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今改めて考えるオフショア開発(第2回)

 

日本がダメなら海外へ。
ではなく、最初から海外へ。

こんにちは、発注ナビ編集者の岩崎です。

前回に続き、今回もオフショア開発について考えます。私は、オフショア開発という言葉が好きではありません。オフショアとは、日本の海岸(shore)から離れる(off)ということで、日本を中心に考えている感じがします。

ちなみに、地方での開発を指す「ニアショア」という言葉も、あくまで東京や大阪、名古屋を中心に考えている感じがします。日本におけるIT・ウェブ業界の中心地は、昔も今も確かに東京。しかし現在では、地方にもたくさんの優秀なエンジニアやデザイナーがいます。

地方のほうが、人件費はもちろん低いもの。とはいえ、その分システム開発やウェブ制作の質が下がるかといえば、必ずしもそうではありません。スキルの高いシステム開発会社やウェブ制作会社を地方に見つけて関係をつくり、そこに依頼できている発注会社はラッキーです。

それと同じで、日本人エンジニア以上に優秀な中国人エンジニア、ベトナム人エンジニア、インド人エンジニア、フィリピン人エンジニアは数えきれないほどいて、またその人件費は驚くほど低いものです。日本周辺のアジア諸国のIT・ウェブ業界が急速に進化し続ける昨今、日本での開発が「高品質で高コスト」で、周辺諸国は「低品質で低コスト」という方程式は必ずしも成立しません。

 

日本で増加中。
海外で開発している外国人社長の会社。

それなら、海外の開発会社に依頼してみたい。そう考えた発注会社にまずおすすめしたいのは、日本に本社を置く外国人の開発会社です。つまり、母国から日本にやってきて日本の教育を受け、日系企業で働いた経験も持つ。そんなアジアの外国人社長が日本で起業。そして母国のエンジニア人材を活用しながら日本のお客様向け開発を行なっているという会社です。

日本のお客様と、母国の開発者の橋渡し役となって、円滑にコミュニケーションをとり、それによって「高品質・低コスト」のシステム開発を実現しています。おすすめの会社をいくつか紹介しましょう。

株式会社BraveSoft Vietnam

https://hnavi.co.jp/corporation/1427/

ベトナム人のDang Le Hung(ダン レ フン)さんが運営する東京都港区(田町)の会社です。日本から奨学金を受けて来日し、日本の大学を卒業、通信系のグローバル企業でエンジニアを務めた後に起業。日本在住経験が長く日本語堪能、日本のIT業界も熟知している社長です。日本企業向けのシステム開発案件を多数受託し、実際の開発は主に母国ベトナムの開発拠点で行なっています。

株式会社VTM

https://hnavi.co.jp/corporation/1343/

ベトナム人のホー・フィ・クーンさんが運営する川崎市の開発会社です。日本の電気通信大・大学院を卒業したのち、日本大手メーカー、古河電気工業の研究開発部門勤務を経て会社設立。ベトナムにグループ会社を持ち、日本の開発案件の多くをベトナムで行なっています。2004年設立の会社で、すでに10年以上の社歴あり。最近、ベトナム人エンジニアの活躍が目立ち始めた日本のIT業界ですが、VTMさんはもう10年以上も前から日本で活躍しています。

ThinkSmart IT Solutions Pvt. Ltd.

https://hnavi.co.jp/corporation/1584/

こちらはインド人エンジニアの会社です。日本ほかアメリカでもシステム開発案件を受託し、インド本社に在籍する多数のエンジニアたちが開発を行なっています。取締役の方3名は日本語が上手すぎて驚きます。業務系の大規模基幹システムから社内業務用ウェブシステム、ECサイト、スマートフォン・タブレットアプリ、小規模ウェブサイトまで、IT・ウェブ系のほぼどんな開発案件にも対応してくれます。

最近、渋谷や原宿を歩いていると、中国や韓国の人はもちろん、インド人やベトナム人も多く見かけます。旅行客としてだけでなく、IT・ウェブ業界においても、アジア海外の人たちの存在感はますます高まっています。システム発注の際、何社かコンペに来ていただくのであれば、外国人や外国の会社も含めて考えてみてはどうでしょうか?何か新しい発見があるかもしれません。

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