Webシステムはインターネット上で利用できるサービスやシステムのことです。
ECサイトやネットオークションサイトで商品を購入したり、ネットバンキングシステムで銀行口座の残高を確認したりするなど、インターネットの普及によってWebシステムは生活に不可欠なサービスとなりました。
今回は、Webシステムの概要や仕組み、活用のメリット、そしてWebシステムで実現可能な内容についてご紹介します。
目次
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Webシステムとは?
Webシステムはインターネット経由で利用できるサービスやシステムです。基本的にPCやスマートフォン、タブレットといったWebブラウザが搭載されている機器で利用することができ、Windows、Android、iOSなどのOSを問いません。
Webシステムはサーバ上にデータが保存されており、インターネット環境さえあれば、どこからでもWebサイトにアクセスし、サービスを利用できます。サーバのキャパシティの範囲内であれば、不特定多数のユーザーによる同時アクセスが可能です。Webシステムを利用した例として多く挙げられるのが、ECサイトやネットオークションサイトです。
ECサイトはAmazonや公式ショッピングサイトなどのWebシステムを指し、お店に行くことなく、いつでも好きな商品を購入できます。ネットオークションサイトは、ユーザーが出品した商品を購入したい別のユーザーが落札するシステムです。
近隣の店舗で品切れだった商品や店舗で見つからず探していたものなども、インターネットで検索すると見つけられたり、実店舗よりも安く購入できたりする可能性があります。
振込処理、残高照会、入出金明細といった、本来は銀行で行う処理をインターネット上で完結できるネットバンキングもWebシステムの一つです。例えば、朝起きて自宅のPCで振込処理を行った後、日中に会社のPCで口座の残高照会を行い、さらに外出先で急な振り込みが発生したときにスマートフォンから振込処理を行うといったことができます。端末は違っても同じ口座に対してさまざまな処理が可能です。
また、オンラインストレージサービスはDropboxやGoogleドライブなどに代表されるWebシステムで、Web上でストレージを提供しています。ユーザーはそのストレージに自分の好きな写真や文章ファイルなどのデータを保存しますが、Web上のストレージのため、保存されたデータをどの端末からでも閲覧・編集が可能です。
多くの人が利用しているFacebookやTwitterといったSNSサービスも、Webシステムにあたります。いつでも自身のアカウントとフォローしているユーザーのタイムラインやツイートをチェックできるのは、Webシステムを利用しているためなのです。
Webシステムのメリット
インターネット経由ではないシステムには、どのようなものがあるのでしょうか。Webシステムと比較して、それぞれのメリットをお伝えします。
●Webシステムを使わないシステムとは?
従来、一般的だったのは、「スタンドアロン型」や「クライアントサーバ型」のシステムです。これらは、利用する前に専用のアプリケーションをそれぞれのPCにインストールする必要があります。
スタンドアロン型はサーバなどに接続する必要がなく、ネットワークにも接続していないため、ウイルスや悪意のあるプログラムに感染するリスクが低く、高いセキュリティを担保できる点がメリットです。
クライアントサーバ型は、クライアント側の端末にアプリケーションをインストールすることでサーバとの通信量を少なくできます。そのため、回線が遅くなりにくく、細かい仕様のプログラムでも対応できるのが特徴です。
しかし、システム上のバグ修正や機能追加の場合には、利用開始時と同じようにすべてのPCにアプリケーションを再配布し、新たにセットアップする手間が発生します。Webシステムと異なり、PCそれぞれにシステムが独立していることが、デメリットにもなり得るのです。
●Webシステムのメリット
Webシステムのメリットは、インターネット環境があればどこでも使えることです。PCやタブレット、スマートフォンなど幅広い端末で同時に利用できます。例えば、スマートフォンの機種変更をした場合でも、新しい端末でWebブラウザに接続すれば、旧端末と同じ状態でシステムを継続して利用することが可能です。
また、Webシステムではユーザーの各端末にデータを保持せずに、サーバ上のプログラムやデータを活用します。そのため、サーバ側のプログラムを修正するだけで機能の修正・更新が可能なため、メンテナンス性がとても高いといえるでしょう。
Webシステムの仕組み
Webシステムはサービス要求を行う「クライアント」、そしてクライアントからの要求に応じる「サーバ」から成り立っています。
●クライアント
クライアントは、何らかの要求をサーバへ行う側です。Webシステムを活用するユーザーのPCやスマートフォンがクライアントにあたります。物理的なPCやスマートフォンだけでなく、要求を行うソフトウェアもクライアントとなります。
●サーバ
サーバとはクライアントからの要求に応じて、名前の通りサービスを提供する側です。物理的なPCサーバだけでなく、Webサーバやデータベースサーバなど提供を行うためのソフトウェアも含みます。
クライアント側の端末から要求された内容を、サーバ側からデータとして応答することで、クライアントのPCやスマートフォンにページが表示されます。
●クライアントサーバシステムとの違い
Webシステムは、クライアントサーバシステムと仕組みが似ています。両者の違いは、プログラムが処理されている場所です。Webシステムの場合は、クライアント側でデータやプログラムを保持せずに、サーバ上で一括してプログラムが処理されます。しかし、クライアントサーバシステムでは、クライアント側でクライアント特有のデータやプログラムを保持しているため、クライアント端末上でプログラムが処理されます。
スマートフォンのアプリケーションには、クライアントサーバシステムで構築されているものが多く存在します。機種変更の際に、以前の端末で利用していたスマートフォンアプリを再インストールしても初期の状態に戻ってしまうのは、クライアントサーバシステムを利用しているためです。継続利用する際には旧端末から新端末へデータを移行する必要があります。
Webシステムでできること
クライアントとサーバで稼働するWebシステムにできることは何でしょうか。
Webシステムでは、データベースサーバを活用することで、大量のデータを保持・活用することが可能です。例えば、このデータベースを活用して勤怠管理システム、在庫管理システム、生産管理システムなど容量の大きなデータを複雑に管理するシステムの制作ができます。
また、Webシステムは多機能なECサイトの制作も可能にします。例えば会員制ECサイトで購入した商品履歴の閲覧機能、色や費用、メーカーから絞りこめる商品検索機能、在庫の確認、商品を検討リストとして管理できる買い物カゴの設定、ポイント利用の有無など、多くの機能をWebシステムで実現可能です。
時間やコストを大きく削減するWebシステム
Webシステムは、サーバ側にデータやプログラムを保持しているため、利用するクライアントはWebブラウザが搭載されている機器をインターネットに接続すれば、いつでも同じ環境で利用できます。
端末や場所を選ばないため外出先などでも作業がはかどるだけでなく、導入後のメンテナンスも容易になるため、時間やコストの削減が期待できます。
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