「広告主と代理店」、「メーカーと販売会社」など、企業活動を円滑に進めるうえでは「ビジネスパートナー」の存在が欠かせません。持ちつ持たれつの良い関係を維持しながら経営を行えば、お互いの企業利益を高めることにも繋がります。
「自社のクライアントや取引先企業を見つけたい!」、「ビジネスチャンスを広げたい!」と考える企業担当者の方も少なくないでしょう。ですが、数多の企業の中から自社にぴったりのビジネスパートナーを見つけることは困難です。
そんな悩みを持つ方であれば、クライアントや取引先企業を見つけるのに最適な「ビジネスマッチング」を使用してみてはいかがでしょうか。
今回は、ビジネスマッチングの基本情報と具体的な使い方について詳しくご紹介します。
目次
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ビジネスマッチングとは?
ビジネスマッチングとは、「ビジネスパートナーを見つける場」、または「企業と企業を結び付けるサービスそのもの」を指す言葉として使われます。ビジネスにおける需要と供給の間を取り持ち、下記の表のように「仕事を依頼したい企業」と「仕事を受注したい企業」の双方でWin-Winの関係を構築するのがビジネスマッチングです。
仕事を依頼したい企業 | 仕事を受注したい企業 |
---|---|
A社 「自社で作ってる商品の外注を依頼したい」 | E社 「自社で抱える工場を稼働して製品を製造したい」 |
B社 「自社製品の製造に必要な部品の仕入れ先を確保したい」 | F社 「自社で作った機械部品を効率よく販売したい」 |
C社 「オウンドメディア用に記事の執筆を依頼したい」 | G社 「コンテンツライティングの仕事を受注したい」 |
D社 「自社に最適な業務システムを開発してほしい」 | H社 「自社のエンジニアに最適な開発案件を受注したい」 |
昨今は、条件を指定して自分に最適な恋愛や結婚相手を探す「婚活マッチングアプリ」などもリリースされていますが、ビジネスマッチングはこれをビジネス関係に置き換えたものという認識でも良いでしょう。現代においては、インターネット上でビジネスマッチングサービスを展開する企業も少なくありません。この「企業同士のお見合い」とも呼べるビジネスマッチングを利用すると、経営活動を行ううえで様々な恩恵を得ることができます。
ビジネスマッチングにおけるメリット
●クライアントや取引先を効率良く探せる
ビジネスマッチングにおける一番のメリットが、クライアントや取引先企業を効率良く探せる点です。ビジネスマッチングを利用すると、数ある企業の中から事業に見合ったビジネスパートナーを探すことができます。とりわけスタートアップやベンチャー企業のように、設立したばかりで企業同士の繋がりが少ない企業にとっては、ビジネスマッチングでクライアントや取引先企業を探すのも良い方法と言えるでしょう。
●自社が所有していないノウハウを確保できる
ビジネスマッチングで企業同士が協業すると、自社が持っていない技術を補うことができます。システム企業を例に挙げると、「目的のプログラミング言語を扱えるエンジニアがいない」、「保守管理を担う人材がいない」など、ノウハウの面で悩みを抱えるケースもしばしばです。問題解決のために、アウトソーシング(外注)を行える企業を探す目的でビジネスマッチングを利用するのも手です。
●協業した企業のブランド力を活用できる
ビジネスマッチングで有名企業と協業をすると、有名企業の持つブランド力を活かしやすくなります。ことわざで言う「人の褌で相撲をとる」ような形になりますが、事業の促進や新規顧客の獲得においては、他社のブランド力を活用するのも賢明な方法です。
●他社の新しい製品や技術を知ることができる
企業同士が繋がりを持つと、「他社の製品」や「所有している技術やノウハウ」などを把握しやすくなります。同業他社の技術やサービスの内容などが分かれば、新商品や新サービスを開発する際に他社との差別化をはかりやすくなるでしょう。「ビジネスパートナーを見つける」という用途に限らず、競合の情報を知るうえでもビジネスマッチングは有効な方法なのです。
ビジネスマッチングにおけるデメリット
●ビジネスパートナーが必ず見つかるとは限らない
たとえビジネスマッチングを利用したとしても、目的通りのクライアントや取引先企業が見つかるとは限りません。冒頭で述べた通り、ビジネスマッチングは「双方でWin-Winの関係を構築する」のが目的です。そのため一方だけが有利となるような条件では、マッチングも成功しにくいのです。
●ビジネスマッチングはあくまで「機会」を創出するのみ
理想のビジネスパートナーが見つかりやすいといっても、ビジネスマッチングの役目は、あくまで企業と企業を繋げるサポートを行うことです。企業同士で「良い取引を行えるかどうか」、「円滑な関係を築けるかどうか」に関しては、個々の企業努力によって実現するほかありません。したがって、ビジネスマッチングは「きっかけ」と考え、企業同士で交渉や業務提携を重ねながら、ビジネスパートナーとして良い関係を築く必要があります。
ビジネスマッチングを実現するには?
