React.jsとは?基本情報からメリットに至るまで詳しく紹介

Xのアイコン

react-js

アプリやソフトウェア開発は、すべてのコードを手作業で作るケースは少なく、フレームワークやライブラリなど使用して作ることがほとんどです。
中でも、JavaScriptを使った開発で使用される「React.js(リアクトジェイエス)」というライブラリをご存知でしょうか。

今回は、React.jsとは何か、それを使って何をできるのか、といった初歩的な疑問から、React.jsを学ぶべき理由とそのメリットを紹介します。
実際にReact.jsを学んで開発していこうと思っているエンジニアだけでなく、アプリ開発に携わっている企業担当者にもわかるように優しく解説しています。

 

目次

 

システム開発会社選びはプロにお任せ完全無料で全国5000社以上からご提案

200x200b

・ベストマッチな発注先が見つかる
・たった1日のスピード紹介
・ITに詳しいコンシェルジュがサポート
・ご相談~ご紹介まで完全無料

 

 

JavaScriptとは何か

React.jsについて解説をする前に、基本情報として「JavaScriptとは何か」を簡潔に紹介しておきましょう。

JavaScriptとは簡単に言うと、「システムの開発に使われているプログラミング言語」のひとつで、WebサイトやWebアプリに広く使用されています。Webサイトに動きを付ける言語として開発され、「アプリやブラウザで複雑な動作を表示させたい」「ユーザーに見やすい表示にしたい」というケースによく使われる言語です。

Webサイト構築の他、システム開発や人工知能開発などにも用いられ、その汎用性の高さには定評があります。1995年に登場した古い言語ながら、JavaScriptは令和の現代でも数多くのエンジニアに利用される言語の1つです。ブラウザを動かすための言語としては、「最も認知度が高い言語」といっても過言ではないでしょう。

 

React.js(リアクトジェイエス)とは?

React.js(リアクトジェイエス)とは、JavaScriptのフレームワーク内で機能するライブラリの一種です。SNSとして認知度の高いFacebook社が開発したライブラリで、縮めてReactと呼ばれます。

この「ライブラリ」というのは、汎用性の高い関数やソースコードをまとめた場所という意味です。端的に言えば、「システムを作るためのテンプレート」という認識でも良いでしょう。JavaScriptを活用し開発を行っていく際、より効率的で汎用性のある開発をするために、React.jsは大きな助けとなります。

 

React.jsにはどんな特徴がある?

React.jsの特徴を一言で言い表せば、「UI(ユーザーインターフェース)を構築するためのライブラリ」です。

React.jsには、ユーザーがWebサービス(サイト)やアプリケーションを利用するための画面こと、UIの制作に役立つコードが揃っています。FacebookやInstagramなど、著名なSNSやWebサービスでも採用されている実績は、React.jsが持つ有用性の表れと言えるでしょう。高い人気に呼応するように、React.jsはオープンソースのライブラリながら、常にアップデートが行われています。

React.jsが持つ特徴として、オフィシャルサイトでは、3つ挙げられています。

  • 宣言的

  • コンポーネントベース

  • 一度学習すれば、どこでも使える

以下では、この3つの特徴について詳しく解説をしましょう。

ちなみに、React.jsの単語に含まれる「.js」は、JavaScriptのことです。動作の軽量性に定評のある「Vue.js」やサーバー通信に用いられる「Node.js」など、JavaScriptのライブラリには「.js」の名を冠したものが数多く存在します。

 

●宣言的(View)

宣言的とは、「部分的な更新のために全体の変更をする必要がない」ことです。わかりやすくいうと、React.jsは「このような表示にする」と宣言をして設計をするという方法をとっています。そうして宣言的方法をとることにより、React.jsはデータの変更があった際、その変更を理解し、関連する要素(コンポーネント)のみを効率的に更新することができるのです。また、結果としてより将来の見通しが立ちやすい設計となり、デバック対策もしやすくなります。

 

●コンポーネントベース

コンポーネント、とは構成要素のことです。React.jsではそのコンポーネントを作成し、コンポーネント同士を組み合わせることでインターフェースを作り出していきます。オープンソースで誰でも使用可能なうえ、エンジニアからの人気も高いです。要するに、カスタマイズのしやすさが魅力的、ということです。

 

●一度学習すれば、どこでも使える

React.jsを学ぶことで、スマホアプリ開発にも使われるフレームワークこと「React Native」も使えるようになります。一度作ったものに対して新しい機能を追加しようと思った時でも、既存のソースコードは書き換える必要がなく、そのまま活用できるのもポイントです。

 

React.jsが持つメリットとは?

