システム開発を外注するときは、複数の開発会社の中から自社の要件に合った企業を選ぶ必要があります。
そのためには、ピックアップする開発会社の開発実績や得意分野が、自社システム開発にマッチしているかどうかが重要です。
しかし、自社に専門知識がない場合、自社システム開発に最適な企業を探し出すのは容易ではありません。仮に探し出せたとしても、依頼するに足る明確な根拠や開発にかかる費用の相場感などが不明瞭では、依頼に至らないでしょう。
「自社の知識では良い開発会社を見つけ出せない」と、お悩みの企業に便利なのが一括見積サイトです。
一括見積サイトを利用すれば、候補先の情報を細かく調べる必要もなく、自社でコンタクトを取ることも不要です。一括で複数の見積を取ってしっかり比較できるので、相場感から大きく外れた開発費用を提示されることもありません。
今回は、「そもそもシステム開発における見積とは何か?」から一括見積の基礎知識、メリット・デメリットなどを紹介します。
また、一括見積を利用するときの注意点やおすすめの一括見積サイトも紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
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開発における「見積」とは?
システム開発における見積とは、「開発にかかる費用や取引条件などをまとめる行為」のことです。システム開発に限らず、他のビジネス上の契約でもあたりまえのように行われています。システム開発の場合、契約前に見積をまとめることで「今回の開発にどのくらいの費用がかかるのか?」や「どれくらいの期間を要するのか?」などが明確になります。見積によって、追加費用の発生の有無や開発作業の大まかな流れを確認できれば、本契約を結ぶときもスムーズに進むのです。システム開発には相応の予算が必要となるため、外注先の信頼度をはかる意味でも、契約前には必ず見積を取りましょう。
●見積金額は開発作業で発生する工数によって異なる
見積の内容は開発作業で発生する工数によって異なります。
なぜなら、開発するシステムに要求されるスペックによって開発工数が変わってくるからです。例えば、大手金融機関で利用することを前提としたシステムと、町のクリニックで利用することを前提としたシステムでは、開発の規模がまったく違います。当然、開発の規模が大きければ工数が増えて費用もかかり、逆に規模が小さければ工数も費用も少なくなります。システム開発は、開発規模による工数によって見積金額がまったく異なってくるのです。
「自社が求めるシステムの開発にどれくらいの工数が発生するのか?」が明確でなければ、どのくらいの金額が妥当なのかも分かりません。システム開発で発生する工数を確認するためにも、複数の開発会社から見積を取ることが大切です。複数の会社から提出された見積書を比較検討すれば、適正な工数とそれにともなう工数単価をおおよそ把握できるでしょう。必要以上の予算を使わないよう、適切な工数と工数単価ごとの相場価格を知る必要があります。
●見積金額は開発の難易度によって異なる
見積金額は、システムを開発する難易度によっても変わります。システム開発には、システムを1から開発する「スクラッチ開発」と、ひな形を利用して開発する「パッケージ開発」があります。スクラッチ開発は、パッケージ開発とくらべて工数が多くなり、難易度が高くなる傾向にあるので費用も高めです。ただ、同じスクラッチ開発でも開発会社のスキルや実績、参加人数などによって見積金額は上下します。そのため、複数社から見積を取って比較することはとても大切です。複数の見積書を比較検討すれば、自社が依頼しようとしているシステム開発の難易度における費用感や相場感が分かります。
見積の対象となる項目や算出方法を詳しく知りたい方は、下記のページをチェックしてみましょう。
「一括見積」とはどういうもの?
見積には個別見積と一括見積の2種類があります。
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個別見積:開発を依頼する企業一社に直接見積を出してもらうこと
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一括見積:複数の企業に対して一括で見積を出してもらうこと
個別見積はすでに候補の企業が決まっている場合、その開発会社に直接見積作成を依頼することです。候補が複数ある場合は、それぞれの開発会社に見積を作成してもらって比較検討します。これを相見積といいます。ただ、個別見積や相見積は自社で候補となる企業を探し出し、選別する必要があるので時間と労力が必要です。仮に候補を10社ピックアップしたとしても、それぞれの開発会社に電話やWebサイトで見積を依頼するのは効率的とはいえません。
そこで便利な方法が一括見積です。一括見積とはその名のとおり、複数の企業に対して一括で見積を出してもらうこと、またはその仕組みやサービスのことです。一般的に一括見積サイトを利用することが多く、見積作成依頼は1度の手続きで完了します。現在はシステム開発以外にも、保険契約や住宅建築、引っ越しなど一括見積を依頼できるWebサイトも少なくありません。依頼する業種・利用するサイトによって異なりますが、一般的な一括見積サイトは必要事項を入力するだけで済みます。
一括見積を出すメリットやデメリットは?
