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今改めて考えるオフショア開発(最終回)

 

さあどちらを選ぶ?
300万円のコンサルタントと、30万円のエンジニア。

こんにちは、発注ナビ編集者の岩崎です。

300万円のコンサルタントと、30万円のエンジニア、どちらに依頼するか?今回はそんな、オフショア開発について考える最終回です。

前回は、オフショア開発や、ニアショア開発という言葉が好きではない、という個人的意見を言いました。ただ、オフショア開発に代わる新しい言葉も特になく、「海外開発」や「グローバル開発」といっても分かりにくいので、やはりしばらくは、オフショア開発と言う言葉を使うことになるのでしょうか。

システム開発をアジアなど海外の会社に依頼する、いわゆるオフショア開発の最大メリットは、前回もお伝えしましたように「安さ」です。

では、どれだけ安いのか。

たとえば、世界的に有名な大手コンサルティング会社に在籍するITコンサルタントに、自社のシステム開発を一カ月任せるとすれば、300万円請求されることもあります。いくら優秀なITコンサルタントといっても、システム開発をたった1人で、しかも1カ月以内に完了することは難しいため、システム開発というより、システム活用のコンサルティングなど業務改善、経営改善系の仕事を任せることになるでしょう。

社員の業務効率を上げるため、ちょっとした簡単なシステムをつくってほしい。

そんな小規模案件を、1カ月300万円もするようなITコンサルタントにお願いするのは高すぎるでしょうし、そもそもその人はコンサルタントですので、システムはつくれない可能性もあります。

それでは、誰にお願いすれば良いのか。

ベトナム人のエンジニアにお願いするとしましょう。ベトナムなら、1人あたり1カ月30万円でお願いできる可能性が高いです。300万円の日本人ITコンサルタントと、30万円のベトナム人ITエンジニア。このふたりは、あまりに金額が違いすぎ、そもそもITコンサルタントとITエンジニアでは持っているスキルが違いますから、比べることはできないのかもしれません。

 

オフショア開発案件も、
日本人が管理してくれるなら安心です。

日本人が使うシステムは、日本人がつくったほうが良い。

そんな考えも一理あるとは思いますが、日本人でなくてはできない日本のシステム開発案件は、実際のところ、一般の人が思うより相当少ないはずだと私は考えます。「いざトラブルが起こった時のことを考えると、日本人や日本の会社でなければ不安だ」というリスクもありますが、オフショア開発はメリットも大きいので、信頼できる海外の開発会社を探してみるのもおすすめです。

前回は、外国人の代表が運営している海外開発の会社を紹介しました。今回はそうではなく、経営は日本人であるものの、開発は外国でも行なっているという、そんな会社を紹介します。「外国人エンジニアとのやりとりが不安」という方でも、日本人が間に立ってくれるなら、きっと安心でしょう。オフショア開発のメリットを受けつつ、リスクは減らせます。

株式会社アリス

https://hnavi.co.jp/corporation/592/

東京都新宿区に本社を置く、社員200名以上のシステム開発会社です。ベトナムに関連会社を持っており、日本企業のシステム開発や、ウェブサイトの制作をベトナムでも行なっています。IT・ウェブの新技術や新サービスへの取組みに積極的な会社で、将来性の高い「ベトナムでの低コスト開発事業」にも力を入れているのです。代表や取締役、社員は日本人です。案件を依頼すれば、ベトナム開発案件でも日本人の方がフロントに立ち対応してくれます。

日本の開発会社には、海外に開発拠点を持ち、日本ほか海外でもシステム開発を行なっているケースが、実はかなりあります。しかし、「実際には海外で開発していると言うと、日本のお客様に敬遠されそうだから」という理由で、表向きには言っていないだけという会社もあります。

メイドインジャパン、国産、日本製にこだわりたい気持ちは、私を含め多くの人にあります。システムだけでなく食べ物や家電も、メイドインジャパンの信頼は魅力的です。しかし、海外にも良いサービスはあります。好きなシステム開発会社や、IT活用のパートナーは、海外からも選べる時代です。

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