テレビアニメ制作の知見を活かして、企業紹介やサービス・商品のプロモーション動画などの企画・制作を手がける株式会社FRIGG ENTERPRISE。システム開発の案件が多い発注ナビにあって、利用開始からわずか3カ月間で、新規に動画制作案件を受注した。同社のCEO/Founderである長戸 和也氏に、中堅・中小規模の動画制作会社が抱える営業課題、その解決策として発注ナビを選んだ理由、実際に利用した感想などをお聞きした。
社名 | 株式会社FRIGG ENTERPRISE |
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所在地 | 東京都新宿区市谷砂土原町2-7-19 田中保全ビル5F E |
従業員数 | 1 – 30名 |
事業内容 | 各種映像・動画の企画・撮影・作成、3Dやグラフィック等のコンテンツの企画・作成、Webサイトの作成 状況映像コンテンツを活用した、マーケティング活動や戦略企画 |
- 導入前の課題
これまでは仕事に関連したコミュニティへの参加などをきっかけにしたリファラル(紹介)案件で仕事が回っていたが、設立5年目を迎え、さらなる事業拡大のために新規顧客の開拓が求められていた。新規顧客開拓には新規リードの獲得が第一歩となるが、そのために自社でテレアポのスタッフを雇うのは難しく、他の方法を模索していた。
- 導入後の効果
発注ナビを従量課金型プラン(リードジェンプラン)で契約し、利用開始から3カ月で受注を獲得。従量課金型なので料金を払っているのに『受注したい案件がない』、『案件を紹介してもらえない』といったトラブルがなく、ストレスフリーで利用できている。案件情報のメールが来てから1日の時間をかけて内容を吟味し、案件ごとに提案内容を変えながらエントリーすることで、『こういった案件にはこういった提案内容が刺さる』など自社なりのベストプラクティスの構築にも役立っている。
新規案件を効率的かつ継続的に獲得していくためには……
株式会社FRIGG ENTERPRISEは、企業の紹介動画やサービス・商品のプロモーション動画などの企画・制作をはじめ、動画コンテンツを活用したマーケティングなどを手がける映像制作会社だ。2018年の設立で、もともとはテレビアニメの制作からスタートした。
そんな同社の強みは、アニメ制作で培った『わかりやすく伝える』工夫やノウハウを、企業の紹介動画やサービス・商品のプロモーション動画に活かせること。同社のCEO/Founderである長戸 和也氏は「特に得意なのが製造業のモノづくりの工程など、言葉や文字では伝えにくいことを3Dアニメーションやインフォグラフィックスでわかりやすく表現する動画です」と語る。
もう1つの同社の強みは、どのような動画を作りたいのか企画や内容が固まっていない場合でも、動画制作の目的や背景を丁寧にヒアリングして、このような動画にしましょうと企画・提案できること。長戸氏は、「お客様の頭の中でモヤモヤしている抽象的なこと、お客様のビジネスにおける『伝えづらい』や『分かりにくい』を映像で分かりやすく伝えることが当社の仕事です」と言い切る。
こうした強みを持つ同社だが、設立以来、新規案件の獲得は主にリファラル(紹介)に頼ってきた。長戸氏は「私自身が仕事関連でさまざまなコミュニティに参加していたこともあって、そこで知り合った人たちからの紹介案件で仕事がうまく回っていました。そんな中で当社も5年目に入り、これからの成長や事業拡大を考えると、もっと多くの新規顧客の開拓が必要になると感じていました」と振り返る。
新規顧客開拓の第一歩はリード獲得だ。ただし、リード獲得のためにテレアポのスタッフを新規に雇うことは難しい。そこで同社では、まずリード獲得を目的にマッチングサービスの利用を開始した。最初は発注ナビ以外のマッチングサービスを利用したが、それでも合計1000万円くらいの新規案件を受注できたという。「マッチングサービスは新規顧客開拓に効果的という感触を得たことから、もっと本格的に活用してみようと考えました。そこで、複数のマッチングサービスを比較検討したのです」(長戸氏)
30以上のマッチングサービスの中から発注ナビを選んだ理由とは
実際、同社では有料・無料を含めて30以上ものマッチングサービスを徹底的に比較検討したという。「30以上のサービスの全てにメールや電話でコンタクトを取って、それぞれのサービスの電話やメールでの対応を確認していきました。対応が良かったところには資料請求し、アポイントを取って説明も聞きました。そうした中で最終的に発注ナビの利用を決めました」(長戸氏)