React.jsには、以下のようなメリットがあります。

  • 高い速度を維持しやすく、パフォーマンスが良い

  • 学習コストが低く、エンジニアに習得させやすい

  • 将来性がある

 

●高い速度を維持しやすく、パフォーマンスが良い

React.jsは仮想DOM(Virtual Document Object Model)を使って動く仕組みになっています。この仮想DOMがあることで、実際上のDOMと比較して違う部分だけが、HTML上で再適用されます。つまり、更新が必要な部分だけ適用されるという、とてもスピーディーな仕組みなのです。

 

●学習コストが低く、エンジニアに習得させやすい

繰り返しになりますが、React.jsはJavaScriptのライブラリです。つまり、JavaScriptをすでに習得している人であれば、多少の応用は必要ですが、比較的簡単に習得できるといえます。そもそもJavaScript自体が開発に必須の言語であるうえに、C言語やJavaなど他の言語に比べて習得がしやすいということも挙げられます。

 

●将来性がある

「React Nativeへの応用が可能」「流行のUI(ユーザーインターフェイス)の開発がしやすい」などの理由から、React.jsには高い将来性があります。先に挙げた学習コストの低さも加わって、JavaScriptを得意とするエンジニアの中には、React.jsのライブラリを使用する方も少なくありません。

 

React.jsを導入するには?

概要の項で紹介した通り、React.jsはオープンソースのライブラリなので、導入の際に費用は発生しません。具体的な導入方法については、オフィシャルサイトを参考にしたほうが良いでしょう。オフィシャルサイトにはスタートアップガイドやチュートリアルなどが充実しているため、エンジニアの好みに合わせてゼロから環境を構築することも可能です。

この他、手軽にReact.jsを導入する方法として、環境構築ツール(ツールチェインとも言います)を使用する方法もあります。例えば、Facebook が提供している「Create React App」のように、React.jsの開発環境を簡単に用意してくれるツールも少なくありません。使用するデバイスや環境によってはツールの使用できないケースもありますが、導入方法の1つとして覚えておいても良いでしょう。

Create React App

 

React.jsとAngularJSは何が違う?

さて、ここまでReact.jsのメリットについて説明してきましたが、JavaScriptの環境で使用でき、React.jsと比較されやすいAngularJS(アンギュラージェイエス)との違いを解説していきます。

AngularJSとは、React.jsと同じくJavaScriptを使う開発で使われるものですが、AngularJSは「学習コストが高い」という違いがあります。AngularJSはコードが独特なため、その分習得難易度が高めです。

さらに、AngularJSは必要な容量が大きいため、規模の大きな開発を行うとUIの速度の低下につながるため、大規模システム開発の場面には向きません。規模の小さい案件であれば、React.jsがおすすめです。上記のような違いがある一方、使いやすさや機能性の良さはReact.jsとAngularJSとで変わらず、どちらもエンジニアの間で親しまれています。なお、AngularJSについては以下のページでも詳しく解説しています。AngularJSの特徴や使い方などを知りたい方であれば、ぜひご参照ください。

angularjs

■AngularJSとは?基礎知識と特徴をわかりやすく解説

 

React.jsを使って開発をするには?

最後に、企業担当者が「React.jsを使って開発をしたい!」と思った時、どうすれば良いのかを解説していきます。

React.jsは、JavaScriptを得意とする企業が扱うケースが多いため、まずそういった企業に探し、外注することが挙げられます。外注であれば、自社のリソースで新たに学ぶというコストがかからないため、手軽にReact.jsを使ったシステム開発が依頼可能です。

もちろん自社で学習環境を作り、React.jsを使えるエンジニアを増やすというのもいい選択です。自社でのノウハウ蓄積にもつながりますし、今後の開発環境の幅が広がります。

しかしノウハウを今持っていない以上はその道のプロに依頼しつつ、自社でReact.jsの体制整備を進めていくのが効率的です。以下のページでは、JavaScriptを得意とする企業を掲載しているので、React.jsを使った開発を検討している企業担当者であれば確認をしてみるのも良いでしょう。

