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SaaSとは?メリットやデメリット、開発時に意識するポイントなどについて解説!

SaaS近年、クラウドが注目され始めたのに関連して、「SaaS」というサービスが人気を集めています。SaaSはビジネスにも活用できるサービスが多く、企業担当者の中には導入や開発を検討する方も少なくありません。今回は、SaaSの特徴やSaaSとASPの違いについて知りたい方に向けて、SaaSの特徴やメリット・デメリット、SssSとASPの違い、SaaS開発時のポイントを中心にご説明していきます。

 

目次

 

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SaaSとは

SaaSは、「Software as a service」の略称です。端的にいえば、ベンダーが提供するクラウドサーバー上にあるソフトウェアを、インターネットを通じてユーザーが利用できるサービスを指します。SaaSのサービスを提供すると、SaaSのビジネスプランを提供することで顧客獲得ができ、その中で市場のニーズが見えてきます。そして、ニーズに合わせて次のサービス展開を試行錯誤していく成長モデルが自然と作られていくのが特徴です。

また、SaaSは定期的に料金が発生する「サブスクリプションモデル」で提供されていて、安定した収入が入りやすい特徴もあります。継続的に収入が入る点や、ユーザーとサービス提供者側が相互に成長できるビジネスモデルとなる点が高く評価され、SaaSに注目する企業が増えています。

 

SaaSのメリット

SaaSの導入を検討する際は、SaaSのメリットやデメリットを把握しておきましょう。SaaSが持つメリットは以下の通りです

  • ソフトウェアの開発が不要

  • ユーザー側の管理も不要

  • 導入・ランニングコストが安い

  • Wi-Fi環境下なら、場所を選ばずソフトウェアにアクセスできる

 

●ソフトウェアの開発が不要

SaaSはクラウドサーバーのソフトウェアを利用したサービスです。そのため、わざわざソフトウェアの開発をする必要がありません。ソフトウェアの開発が必要ないということは、それだけ時間的コストや金銭的コストをかけずに導入できることを意味しています。サービスに申し込みさえすればすぐに始められ、手軽に使える点が評価されています。

 

●ユーザー側の管理も不要

SaaSのサーバーはベンダー側で管理されているため、ユーザー側がSaaS全体の管理を行う必要がありません。オンプレミスのソフトウェアだと、ユーザー側ですべて管理して最新バージョンのアップデートやセキュリティ対策を行うのが基本です。SaaSではその手間が必要ないため、ソフトウェア導入に対する心理的なハードルも低くなります。

 

●導入・ランニングコストが安い

SaaSは、ソフトウェアの開発が不要でユーザー側の管理も必要ないことから、導入・ランニングコストがともに安いのが特徴です。導入・ランニングコストが安いと、大企業はもちろん資金的に余力のない中小企業でも気軽に導入しやすい利点があります。月額料金や年額料金さえ払えば、オンラインのソフトウェア環境下でデータの管理や運用ができます。

 

●Wi-Fi環境下なら、場所を選ばずソフトウェアにアクセスできる

Wi-Fiが接続できる環境であれば、SaaSのソフトウェアはどこでもアクセスできます。オンプレミスのソフトウェアの場合は、ローカル環境でしか使えない分、利便性が限られてきます。しかし、SaaSのソフトウェアはインターネット上に存在し、ログインすれば利用できるシステムとなっています。インターネット環境さえあれば、場所を選ばずにログインしてサービスの利用が可能です。

 

SaaSのデメリット

一方で、SaaSのデメリットとしては以下のものが挙げられます。

  • セキュリティ対策が必要

  • 利用が制限される場合がある

 

●セキュリティ対策が必要

SaaSは、場所を選ばずどこでもログインしてサービスが利用できると紹介しました。しかし、セキュリティ対策を意識的に行わないと情報が漏洩してしまう可能性があります。最近ではテレワーク(リモートワーク)などが増えてきていて、出張などの関係で立ち寄ったカフェでSaaSを利用するケースもあるでしょう。この際、安易にフリーWi-Fiに接続してしまうと、誰でもWi-Fi接続できる特徴を利用してSssS内にある情報が盗み見られてしまう可能性もあります。その対策として、自社の仮想専用回線を使ったVPN接続が考えられます。システムを導入する際は、ルール構築も含めてセキュリティに対する対策を講じておくことが大事です。

また、極端な話をすれば、SaaSはログイン情報さえわかってしまえば誰でもログインできます。何らかの形でログイン情報が漏れてしまった場合、そのユーザーのアカウントに不正アクセスして、社内で管理している情報をのぞかれるリスクがあります。それだけでなく、管理している情報の削除・改ざんやインターネット上での拡散など、いくつもの二次被害が起こるリスクも高いです。自分だけの被害で済むわけではないため、厳重にログイン情報を管理しておく必要があります。

 

●利用が制限される場合がある

インターネットやサービスの状況によっては、SaaS が一時的に使用できなくなることもあります。SaaSの場合は、障害の復旧やメンテナンスをするのはユーザー側ではなくベンダー側です。ベンダー側がメンテナンスをするとなると、いつになったら障害が直るかわからない状態が続きます。そうなると、復旧まで業務内容が不規則で、見通しの立たないものになってしまいます。

 

