Pythonを使えば、日常業務の様々なことが自動化できます。
1度プログラムを書いてしまえば業務が変わらない限り、Pythonのプログラムがあなたの代わりに自動で業務を行ってくれます。
Pythonを活用して自動化できる業務を増やし効率化を進め、生産性の向上に役立てましょう。
本記事では、Pythonアプリを使った業務効率化テクニックについてご紹介していきます。
目次
Pythonを使って日々の業務を効率化できる
日々の業務にはさまざまな無駄が潜んでいます。出勤したらパソコンを立ち上げて打刻をする、メールを受信してファイルをダウンロードしたり送信したりする、大量の画像を編集して画質を整えるなど、1つひとつの作業は1分とかかりません。しかし、それらが積み重なると1日に数十分、数時間もの工数がかかってしまいます。これらの作業は自動化することが可能で、Pythonを使ったプログラミングで実現できます。
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Pythonで自動化できることには何がある?
それではどのような作業がPythonによって自動化できるのでしょうか。例えば以下のような作業があります。
- Excelを自動で操作する
- WordやPDFを自動で操作する
- 画像を自動で編集する
- クローリングやスクレイピングをする
- メールを自動で送受信する
- SNSを自動で操作する
- ブラウザを自動で操作する
Excelを自動で操作する
Pythonを活用してExcel操作を自動化できます。PythonにはOpenPyXLというライブラリがあり、これを使えば、請求書や納品書を自動で作成することが可能となります。納品する品物の名前・金額・個数などを一覧にしたファイルを自動で読み取って、請求書・納品書それぞれのフォーマットに適した形でデータを写し、ファイルを作成させることが可能です。
WordやPDFを自動で操作する
Excelだけでなく、WordやPDFの操作を自動化させることも可能です。PythonのPython-docxというライブラリを使えばWordに書かれた文章の内容を自動で取得することもできますし、自動で画像の挿入もでき、さまざまな作業を自動化させることが可能です。PDFに関してはReportLabやPyPDF2、pdfminerというライブラリがあれば、新規作成・ページ結合・テキスト抽出などが自動化できます。
画像を自動で編集する
膨大な数の画像をリサイズしたりトリミングしたり、圧縮したりしたい場合、人が1枚1枚手作業で行おうとすると多くの工数が必要です。Pythonなら、Pillow(PIL)というライブラリがあり、それを活用すれば画像処理の自動化ができます。例えば、編集したい画像ファイルをフォルダに入れ、そのフォルダに入っている画像すべてに対して、ループ処理でリサイズ・トリミング・圧縮など指示すれば編集完了です。数が多く時間がかかる画像処理もPythonで自動化すれば、人が手作業で編集する工数を減らすことができます。
クローリングやスクレイピングをする
クローリングとは、WebサイトからHTMLなどの情報を取得すること、あるいはその技術のことを指します。スクレイピングとはHTMLの中から任意の情報を抜き出すこと、あるいはその技術のことです。例えば、特定のWebサイトからタイトルに「Python」という言葉を使ったものを知りたい場合にはクローリングしてスクレイピングをすることになります。そのクローリングとスクレイピングを実現させるのはPythonのRequestsやBeautiful Soup4、Scrapyというライブラリです。先ほどの例の他にも、自動で画像をダウンロードしたり、競合のECサイト(ネットショッピングができるサイト)から価格情報を調査したりすることも可能です。
メールを自動で送受信する
smtplibやimaplibなどのライブラリを使えば、メールを自動作成して送ることができます。定期的にメールを送っているのであれば、Pythonを使って自動化させましょう。Gmailを使う場合には、GmailのAPIを利用することとなります。詳細はこちらのGmail「Python Quickstart」をご参照ください。
ブラウザを自動で操作する
PythonのSeleniumというライブラリを使えば、ブラウザを自動で操作することも可能です。例えば、ブラウザを立ち上げたり、自動でクリックしたりすることができます。工夫すればパソコンを立ち上げた瞬間に自動で出勤の申請をするプログラムを作ることも可能です。Pythonを使ってクリックを自動化させる例として以下のソースコードがあります。
HTMLで
「<button type=”submit” class=”add_information”>送信する</button>」
となっているボタンをクリックする場合には以下のPythonのコードを使います。
from selenium import webdriver
driver = webdriver.Chrome(driver_path)
driver.get(URL)
driver.find_element_by_class_name(‘add_information’).click()
driver.quit()
Pythonの学習におすすめの本
Pythonを学習するのにおすすめの本を3冊ご紹介します。
確かな力が身につくPython「超」入門
SBクリエイティブが出版している本で、プログラム初心者にも理解できるように易しく書かれています。また、フルカラーとなっており、ソースコードの部分や実行後の表示内容など、明確に分けて書かれているので書かれている内容が理解しやすい特徴があります。ノンプログラマーがPythonを学ぶのなら最初に使いたい一冊です。
独学プログラマー Python言語の基本から仕事のやり方まで
2冊目は『独学プログラマー』です。プログラマーが知っておくべきなのはPythonの基本的なコードの文法だけではありません。この本ではプログラムの書き方だけでなく、パッケージ管理やGitHubなどについての記載もあります。ノンプログラマーもプログラム経験者も、一度は読んでおきたい内容となっています。
退屈なことはPythonにやらせよう ―ノンプログラマーにもできる自動化処理プログラミング
プログラミング言語の本で有名な出版社、オライリー社が出版する書籍です。この本に書かれているサンプルコードを書いて実行し、手を動かして覚えるタイプの本となっています。プログラミング初心者向けの内容となっており、文法から知ることができる上に、実際にPythonが動くのを目の当たりにすることで楽しくPythonの学習を進めることができるでしょう。
本記事でご紹介したように、Pythonを使えば日々の様々な業務を効率化していけることがお分かりいただけたはずです。業務を自動化すれば、その分だけ本来注力すべき業務に時間を割くことができます。その結果、生産性を向上させることができますので、Pythonを活用して日々の業務を効率化させていきましょう。
Pythonを使って日々の業務を効率化できる
日々の業務にはさまざまな無駄が潜んでいます。出勤したらパソコンを立ち上げて打刻をする、メールを受信してファイルをダウンロードしたり送信したりする、大量の画像を編集して画質を整えるなど、1つひとつの作業は1分とかかりません。しかし、それらが積み重なると1日に数十分、数時間もの工数がかかってしまいます。これらの作業は自動化することが可能で、Pythonを使ったプログラミングで実現できます。
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