JavaScriptを使ったシステム開発でおすすめの開発会社11社

 

まずは外注を使って見るのも手

今回は、JavaScriptとは何か、React.jsとは何かという基本情報から、そのメリットまでを詳しく紹介してきました。

エンジニアがReact.jsを習得することのメリットが大きいことが理解できたのではないでしょうか。世界的に人気の高いJavaScriptには、React.jsをはじめとした数多くのライブラリが存在します。開発案件に分けて使い分けるのが理想ですが、エンジニアのスキルによっては複数のライブラリを使えない、または習得が難しいというケースは少なくないでしょう。

自社のエンジニアに今すぐ習得させることができなくても、開発に自信を持つ会社がすでにいくつもあるため、外注して並行稼働という手もあります。様々な選択肢の中から、最適な方法を選んでみてください。

 

システム開発の最適な発注先をスムーズに見つける方法

システム開発会社選びでお困りではありませんか?
日本最大級のシステム開発会社ポータルサイト「発注ナビ」は、実績豊富なエキスパートが貴社に寄り添った最適な開発会社選びを徹底的にサポートいたします。
ご紹介実績:18,000件(2023年12月現在)

外注先探しはビジネスの今後を左右する重要な任務です。しかし、

「なにを基準に探せば良いのか分からない…。」
「自社にあった外注先ってどこだろう…?」
「費用感が不安…。」

などなど、疑問や悩みが尽きない事が多いです。
発注ナビは、貴社の悩みに寄り添い、最適な外注探し選びのベストパートナーです。
本記事に掲載するシステム会社以外にも、最適な開発会社がご紹介可能です!
ご相談からご紹介までは完全無料。
まずはお気軽に、ご相談ください。 詳しくはこちら

 

 

システム開発会社選びはプロにお任せ完全無料で全国5000社以上からご提案

200x200b

・ベストマッチな発注先が見つかる
・たった1日のスピード紹介
・ITに詳しいコンシェルジュがサポート
・ご相談~ご紹介まで完全無料

 

 

■React.jsに関連した記事

UI/UXデザインでおすすめのシステム開発会社10社【最新版】

 

 

JavaScriptを使ったシステム開発でおすすめの開発会社11社【最新版】

 

 

希望ぴったりの外注先がラクして見つかる
soudan_banner

人気記事

関連記事

関連特集

offer_banner
即戦力のシステム開発会社を探すなら発注ナビロゴ
発注ナビは、システム開発に特化した
発注先選定支援サービスです。
紹介実績
19000
対応社数
5000
対応
テクノロジー
319
紹介達成数
92%
システム開発の発注先探しで
こんなお悩みありませんか?
checkbox
なかなかいい外注業者
見つからない。
checkbox
ITの知識がなくて
発注内容をまとめられない。
checkbox
忙しくて外注業者を探す
時間がない
悩んでいる人物
発注ナビの主な特徴
IT案件に特化
IT案件に特化
日本最大級5000社以上のシステム開発・WEB制作会社が登録。IT専門だから細かい要望が伝わり、理想的なパートナーが見つかる。
ITへの不安を徹底サポート
ITへの不安を徹底サポート
専門コンシェルジュがしっかりヒアリングするので、IT知識に不安があっても、まだ要件が固まっていなくても大丈夫。
完全無料・最短翌日紹介
完全無料・最短翌日紹介
コンシェルジュに発注内容を話すだけで最短翌日に開発会社をご紹介。しかも完全無料・成約手数料も無し。
さらに
東証プライム上場
「アイティメディア株式会社」
グループが運営
ご相談内容は一般公開しないため、クローズド案件でも安心。
ご紹介企業は第三者調査機関にて信用情報・事業継続性を確認済です。

発注先探しの
ご相談フォーム

発注ナビは貴社の発注先探しを
徹底的にサポートします。
お気軽にご相談下さい。
必須
必須
必須
■必要な機能・課題■ご予算■スケジュールなど
■企画書やRFPの添付が可能です(10MBまで)

会員登録には、
発注ナビ 利用規約  及び 個人情報の取扱い 
「当社からのメール受信」への同意が必要です。