一括見積の最大のメリットは自社で開発会社の候補を探すことなく、簡単に複数の会社から見積を取れることです。しかし、一方で優良な一括見積サイトを利用しなければ質の低い開発会社に当たってしまう可能性があります。
●一括で見積を出すメリット
一括で見積を出すメリットは以下のとおりです。
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一度に複数の企業から見積を取得できる
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複数社から見積をもらえるため会社同士で比較検討がしやすい
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開発における具体的な料金相場を把握しやすい
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自社で候補先を洗い出す必要がなく、コンタクトを取る手間もない
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候補先に依頼内容を説明する手間がない
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ほとんどの一括見積サイトでは必要事項を入力するだけで手続きできる
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一括見積サイトに入力して見積依頼するなら24時間いつでも利用できる
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原則利用料が無料で、見積取得後に断ってもキャンセル料はかからない
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システム開発の一括見積サイトなら専任のコンシェルジュへ相談ができる
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個別見積のように自社が問い合わせて「対応できない」と断られることが少ない
システム開発を外注したい企業すべてが、システム関連に詳しいわけではありません。個別見積を依頼するにしても「自社システム開発にはどのような外注先が合うのか?」という判断基準が分からない会社も多いです。しかし、一括見積サイトを利用すれば専任のコンシェルジュに電話で相談できます。また、見積書のフォーマットが統一されている一括見積サイトであれば、比較検討しやすい見積書を取得できるのもメリットです。
●一括見積におけるデメリット
一括見積におけるデメリットは以下のとおりです。
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優良一括見積サイトを利用しない場合、質の低い外注先に当たることがある
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依頼内容があいまいだと正確な数値を算出しにくい
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同時に依頼を出すため、見積に時間がかかることもある
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会社名・住所・電話番号などの情報を入力・伝える必要がある
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開発内容・会社の所在地によっては見積が取れないケースもある
一括見積サイトの中には登録に審査を設けていないサイトもあります。登録に審査がないということは、実績が乏しい、集客力がない、技術がないといった開発会社も登録できるということです。一括見積サイトを利用するときは、大手企業の仲介実績がある、紹介満足度が高い、専任のコンシェルジュの対応が良い、などの優良サイトを選びましょう。
●一括見積を依頼するときの注意点
繰り返しになりますが、一括見積サイトに登録している開発会社は、スキルが高く集客力のある会社ばかりではありません。中には集客力がなく、仕事がないため登録している会社もあります。また、仲介実績を載せていない、口コミの評判があまり良くないといった一括見積サイトで見積を取ると、自社の要望に応えてくれない会社に当たる可能性もあります。
このような開発会社を避けるには、大手と取引実績がある、自社システムと同じようなシステム開発実績がある、などを指標にして探しましょう。一括見積サイトの中には開発会社の制作実績や得意分野を比較できるサイトもあり、自社が求める要件と得意分野がマッチした会社を見つけ出すことが可能です。これらの機能を上手く活用し、自社案件に最適な開発会社を見つけてください。
もうひとつの注意点としては、一括見積サイトの運営が開発会社の支払う登録料や仲介手数料で成り立っている点です。つまり、開発を請け負う会社が見積を出すときは、一括見積サイトへ支払う登録料や仲介手数料を上乗せしている可能性があります。そのため、一括見積サイトを利用すること自体は無料であっても、見積作成時に開発会社から余分な費用を上乗せされて、結果的に開発費用が高くなることがあり得ます。
おすすめの一括見積サイトや具体的な利用方法は?
ここまでシステム開発における一括見積サイトの利便性やメリット、デメリットなどを解説してきましたが、「結局どの一括見積サイトが良いの?」と迷ってしまう人もいると思います。そこでここでは発注ナビのおすすめポイントや利用方法、手順について紹介します。
●一括見積にも便利な「発注ナビ」
■発注ナビ
自社に最適なシステム開発会社を素早く探したいなら「発注ナビ」がおすすめです。2500社以上の開発会社が登録し、利用は完全無料。自社のシステムに関する要望を伝えるだけで、最短1営業日以内で最適な開発会社が数社紹介されます。その後は個々にやり取りをし、見積を取得することも可能です。IT知識がなくて不安な人も、専門コンシェルジュに相談すればしっかりサポートしてくれるので安心です。よくある相談・要望の例を挙げると以下のとおりとなります。
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「自社の近くにある開発会社を紹介してほしい」
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「こちらの予算と納期に合う開発会社を紹介してほしい」
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「自社が希望するシステムと同じような開発実績のある会社を紹介してほしい」
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「保守やメンテナンスまで対応してくれる会社を紹介してほしい」
上記以外では、自社が望むシステムの具体的な要件が分からなくても、他社の類似するシステムを例に出して要望を伝えれば、コンシェルジュが的確にキャッチアップし、マッチする開発会社を紹介します。Webサイトからの相談入力は最短1分で完了し、手間がかかることはありません。
●サービスフロー
発注ナビを利用して一括見積を取得するまでは、以下のような流れになります。
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1.発注ナビサイトのフォームより情報や要望を入力して相談を申し込む
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2.条件にあった開発会社を発注ナビが探す
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3.発注ナビから5~6社が紹介される
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4.開発会社から直接連絡が届くので、やり取りを始め見積を取得する
※今すぐ開発会社探しを相談したい場合は、先に挙げた発注ナビのTOPページからご利用ください。
一括見積で外注の手間を減らそう
自社のシステム開発を外部の企業に依頼したいとき、特別な伝手でもなければ、Google検索やWeb広告などから探すのも少なくありません。しかし、開発実績や得意分野などを一社ごとに調べるのは手間がかかりますし、一社ごとに自社のシステム要件を伝えるのも非効率です。
一括見積サイトであれば、Webサイトで入力するか、電話で直接相談すれば自社システムの開発要件にマッチする開発会社を簡単に短時間で探せます。見積取得は、いわば外注作業の入口です。本契約はこの先にあり、本格的に開発作業に入るのはもっと先となります。スピーディにシステムを手に入れるためにも、見積は一括見積サイトで素早く手に入れましょう。
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外注先探しはビジネスの今後を左右する重要な任務です。しかし、
「なにを基準に探せば良いのか分からない…。」
「自社にあった外注先ってどこだろう…?」
「費用感が不安…。」
などなど、疑問や悩みが尽きない事が多いです。
発注ナビは、貴社の悩みに寄り添い、最適な外注探し選びのベストパートナーです。
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