です。ここからはWebクローラー開発費用を安くするコツについて紹介していきます。

 

●機能を最小限に抑える

Webクローラー開発に限らず、実装する機能が多くなると開発費は高くなります。そのため、必要な機能に絞り込んで開発することで費用を抑えることができます。確かに、開発する際には多くの機能を実装したいと考える方も多いでしょう。しかし、費用を抑えたいのであれば、優先順位の高い機能と拡張性だけに焦点を当てて、必要な機能の開発は一旦保留にしておくことを検討しましょう。

 

●オフショア開発を検討する

開発方法の1つに、海外の企業に開発を委託するオフショア開発があります。開発費用は主に人件費で構成されるため、エンジニア単価の安い海外企業へ開発を委託することで、開発費用を抑えることができます。ただし、海外で開発する際には言語の問題や文化の違いからコミュニケーションが難しくなることがあります。また、品質や進捗の管理も難しくなることがあります。直接海外の開発会社へ外注する際には、これらの懸念に対する対策を準備しておくと良いでしょう。

 

●内製での開発を検討する

Webクローラーを内製で開発することで開発費用を抑えることができます。開発に必要なフレームワークや、Webクローラーなども無料で提供されています。中にはインストールするだけで使えるWebクローラーもあります。内製をする場合、自社にある程度の知識が必要です。

 

●自社でできることをする

開発すべてを内製で開発できるリソースがない場合でも、開発の一部の工程を内製で行うことで、開発費用を抑えることができます。ただ運用後メンテナンスや障害発生時の原因特定を自社で行うことになります。

 

●無料のフレームワーク利用を検討する

Webクローラー開発に必要なフレームワークは、数多く提供されています。中には無料で提供されているモノがあります。自社ではスキル不足で開発できなくても、外注先のリソースを使えば開発はできます。フレームワークを利用することで、開発期間が短縮でき結果として費用を安く抑えられるでしょう。

 

●システム開発の補助金を活用する

システムを新規導入する金銭的な負担を軽減するため、国や自治体から補助金・助成金が支給されています。システム開発で使える補助金・助成金をうまく利用することで、システム開発費を抑えましょう。ホームページ制作に利用できる補助金・助成金は以下の記事から詳細を確認できます。

ホームページ制作に助成金・補助金が利用できる?その仕組みや使える制度について解説!

 

ここまでWebクローラー開発費用を抑えるコツについて紹介してきました。Webクローラー開発費用を抑えることは大切ですが、費用を安くすることだけにこだわってしまうと、自社が求めるWebクローラーを開発できない可能性があります。そうならないためにも、実現したい機能や課題を明確にしておくことが、費用を抑えるうえでも重要なポイントとなります。

 

失敗しないシステム開発会社の選び方

Webクローラー開発をしたいが、「社内に開発できるリソースがない」「メイン業務のリソースを回すことができない」などが理由で、開発会社へ外注をする企業は多くあります。ここでは、失敗しないシステム開発会社の選び方について紹介しています。

 

●開発実績や規模をチェックする

開発会社選は、まずは開発実績や規模をチェックしておきましょう。Webクローラー開発に似ているシステムの開発実績があるか、開発実績数は十分にあるかをチェックしたうえで依頼する開発会社を判断しましょう。開発する品質は、依頼する開発会社の経験や、スキルレベルにより左右されます。できるだけWebクローラー開発の経験のあるシステム開発会社を選ぶようにしましょう。

 

●複数の会社から見積もりを取る

システム開発会社を選ぶ際、必ず複数社から見積もりを取りましょう。見積もりを依頼する際は、どんな機能を実装したいのか、それぞれの予算はどの程度かかるのかなどを、項目別に細かい要望書を提出しましょう。見積もり内容を比較検討する際に役立ちます。開発会社を選ぶ際、見積もり額だけでなく、項目ごとに比較検討し自社の予算に合った開発会社を選びましょう。

 

●コミュニケーションがとりやすいか

開発を進める際、どのようなシステムを開発してほしいか、開発会社と打ち合わせを重ねます。その際、わかりやすく納得できる説明をされるかも重要な選定基準となります。営業だけでなく、開発を担当するエンジニアとのコミュニケーションも重視することも大切です。また自社にIT知識がない場合にも、わかりやすく説明してもらえるかも検討事項の1つです。

 

●保守や運用体制を確認する

システム開発は、開発が終わったら終わりではありません。運用が始まってからが本当のスタートといっても過言ではないでしょう。運用開始当初は、想定していた機能との違いや操作性など、様々な課題が発生します。その場合のアフターサービスがあるのか、システムを安定稼働させるための保守や障害対応などの体制が整っているかといったアフターフォローの内容やサポート体制をトータルで判断して選定することが大切です。

ここまで失敗しないシステム開発会社選び方について紹介してきました。システム開発で一番大切な開発会社選びは、価格が安いからといって選んでしまい失敗するケースは少なくはありません。失敗しないシステム開発選びは、見積価格だけでなく、開発実績や、開発体制、保守やアフターフォローやメンテン体制などトータル的に判断し、自社の予算と比較検討したうえで選定するようにしましょう。

Webクローラーを開発依頼するたには、開発会社に相談し見積もりを取る必要があります。できれば実績やスキルを持つ発注先を複数ピックアップするようにしましょう。しかし、自社だけで調査し、比較検討するのは難しく手間も時間もかかります。そこで、プロ(システム開発会社向けマッチングサービス)に相談してみましょう。発注ナビではシステム開発に詳しいスタッフが、要望を叶えられる会社を提案しています。

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