NORENは、性能が高い国産のCMSツールとして人気を集めています。海外のCMSツールと比べて非常に使い勝手が良く、CMSに慣れていない方でも気軽に取り入れられるツールです。本格的にWebサイトを構築しようと考えている方の中には、NORENの採用を検討している方も多いのではないでしょうか。今回は、NORENの特徴や機能、ほかのCMSとの違いなどを徹底解説します。導入を迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
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NORENとは導入実績が国内トップクラスのCMS
NORENは、2002年に発売開始された国産のCMSツールです。導入実績は、日本国内でトップクラスを誇り、業種や業態問わず様々な企業サイトで活用されています。2022年4月の時点では、実に790社を超える団体や法人がNORENを導入しており、2002年の発売以来、着実に人気を伸ばしています。NORENを活用している企業の87%がサイト運営を自社で行っており、NORENの使いやすさが伺えます。シンプルで使いやすい機能に加えてサポート体制も充実しているため、専門家に依頼しなくても自社で対応できるのが魅力でしょう。
●ちなみにCMSって?
CMSとは、「Contents Management System」の略称です。Webサイトを作るためには、HTMLやCSSの知識や技術が求められますが、CMSを利用すればスキルがなくても手軽にWebサイトの構築や更新ができます。
CMSのようなシステムを一切使わずに、初めからWebサイトを作る「フルスクラッチ」という手段もあります。フルスクラッチであれば、すべての要件を踏まえたうえで自社に適したサイトが作れますが、労力がかかるうえに専門的な知識が必要になるため多くのWebサイトではCMSを導入しています。
CMSと一括りにしても様々な製品があり、NORENもその1つです。CMSは、種類によって特徴やコストが異なります。サイトの内容や規模によって向き不向きがあるため、サイトを作る目的を踏まえて厳選することが大切です。
NORENとほかのCMSは何が違うのか
CMSには、NORENのほかにも「WordPress」や「Movable」など、Webサイトを作成する際に使うツールが存在します。それぞれに特徴が異なるため、CMSを選ぶ際にはしっかりと内容を把握しましょう。続いては、NORENとほかのCMSとの違いについて詳しく解説します。
●WordPressとNORENの違い
CMSといえば、WordPressを思い浮かべる方も多いでしょう。WordPressはソースコードが公開されており、オープンソース型に分類されます。WordPressのソースコードは誰でもカスタマイズ可能で、テンプレートやプラグインの多さが魅力です。自社でも編集できるため、自由度の高いWebサイト制作ができます。これらのテーマやテンプレートは、基本的に無料で利用できる点もWordPressを使うメリットといえるでしょう。
メリットも多いオープンソース型のWordPressですが、不正アクセスやハッキングの攻撃を受けやすく、万全なセキュリティ対策が大切です。セキュリティホールも頻繁に見つかっており、セキュリティ対策に加えてこまめなアップデートが求められます。
一方、NORENは商用パッケージ型に分類されます。オープンソースのWordPressとは異なり、ライセンス費用が発生するため有料です。また、カスタマイズ性が低く、自由に構築しにくい点がデメリットといえるでしょう。その反面、セキュリティ面がしっかりしており安心して利用できます。
セキュリティ面の対策を万全に行ったうえで、自由にカスタマイズをしたい企業や、個人が運営するWebサイト・ブログであれば、WordPressが向いているでしょう。これに対して、カスタマイズ性よりも、セキュリティ面の安心やサイト運用の非属人性を求める企業には、NORENが向いています。
●Movable TypeとNORENの違い
Movable Typeは、日本に本社を構えるsix apartが提供するCMSです。NORENと同じく、日本語のサポート体制が整っているため、国内の企業が多く利用しています。Movable Typeのソフトウェア版のライセンス費用は、99,000円(税込)と比較的リーズナブルで、購入から1年間のメンテナンス費用がついているのが特徴です。また、マニュアルやドキュメントも充実しており初心者でも使いやすいでしょう。NORENと同様に、商用パッケージ型のCMSでありセキュリティもしっかりしているため安心して使えます。
