多くのECサイトのトップページでは、カテゴリー別の商品や、価格帯別の商品、新商品の情報などの区分で、大まかな情報を表示しています。しかし、ユーザーが最も利用する検索方法は、特定の商品名や品番を元に検索するというものです。したがって、ページの最上部に大きめのフィールドを用意して、ダイレクトな商品検索の入力フォームを目立つように配置するのが、一般的なECサイトのセオリーとなっています。
Amazonの検索システムについて
膨大な商品のデータベースを一から構築するのは非常に時間と費用がかかります。しかし、Amazon が公開しているProduct Advertising API を利用することで、Amazon に登録されている商品の検索システムを構築することができます。Product Advertising APIを利用して構築した検索システムから Amazon の商品にアクセスすることで、自社でのデータ蓄積が無くても、膨大な商品情報にリーチするページを制作することが可能となります。
Amazonの検索システムの強みと事例
前述の通り、Amazonの商品の検索をする際に、Amazonが提供している検索API (Product Advertising API) を使用することで、「自前のデータベースを用意しなくても良い」というメリットがあります。データベースを自社で用意すると、全文検索のためのインデックス情報を独自に構築しなければなりませんが、外部のサービスを利用すると、そのような時間や費用が不要となります。
Amazonの検索システムは、商品の評価やレビューなどの付加情報にもリーチできます。既に集積された多数の実績データを、そのまま使うことができるため、自社システムにサービスの実績やデータの蓄積がなくても、スタートした時点でボリュームのあるデータを提示できるのが強みです。
オープンしたばかりのサービスであっても、提示できるデータが多ければ、利用者の印象が良くなります。
また、こうした検索システムは、一般的に「あいまい検索」や「除外検索」などのような、付加的な検索条件をサポートすることが求められます。例えば、「同じ商品名だが、特定の単語が一致する場合は、検索結果から省いて欲しい」などの指定ができると、より利便性が高まります。
その他の検索システム
Amazonの検索システム以外にも、商品情報を検索するシステムをAPIとして外部公開しているサービスは多数あります。別々のデータソースを、複合的に表示することで、ページの情報に厚みを持たせることができます。
自社のECサイトで、独自に蓄積したデータが揃ってきた場合は、独自の検索システムを実装することを検討しましょう。オープンソースで、商用利用可能な全文検索システムは多数ありますので、そうしたものの中から日本語などの言語にも対応したシステムを選びます。ただし、検索のインデックス作成は、非常に負荷のかかる処理なので、本サービス上で行うのは望ましくありません。サーバーを分け、バッチ処理を通じて行う必要があります。
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