株式会社りゅうは、スマートフォンアプリや業務システムの開発で培った技術をもとに、AIを活用したシステム開発に取り組んでいる会社です。取材を通じて印象的だったのは、AIを単なる開発ツールとして捉えるのではなく、「事業成果につなげるための開発プロセス」そのものを変革しようとしている姿勢でした。
近年はAI導入を掲げる開発会社が増えていますが、同社はスマートフォンアプリや受託開発で培った技術力を基盤に、独自のAI開発基盤「ADaM One Platform」を構築し、AI駆動開発を推進しています。代表的な実績である自動車教習所向け学科教習システムは、全国約1,300校のうち約800校で利用されています。警察庁が定めるオンライン学科教習の要件に対応し、顔認証やAIによる受講判定などを組み合わせたシステムとして運用されており、2021年のサービス開始以降も継続して保守・機能改修を担当しています。
同社のもう一つの特徴は、「まず動くものを見せる」という開発スタイルです。大量の仕様書だけで議論を進めるのではなく、最短4週間でPoC(概念実証)を提示し、実際の画面を確認しながらシステムの方向性をすり合わせることで、発注担当者が早い段階で判断しやすい環境づくりを重視しています。
さらに、代表の川上氏はAI駆動開発コミュニティやコンソーシアムの運営にも携わり、最新のAIトレンドや知見を継続的に収集しています。そこで得た知見は社内勉強会などを通じてエンジニアへ共有され、組織全体の開発力向上につながっています。AI技術の進化が著しい現在において、こうした継続的に学び、その成果を組織へ還元する姿勢も同社の魅力の一つだと感じました。
「AIを活用したシステムをスピーディに形にしたい」「まずは動くプロトタイプを見ながら検討を進めたい」とお考えの企業は、一度相談してみてはいかがでしょうか。