サイトを構築するためには、Movable Type独自の言語である「HTML」を習得しなければなりません。もともと、コーディングやプログラミングに長けている方は、リーズナブルに使えるMovable Typeが向いていますが、知識やスキルがない方で簡単に管理運用したい場合はNORENがおすすめです。
◼NOREN・WordPress・Movable Typeの比較一覧
費用 | セキュリティ | カスタマイズ自由度 | 専門性の必要度 | |
---|---|---|---|---|
NOREN | 1,000万円~ (CMSライセンス・初年度保守費、Web制作費、プロジェクト管理費含む) |
◯ | △ | 不要 |
WordPress | 基本的に無料 | × | ◯ | 不要 |
Movable Type | 99,000円(ソフトウェア版) ライセンス料・初年度メンテナンス費用含む |
◯ | △ | 必要 |
NORENは企業サイト向けのメリットが多数
前章でも触れたように、セキュリティ面やサポート体制がしっかりしているNORENには、ほかにも企業向けのメリットがあります。続いては、NORENのメリットについて解説します。
●専門知識や技術がなくても使用でき、サポートも充実
NORENはWeb構築に関する高度なスキルがなくても、誰でも簡単に操作できる仕組みになっています。例えばデザインテンプレートもHTMLベースで記述できるため、専門性の高いプログラミングは必要ありません。また、NORENでは安心して使い続けるためのトレーニングを用意しています。3日間に及ぶトレーニングは、実務に即したテキストを使用し実習も多いため、実際の運用に役立つでしょう。
さらに、NORENのサポートセンターは顧客満足度が約97%(2019年実績)と非常に高い点も魅力です。専任の担当者が対応し、問題を円滑に解決します。マニュアルは日本語で作成されているため、英語が苦手な方でも安心して利用できるでしょう。こうしたトレーニングやサポートによって、NORENを利用している企業の87%が自社でサイトを運営できています。
NORENのトレーニングとサポート体制についてはこちらをご覧ください。
●構築パートナーのサポートによって安心して導入を進められる
NORENの特徴の1つに、長い時間をかけて構築してきたパートナーの存在があります。NORENのパートナーとは、NORENを熟知して使いこなしている企業を指します。全国に100社以上が存在しており、これから導入する方のサポートもパートナーが手がけています。
NORENパートナーには、SIerやWeb制作会社などバリエーションに富んだ企業がそろっているため、サイトやCMS構築における課題や要望を踏まえたうえで、サポートを受けるパートナーを選ぶことが大切です。また、NORENに相談すると、最適なパートナーを紹介してもらえます。
NORENの主なパートナーは以下のページからご確認ください。
NORENを含む、CMS構築パートナーや開発会社を探している方の中には、自社のニーズに合う会社が見つからず困っているケースも多いでしょう。日常の業務とパートナー探しの両立は時間や手間がかかります。そこでおすすめしたいのが、発注ナビです。発注ナビは、システム開発会社に特化した開発パートナー選定支援サービスです。業界を熟知した専門スタッフが悩みや要望をヒアリングし、全国5,000社の開発会社の中から最適な会社を選ぶため、最適なパートナーに出会えます。ぜひ一度、こちらのページをご覧ください。
●静的CMSによって高い安定性と強固なセキュリティを実現
NORENは、静的CMSがベースとなっているのが特徴です。静的CMSでは、事前に作成したHTMLファイルをサーバーに転送します。単純な仕組みになっているため、安定性が高くセキュリティ面も強固です。また、CMSのサーバーと公開されるWebサーバーは分離されており、それぞれに管理されます。万が一、CMS側のサーバーがダウンした場合でも、Webサーバーに問題がなければサイトにも影響がありません。
一方、動的CMSは、ユーザーがアクセスする度にWebページが生成される仕組みです。静的CMSより自由度が高く更新が簡単ですが、セキュリティ面の脆弱性がデメリットといえるでしょう。また、すでに生成されたHTMLファイルが公開される静的CMSに比べると、動的CMSは表示速度に時間がかかります。
このように、セキュリティ面やサイトの安定性に関して、NORENは非常に安心して使えるCMSといえるでしょう。
●最新バージョン「NOREN6」は静的CMSと動的CMSの両機能を兼ね備える
2022年6月時点の最新バージョン「NOREN Content Server」には、静的CMSと動的CMSの機能が両方備わっています。基本的には静的CMSがベースになっているため、サイトの安定性やセキュリティの高さは損なわれません。
