WEBシステムの概要と導入メリットについて
WEBシステムは広義の意味ではWEB上で稼働するアプリケーションを指すため、ECサイト、アプリ、CMS、業務システムなど全て含まれます。基本的には端末やOSに依存することなく使用できるWEBシステムは、あらゆる可能性を提示してくれるはずです。各企業で抱える様々な問題、課題をWEB活用で解決しましょう。実際にWEBシステムを発注の際には、まずは「現状」と「求める将来像」を明確にし、開発会社に伝えることから始まります。
WEBシステムの発注ポイント、金額・費用・相場について
■フルスクラッチ・既製品の選択
WEBシステムを導入する際には、まずは既製品の有無を調べてみましょう。仮に既製品を導入しない場合にも開発会社に類似品を提示することで開発のイメージを共有することができます。また、既製品はカスタマイズの可否が製品毎に異なりますので、導入の際は確認が必要です。
■プロジェクトの進め方
フルスクラッチ開発・既製品の導入に関わらず、システム導入の検討を進める際には、そのシステムを実際に使用する担当者が同席の上、検討を進めることが望ましいと言えます。トップダウンで導入したシステムを実務担当者が活用できないという事例は非常に多いものです。
■システム化する領域
いざシステム開発のプロジェクトをスタートすると、「どこまでシステム化するのか」というところで話が飛躍することが散見されます。システム化することは悪い事ではありませんが、限度を決めないと、費用は青天井に上がっていきます。また、実際に理想のシステムを実装したとしても、それを使いこなせないことや、そもそも使わないシステムが実装されているということもあるかもしれません。
ひと通り、想定されるシステムを洗い出した後に、本当に必要なシステムなのか、何のためのシステムなのかというのを確認し、適切なレベルまで絞り込むことが重要になります。
また、BtoCのシステムであれば、自社の業務効率を高めることに注目し過ぎるあまり、利用者が使いづらいものになっている可能性もあります。自社のビジネスを最大化できるよう、自社と利用者の相互が使いやすいシステムを心がけましょう。
■セキュリティ
WEBシステムはインターネットを介して利用するアプリケーションのため、ネットワークが繋がっている不特定多数の人がアクセス可能となります。その中に悪意のある利用者も存在している前提で、セキュリティ対策を施すことが必須となります。WEBシステムでどんな情報を扱っているかにより、セキュリティの対策レベルは異なりますが、個人情報や機密情報などを取り扱うシステムは、最上級レベルのセキュリティ対策をとる必要があります。残念なことに開発したシステム・サイト・サービスの知名度が高くなればなるほど、ネット犯罪の標的になりやすいということを念頭に置き、システム開発と合わせてセキュリティ対策を検討しましょう。