SaaSの代表例

SaaSの代表的なサービスとして、以下のものが挙げられます。

  • Gmail

  • Twitter

  • Dropbox

中でも、一番SaaSをイメージしやすいのがDropboxで、クラウドストレージにさまざまなデータを保存して管理できます。クラウド上にデータを保存するため、データの保存にパソコンの容量が取られません。容量がいっぱいでパソコンの動作が重くなるといった問題を解消できて便利です。

Gmailは、Googleが運営するメールサービスで、インターネット上でGoogleのアカウントにログインすれば利用できます。Gmailではいくつもメールアドレスが作れるため、複数メールアドレスが欲しい方におすすめです。TwitterもSaaSの1つとされていて、運営元のサーバーがあって、私たちがそこにアクセスしてツイートをする仕組みとなっています。

 

ASPはSaaSと同じ?PaaS、IaaSとの違いも解説

ASPは、「Application Service Provider」の略です。結論からいうと、仕組みの面ではSaaSと変わりません。ただしASPが先に使われて、それからSaaSという言葉が普及したイメージです。ASPが現在使われる事例としては、例えば、「カラーミーショップ」といったECサイト作成サービスを指す時が挙げられます。性質的にはSaaSと呼んでも問題ないですが、覚えておくと理解がスムーズになるでしょう。

また、SaaS以外にもPaaSやIaaSという言葉を聞いたことがある方も多いかもしれません。

PaaSは「Platform as a Service」の略で、アプリケーションの実行に必要なサーバーやOSなどを、インターネットを介して利用できるサービスです。PaaSの代表例として、Amazon Web ServicesやGoogle cloud Platformなどが挙げられます。IaaSは「Infrastructure as a Service」の略で、情報システムの稼働に必要なインフラを、インターネットを介して利用できるサービスです。IaaSの代表例として、Amazon Elastic Compute CloudやMicrosoft Azureなどが挙げられます。

PaaSやIaaSはSaaSと比べてサービス提供業者という意味合いが強いです。SaaSが提供するサービスそのものであるのに対して、PaaSやIaaSはサービスを構築するための環境を作るサービスといえます。具体的にこれらの違いを知りたい方は、以下のページで詳細をまとめているのでご参照ください。

ASPとは?ISPやSaaSとの違いも含めてメリットや注意点を解説!

 

SaaSを開発する時のポイント

SaaSのサービスを開発する時には、以下の4つのポイントを意識しましょう。

  • フルスクラッチでしか開発できない

  • Web系の開発言語を活用する

  • インフラへの技術投資が必要

  • スムーズに利用できるデザイン(UI/UX)にコストをかけることも必要

 

●フルスクラッチでしか開発できない

ここでいうフルスクラッチとは、既存のシステムを利用せずに一からシステムを開発することを意味しています。SaaSは現状SaaSを開発するためのSaaSとなるものが存在していません。そのため、フルスクラッチでSaaSの開発が行われています。

 

●Web系の開発言語を活用する

SaaSは、Webブラウザを介して利用することも想定されるため、RubyやPythonなどといったWeb系の開発言語を使って開発されます。例えば、労務管理できる「SmartHR」にはRubyが使われており、Pythonは汎用的にデータ解析・AI開発に使われることが多いです。開発内容に合った開発言語が使われることで、安心して利用できる質の高いサービスが生み出されています。

 

●インフラへの技術投資が必要

SaaSの開発環境では、常にインフラへの技術投資が必要とされています。SaaSは企業だけでなく、直接個人に対しても提供するサービスであるため、顧客が大幅に増加するような状況が考えられます。それに対応する際にはシステムのアップデートが必要です。そのため、しっかりとしたシステム開発企業だとインフラの設計環境にも十分な投資が行われています。

 

●スムーズに利用できるデザイン(UI/UX)にコストをかけることも必要

UIはユーザーと製品やサービスの接点やつながりにかかわるものです。例を挙げれば、Webサイトの見た目や使いやすさといったユーザーが目にするものや操作するものすべてが含まれます。一方で、UXは製品やサービスを通じてユーザーが得る体験のことで、「Webサイトの導線がわかりやすい」といったものがあります。

SaaSでは、スムーズに誰でも利用しやすいUI/UX設計にするため、コストをかけることが必要です。自分たちでSaaSの開発に着手するとしても上記の4点を意識する必要があります。そのため、専門知識やシステム開発の経験がないと、一からの開発は難しいです。知識や経験のある社員が自社内にいない場合は、専門知識や経験のあるシステム開発会社に外注(アウトソーシング)するのをおすすめします。

 

難易度の高いSaaS開発は外注も視野に入れて

SaaSはクラウド上のソフトウェアを活用したサービスのことですが、私たちの身近にもSaaSのサービスはいくつも存在します。

もしSaaSを用いたサービスが必要な場合、SaaSにはさまざまなメリットやデメリットがあるため、まずはそれらを理解することが大切です。そして、SaaS開発に必要なポイントを押さえた上で開発を進めてみてください。とはいえ、開発環境がない企業の場合、内製は難しいでしょう。そういった場合は、SaaS開発に強みを持つ企業に外注で依頼するのがおすすめです。発注ナビでは、開発の案件や要件を専門のコンシェルジュが丁寧に聞き取りを行います。まずは気軽にご相談ください。上手にSaaSを用いたサービスを導入して業務効率化を進めていきましょう。

 

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