NOREN6の魅力は、新たに備わった「Dynamicモジュール」という機能です。この機能によって、更新された要素がリアルタイムに組み込めるようになりました。例えば、ECサイトの在庫状況のような動的な要素が必要となる情報は、常に最新の情報が求められます。NOREN 6であれば、静的CMSの安全性を保ったまま、動的要素が必要なポイントについてはリアルタイムに情報が得られるため、ほかのCMSとは差がつくポイントといえるでしょう。
NORENのデメリットはカスタマイズに制限があること
様々なメリットを持つNORENですが、デメリットも理解しておくことが大切です。続いては、NORENのデメリットについて解説します。
NORENはベーシックな機能に特化しているため、個別にカスタマイズすることはできません。カスタマイズをするには、外部ツールと連携するかAPIを活用して開発する必要があります。そのほか、ECサイトを作成する際にも注意が必要です。NORENでも商品ページ自体の作成は可能ですが、決済機能はありません。そのため、外部ツールを活用して別途用意する必要があります。また、メルマガ配信にも対応していないため、NOREN以外のツールを活用しなければなりません。
このように、NORENは自由にカスタマイズできない点がデメリットといえるでしょう。
NORENの基礎知識まとめ
ここまでが、NORENの基礎的な概要となります。改めて、NORENの基礎知識をおさらいしていきましょう。
NORENのメリットは以下の通りです。
- 操作が簡単で誰でも使える
- 充実したサポート体制
- 静的CMSにより安定性やセキュリティが高い
- 静的CMSと動的CMS両方の機能を兼ね備えている
しかし、WordPressのようなオープンソースではないため、自由にカスタマイズができません。また、導入には費用がかかる点もデメリットといえます。こうしたメリット・デメリットを踏まえると、NORENは静的な内容中心のサイト構築に向いています。また、専門的な知識やスキルがないけれど、自社でサイト構築を望む場合にもおすすめです。NORENは、安定性やセキュリティ面も高いため、企業のサイトでも安心して利用できるでしょう。
NORENが向いている企業サイトは以下の通りです。
- 動的要素の少ないコーポレートサイト
- 安定性やセキュリティが非常に重要な公的機関のサイト
- 社内向けのイントラサイト
- 数千~数万ページ規模の大規模サイト
NORENの概要については理解したけれど、導入を検討するためにより具体的な内容が知りたい方も多いでしょう。続いては、NORENの機能や費用など、具体的な内容を解説します。
そのほかのCMSやおすすめのCMS開発会社について知りたい方は以下のページをご覧ください。
▶ WordPressとは?基本的な使い方から導入するメリットなどを詳しく紹介
▶ Movable Type(ムーバブルタイプ)ってどんなCMS?WordPressとの違いは?
▶ concrete5とは?基礎知識から具体的な機能までわかりやすく解説
▶ Joomla!とは?基礎知識から具体的な使い方までわかりやすく解説
NORENの機能について紹介
NORENは、特別な知識やスキルがなくても簡単にサイト管理が行えるCMSです。一部、専門的な知識が必要となる機能はありますが、ほとんどは難しい操作をしなくても実行できるため誰でも利用できます。NORENの主な機能は、以下の3つです。
- コンテンツ管理
- コンテンツ作成
- テンプレートや共通部品の管理
これらの機能について詳しく見ていきましょう。また、以下の公式ページでもまとめられています。
●コンテンツ管理機能
コンテンツとは、Webサイト内のテキストや画像、動画のことを指します。NORENのコンテンツ管理機能では、以下に挙げる4つがメインとなっています。それぞれの機能について見ていきましょう。
ワンソース・マルチユース
一度コンテンツを作れば、ほかのサイトにおけるテンプレートでも再利用できる機能です。例えば、PCサイトに登録したコンテンツを、スマートフォンやタブレットのサイトにも展開できます。ワンソース・マルチユースであれば、それぞれのサイトでメンテナンスをする必要がないため、管理がしやすくなるのがメリットです。
多段階承認
NORENでは、最大9段階×並列15名までの多段階承認フローや代理承認者設定ができます。少人数体制のサイト運用であれば1ステップでも問題なくできますが、大規模になると担当者が増え1ステップでは対応しきれません。しかし、NORENであれば大規模なチーム編成で作成されるサイトでも対応が可能です。
アクセス管理
サイトの機能によっては、アクセスできる対象を制限する必要があります。NORENには、アクセス管理機能が備わっているため、利用者ごとに細かく制御できるのが魅力です。
世代管理