さて、そんなビジネスマッチングを実現するには、以下の方法があります。
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金融機関が提供しているサービスの利用する
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自治体が実施している交流イベントへの参加する
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ビジネスマッチングサービスを運営しているWebサイトを利用する
自治体や金融機関では、ホテル会場や多目的ホールなどを開催場所として定期的にビジネスマッチングの交流イベントを開催しています。参加企業が自社製品の出展やサービスのプレゼンなどのアピールを行うかたわら、参加企業同士が直接的な交渉を行い、クライアントや取引先企業を見つけるという仕組みです。地域の活性化や取引先企業の支援などを目的とした取組みですが、企業がビジネスパートナーを見つけるうえで有効な手段となるでしょう。
ですが、交流イベントでクライアントや取引先企業が見つかるかどうかは「担当者の技量や交渉力」によって決まるケースがほとんどです。おまけに、交流イベントは開催日時が細かく決まっているため、時間の都合が悪いとイベントに参加できないという欠点があります。
そのため、「もっと手軽にビジネスパートナーを探したい!」と考える企業担当者の方であれば、「Webサイトのビジネスマッチングサービス」の利用おすすめします。Webサイトのマッチングサービスとは、分かりやすく言えば「登録された企業情報からビジネスパートナーを見つけられるサービス」のことです。日時に関わらず手軽に利用可能なうえ、マッチングの成否に交渉力が左右されるケースが少ないというメリットがあります。「仕事を依頼したい企業」と「仕事を受注したい企業」のどちらにとっても役立つ機能が備わっています。
ビジネスマッチングの具体的な流れ
ここでは、「Webサイトのビジネスマッチングサービス」を利用するケースを紹介します。
具体的な方法としては、「希望の案件を探して企業に問合せをする方法」と「自社の情報を登録し企業からの問合せを待つ方法」の2種類です。
●希望の案件を探して企業に問合せをする方法
ビジネスマッチングサービスには、登録された企業ごとに「事業内容」や「所有する技術やノウハウ」、「具体的な実績」などの情報が詳しく掲載されています。「外部へ仕事を依頼したい」という場合においては、登録された企業の情報を吟味したうえで、ビジネスパートナーとなり得る企業を探しましょう。目ぼしい企業が見つかった時は、マッチングサービスを通じて直接企業に問い合わせることができます。企業によっては、外部向けの資料やパンフレット、公式ホームページのURLなどを掲載しているため、仕事を依頼するうえで参考にするのも良い方法です。
●自社の情報を登録し企業からの問合せを待つ方法
反対に「仕事を受注したい企業」であれば、自社の企業情報をビジネスマッチングサービスに掲載をしましょう。先に挙げた「事業内容」や「所有する技術やノウハウ」、「具体的な実績」などを外部にアピールをすることで、仕事を依頼したい企業から直接問い合わせが来やすくなります。企業情報を掲載するには、Web上で簡単な登録作業が必要ですが、ビジネスチャンスを広げたい企業にとっては最適な方法なのです。
ビジネスマッチングのWebサイトとは
ここまで、ビジネスマッチングサービスの特徴や流れを聞いて「実際にどんなビジネスマッチングサービスがあるの?」と疑問を覚えた方もいることでしょう。以下では、業界別に特化したビジネスマッチングサービスを3つご紹介します。
●発注ナビ
出典:システム開発会社やアプリ開発会社を探すなら比較・見積もりの【発注ナビ】
発注ナビは、業務システムやアプリ開発といった「システム開発会社」に特化したビジネスマッチングサービスです。全国の開発企業や制作会社の中から、最適なビジネスパートナーをご紹介します。「自社に最適な営業支援システムを作りたい!」、「オウンドメディアの運営管理をしてくれる企業を見つけたい!」といった細かな要望も持つ企業にも最適なサービスです。
●チラCEO(ONLYSTORY)
出典:決裁者同士が繋がる審査制プラットフォーム|ONLYSTORY(オンリーストーリー)
株式会社オンリーストーリーが運営する「チラCEO」は、企業の決裁者同士をマッチングする経営者マッチングサービスです。決裁者が登録する独自プラットフォームを基盤とし、「メッセージ機能」「オンラインイベント」「専任のカスタマーサクセスメンバーによる紹介」「掲示板機能」によって決裁者同士のマッチングを創出しています。キーパーソンだけに絞ったマーケティング活動『KBM(Keyperson Based Marketing)モデル』を実現することで、、BtoB企業の多くが営業課題として抱える「決裁者に会えない」という悩みに答えています。
● Linkers(リンカーズ)
出典:オープンイノベーション支援サービス | Linkers(リンカーズ)
業界の中でも、Linkers(リンカーズ)は「製造業」に特化したビジネスマッチングサービスです。ものづくりを担う企業同士を繋げるサービスとして、数多くの実績を挙げています。「新素材の共同開発を行ってくれる企業を探したい!」、「住宅建材の仕入れ先を見つけたい!」など、製造メーカーと提携したい企業向けのサービスといえるでしょう。
上記のように、マッチングサービスの多くはサービスごとに取扱う業界が異なります。そのため、仕事を依頼したいケースと受注したいケースのどちらにおいても、業界に合ったマッチングサービスを使用してください。これは、業界に特化したサービスを使うことで、登録企業数の多さや豊富な実績から、目的に合ったクライアントや取引先企業を効率的に探しやすくなるためです。
また、「企業ごとの比較検討が難しい」、「どんな情報を登録すればいいのか分からない」という悩みを抱える方であれば、弊社発注ナビやWeb幹事のように、専門のコンシェルジュを抱えるサービスを利用してみてはいかがでしょうか。経験豊富な専門スタッフのサポートのもと、企業の選定や紹介をしてもらうことで、自社に最適なビジネスパートナーを見つけやすくなります。
特に、IT業界は企業ごとに扱えるプログラミング言語やフレームワークなどが大きく異なるため、マッチングを成功させるうえでIT知識が必要となるケースも少なくありません。専門コンシェルジュを抱えるマッチングサービスであれば、足りない知識をスタッフが補ってくれるので「業界知識に自信がない方」や「マッチングを初めて使う方」にも最適な方法なのです。
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