今回は、「集客」について。
製作会社に声をかける前に社内で十分な協議をする
目標は数値化し、進捗状況を把握できるようにする
短期目標と中長期目標を設定し、戦略を立てる
はじめに
外注の前に十分な協議を
コーポレートサイトやECサイトは、「集客」「ブランディング」「売上」など、何らかの目的をもって運用されているはずです。また、段階的に新たな目的・目標が追加されることもあるでしょう。
そういう際、すぐに製作会社に声をかけるのではなく、社内で協議を重ね、イメージを共有してからサイトリニューアルやコンテンツなどの企画を立てた方が望ましいと思われます。
ホームページに何を求めるのか?
ホームページには、「明確なテーマ」が必要です。売上なら売上。ブランディングならブランディング。目標をひとつに絞り込み、明確にアピールすることでホームページは効果的に機能します。
「売上も欲しい、会社のイメージも良くしたい。集客もしたい」などとあれもこれも欲張っては、総花的なボンヤリしたホームページにしかなりません。
「まず、ホームページをたくさんの人に見てもらい、問い合わせ数を増やしたい。そのうえで売上に貢献してもらいたい」という風に、段階的に目標を設定し、ひとつひとつをクリアしていくことで最終的な目的を達成することができるでしょう。
全社的な協議を行い、「現段階で、もっともホームページに求めたいことは何か?」のイメージを明確化・共有しておくべきだと思われます。
数値目標を定める
目標・目的を計画的に達成するためには、数値目標を設定し、その達成度を数値的に管理するべきです。進捗状況・達成状況が把握しやすくなるでしょう。
ホームページに対する数値目標としては、
・主要ページのPV(ページビュー・・・サイト内の特定のページが閲覧された回数。webサイトがどれくらい閲覧されているのかを測る尺度として、もっとも一般的に指標とされている数値)、
・UU(ユニークユーザー・・・一定期間内にサイトを訪問したユーザー数。ひとりのユーザーが何回訪問しても1回とみなされるため、延べではなくユーザー実数がわかる)
などを指標とするのが望ましいでしょう。また、ECサイトの場合は「購入率」「購入単価」など、売上の内容を分析することで、「購入者は増えたが、もっと購入単価を高くしたい」などといった詳細で的確な目標設定が可能になります。
中長期目標も重要
③中長期的なスケジュールをひく(1年後売上月間1000万円 など)
上記のPVやUUは、1ヶ月単位程度の短期目標であり、推移を見るための指標です。これとは別に、半年後・1年後といった中長期的な目標の設定も重要でしょう。
たとえば、「1年後には月間平均売上で1,000万円をこえるホームページにする」という中長期目標を設定すると「最初の3ヶ月は月間50万円ずつの増加を、次の3ヶ月の間に月間売上を800万円ラインに乗せ・・・」といった、目標達成のためのプロセスを戦略化することができます。
おわりに
業種によってはアクセスを集める事は難しいのですが、ちょっと工夫するだけでアクセスを集める事も可能です。あなたのアイディア次第でホームページの集客はグンっとアップする可能性を秘めています。
発注先選びにお困りの方はこちら