世代管理とはバージョン管理ともいわれ、作成した情報を保存して必要時に切り替えられる機能です。NORENでは、過去と最新バージョンのコンテンツの差分比較や切り戻しができるため、データ更新時に前の状態に戻る「先祖返り」が起こったとしても修正が容易です。
●コンテンツ作成機能
続いては、NORENのコンテンツ作成機能を見ていきましょう。主な機能は以下の2つです。
コンテンツブロック入力
NORENでは、「本文のテキスト」「表組み」「日付表示」など、すでに用意されたブロックを組み合わせてコンテンツ制作ができます。そのため、高度なスキルがなくても簡単にWebサイトの構築が可能です。
タイマー自動公開
あらかじめコンテンツを制作しておいて、必要なタイミングで公開する機能を「タイマー自動公開」といいます。NORENでは、公開日時のほか公開終了時の指定も可能です。
コンテンツ定型入力
コンテンツの作成をスムーズにするための機能として、コンテンツ定型入力があります。NORENでは、必要入力事項や定型の選択肢など内容に合わせてカスタムが可能です。
メタ情報
メタ情報とは、検索エンジンやブラウザに対してWebの情報を伝えるHTMLタグのことをいい、SEO対策において非常に需要なポイントとなります。NORENでは、titleタグなどのメタ情報の入力が可能です。
●テンプレート・共通部品の管理機能
テンプレートや共通部品の管理機能は、以下の4つです。それぞれの機能を解説します。
デザインテンプレート
NORENのデザインテンプレートは、HTMLやPHPがベースとなっており、高いプログラミングスキルがなくても記述できます。一部、NOREN専用タグの知識が必要とされるため注意しましょう。
共通部品管理
ヘッダーやナビゲーションメニューなど、複数の箇所で活用したいコンテンツを共通部品として管理できます。その都度、作成・管理する手間が省けるため効率化を図れるでしょう。
ビジネスロジック
ビジネスロジックとは、アプリケーション固有の処理や状態遷移を記述した部分です。NORENでは、テンプレートに分岐や繰り返し処理を埋め込み、複雑な判定や条件つき表示ができます。
動的コンテンツエリア
NORENでは逐一画面のリロードをしなくても、リアルタイムに情報が更新される動的表示エリアの設置ができます。
●そのほかの機能
NORENには、上記に挙げた機能以外にも様々な機能が備わっています。続いては、そのほかの機能について見ていきましょう。
リソース管理
サイト内で使用している画像やCSS、JavaScriptなどWebサイトを構築する情報をリソースといいます。NORENでは、これらのリソースファイルの管理が可能です。
連携API
APIとは、「アプリケーション・プログラミング・インターフェース」の略称です。別のプログラムとつないで機能の一部を共有することをAPI連携といいます。NORENでは、API利用の契約を別途行うことでNORENの情報の取得や登録が可能です。
インポート・エクスポート
NORENでは、構築したWebサイトの構造やコンテンツをファイル化して、インポート・エクスポートすることもできます。
多言語対応
NORENでは、日本語のほかに、英語・中国語・韓国語の計4ヶ国語に対応しています。管理画面の表示言語を利用者によって変えられるため、他言語の人でも利用可能です。
NORENの料金はサイト規模や利用人数・法人数によって変わる
CMSを活用するにあたって費用が気になる方は多いのではないでしょうか。NORENでは、下記の要素によってライセンスが分類されています。
- サイトのページ数
- CMSの利用人数
- 法人数
- 配信先サーバー台数
- 利用目的
また、必要なオプションや条件によってもコストが異なるため、ライセンスごとの明確な料金は公開されていません。公式サイトでは、「1,000ページ以下、1法人のみ」の小規模利用で1,000万円からが目安となっています。「3,000ページ以上、複数法人の利用」といった大規模な利用であれば5,000万円からが目安となります。いずれも、ライセンス費・初年度保守費・Web制作費・プロジェクト管理費を含みます。
詳しい費用については、以下の公式ページをご覧ください。
●NORENのライセンス体系は7種類
用途 | ユーザー数 | 配信先サーバー台数 | 利用法人数 | ページ上限数 | 備考 | |
---|---|---|---|---|---|---|
LightPack Page1000 | 小規模サイト向け | 10 | 1 | 1 | 1,000 | NOREN販売パートナー経由のみの取り扱い |
Entry | 自社単体での利用 | 10 | 2 | 1 | 無制限 | |
Basic | 自社とグループ会社での利用 | 50 | 5 | 無制限 | 無制限 | |