発注ナビを選定したポイントについて、長戸氏は電話をしたときに営業担当の対応がとても丁寧で心証が良かったことを挙げた。そして、「当社の利用料金の負担が少なくて済むように『最初は従量課金型のプランでスタートしませんか』と提案してくれました。普通なら少しでも高いプランを勧めてくるのに、とても誠実な提案だなと思いました」と話す。この従量課金型(リードジェンプラン)なら、受注したい案件の情報に応募をして紹介まで至ったときだけ費用を払って発注ナビを利用することができる。
「これなら『料金を払っているのに受注したい案件がない』という問題は起きにくく、ストレスを感じることなく利用できると思いました。受注したい案件を紹介してもらえない、紹介してもらえないから受注に至らないという、マッチングサービスにありがちなトラブルが起きにくいと感じたことも発注ナビに決めた理由です」(長戸氏)
また、無料お試し期間にどんな案件が流れてくるか確認できたのも良かったという。期待していた動画制作案件のほかにも、自社の成長に繋がる可能性があるシステム開発、サービスや商品のプロモーションのためのシステム開発といった案件があり、「こうした案件の先には『動画によるプロモーション』のニーズが出てくるはずだと思うことができました。発注ナビを本格的に活用したら、動画制作の新規案件ニーズをきっと掘り起こせる、そんな『期待感』を持てたのです」と長戸氏は話す。
さらに長戸氏は、他のマッチングサービスがとにかく早い者勝ちで紹介企業が決まってしまうのに対し、発注ナビは案件を吟味する時間があったことを選定理由としている。
「他のマッチングサービスでは案件情報を受信したら、もう1分以内に対応しないと紹介枠が確実に埋まってしまう状況でした。ずっとスタッフを張り付けて『メールが来たら即対応』なんて、当社のような中堅・中小の動画制作会社では不可能です。その点、発注ナビなら1日かけて案件を吟味し、提案内容を熟考する時間があるとの説明を受けました。これならアニメーションやインフォグラフィックで分かりやすく説明するといった当社の強みを活かした提案を検討することもできるため、当社にあったサービスだと思えたことも選定の決め手でした」(長戸氏)
ポイントを絞って短く紹介文を書くという工夫も
同社は、2023年8月から発注ナビを利用し始め、利用開始から約3カ月で早くも1件の新規案件を受注している。受注額ではそれほど大きな案件ではないものの、同社にとってはこれまではなかなか出会うことができなかった業種・業界の新規の顧客だ。
実際に発注ナビを利用してみた感想について、長戸氏は「発注者に対するヒアリングが、どの類似サービスよりも圧倒的に丁寧です。発注者が何を目的にどのような動画、あるいはシステムを作りたいのか、制作会社や開発会社が知りたいポイントがきちんと深堀されている印象です。ここは正直、『発注ナビ、すごいな!』と驚きました」と語る。
さらに、「専任アドバイザーのサポートがとても手厚い」(長戸氏)ことにも魅力を感じているようだ。「一般的にマッチングサービスは、なぜ受注できたのか、なぜ失注したのか、その選考過程がブラックボックス化しています。だから、次に何をすれば受注できるのか、そこが分かりにくい。発注ナビは、こちらが自分たちなりに検証した失注理由について専任アドバイザーがロジカルに検証してくれます。そこがとてもありがたいと感じています」(長戸氏)
今後、同社では発注ナビを活用して受注率を高める取り組みに、より注力していきたいと考えている。具体的な取り組みの1つは、案件に応募する際に記載する自己推薦文の書き方を工夫することだ。
自己推薦文を書くスペースには限りがあるが、丁寧に説明を書くと文字数が多くなり、発注者が読みにくいと感じるかもしれない。そこで今後は、ある案件では文字数を気にせずに丁寧に書き込む、また別の案件ではポイントを絞って記載し、詳細はリンクで外部のWebサイトに誘導するというように案件ごとに適切と思える方法を選ぶ。
発注ナビを利用しながらこうした工夫を継続していくことで、『こういった案件の場合は丁寧に書いた方が受注率はアップする』、『こうした案件の場合は外部のWebサイトに誘導し、企画書や説明資料などをダウンロードできるようにした方が受注できる可能性が高まる』など、同社にとってのベストプラクティスが確立されることに期待しているのだ。
長戸氏は、「動画制作、映像制作の分野は今後、発注ナビでも案件が増えていくと感じています。日々、発注ナビから送られてくる案件情報を見ていても、そんな期待を持っています」と話す。当然、発注ナビに加盟する動画制作会社も増えていき、競争が激しくなることも考えられる。「そんな中にあっても、アニメ制作の知見があり、3DCGやインフォグラフィックスが得意という当社の強みをアピールし、毎月2件をコンスタントに受注していきたい」と目標を示す。
その目標達成のために、発注ナビも全力でサポートしていく。
新規案件開拓の課題は「発注ナビ」で解決!システム開発に特化したビジネスマッチング
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