Advanced | 他言語サイトやブランドサイトなど大規模利用 | 無制限 | 無制限 | 無制限 | 無制限 | NOREN本体4台まで |
Intranet Edition | 企業内イントラサイト限定 | 10 | 2 | 1 | 無制限 | 社外向けサイトでは利用不可 |
Government ライセンス |
政府・公共機関向け | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 要問い合わせ | |
Academic ライセンス |
学校・教育機関向け | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 要問い合わせ |
NORENの導入方法
NORENの導入方法は、「公式サイトから問い合わせ」「販売パートナー経由」の2パターンがあります。販売パートナーから導入する場合は、企業によって強みや特徴が異なるため、自社の要望と照らし合わせながら検討することが大切です。どのパートナーを選べば良いのかわからない時は、NORENに問い合わせて、最適なパートナーを紹介してもらう方法もあります。
NOREN公式のパートナー一覧は以下のページをご覧ください。
NORENの導入事例を紹介
最後に、NORENの導入事例について見ていきましょう。「コーポレートサイト」「多言語サイト」「公的機関サイト」「イントラサイト」の4パターンに分類し、導入前の課題や導入後に改善された点を解説します。これから導入を考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
●コーポレートサイトの事例:大日本印刷株式会社
グローバルで活躍する総合印刷会社である大日本印刷株式会社では、コーポレートサイトとビジネスサイトを役割分担し、両輪でデジタルマーケティングを推進することを課題としていました。NORENの活用によって、ユーザー視点のビジネスサイトの新設、オリジナリティの高いコーポレートサイト作りを実現させています。事業部門のWeb担当者やグループ企業において分散して運用しているコンテンツもありましたが、NORENの多段階承認の機能によって新たなサイトへとスムーズに移行しました。HTMLに関する知識の有無を問わず、誰でもタイムリーに情報更新ができるようになった点も導入後の特徴です。
●多言語サイトの事例:AGC株式会社
世界大手のガラスメーカーであるAGC株式会社では、グローバルサイトや現地法人のWebサイトが膨大にある一方で、管理者は実質1名でした。NORENの多言語対応性は、グローバルサイトを運用するうえで導入の決め手になったといいます。また、誰でも操作できる使い勝手の良さから、管理者や担当者が不在であっても対応可能になったそうです。
●公的機関サイトの事例:豊田市役所
自動車産業の街として知られる豊田市では、市民が情報を得やすいWebサイトの構築を目指してNORENを導入しました。NOREN導入以前は、CMSではなく情報システム部門で一括作業していたため、非常に効率が悪かったといいます。しかし、NORENの導入により、HTMLの知識がない部門でも更新作業ができるようになりました。また、コンテンツとページが分離できるNORENの機能を活用して、どこから入っても欲しい情報が入手できるサイト作りに成功しています。
●イントラサイトの事例:積水化学工業株式会社
日本を代表する企業の1つである積水化学工業株式会社では、その規模の大きさもあり、サイトのデザインが各グループ会社、各部署によって異なり情報過多になっていました。2007年にコーポレートサイトを一新し、ブランディングを強化するために統一を図っています。併せてイントラサイトの一新も行われ、必要な情報がすぐに手に入る状況を目指しました。NORENの導入により更新が手軽になったため、更新頻度が約3倍にまで伸びたといいます。閲覧数も5倍に伸び、知財が効率的に生かされる環境が整いました。
NORENはHTMLに関するスキルや知識がなくても手軽に更新できるため、自社でも効果的なWeb サイト制作ができるでしょう。より、NORENを効率的に導入するためには、パートナー選びが大切です。NORENを含むCMS構築パートナーや開発会社の中に、自社のニーズに合う会社がなかなか見つからず困っている方も多いでしょう。パートナー選びの手間や時間を省くのであれば、発注ナビがおすすめです。発注ナビでは、システム開発会社に特化した開発パートナー選定支援サービスを手がけています。専門スタッフが要望や悩みをヒアリングしたうえで、全国5,000社の開発会社の中から最適なパートナーを選定します。ご相談から見積もりまで無料で対応しているため、お気軽にご利用いただけます。詳しくは、発注ナビをご覧ください。
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